石丸怪鳥のダイエット大作戦 -2ページ目

ケイト・ウィンスレット

http://blogs.itmedia.co.jp/mm21/2007/02/post_4153.html

2007/2/15の日経産業新聞で、低カロリーメニューを社員食堂で提供し、注文毎に値段の一部を途上国の学校給食に寄付するプログラムが紹介されています。

ダボス会議で世界の若手指導者に選ばれた伊藤忠の社員が、各社に協力を求めて実現したそうです。伊藤忠も社員の寄付と同額を拠出する仕組みです。

この仕組みはシンプルですが、まさに記事にある通り「先進国の過食と途上国の栄養不足を同時に解消するプログラム」であり、素晴らしい仕組みだと思います。



http://cinematoday.jp/page/N0009958

健康的な体型を誇りにし、細すぎるセレブを非難してきたケイト・ウィンスレットが、ダイエットの専門家に通っていると書いた雑誌を告訴する構えだ。この雑誌は、ウィンスレットがロサンゼルスにあるダイエットの専門クリニックに通っているという内容の記事を掲載。ウィンスレットは、「私がダイエットのドクターに行くなんて世間に思われたくないわ。そんなくだらないことをするわけがないでしょう」とBAFTA賞のレッドカーペット・インタビューでコメントした。ウィンスレットは以前から「私は本当の女性の体型をしているわ。自分を飢えさせて体型を変えることはしません」と主張してきた。


ケイト・ウィンスレット1975年 10月5日 - )は、イギリスイングランド )・バークシャー・レディング出身の女優血液型 はA型。

祖父母、両親ともに舞台俳優だった。11歳の時から演劇学校に通いだし、コマーシャルや舞台に出演していた。

1997年にハリウッド 大作『タイタニック』に出演して知られるようになるが、その後も個性的な作品に出演しており、演技派として活躍している。これまでアカデミー賞 には5度ノミネートされている。

1998年に『グッバイ・モロッコ』の撮影で出会った助監督のジム・スレプレトン と結婚し、2000年に女児(ミア)が誕生したが2001年に離婚。舞台演出家で映画監督のサム・メンデス と2003年に再婚し、同年12月に男児(ジョー)を出産した。 http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88&oldid=10632304



2/15 ダイエットが必要なのは動物も同じ!?――英国のペット、3分の1が「肥満」

英国内でペットとして飼われている犬やネコのうち、「肥満」と診断されるのは全体の3分の1以上、つまり600万匹近くにものぼり、これらのペットを健康体に戻すためにまず飼い主を教育する目的で、獣医の8割が太りすぎのペットのための特別治療コースを設けていることが明らかになった。

大手保険会社「Halifax」がペットの飼い主1,000人ろ、獣医100人をを対象に行なった調査によると、このようなペットは人間と同様に、ご馳走を食べる機会の多いクリスマス時期に最も太りやすく、飼い主の31%がこれを認めているにもかかわらず、クリスマス特別メニューを考えるという飼い主は全体の60%に達し、クリスマス休暇明けにはこのような肥満クリニックは混み合うという。

肥満のペットは理想的な体重にあるペットよりも早死にする可能性が高く、心臓病や糖尿病、関節炎などといった長期の治療を必要とする病気にもかかりやすいとされている。

「Halifax」のペット保険部門では、ペットの体重が増えすぎて獣医の元に行きづらいと懸念する飼い主に対して、呼吸困難や、腹部と横腹のふくらみなどの症状に気づいたら、早急な対応が必要とアドバイスしているという。
http://www.japanjournals.com/dailynews/070215/news070215_3.html

イギリスで、大手食品メーカーが、子供の健康を考えて自社製品の広告を子供向けの番組などで流さない方針を明らかにした。

 イギリスでは、バレンタインデーに男性から女性に、花束とチョコレートを贈るのが習慣になっている。そのチョコレートに、子供たちが病みつきにならないようにとする動きが、イギリスで始まった。

 「エムアンドエムズ」や「スニッカーズ」などの人気商品を製造する食品メーカー「マスターフーズ」は、子供向けの広告をやめることを決めた。理由はヨーロッパ一とも言われ、年々、深刻化している「子供の肥満」の問題。イギリスでは、15歳以下の子供の3割が肥満と言われており、通信監督庁が検討している、今年夏からの「16歳以下の子供への糖分や塩分の高い食品の広告禁止」に事前に対応した形となっている。

 チョコ専門家らは、広告の規制は一定効果はあるだろうが、普段の食事を改善したり、運動不足を解消したりしなければ、肥満は防げないとしている。

http://www.news24.jp/77320.html

チョコレート

イギリス人が固形のチョコレートを考案するまでは、チョコレートといえば飲み物を意味した。日本語では、昔は液体のものをホットチョコレート と呼び区別したが、ココア と呼ぶことも多い。しかし近年またホットチョコレートの呼び名が増えている。これは、英語圏で「ホットチョコレート」と呼ばれることが多いからであろう(マクドナルド でも「ホットチョコレート」と称している)。他の言語では、飲み物のチョコレートと固形のチョコレートを区別しないものもある(フランス語ショコラ スペイン語チョコラーテなど)。


固形チョコレートはしばしば軍隊 、あるいは登山 の際の非常食 として携帯される。


原料となるカカオ 自体は苦く、日本では砂糖 で甘くしたものが普通であったが、2000年代に入ってカカオ分の高いビターチョコレートが各種発売されている。特にカカオ99%を使ったチョコがあり、その苦さは注意書きが付くほどである(コーヒー 豆ペーストを食べている感覚に近い)。

また、バレンタインデー の習慣は、特に日本だけの風習ではない(ただし、「女性から男性へ」に限定されている点は日本独自のものである。従って、「ホワイトデー」なる習慣は日本以外にはかなり珍しい)。

バレンタインデーにチョコレートを贈る風習は、19世紀のイギリス のチョコレート会社キャドバリー社 によって始められた。

経験としてチョコレートを食べるとニキビができやすいと訴える者も多いが、科学的根拠は現在のところないとされている。脂肪分が多いこと、カフェインチラミン などを含む刺激物であるからの発想である可能性がある。また、チョコレートを食べすぎると鼻血 が出る』という迷信 があるが、これにも医学的な根拠は無い。


カカオに含まれるポリフェノール が注目されており、カカオの比率の高いチョコレート商品が売られている。なお、ホワイトチョコレート にはほとんどポリフェノール は含まれていないので、健康のためチョコレートを摂るのであればできるだけカカオ分が高いものにしたほうがよい。

カカオ分の表記のない製品でも、下記#チョコレートの規格 である程度の判別は付く。「準チョコレート」となっているものはカカオ分がかなり低くなっている。特に駄菓子 のチョコレートは多くが「準チョコレート」規格である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


http://www.nikakudou.co.jp/choco-k.html

■カカオ・ポリフェノールのいろいろな効能

 がんや動脈硬化などさまざまな病気の原因といわれる活性酸素、その働きをおさえると今注目されているのがポリフェノールです。
 ポリフェノールは赤ワインにも多く含まれていますが、チョコレートにはそれよりもはるかに多量に含まれているのです。

