話はわります。
 2月度総幹そうかんかいたかいちせいけんが目論むかいけんの野望について触れましたが、いよいよ全力でそれをすいしんしてきております。
 今月9日の東京新聞に「与党、かいけん議論そくへ」との見出しでけんぽうしんかいちょうふるけいのインタビューが掲載されておりました。
 それによれば、ふるけいたかいちしゅしょうから「けんぽうしんかいちょうをぜひやってほしい」とかいちょうポストを打診された際「かいけんに向けたたかいちしゅしょうの不退転の決意を感じた」ことを明かしていた。
 さらにふるけいかいけん議論に時間をかければいいということではない。最終的には採決というのもある」と述べかいけん反対派との合意形成があろうとなかろうと、数の力で強引にかいけんげんあんをまとめて、発議に持ち込まんとする」姿せいを隠そうともしていなかった。
 そして、おとといの23日に報じられたみんとうの2026年うんどう方針げんあんにはけんぽうかいせいげんあんを作成し、こっかい提出を目指す」ことが明記され「強い覚悟をもってこくみんとうひょうによるかいけんの早期実現に全力を尽くす」としてこくみんの理解を広めるためのこくみんうんどうを強力に展開する」かんがえが示されておりました。
 これらたかいちせいけんの会見に前のめりになる姿せいを見れば、早ければ今年、遅くとも来年中にはかいけん発議、こくみんとうひょうを実現せんと目論んでいることがうかがわれます。
 そして、たかいちしゅしょうおよにっぽんかい界隈のやからは、まず第一段階としてみんとうの四項目かいけんを急ぎげ、かいけんに対するこくみんていこうかんをなくした後に、それを足掛かりにしていよいよにっぽんかい目指す神の国の要素をくわえたかいけんを狙ってくる可能性が高い。その理由を少しくせつめいいたします。
 たかいちしゅしょうの応援団とわれ、その強力な宣伝役を担う『せいろん』と『Hanada』という右寄りの月間オピニオン誌があります。
 その最新の4月号にはたかいちせいけんにっぽんかい界隈のけんぽうかいせいへの強い意欲と本音がこつに示されていた。
 中でも注目すべきは、がわえいろうという文芸評論家のろんぶんでした。
 このがわえいろうとはにっぽんかいの主導で設立され、櫻井よしこが代表を務めるけんぽうかいせいすいしん団体「美しいにっぽんけんぽうを作るこくみんの会」の代表発起人などを務め、にっぽんかいの各種イベントで講演を行うなどにっぽんかいと極めて強いつながりを持ち、かつてしんぞうの熱心な支持者の論客ろんきゃくわれた人物であります。
 がわえいろうは『せいろん』と『Hanada』ににっぽんかいの野望を知る上で刮目かつもくすべきろんぶんを掲載していた。
 まず『せいろん』の稿こうにはせいけん時代のかいけんの進め方についてまことに興味深いことを示していた。
 すなわち

 「第一次せいけんは『せんレジームからのだっきゃく(これは、表面的にはアメリカに押し付けられた枠組みからだっきゃくして、本来のにっぽんの誇りを取り戻すこと、そのほんしつ的な意はめいけんぽう的なてんのう中心の国体に回帰して、こっしんとうの復活を目指すことです)』を高々と掲げて取り組んだものの、左派メディアなどに叩かれたしんぞうはわずか1年で辞任を余儀なくされたことを受け、第二次せいけんにおいてはそれと同じてつを踏まないために『せんレジームからのだっきゃく』というイデオロギー性(思想・信条)を徹底的に封印し、けいざいを一丁目一番地に位置付けたこと
 具体的には『アベノミクス』を前面に出しながら、その間に力をたくわえてせいけんを安定させ、世論を味方につけ、せんイデオロギーに染まっていない若い世代の支持を取り付けてせいちょう(その時代のせいの傾向)を変えて行ったこと
 そして、しんぞうせい基盤の確立かくりつに数年の歳月をかけ、連立を組むこうめいとうとの信頼関係も醸成じょうせいし、同党代表だったやまぐちと内々で合意をた上で、けんぽう9条2項を削除せずにえいたいけんする案をみんとう総裁の立場でにっぽんかい系のかいけん集会で発表し、現職しゅしょうけんぽう9条かいせいに言及する既成じつを作っていった」
という。

 まことに、周到を極めたにっぽんかいの策略であります。
 おどろくべきことは、現在のたかいちせいけんの手法がその延長線上にあることです。
 すなわちたかいちしゅしょうは「責任ある積極財政」なるしんぞうの二番煎じのけいざい政策を前面に押し出し「にっぽん列島を強く豊かに」とのこくみんの期待を持たせるスローガンを生み出し、SNSを活用して「にっぽんを変えてくれそうな女性初の総理大臣」というふわっとしたイメージ戦略で若者の支持を取り付ける手法をっている。
 これまさに、第二次せいけんのやり方と機を一にするものであります。
 そして、がわえいろうにっぽんかいたくらかいけんの本音をはからずも開陳かいちんしているのであります。
 『Hanada』の寄稿においてがわえいろうけんぽうかいせい待ったなし。有事こっへの転換」などとい、さらに、かいけんへのスケジュールについてけんぽう9条ときんきゅうたいじょうこうかいけん条文案の確定かくていを通常こっかい後半の最優先課題とし、こっかい論戦を通じて民間での議論もかんし、会期を延長してでも今こっかいにおけるこくみんとうひょう発議を議決すべきだ」などとかしております。
 さらにせんレジームからのだっきゃくは9条かいけんなどの単なる一条文かいせいではなく、けんぽうの前文の精神をえることを通じてしか達成されない」としてこのようなおぞましいことべている。

 「皇室こうしつの中に溶け込んだにっぽん古来のしゅうきょう性を尊重する議論をかんすべきであろう。
 てんのうしゅうきょう性を尊重することは、何ら立憲主義(こっ権力をけんぽうで制限し、こくみんの基本的人権や自由を守るせい理念の事)にもとるものでも、こくみんの信教の自由をおかすものではない」
と。

 要するにがわえいろうてんのうしゅうきょう性(いわゆるしんとう性)を積極的に尊重すべき」と明確に打ち出しているのであります。
 直接的に「現人神あらびとがみ」とは書いていないものの「にっぽん古来のしゅうきょう性」という表現は、まさしくめいけんぽう現人神あらひとがみ思想を復活させるものに他ならない。
 さらにがわえいろうやすくにじんじゃさんぱいこっの存在意義の中核」としてけんぽう議論すべき」とも主張している。
 このがわえいろうっていることは神の国の復活を目論むにっぽんかいが狙うかいけんの真の目的もくてきであります。
 にっぽんかいがわえいろうにそれを露骨なまでに代弁させ、世間の反応をうかがうためのアドバルーンを上げたものとおもわれる。
 この真意を知れば、平成24年のみんとうかいけん草案にせいきょうぶんの例外規定をもうけ、こっしんとうへの回帰を可能にする余地を残した意義がよく分かります。