石丸怪鳥のダイエット大作戦 -3ページ目

驚異のホルモン量3倍

驚異のホルモン量3倍!金本、「50歳現役」へデータが後押し

 「50歳現役」をデータが実証!! 阪神・金本知憲外野手(38)が21日、京都市内の施設で肉体の精密検査を受けた。契約するファイテン社が出資する同志社大の「スポーツ医科学研究所」による検査で、総額5000万円の最新機器に初挑戦。半年でホルモン量が3倍に増え、内臓も驚異的に若返ったことが判明。担当教授は50歳までの現役続行に太鼓判だ。

 長寿記録への挑戦が、にわかに現実味を帯びてきた。それを数字が物語る。この半年間で金本は若返っていた…。「50歳現役」が見えてきた。

 「ホルモンが3倍になっているって。今が自分の正常値で、シーズン中に減っているだけかも分からないけど、(これまでより)減り幅は少なくなるかもね。血管も25-26歳の数字が出たし、よかったんじゃないか」

 昨年6月から精密検査を受けてきて、いよいよ京都市内の施設にそろった最新設備に初挑戦。ファイテン社が出資する同志社大の「スポーツ医科学研究センター」による検査で、新たに導入された計測機器の総額は5000万円。そこで筋力とともに内臓も“鉄人級”に若返ったことが判明した。

 「去年の6月から(成長)ホルモンが3倍ほどに増えている。普通は年をとれば減るものなんで…。疲れ知らずのアニキが誕生する期待がある。(50歳まで現役の)自信が持ててきました。数値が上がっているので」

 立ち会った京都府立医大の吉川敏一教授(59)も驚きを隠せない。昨年6月の検査から栄養摂取を見直し、サプリメントを一新。その結果、男性ホルモンの一種であるDHEAの数値が3倍に伸びた。もちろん、最初の数値はシーズン中のもので、疲労度を考慮する必要はある。それでも驚異的な伸び率という。

 海の向こうのメジャーリーグでは、禁止薬物のホルモン注射に走る選手も存在する。金本はトレーニング&栄養摂取のバランスで、ドーピングなしで20代の肉体を手に入れることに成功した。

 日本球界の現役最高齢は、投手で浜崎真二(元阪急)の48歳10カ月、野手で岩本義行(元東映)の45歳5カ月。科学の力も味方につけて、無人の野を行く挑戦が始まる。

2007年1月22日 04時31分 サンスポ

子供の肥満

http://www.dm-net.co.jp/calendar/2006/10/004579.php  

米国や日本で子供の肥満の増加している。それぞれ政府や地域の機関などが対策が進めているが、実際的な効果に結びついていないという現状が伝えられている。

米国で子供の肥満が増加 対策は進まず
 米国医学研究所(IOM:Institute of Medicine)は、子供の肥満防止を目指し2004年から2年間実施されてきた様々なプログラムの成果について報告書を発表した。それによると、米国の子供の17%が肥満とされ、今後10年で子供の5人に1人が肥満児になる可能性があるという。

 成長期にある子供でも、肥満は脂肪の過剰な蓄積につながり、糖尿病や動脈硬化性疾患などを引き起こす危険が高まるので深刻だ。報告書では、政府の肥満防止対策が進んでおらず、予算も足りていないと指摘されている。

 肥満予防プログラムは、肥満傾向にある子供を対象に、保護者、学校、地域社会、食品産業、政府が連携して取り組む内容になっている。肥満予防には健康的な食事と運動の習慣が必要だという認識を定着させることが重要で、そのためには行政や地域、企業だけではなく、社会全体に変化を起こすことが必要と結論付けている。
菓子や飲料水のコマーシャルが子供の肥満を誘発
 IOMの昨年12月の発表によると、菓子や飲料水などの食品のコマーシャルが子供の肥満を誘発している可能性が高い。IOMは食品業界に自主規制を求めると同時に、政府に指導を求める調査報告書を発表した。

 報告書は、栄養学、心理学、メディアなどの専門家が、子供の肥満に関する研究や企業情報など123文献を分析してまとめたもの。ここでも、政府の指導力が不足しているため現状改善に迅速に対応できていないと指摘している。

 それによると、子供向け食品の米国での2004年の広告費は110億ドル(約1兆3,000億円)で、うちテレビCMが50億ドル(約6,000億円)に達したという。多くが高エネルギー、高脂肪の食品で、子供に勧められるものではないという。
日本でも子供の肥満は深刻な問題
 米国ほどではないが、日本でも子供の肥満が増えている。

 文部科学省が発表した「平成17年度学校保健統計調査」で、学校の定期健診で「肥満傾向児」と診断された子供(6~14歳)は、1977年に比べ1.5倍から2倍(男女平均)に拡大したという結果が出た。