1.動脈硬化を防ぐ
 カカオ・ポリフェノールは、動脈のせんいにこれストロールがたまったり、LDLコレステロールが酸化を受けて動脈硬化が進むのを防ぐことが、ネズミや人によって確かめられています。

2.がん予防に期待
 発がんは何段階もの過程を経ておこりますが、カカオ・ポリフェノールは、微生物を用いた試験・マウスの遺伝子を障害する段階・さらに突然変異した細胞が発がん物質により異常に増殖する段階のいずれでも、がんの発生、進行をおさえることが確かめられました。

3.ストレスにうちかつ
 身体的ストレス状態にあるラットにカカオ・ポリフェノールを与えたところ、ストレスにうまく適応することが分かりました。
 また心理的ストレスにたいしても抵抗力が強まることが確かめられました。

4.アレルギーやリュウマチにも効果
 アトピーや花粉症などのアレルギーは現代病のひとつとして大きな問題になってますが、マウスにカカオ・ポリフェノールを与えたところ、アレルギーの原因となる活性酸素の過剰な働きが著しくおさえられました。
 さらにチョコレートを人に食べてもらったところおなじ効果がみられました。


■ココアがピロリ菌やO-157をおさえる

 ピロリ菌は胃かいようや胃がんとの関連で注目されていますが、ココアはこのピロリ菌
が胃の細胞につくのをおさえることが確かめられました。
 また、ココアは病原性大腸菌O-157がふえるのもおさえました。


■チョコレートでは太らない

 チョコレートは太る!こんなよくある誤解に挑んだ実験があります。標準飼料育ちラットと、飼料20%をチョコレートでおきかえたラットを比べた場合、カロリーがおなじなら体重の差はなく、肥満もみられませんでした。
 「何が」太るのかの犯人探しより「どれだけ、どう」食べるかのほうが大切なことが確かめられたわけです。


■カカオ成分に虫歯を防ぐ効果

 ウーロン茶や緑茶には虫歯予防効果成分が含まれていることが知られていますが、カカオ成分にはこれら以上に虫歯菌をおさえる効果があり、しかも虫歯菌に感染したラットの虫歯の進行をおさえることもわかりました。


■チョコレートの香りが精神活動を高める

 チョコレートの香りが集中力や注意力、記憶力を上げることが人の脳波や学習実験から確かめられましたが、さらにチョコレートを食べたほうが陸上競技の「ヨーイ~ドン」からスタートの反応時間が短くなることが分かりました。


■チョコレートはミネラルが豊富

 チョコレートはカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラル類を豊富に含むバランス栄養食品です。とくに注目したいのはカルシウムとマグネシウムのバランスがよいことです。一般にマグネシウム不足は心臓病の危険を増すことが知られています。


■食物せんいが豊富、血圧上昇をおさえる

 カカオには食物せんいが豊富に含まれていますが、この食物せんいを高血圧ラットに与えたところ、血圧とコレステロールの上昇がおさえられました。
 日本人は平均5~10グラムの食物せんいが不足しているといわれますが、ココアやチョコレートをうまく利用すれば不足分を手軽に補うことができます。


文章・イラストは、日本チョコレート・ココア協会発行の本より抜粋


http://www5.mediagalaxy.co.jp/meito/faq/index.html

チョコレートに含まれるカカオバターという脂肪はコーン油の60%の吸収率と言う研究結果があります。
また、チョコレートのなかには脂肪分解酵素であるリパーゼの働きを抑える物質があり、吸収された脂肪が血液の中に移行するのを防ぎ、結果として体脂肪率を高めないと言う研究結果もあります。
従って、同じ量の脂肪分を含む食品であれば、チョコレートの方がカロリーが低く肥満につながりにくいと言えます。
(チョコレート・ココア国際栄養シンポジウム講演集より)
また、食前にチョコレートを少し食べておくと、血糖値がすぐに上昇し食欲が抑えられますし、同じように、食事を少な目にして、最後にほんの少しだけチョコレートを食べると充分な満腹感が得られ、食事量を抑えられます。
食べ方次第ではチョコレートダイエットも可能かも…。


1617年、伊達政宗の家臣支倉常長がメキシコへ立ち寄ったときに味わったのが最初と言われています。
次に古い記録としては、1797年に記された長崎丸山の遊女の「買い物録」に「チョクラート」という言葉が出てきます。
最も信頼置ける記録では、1873年(明治6年)岩倉具視一行が欧米視察したときに、フランスのリヨンでチョコレート工場を見学しそこで食べたとされています。
因みに、日本で初めてチョコレートが販売されたのは、明治10年。
製造販売が始まったのは明治32年のことです。(東洋経済新報社発行「チョコレート百科」より)




支倉常長(はせくら つねなが、元亀 2年(1571年 ) - 元和 8年7月1日 1622年 8月7日 ))は、江戸時代 初期の武士。伊達政宗 の家臣。慶長遣欧使節 団を率いてヨーロッパまで渡航し、ローマ では貴族に列せられた。





テレビ番組ではカカオ70%以上のビターチョコが、チョコレート簡単ダイエットには有効であることを定義しています。


「カカオ70%のチョコレート70gには、さつまいも1本、またはコンニャク1枚の食物繊維分を含んでいるということも取り上げています。

当然、食物繊維はダイエットに有効であり、便秘等の改善を簡単に行うことができます。

そのほかの、カカオの効能に加えて、食物繊維も摂取できることから、より簡単にダイエットができることが期待できます」


脂質分、糖分の多い板チョコレートは御菓子の中でも特にカロリーの高い製品です。板チョコレートは38g当たり、210Kcalと非常に高カロリーですから粒3個分と決め、予め割ってから食べない分は保存する処置から。





全員がすっきり

全員がすっきり! 平均、体重2・9キロ減 釧路町のダイエット教室閉講  2007/02/09 13:53

 【釧路町】ウオーキングや食事管理で健康的にダイエットする町の「あなたもできるダイエット」教室が七日終了し、町コミュニティセンターで閉講式が行われた。

 同教室は昨年十月に始まり、道教育大釧路校の小沢治夫教授(運動生理学)や天使大大学院の原美智子教授(栄養管理学)の指導の下、毎週一回程度、ウオーキング教室や栄養教室などを行ってきた。

 その結果、受講者二十人全員の体重や腹囲が減少した。平均では体重が二・九キロ減、腹囲が七・九センチ減で、腹囲が一〇センチ以上小さくなった人も七人いた。

 閉講式では修了証書のほか、三カ月間の体重や腹囲の推移を示す資料や、参加者全員の写真が掲載されたカレンダーなどが贈られた。腹囲が一六センチ小さくなった主婦藤田愛子さん(61)は「子どもを産む前の体形に戻れて最高。すごく楽しかった」と話していた。同教室は新年度も行われる。(尾張めぐみ)

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070209&j=0042&k=200702094758


「サザエさんを探して」
メタボリック 数値で敵視される肥満
http://www.be.asahi.com/20070210/W24/20070116TBEH0001A.html

 レオタード姿の女性の、何ともリアルな腹部の描写に思わず「メタボリックシンドローム」という言葉を思い出した。昨年の流行語の一つで、直訳すると代謝症候群。難しい概念だが、特に注目を受けたのは、胴回りの数値を内臓脂肪の目安として、心臓や脳疾患のリスクに警鐘を鳴らした点だ。

 掲載作と現代を隔てているのは、女性がダイエット食品も特別な器具も使っていないことと、家庭を回って食べ物を求める「物ごい」の存在だろう。

 先史時代から長く飢えに脅かされてきた人類の体は、エネルギー貯蔵型に出来ているというのが医学の常識だそうで、飽食の時代が来れば太るのは必然とも言える。昭和20年代、サザエさんの登場人物はおおむね細身で、ひょろひょろした印象だった。昭和30年代には「美容体操」という言葉が一般的になり、掲載作の昭和41年当時になると「肥満児」「子どもの太りすぎ」に関する新聞記事が散見される。昭和50年代には、成人病との関係で肥満を問題視する傾向が強まってゆく。美容イコールやせること、という考え方も定着した。




 そして今、ダイエットは社会最大の関心事の一つといえる。小林製薬が昨年3月に発売した漢方薬「ナイシトール85」は「おなかの内側の脂肪の分解・燃焼を促す」との宣伝文句で爆発的に売れ、3月ころまで生産が追いつかない状態が続きそうだという。薬本来の効能も大きいだろうが、「メタボリック」不安が売れ行きに拍車をかけたことは間違いない。

 また先月「納豆ダイエット」がテレビ人気番組でまことしやかに放映されて納豆の品切れが続出し、番組が実はデタラメと分かって二度びっくり、という事件があった。これだって「メタボリック」という言葉による影響もあるだろう。

 京都大学の高次脳機能総合研究センターに勤める医師の美馬(みま)達哉さん(40)は、医療社会学を研究する立場から「数値化された基準は分かりやすいが、注意も必要」と指摘する。健康診断でウエスト91センチなら警告の通知が来て青くなるが、89センチなら平気、という単純化された考え方に陥る危険があるという。


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 そう言えば先日、初めて「人間ドック」を受診すると、ウエスト測定があって緊張した。結果は79.5センチ。17年前就職したころズボンのサイズが72センチで余裕だったことを考えれば、中年太りは歴然だ。それでも、別室に呼ばれて健康指導を受ける人を眺めながら、妙な優越感を感じている自分に気づいた。

 こうした視線が重なって「やせられる食材」に人が群がり、テレビでは運動器具CMのオンパレードになるのだろう。

 「昔は太鼓腹の人は貫禄(かんろく)があると言われたんですがねえ。特定の体形だけ健康の標準とされるのは、健康至上主義(ヘルシズム)に偏りすぎと言えませんか」という美馬さんの意見に共感する人が、実は多いはずだ。

 家人が最近、馬鹿でかいゴムボールやら足踏み機やらを買い込んで、狭い部屋をさらに狭くしているのがいまいましい。数値や食品情報に振り回されずに、体操と食事制限で肥満を防ごうとする掲載作の女性は、ひょっとしたら、賢いのかもしれない。絶食はやりすぎの気がするけれど。


アディポネクチン

抗糖尿病作用を持つアディポネクチンの受容体を欠損させたマウスでは、血糖降下作用とインスリン感受性が消失することが、東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科の門脇孝氏らの研究で明らかになった。アディポネクチン受容体の働きが個体レベルで解明されたのは初めて。実際に肥満マウスの肝臓でアディポネクチン受容体の遺伝子発現量を増やすと、糖尿病が改善する結果が得られており、アディポネクチン受容体を分子標的にした創薬への展開が期待される。

 これまでアディポネクチンの作用メカニズムは、細胞レベルでは解明されたものの、生体内でどのように働くかは分かっていなかった。そこで門脇氏らは、マウスのアディポネクチン受容体(AdipoR1、AdipoR2)を同時に欠損させる実験を行った。その結果、アディポネクチンが結合できず、血糖降下作用が完全に失われることを突き止めた。

 また、アディポネクチン受容体を欠損させたマウスでは、明らかな耐糖能異常とインスリン抵抗性が出現。アディポネクチン受容体が、インスリン感受性と糖代謝の調節に欠かせない重要な役割を果たしていることが分かった。

 さらに、肥満マウスを用いた実験から、アディポネクチン受容体の遺伝子発現量が減少していることが明らかになった。そこで、アデノウイルスを使ってAdipoR1、Adipor2の遺伝子発現量を増やしたところ、肥満マウスの糖尿病が改善する結果が得られている。

 この成果は、肥満に伴う糖尿病治療に向けた基盤を確立したものと考えられており、門脇氏は「アディポネクチン受容体を分子標的にした創薬に取り組んでいきたい」と、メタボリックシンドロームと糖尿病の根治療法開発に意欲を示した。具体的には、アディポネクチン受容体を増やすか、活性を高める化合物の探索を目指していく。

 その一つの足がかりとして現在、植物由来防御ペプチドであるオスモチンが、アディポネクチンの構造と似ていることに着目。オスモチンがアディポネクチン受容体に結合すると、その作用を活性化できるのではないかと実験を行った。その結果、オスモチンはアディポネクチン受容体に結合し、血糖降下作用をもたらすAMPキナーゼを活性化する可能性が見出されている。

 その成績から、門脇氏らは現在、産学連携のもとで天然物・化合物ライブラリーからアディポネクチン受容体に強く結合する物質を探索し、経口投与できるアディポネクチン受容体アゴニストの開発に取り組んでいる。将来的にはメタボリックシンドロームや糖尿病の新規治療薬、予防法を確立させたいとしている。http://www.yakuji.co.jp/entry2202.html


http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200702080044a.nwc

よく寝る子は肥満になるリスクが低い-。肥満児の多さが問題になっている米国で7日、こんな調査結果が発表された。

 調査はノースウェスタン大学(イリノイ州エバンストン)が実施。3~12歳の約2300人の子供を対象に睡眠時間と肥満度を調べるとともに、5年後の状態も追跡して検証した。その結果、睡眠の長かった子供の方が、短い子供よりも肥満度を測る体格指数(BMI)が低く、5年後も肥満になる危険が少ないことが分かった。さらに、3~8歳の子供の場合、睡眠時間を1時間増やすことで肥満児になる可能性が36%から30%に低下すると結論付けられた。同大学のエミリー・スネル氏は「学校も始業時間をあまり早くしないようにすることが低コストの肥満対策になるかも」と、「朝寝坊」の効用を説いている。(ワシントン 時事)

news

激しいダイエットした女性から生まれた子どもは、糖尿病にかかる可能性が高いという研究結果が出た。


原子力病院の李ユンヨン研究員やソウル大学医科大学の李弘揆(イ・ホンギュ)・朴慶秀(パク・ギョンス)教授チームは、「妊娠可能期の女性に栄養欠乏が生じると、子どもに非正常的なミトコンドリアが引き継がれることになる」ことを明らかにした。ミトコンドリアはエネルギーを生成する細胞内の小器官。子どものミトコンドリアは殆ど母の卵子から引き継がれる。