 調査は、全国の公立小中学校の児童・生徒を対象に昨年4月から6月にかけて実施された健康診断を基に集計。性別・年齢別に身長別平均体重を求め、その平均体重の120%以上の児童を「肥満傾向児」とした。


 親の世代が小中学生だった時期を30年前の1977年度と想定し、子供の世代と親の世代を比べその現状を確かめたところ、男女ともに全年齢で肥満傾向と判定された児童が増えていた。最も差があったのは12歳で、今年度が10.42%だったのに対し、親世代は6.64%だった。

 内臓脂肪型肥満であると見た目では肥満と分かりにくい場合があるので、肥満傾向の児童は実際にはもっと多いだろうと考えられている。糖尿病と関連の深い肥満の増加が国民全体で指摘される中、小中学校の段階から肥満対策を進めていく必要性があらためて示される結果となった。


【ワシントン=ナンシー・ヘルミック】セントルイス子供病院の栄養士、タラ・トッドさんは「肥満で来院する子供の親はやはり肥満」という。アルバート・アインシュタイン医科大(ニューヨーク)の栄養士、キース・アユブさんは「親よりも健康的な食事をしている子供はいない」と話す。
 
アメリカ ・オン・ザ・ムーブ財団が8―18歳の1487人に聞いたところ、「健康の“いろは”を教えてくれる人」として、71%が母親をあげ、43%は父親をあげた。子供の肥満問題で食品業界が激しく非難されているが、親がお手本を示すべきだというのが専門家の一致した意見だ。
 仕事が忙しいからと幼児に朝食として菓子とソーダを与える親もいるという。アユブさんは「いまの親は調理済み食品やテークアウト食品で育った世代。家庭での食事を軽んじている」と指摘する。ボストンの栄養士、エリザベス・ワードさんも「家庭での食事が決定的に重要」という。
 フロリダ州オーランドのマーナ・リスボンさんは2年前、5歳の娘の太りすぎに気が付いた。夫は
糖尿病 で夫の親戚(しんせき)にも患者がいる。娘がそうなっては困ると、食習慣改善プログラムに出席、ソーダ、アイスクリーム、クッキーをやめ、健康によい夕食と温かい朝食を作るようになった。親にはこうした姿勢が求められているのだ。
 トッドさんら専門家は、ソーダや甘い飲み物をやめさせる▽間食をやめさせる▽食べすぎに「ノー」という▽思いついたように言うのでなく日ごろから健康に気を付けさせる▽計画的な献立を心がけ、食品の買い物へ頻繁に行く―といったことを親に求めている。
<USA TODAY>

高カロリー、低食物繊維食が子供の肥満の原因に


高カロリー、低食物繊維食はホルモンのインバランス(不均衡)を招き、子供の過食につながると、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の研究者らが警告。また現在の食品製造業界は「有害な環境」を作り、子供に過剰な体重をもたらしていると指摘している。

米医学誌「Nature Clinical Practice Endocrinology & Metabolism」8月号に肥満研究の大規模レビュー(再検討)を発表した同校小児病院臨床小児科教授のRobert Lustig博士は、「今日の西洋の食品環境は、エネルギー密度や果糖消費量が上昇して食物繊維や乳成分の消費量が低下し、高脂肪分や高血糖がインスリン分泌に多大な影響を与え、肥満蔓延(まんえん)の元凶となっている」と述べる。

同博士は、米国で子供が診断される最も一般的な疾患が肥満であり、以前は成人にのみ見られた2型糖尿病などの疾患が、現在では子供の間で広がりを見せている。また、肥満児はからかいの対象になることも多く、社会的に孤立し、うつ病などの精神疾患リスクにさらされることにもなるという。

同博士は、不健康な食品に囲まれている現在、肥満や貧しい食習慣の責任を子供に負わせるべきではないとし、社会全体での行動の必要性を提言している。

(2006年8月22日/HealthDayNews)



米ユニバーサル・スタジオ、子供の肥満で食事メニュー見直し

 米テーマパークのユニバーサル・スタジオ・ハリウッドは24日から、米社会で深刻になっている子供の肥満問題に対応するため園内で提供する食事メニューの見直しを始めた。ライバルのディズニーランドの動きに対抗したとみられる。

 子供向けセットメニューで、心臓病との関連が指摘されるトランス脂肪酸(TFA)を生成しない調理油を使った新フライドポテトを提供。飲み物もペットボトル入りミネラルウオーターなど低カロリー飲料を加えた。TFAに関しては、来年末までにすべてのメニューで使用を中止する。

 米国ではウォルト・ディズニー運営の米国内のテーマパークが、10月からフライドポテトや炭酸飲料の代わりに果物や低脂肪牛乳、ミネラルウオーターなどの提供を始めている。(ロサンゼルス=猪瀬聖)(14:01)