研究チームは妊娠したマウスに、妊娠初期から子どもを産んで乳を飲ませるまでの間、低たんぱく質の餌を与えた。この餌にはたんぱく質が普通の餌より3倍も少なかった。


赤ちゃんマウスは、正常のマウスに比べて体重が20%ほど少ない栄養失調の状態で生まれた。離乳した後、普通の餌を与えても体重はなかなか増えなかった。20週が過ぎた後、研究チームは赤ちゃんマウスのすい臓を取り出して電子顕微鏡で観察した。生後20週目になったマウスは人では20、30代に相当する。


観察結果、インスリンを分泌するベータ細胞のサイズが目立って小さく、その数も正常マウスに比べて少なかった。ベータ細胞に入っているミトコンドリアの数も減っており、その形も異常に細長かった。研究チームは栄養の欠乏で問題が生じた母親マウスのミトコンドリアが赤ちゃんに引き継がれたものと推測している。


李教授は「ミトコンドリアに異常をきたすと、すい臓では栄養分(ブドウ糖)を分解して運搬するインスリンが減って糖尿病となり、肝臓や筋肉にはインスリンの機能が落ちて肥満になりかねない」と説明し、「栄養欠乏だった北朝鮮から逃れてきた女性が、韓国では肥満になる現象もこのためだ」と語った。栄養分が分解され活動するのに使われず、そのまま体に溜まるというわけだ。


同研究結果は2~3日、ソウル大学病院で開かれる「第4回アジア・ミトコンドリア研究医学会」で発表される。
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=130000&biid=2007020251958  




見直しましょう“果物” ダイエットに効果 生活習慣病を予防

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スーパーマーケットなどの売り場にはさまざまな果物が並ぶが、日本人の果物離れが進んでいる(撮影・大西史朗)

 日本人の果物摂取量が年々減っている。今や先進国では最低水準となり、特に20、30代で極端に少ない。果物は生活習慣病の予防に効果があることが明らかになっている。ミカンやリンゴのおいしい季節。生産者や研究者らは「嗜好(しこう)としてばかりでなく、毎日200グラム、ミカンなら1日約2個、リンゴなら1日約1個は食べてほしい」と呼びかけている。(岸本佳子、頼永博朗)

 

減り続ける摂取


 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、国民1人の1日当たりの果物摂取量は平成16年、119.2グラムで、昭和50年の193.5グラムから年々、減っている。

 年代別にみると、60代で165.8グラムなど高齢層で多く、1~6歳は121.6グラム、7~14歳も120.5グラムと低年齢層でもある程度食べられている。しかし、20代で77.4グラム、30代で63.1グラムと、1~14歳の3分の2~半分程度だ。

 摂取量が減っている理由について、財団法人「中央果実生産出荷安定基金協会」(中央果実基金)の需要促進部長、野田知広さんは「今の若い世代は皮をむいたりするのを面倒と考えがち。清涼飲料水の普及も影響している」としたうえで、「ダイエットブームのなか、果物は甘いので太りやすいという誤解がある」と話す。

 中央果実基金によると、果物100グラム当たりのエネルギー量はショートケーキの約15%で、200グラムでも1日所要量の4%相当の約80キロカロリーにすぎない。果物は水分や食物繊維が多く、低カロリーでありながら満腹感を得られるため、「食前に食べると主食の摂取量が自然と少なくなるため、ダイエットに効果的」と啓発している。

 

血糖値上げない


 「果物を毎日、適量食べることは、糖尿病や心臓病、脳卒中の予防に効果的」。こう話すのは、独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構」の果樹研究所上席研究員、田中敬一さん。

 血糖値の急激な上昇は、肥満や糖尿病の要因になる。高血糖はまた、心臓病や脳卒中を招く恐れもある。以前は、ブドウ糖などの過剰な摂取は抑え、デンプンなどから糖分を取る必要があると考えられていたが、最近の研究では、デンプン食品よりも果物の方が血糖値を上げないことが分かってきたという。

 日本糖尿病学会も、糖尿病患者に対し、1日80キロカロリーの果物摂取を勧めている。田中さんは「医師の中にも依然として果物の糖が糖尿病を誘発するリスクが高いと考えている人がいるが、それは誤り」と指摘する。

 

200~300グラムどうぞ


 ビタミンやミネラル、食物繊維の供給源という印象の強い果物だが、“健康パワー”もある。

 田中さんの果樹研究所の実験では、被験者14人に果物の中で比較的多く果糖を含むリンゴを1日420グラム、3週間毎日食べてもらったところ、12人の中性脂肪値が低下。平均で21%減少したという。

 世界がん研究基金と米国がん研究財団は、果物の摂取により、がんの発生リスクが減ることを報告している。特に日本人に多い胃がんの場合、果物を毎日300グラム食べる人は50グラムしか食べない人に比べ、リスクが半減するという。

 一昨年には、厚労省と農林水産省が「食事バランスガイド」を作成。果物については1日当たり200~300グラム食べることを推奨している。

 

甘みと酸味 料理にも


 生の果物を食べてもらえないのならば、料理に取り込んでしまえばいい-。銀座ライオンブラッスリー小松店(東京)の料理長、安斎功二さんは、リンゴを使った料理を提案する。その一つが、「リンゴ包み 鶏肉のロースト」。千切りにしたリンゴを鶏肉で巻き、皮面をソテーした後、オーブンで火を入れる。ソースは砂糖とバターでソテーしたリンゴを、バルサミコと赤ワインで煮詰めたものだ。

 安斎さんは「フランス料理では鴨とオレンジを合わせるなど果物を料理に使うのは一般的。食材を選べば、家庭でも甘みと酸味の組み合わせを気軽に楽しめる」と言う。

 中央果実基金も果物を使った多彩な料理のレシピをホームページ上で紹介している。野田さんは「核家族化が進み、こたつを囲んでミカンなどを食べる習慣が失われつつある。果物を上手に生活に取り入れてほしい」と話している。

(2007/01/30 07:46)


http://www.sankei.co.jp/seikatsu/kenko/070130/knk070130000.htm  



「あるある」で「納豆」の次に浮上したのが、「レタス」、「みそ汁」、「レモン」、「あずき」、「わさび」、…などなどの実験データの捏造疑惑だ。
06年1月放送の「レモンでダイエット」では、コメントした大学教授が「実験に関与していない」「ダイエット効果があるとは言っていない」などと証言し、レモン汁でダイエット効果があるとする番組内容を否定。
06年3月放送の「わさびで若返る」では、被験者にわさびを食べさせると脳が活性化し、落ちてくる物差を捉まえる反応が良くなったとされたが、実験に関わった大学教授は「まともな実験ではなかった」などと証言し、放送でコメントした教授も実験の仕方を疑問視しているという。
また、「あるあるⅡ」の前身「発掘!あるある大事典」で01年3月に放送された「あずきで脳が活性化」の特集では、被験者にあずきあんこを食べさせてそろばんを使った計算問題を解かせるという実験で、答えあわせが行われなかったという疑惑まで浮上している。
このほかに、「りんごでダイエット」「にがりでダイエット」などについても番組内容の改ざん、実験データ捏造の疑いがもたれている。もはや、「疑惑」はとどまることを知らない。

そもそも、何かを食べて「ダイエット効果がある」という話などあるのだろうか。
共立女子大学 教授・日本生活習慣病予防協会 理事の井上修二氏は、

「(一定期間に)体脂肪が5%減少するだけでも、肥満症・糖尿病の人の50%に効果があるとされる『薬』ということになりますからね。(通常の)食事で長期的にダイエット効果があるなんてことはありえないです」

と述べる。

「健康や食を面白おかしく娯楽のネタにするな!」

また、群馬大学 教育学部教授で「フードファディズム(特定の食品を健康だとする流行を追う現象)」という言葉を日本に初めて紹介したことで知られる高橋久仁子氏も、

「食べ物で痩せるというのは、むしろ毒があると思った方がいいですよ。だって、食物は栄養補給・エネルギー摂取のために一定量必要なものなんですから」

と指摘する。
また、高橋教授は次のように指摘する。

「元気になるとか、若返るとかいった効果が、ある特定の食材にあるという話はありえないことです。食べ物は運動する際の栄養補給をするというものなんですから、そんなうまい話があるわけではないですよ」

さらに、J-CASTニュース が「健康番組は信用できるのか」との質問したところ、

「健康情報『娯楽』番組のことですね。こういった健康を面白おかしく伝える『娯楽』番組には必ず誇張がありますよ。それは、健康に『良い』という番組にも、『悪い』という番組にも共通するものです。すべての番組がウソとは言いませんが、かなりひどいですよ。私に言わせれば、健康についての”食”を娯楽のネタにするな、と言いたい」

と答えた。同教授は、某人気番組も「あるある」と同様に「ひどい」と指摘している。

韓流カリスマダイエット主婦

21キロ減量した韓流カリスマダイエット主婦、チョン・ダヨンさん(40)が24日、都内で行った会見で日本の健康番組に苦言した。データねつ造で打ち切られた情報番組「発掘!あるある大事典2」のように、日本では食材に焦点を当てたダイエット番組が主流。しかし、カリスマ主婦は運動と食事のバランスを強調した。
 身長162センチ、体重70キロから約5年で49キロまで落としたダイエット法が、韓国のマスコミで次々紹介される「カリスマ主婦」はチョン・ダヨンさん。脂肪燃焼の有酸素運動に、基礎代謝アップの筋トレを融合させ「フィギュアダンス」を考案。食事管理を加えて減量に成功した。
 ダヨンさんはダイエット法のPRのため来日した。前夜、日本のスタッフと食事中、フジテレビ系「発掘!あるある大事典2」の問題を知った。データがねつ造された納豆ダイエットについてダヨンさんは「私も納豆は食べますが、1つの食べ物にこだわるとバランスを崩す」と、あっさりダメ出しした。
 そもそも、日本のテレビ番組は運動より食事管理によるダイエットが主流。「あるある」で以前紹介して話題となった寒天のように、「食べればやせる」とされる食材ばかりが注目を浴びる傾向が強い。ダヨンさんは「私は本を読み勉強して、自分で考えた」と、話し始めた。
 その1つがフィギュアダンス。アップテンポな音楽に有酸素運動とエクササイズを加え、筋肉を鍛えるというより、正しい姿勢を維持して体を動かす。骨盤の筋肉をほぐして内臓を活性化する。激しい動きはなく、首や腰、背中を左右にひねり、筋肉を伸ばす運動法だった。
 そして食事管理に取り組む。摂取カロリーより「栄養バランスを考え、1日5~6食」とか。午後3時以降は、炭水化物を含む糖分摂取を避け、夕食は同6時までに済ませている。空腹を覚えると、ナッツ類などを間食に取るという。ここまで徹底管理するとストレスが心配になるが「週1回の自由日に、好きなものを食べます」。やり過ぎない程度に、すべてはバランスが基本。バランスを崩した「あるある」関係者には耳が痛い言葉だ。

韓国のカリスマダイエット主婦来日

 約5年かけ、21キロの減量に成功し、ダイエットトレーナーとして活動する韓国のカリスマ主婦、チョン・ダヨンさん(40)が24日、都内で来日会見を開いた。

 ダヨンさんは、産後太りを夫に指摘され、減量を決意。腰痛もあり、ジムに通いながら、独学で有酸素運動と筋肉運動を融合させた「フィギュアダンス」を考案。食事療法を加え、減量した。オリジナルのダンスは、正しい姿勢を維持する骨盤運動に近いもの。

 すでに韓国のテレビ番組で痩身指導をしているが、今後は日本でもDVDや著書の発売を予定している。

[2007年1月24日17時41分]


3カ月間の公開ダイエットに成功し、話題となった歌手・misonoが、「Girls meet Beautyオーディション」ファイナルイベントに特別ゲスト出演。「キレイになって夢をかなえたい」という女性が、misonoに続いてエステダイエットに挑戦する企画で、イベントでmisonoは、「ダイエットにトライした3カ月間は貴重な体験。それこそ人生の分かれ道のようだった。その思いを詩と曲に込めた」と、1曲披露した。グランプリには、体重9・8キロ減、ウエスト9・3センチ減に成功した佐藤貴子さん(20)が輝いたが、misonoは「ダイエット中もわたしには甘えがあった。わたしよりやせて結果を出すとは、ものすごい」と、グランプリの佐藤さんをたたえた。
 たかの友梨さんの「misonoちゃんは努力した。かわいいから2キロ落とすと『もう、いいか』となるところを頑張った。やせてからは“ドカ飲み”もやめて行儀よくなった。ダイエットというより“しつけ”教室みたいだった」にmisonoはナットクの表情。「みんなから『変わったね』といわれるとうれしい。ダイエットは体だけじゃなく、心も変えてくれる」と、うれしそうだった。

1個754キロカロリー

マクドナルド:「メガマック」異例の数量限定販売へ

予想以上の人気で数量限定販売になった「メガマック」

 日本マクドナルドは、期間限定の特大ハンバーガー「メガマック」(350円)が予想を上回る人気を呼んでいることから、異例の数量限定販売に切り替えた。各店舗では、買えなかった客におわびとして190円で買える割引券を配っているほか、来月4日までと決めていた販売期間を最低1週間延長する。

 メガマックは今月12日から発売。ビーフパティ(肉の部分)がビッグマックの2倍の4枚入っている。最初の4日間で予想の2倍の332万個が売れ「安定供給できない恐れがある」として、17日から店舗ごとに数十~数百個の限定にした。

 それでも東京都心では、販売開始前に行列ができたり、午前中で売り切れる店舗があるという。1個754キロカロリーと通常の3倍の高カロリーでもあり、同社もこの人気は“想定外”。「ハンバーガーが品切れ状態になったのは初めて。若い男性を中心に、片手でしっかり食事ができる便利さが受けたのでは」と話している。【谷口崇子】