ジャンクフードのCM規制を 米小児学会、肥満児撲滅で

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 子供の肥満解消のため、米小児科学会が、議会と連邦通信委員会(FCC)に対し、ジャンクフードの宣伝の制限を要望する方針書をまとめた。小児科医には宣伝の中止を働きかけていくよう求めている。

 執筆者の1人、ビクター・ストラスバーガー医師は「子どもを対象にした広告が近年、著しく目立つようになった」と指摘。インターネットや携帯電話といった新たな媒体が加わったほか、学校内やスクールバス内でも活発な宣伝活動が行われているという。

 マーケティングの専門家ジェームズ・マクニールさんによると、子どもを対象とした広告に投じられた費用は昨年、月間14億ドル(約1610億円)にのぼり、前年から15%増加している。

 小児科学会の方針書は具体的には、子ども向けのテレビCMは、現在の半分の1時間あたり5、6分以下にするよう求めた。また、バイアグラなどの薬品のCMは午後10時以降とするよう要請している。

 一方、学校内やスクールバス内の広告は、学校財政の点から欠かせないものとなり、アリゾナ州大のアレックス・モルナーさんが昨年実施した調査では、83%の公立学校内に広告があった。モルナーさんによれば、このうち3分の2がジャンクフードかそれに関連するものだった。(USA TODAY)



http://www.hayk7.com/child-fat.html  

両親が共に肥満の場合、子供の肥満の確立は約80%です。父親が肥満の場合が30%、母親が肥満の場合は70%の確立で子供も肥満になります。子供の肥満要因の割合では、遺伝的要素が30%、環境的要素が70%となっています。つまり、両親の遺伝子そのものより、食生活や生活習慣のほうが大きな影響を及ぼします。大人の生活習慣は、そのまま子供に伝わっていくものなのです。
脂肪細胞は、幼児期から思春期までにその数が決まります。大人になってからは、脂肪細胞のサイズを縮小することはできても、数を減らすことはできません。したがって、子供のときに脂肪細胞の数を増やさないように大人が気をつけておかないと、子供が肥満で苦しむことになります。子供のためにも、ダイエットに良い生活習慣を身につけておきましょう。

http://www.school-lunch.city.echizen.lg.jp/other/oth01.php?OTHID=f&DTLID=4 +++++

「深刻化する子供の肥満!30年で2~3倍に!!」
高血圧、高脂血症、耐糖能異常・・・。中高年男性の話ではなく、小・中学生の10人に1人が生活習慣病の脅威にさらされている。
原因は肥満。食生活の乱れと運動不足、最近はストレスも過食を促している。
6~18歳の場合、標準体重を20%以上上回った時に肥満と判定しているが厚生労働省のデータでも30年前に比べて3倍になっている。
子供の肥満の70%は大人になっても継続し、生活習慣病を発症するらしいので、事態の深刻さを理解し、社会全体で子供の育つ環境に関心を持っていかなくてはならないであろう。

納豆ダイエット

納豆ダイエット効果誇張、TV番組「あるある大事典」

 関西テレビ放送(大阪市)は20日、納豆のダイエット効果を取り上げた7日放送の情報番組「発掘!あるある大事典2」で、実際には行っていない実験データを放送し、効果を誇張していたと発表した。同社は「納豆にダイエット効果があるという学説があるのは事実。どうして実際と異なる放送を行ったかは現在調査中」としている。

 同番組の放送直後から全国で納豆の品切れが相次いでいた。

 同社は調査委員会を立ち上げ、原因究明を急ぐ。21日の番組放送は休止する。

 千草宗一郎社長はデータのねつ造を認め「視聴者の皆さまの信頼を裏切ることとなり誠に申し訳ない。2度とないよう対策を講じる所存です」と謝罪した。

 同社によると、「中性脂肪値が正常値になった」などと放送した被験者の数値測定は実際には行っておらず、朝に納豆を2パックまとめて食べた場合と、朝晩に分けて食べた場合の血液比較検査結果も架空だった。〔共同〕 (19:40)



「納豆ダイエット」番組に架空データ

 フジテレビ系列で今月初めに放送された納豆のダイエット効果を強調する番組に、実際には行っていない架空の実験データなどが含まれていたことがわかりました。

 問題の番組は、今月7日にフジテレビ系列で放送された「発掘!あるある大事典II」です。

 番組では、納豆に含まれるイソフラボンにダイエット効果があるとうたい、2週間納豆を食べ続けた被験者の体重が3キロ前後減った例などを紹介しました。

 しかし、実際には被験者の中性脂肪やコレステロールなどの値を測定しておらず、架空のデータを放送したり、被験者とは別人の写真を紹介したりしていました。

 番組を制作した関西テレビは会見を開き、「海外での取材が難航し、制作者サイドが追い詰められたのが一因ではないか」と述べました。

 21日の放送は休止するとともに、調査委員会を設置してねつ造の経緯を調べることにしています。(20日18:34)