毎日新聞 2007年1月24日 17時59分



タンパク質42g 炭水化物 45.9g 脂質45.9g  脂質 2.5g

養素 ラーメン 所要量(男性) 所要量(女性)
カロリー 508kcal 2,650kcal 2,050kcal
たんぱく質 21.2g 70g 55g
脂質 16.5g 総エネルギーの20~25%
炭水化物 63.5g 総エネルギーの50%以上
カルシウム 64g 700mg 600mg
2.9mg 10mg 12mg
食塩 4.3g
食物繊維 3.6g 20~25g


カネジン食品、ラーメンのカロリー半減――北海道産食材使う

 製めん業のカネジン食品(札幌市、金野仁社長)は、北海道産タマネギなどを使ってカロリーが従来の半分しかないラーメンを開発した。10月から通信販売を中心に発売する。消費者がカロリー計算などに関心を高めており、「健康」を前面に拡販を狙う。

 スープにはタマネギのエキスやサンマを原料にしたしょうゆを配合し油分を抑制。市販のラーメンはスープを含めて600キロカロリー前後あるが、新製品では200―300キロカロリーに抑えた。めんには繊維質のおからや寒天の粉末を混ぜ、整腸作用を高めた。ラーメン独特のコシを出すため北海道産の布海苔(ふのり)も活用する。布海苔に含まれる「アルギン酸」には、血糖値の上昇を抑える効果があるという。


「メタボリック知っている」74%――オムロンヘルスケア調査


 【京都】オムロンヘルスケア(京都市、赤星慶一郎社長)は30―50歳代の男女を対象にした「生活習慣病予防に関する意識調査」をまとめた。「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」という言葉を知っている人は74%に達し、聞いたことがある人も24%。前年調査の各3%と23%から急増した。

 ただ診断基準となるウエスト(男性85センチ以上、女性90センチ以上)を正確に知っていたのは全体の22%にとどまった。自分のウエストを「測ったことが無い」も40%。同シンドロームを「知っている」「聞いたことがある」人のうち、自分が当てはまると思う人は15%だった。調査は1月12―15日にインターネットで実施し、1333人が回答した。


[2007年1月25日/日経産業新聞


http://health.nikkei.co.jp/news/top/

大豆のイソフラボン、胃潰瘍を抑制――名古屋市大、マウスで確認


 名古屋市立大学の岡嶋研二教授らは、大豆に含まれるイソフラボンに胃潰瘍(かいよう)を抑える効果があることを突き止めた。女性ホルモンのエストロゲンにこの効果があり、化学構造の似たイソフラボンも同じ作用があるとみている。

 イソフラボンの効果を調べるため、ラットを水に漬けてストレスを与える実験を行った。健康なラットでもこのストレスで胃潰瘍ができる。卵巣を取り除いたラットの場合、潰瘍はよりひどくなった。ただし大豆のイソフラボンを実験前に1カ月間与えておくと、症状が軽かったという。

 雌のラットから卵巣を取ると、胃潰瘍になりやすいことが知られている。胃の粘膜を守る生理活性物質を増やすペプチド「CGRP」の分泌を促すエストロゲンを、作り出せなくなるためと考えられている。イソフラボンを摂取すれば、エストロゲンに代わって作用すると推測している。ただ、人でこの効果はまだ確認されていない。



食塩の摂取量の目安は、1日10g以下です。
国民栄養調査によると、戦後しばらくはその2.5倍も取っていました。その後、次第に減って来てはいますが、現在は12~13g位で、まだ塩分は取り過ぎています。
塩分を取り過ぎると、高血圧になりやすいと考えられています。高血圧は脳出血や心不全をもたらし、動脈硬化を促進します。動脈硬化が進むと、脳こうそくや狭心症、心筋こうそくを引き起こす危険性が高まります。
また、塩辛い食品の取り過ぎは胃がんを起こしやすくします。更に食塩の取り過ぎは、カルシウムの排せつを促す作用もあります。
腎臓機能が不十分な時に塩分を取り過ぎると、体液量が増えてむくみ、腎臓の働きを悪化させます。
http://www2.health.ne.jp/library/0300/w0301008.html

肝機能検査

男性の30%は肝機能検査で「異常あり」

2004年10月13日


 日本病院会予防医学委員会の報告によれば、2003年に人間ドックを受診した人の総数は311万人。このうち「異常なし」の結果を受け取った人は13.3%だけで、人間ドックを受診した人の86.7%には何らかの「異常」がみつかっている,




 最も異常値の頻度が高いのは肝機能検査で、全受診者の24.7%(男性では30.2%)が「異常値」を示した。つまり、国民の4分の1、男性では3分の1近くが肝機能検査で異常値を示していることになる。これが、肝臓病は「隠れた国民病」とも言われる実情だ。




 肝臓の状態を調べる検査項目としては、GOTとGPTが必須だ。GOTは「グルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼ」、GPTは「グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ」のそれぞれの頭文字で、いずれも肝臓の細胞でアミノ酸を作っている酵素だ。最近、学会などでは、GOTはAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)、GPTはALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)と呼ぶようになり、検査票にもAST、ALTと書いてあることが多くなったが、呼び方が変わったたけで同じものだ。肝臓がダメージを受けて肝細胞が壊れると、これらは血液中に放出されるので高値になる。






 GOT、GPTの上昇は、肝炎や脂肪肝、ときには肝がんなどの障害が肝臓の内部で起きていることを示す。例えば、GOTとGPTが同じように上昇していれば慢性肝炎の可能性があるとか、肝硬変や肝癌ではどちらも増加は少しだがGOTのほうが上がり方が大きいといった具合だ。GOTとGPTの値の動き方で障害のタイプもある程度推測できるので、さらに必要な検査を絞り込むことができる。




 肝臓は生きていくうえで重要な機能をたくさん担っているので、非常用に予備能力の余裕をたっぷりと備えている。肝臓の80%までは切除しても生きていけるほど。そのため、ある程度ダメージを受けていても自覚症状は何もないことが多いので、GOT、GPTで肝臓の具合をチェックしておくことはとても重要といえる。GOT、GPTが上昇したら、“イエローカード”だ。




 ただし、GOTもGPTも、通常の細胞の新陳代謝でも血液中に一定量は放出されているので、多少増えたからといって、それだけですぐに肝臓の重大な病気と結びつくとは限らない。また、GOTは心臓など肝臓以外の臓器の細胞にもあり、心筋梗塞で心筋がダメージを受けたときなど、他の臓器や組織が損傷を受けたときにも増加する。




 GOTとGPTの測定値は食事や体のコンディションなどにはあまり影響されないため、安定した確かな情報が得られる。しかし、激しい運動や飲酒の後は、一時的にかなり値が上昇するので、検査の前には激しい運動と飲酒は避けたほうがいい。



 肝機能検査では、もうひとつお馴染みの項目として、γGTP(γグルタミールトランスペプチターゼ)がある。γGTPもタンパク質を分解する酵素の一つで、肝臓でアルコールや毒性のある薬物を処理するときなどに増える。アルコールによる肝障害の指標で、γGTPだけが高値だったら原因は飲酒だ。GOTとGPTも共に高値の場合は、他の肝臓の病気がある可能性があるので、詳しい検査が必要だ。




 γGTPは、アルコールに非常に敏感に反応する検査値だ。普段あまり飲酒しない人の場合は、前日にたまたま少し飲んだだけで高値になることもある。これを逆手にとって、よく飲酒していてこの項目で高値が出たことがある人が、健診で“異常”となるのを免れる裏技がある。健診を受ける直前の1週間ほど完全に禁酒して検査を受けるとγGTPの値はかなり低くなるのだ。




 これで検査さえクリアすれば、また、大手を振って酒が飲める…と考えるのはたいへん危険だ。酒を飲み続けるためにこの裏技を使ってはいけない。一時的にみかけの検査値を下げられても、本当はどの程度まで肝臓がダメージを受けているのか分からなくなってしまうからだ。




 よく飲酒する人では、80~100単位を超えたら“イエローカード”。そのまま飲み続けると、アルコール性肝障害は進行する。ダメージの程度をきちんと知って、γGTP値がいつも適切な範囲になるように、検査後も禁酒、節酒を続けるのでなければ、健診を受ける意味がない。




 アルコールによる肝障害に特効薬はないことは知っておきたい。禁酒して肝臓の回復を待つのが唯一の治療法だ。肝臓は休めさえすれば、かなりの回復力がある。他の検査値に異常がなければ、γGTPが300単位以上になっていても、1~2カ月禁酒を励行して十分な栄養をとれば100単位以下に戻る。だが、飲み続けて障害が進んでしまい組織の線維化を伴う肝硬変にまで至ると、現在の医学では治せない。




 アルコールで働き過ぎの肝臓は“過労死”しかねない。休日出勤続きのおとうさんには代休が、そして肝臓には「休肝日」が必要なのだ。

http://www.nikkeibp.co.jp/archives/337/337120.html






http://www2.health.ne.jp/library/5000/w5000260.html

肝臓は人の体の右上腹部にあり、肋骨に守られるように囲まれている。人体の臓器としては一番大きなもので、重さは体重の1/50ほど。成人男性なら1.2kg~1.6kg程度ある。
また、肝臓は自己再生能力が高く、肝臓の75~80%を切り取っても、約4ヵ月後にはもとの大きさと機能を回復しているのだ(ちなみに胃を切除しても胃そのものは再生しない)。

肝臓の主なはたらきは、代謝、解毒、胆汁の分泌などがある。
《肝臓のはたらき》
代謝 口から入った食べ物から消化吸収した栄養素を処理して、糖分や脂肪分をエネルギーとして蓄えたり、たんぱく質を「リポたんぱく」という体にあった形に作り変えたりする
解毒 アルコールや薬剤などの有害物質が体内に入ってきた時や、体内で発生するアンモニアなどの有害物質を酸化、還元、抱合(他の物質で包み込む)などして水や脂に溶けやすい形に変え、尿や胆汁の中に排泄する
胆汁の分泌 胆汁とは、脂肪の消化を助ける液。肝臓で処理したいろいろな物質を材料にして胆汁は作られるが、その後いったん胆嚢に蓄えられて濃縮されてから十二指腸に分泌される

・アルコールで本当に太るの?http://www.miyabi.com/diet/doc/cal_10.html

アルコール自体は、実はそこまで高カロリーではありません。アルコールのカロリーは、血行の促進や体熱の上昇などに消費されて完全に燃焼し、身体の組織にはならないと言われています。しかし、食欲が増幅され、適量を守りきれずに暴飲・暴食を繰り返してカロリーオーバーとなってしまうパターンが多いのが現状。
また、お酒の適量は守っているのに太ってしまう…という方は、油っこいおつまみばかり食べてはいませんか?夜遅くまで飲んでいる場合は、過剰なエネルギーが消費されずに体内に蓄積されやすくなりますので、結果的に脂肪となって体についてしまいます。
また、夜にお酒を飲む習慣を持つ方は、次の日の朝食を抜く傾向にあります。朝食を抜くと、体は脂肪を溜め込もうとしてしまうために太りやすくなってしまうのです。ダイエット中であれば、くれぐれもほどほどに。

カロリー過多の時にアルコールを飲むと、脂肪の代謝を悪くすることが知られており、これが内臓脂肪をためこむ原因になっているのではないかと言われています。逆に節食状態の時にアルコールを飲むと、カロリー以外の身体に必要な栄養素が確保できないため、健康を害する危険性があります。飲酒のために食事を減らす方もいらっしゃいますが、代謝に必要な栄養素が不足してエネルギーをうまく活用ができないと、最終的に体脂肪が蓄積しやすい身体になってしまいます。

納豆ダイエット

http://news.livedoor.com/article/detail/2989153/

【PJ 2007年01月22日】- 「あるある大辞典」で一躍脚光を浴びた「納豆ダイエット」ですが、番組で紹介されたデータが捏造だったことでがっかりした人も多いと思います。でも、納豆は伝統的健康食品で、健康に有用な成分が多く含まれていることに変わりはありません。この記事では、納豆のダイエット効果の検証をしてみたいと思います。

納豆は"ほぼ"完全食品
 納豆100グラム(一般的な納豆パック2個分)に含まれる成分を第五訂日本食品標準成分表で見てみると、
タンパク質:16.5グラム、脂質:10.0グラム、水溶性食物繊維:2.3グラム、不溶性食物繊維:4.4グラム、ビタミンB1:0.07ミリグラム、ビタミンB2:0.56ミリグラム、ビタミンE:1.2ミリグラム:ビタミンK:870マイクログラム、カルシウム:90ミリグラム、マグネシウム:100ミリグラム、カリウム:660ミリグラム、鉄:3.3ミリグラム、亜鉛:1.9ミリグラムなどとなっています。そのほかにも、リノール酸:53.0ミリグラム、イソフラボン:106ミリグラム、レシチン:0.9グラム、セレン:234マイクログラム、サポニン、ナットウキナーゼなども含まれています。エネルギーは、200キロカロリー。足りないものは、ビタミンAとビタミンCぐらいで、ほぼ完全食品です。ビタミンAとCはネギに含まれているので、刻みネギを入れた納豆なら完全食品により近づきます。

納豆のダイエット効果
 では、納豆のダイエット効果はどうでしょうか。「あるある大辞典」では、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)が取り上げられていました。DHEAは、副腎から分泌される物質(ステロイド)で、体内でエストロゲンやアンドロゲンなどの性ホルモンに変わります。

 ホルモン類似物質(ホルモンは体内で生産されるものと定義されていますので、ここではホルモン類似物質と呼びます)を摂取するときには、注意が必要です。ホルモンはバランスが大事だからです。体内で十分な量が生産されているときに、過剰に摂取するのは危険です。DHEAの過剰摂取がすでに問題になっているアメリカでは、一般紙でも過剰摂取の危険性が取り上げられています。USA TODAYの記事 などによれば、体内のホルモンバランスが崩れ始めるのは30代を過ぎてからであり、若い人たちの摂取は利点がなく、逆に悪影響を与えると指摘されています。アメリカ国立加齢研究所も不足していないのにサプリメントとして過剰に摂取してしまうことに警鐘を鳴らしています 。では、どんな危険性があるのでしょうか。・・・と言っても、ホルモンの働きにはよく分からない部分が多いのです。例えば、大豆にも含まれるエストロゲン類似物質のイソフラボンの適量摂取は乳がんのリスクを軽減させるという研究がある一方で、過剰摂取は乳がんのリスクを高めるという研究もあります。あくまでも「適量摂取」に利点があるということしか、今は分かっていません。

 さて、ホルモン類似物質の過剰摂取には危険性があるということを知っていただいた後で、DHEAのダイエット効果について考えたいと思います。医学系学術論文検索サイトMedscapeでヒットしたいくつかの論文(例えばこの論文 )によれば、DHEAが不足している(主に中高年の)人がDHEAを摂取すると、基礎代謝が上がる効果があるのだそうです。

 納豆に含まれるEHDAは論文に掲載された実験で使用された量よりもずっと少ないですし、それ加えて、納豆2パックには200キロカロリーのエネルギーがあります。ご飯100グラムで168キロカロリーですので、それを上回る栄養をDHEAとともに納豆で取ることになります。DHEAの摂取で基礎代謝がどれだけあがるのかは人それぞれですが、成人の200キロカロリーも上がることはないのではないかと、わたしは思います。身長160センチ、体重50キロの40歳女性の基礎代謝は、1137キロカロリーです。200キロカロリーはその2割弱。納豆2パックでそんなに基礎代謝がアップすることはないと思います。そう考えると、納豆のダイエット効果はちょっと眉唾かもしれません。

 番組では、実際に体重が減ったという結果が紹介されていたようですが(捏造かもしれませんけど)、ありえない話ではないと思います。それは、納豆に多量の食物繊維が含まれるからです。腸内老廃物(いわゆる宿便など)が、食物繊維によって体外に排出されれば、数百グラムから数キログラムの体重減少もあるかもしれないからです。

それでも納豆はおすすめです
 納豆に、ダイエット効果はなさそうですが、がっかりすることはありません。ダイエットするなら、納豆の栄養価を考えた食事をすればいい。それだけのことです。

  納豆には、素晴らしい成分がたくさんあります。心筋梗塞や脳梗塞の原因となる血栓を溶かす作用を持つ「ナットウキナーゼ」「ビタミンK」、様々な食中毒原因菌にも効果のある抗菌成分「ジピコリン酸」、低密度リポ蛋白(LDL、悪玉コレステロールと呼ばれる)を低下させる「リノール酸」、女性に不足しがちな「鉄」「セレン」、などなど。大豆食品については、世界中で研究が進められているところです(例えば、アメリカオーストラリア など)ので、これからもっと素晴らしい健康効果が報告されるかもしれません。日本人が昔から食べ続けてきた実績のある納豆ですから、胸を張って食べ続けてもいいのではないでしょうか。毎日の食生活の中に納豆を取り入れると、高価なサプリメントを飲むよりもずっと簡単に栄養のバランスが取れるみたいです。

 納豆に限らずほとんどの食品は、普通の食生活の中で摂取する限りは有用です。「あるある大辞典」で、毎週違った食べ物が紹介されるのを知っている人は「バランスよくなんでも食べないといけないんだな」と気づいているはずです。それが、正しいと思います。【了】

http://www.j-medical.net/h/h_nattoukin.html

納豆にはビタミンB2やビタミンE、各種ミネラルなどの栄養素に加え、納豆菌自体の優れた作用があります。
納豆菌は胃酸にも耐えて腸にたどりつきます。腸内にすみつきはしませんが、善玉菌の増殖を助けて整腸作用を発揮し、便通が改善されます。悪玉菌がつくる腐敗産物の生成を減らし、有害物質を吸着して排泄を促すことから肝臓の負担を軽くし、肌や各組織にもよい影響を及ぼすといった効果が期待されます。
またナットウキナーゼという独自の酵素の働きも見逃せません。ナットウキナーゼとは納豆菌が作る酵素のことで、血液中の血栓を溶かす作用・血栓をできにくくする作用があります。血栓とは、血液中にできる血の塊で、血管を詰まらせる原因になります。最近、「エコノミークラス症候群」の話題で改めて注目されました。血管が詰まると脳梗塞や心筋梗塞など身体にさまざまな障害を引き起こします。ナットウキナーゼは血液が固まらないように作用するため、これらの病気の予防に役立ちます。

http://kenko.it-lab.com/info.php/18/
納豆菌(ナットウキナーゼ)は稲ワラに多く棲みついている細菌で、ビタミンB2の含有量は煮た大豆の10倍以上。納豆菌(ナットウキナーゼ)には、免疫力を高める、腸を刺激して消化活動を活発にする、腸内の不敗菌の活動を抑制して発ガン物質をはじめとする有害物質を減少させるなどの働きがあります。

また、納豆菌には血液中の血栓を溶かすナットウキナーゼ、高い血圧を下げるアンギオテンシン、変換阻害酵素、活性酸素を除去する活性酸素除去酵素(SOD)など、納豆菌の増殖により生成される酵素もさまざまな働きをします。

大豆を納豆菌で発酵させた納豆には、原料の大豆より多くのアミノ酸群、ビタミンB群、ビタミンKなどが含まれています。たんぱく質も大豆より消化吸収しやすくなっています。供給源としてあげられるのは納豆です。ナットウキナーゼは熱に弱いので、酵素の働きを期待するなら高温での調理は避けましょう。そのほか、小麦胚芽や米ぬかを原料にして納豆菌を培養した液体培養エキス固体培養末なども健康食品として市販されています。

納豆菌としての摂取量は定められていませんが納豆に多く含まれるビタミンKは血液凝固の促進や抑制に関わるので抗血液凝固剤を服用する人は医師との相談が必要です。

スケルトン

7年間も日常的に使用していた「飲む発毛薬」に禁止薬物が含まれていたため、
トリノ冬季五輪前に1年間の出場停止処分を受けたスケルトン男子の
ザック・ランド(米国)が表舞台に戻ってきた。

「はげになってもいい」

今季はワールドカップ(W杯)開幕から勝利を重ね、W杯長野大会でも2位。
さすがにトリノ五輪で金メダルの最有力候補だった実力者だ。苦境を乗り越えた
27歳は「最初こそ肉体的にも精神的にもきつかったが、今はレースに出られる
喜びがある」と力強く話す。そして「もう薬は飲んでいない。はげになっても
いいよ」と照れくさそうに笑った。

05年11月のW杯のドーピング(薬物使用)検査で、筋肉増強剤使用の痕跡を
消す作用のあるフィナステリドが検出された。これが発毛薬に含まれる成分と
判明し、議論を呼んだ。世界反ドーピング機関(WADA)は、この薬物が
禁止薬物リストに載っていたことから資格停止を決定。ランドは
「確かにミスがあり、その代償として多くのものを失った。そういうことが
人生にはある」。

スケルトン界はスタートのダッシュ力で押し切るパワー全盛の時代。
その中でランドは精密機械のように正確な滑走技術も兼備する。今季の目標は
「W杯の総合優勝と世界選手権制覇」だ。名誉挽回(ばんかい)の舞台は
3年後のバンクーバー五輪。「今度こそ金メダルを取る」と朗らかな笑顔で
言い切った。