低血糖症

http://www.shokuikulabo.jp/shokuikutoha_b3.html

食べ物は、体力だけでなく脳の発達にも大きな影響を与えています。 脳の重量は体重のわずか2%なのですが、必要なエネルギー量は、身体全体が必要とするエネルギーの約20%。皆さんの感情、性格、いわゆる心の状態は脳が作っているのですから、食事が基本にあるということは言うまでもありませんね。

以前、広島市内の中学生を対象に、「食生活と体、心の状態」に関する調査を行われた結果、

  • 朝食を食べていなかったり、偏った食生活をしている人たちには、「めまいがする」「吐き気がする」などの身体の症状
  • また、「ゆううつになる」「ぼんやりする」「イライラする」「すぐカッとなる」などの心の傾向

が報告されました。

1977年にアメリカでは、「アメリカ上院栄養問題特別委員会報告書」(通称:マクガバンレポート)が発表され、国内外に大変な衝撃を与えました。その中で、オハイオ州地裁首席保護監察官リード女史は106人の犯罪者についての研究をまとめました。 犯罪者の多くに「低血糖症」が見られることがわかったのです。

「低血糖症」というのは、血糖値の低い状態が長い間続くこと。 通常、砂糖など甘いものを摂った時には急激に血糖値が上がるのですが、人間の身体はそれを下げるためにホルモンを出します。しかしながら、砂糖を頻繁に摂り続けると、このホルモンを常に出さなければいけない状態になり、逆に血糖値を下げ過ぎてしまうのです。 「低血糖症」になると、イライラしたり、ちょっとしたことでカッとしたりなど気持ちが不安定になってします。


リード女史の前書きには

「アルコールや薬物の問題がある人たちは、10~12歳の少年少女期に、砂糖、清涼飲料水などの摂取が多いということがわかりました。私は彼らに砂糖をやめ、でんぷんを減らし、スナック菓子をやめるよう励ましました。その後、彼らに人格の変化が劇的に現れることがたびたびありました。栄養の良い食事を続けた人で、出所後に戻ってきた人はいませんでした」とあります。

夏休みのこの時期、子供の身体と心の健康は親が見守る必要があります。 清涼飲料水、スナック菓子等、を大量に取りすぎていないか、よくチェックしてくださいね。



http://www.kimameya.co.jp/mame/teikettou.html

お菓子やジュースに含まれる糖分は、体への吸収がとても速いため急激に
血糖値が上がってしまいます。
ビックリした体は、血糖値を正常な範囲へ戻そうと、インスリンを分泌し
急いで血糖値を下げようとします。

この「血糖値が上がったり下がったり」をいつも繰り返すと、膵臓がくた
びれてきます。
その結果、常に血糖値が下がっている状態、つまり低血糖症になってしま
う、という訳です。

低血糖症の症状としては、頭がボーっとしたり、集中力がなくなったり、
極度の空腹感に襲われたり等があげられます。


実は、糖分とカフェインを一緒に摂取すると、さらに血糖値の上昇速度が
上がってしまう、ということが最近の研究で分かりました。

つまり低血糖症気味の人が、コーヒーや紅茶に砂糖を入れて飲むと・・・
一気に血糖値が急上昇→ 急降下→ 低血糖症が発症、となる確率が高く
なる可能性があるということです。


また、ブラックコーヒーなら、逆に空腹感が紛れるということもあります。
「お腹が空いたー」という時にブラックを飲めば我慢できるので、ダイエ
ットにはもってこいですね。

「コーヒー&砂糖だと、しばらくして空腹感が増すが、
ブラックコーヒーだと、飲んだ直後から空腹感が紛れる・・・。」
コーヒーは本当に、奥が深いですね。



ちなみに、ご飯・パン・麺類・芋類に含まれる糖質「でんぷん」は、体
への吸収が遅いため、血糖値もゆっくり上がり、ゆっくり下がります。

そのため、同じ糖質でも低血糖症を発症しにくいと言えるでしょう。

http://www2.health.ne.jp/library/5000/w5000365.html

総務庁の家計調査によると、お菓子類の購入金額は一世帯あたり年間で65,790円(平成14年)。なんとお米やパン、麺類といった穀物の購入金額70,541円に匹敵する金額にものぼっている。この金額は菓子類のみ。炭酸飲料などの飲み物類を入れると…!こうした食生活の変化が、いま、問題を招きがちになっている。そのひとつが「低血糖症」。


血液中の糖分(ブドウ糖)濃度=血糖値が正常の範囲を超えて下がるため、カラダは常にエネルギー不足の状態に陥ってしまう。この影響を最も受けるのが、私たちのカラダの司令塔「脳」だ。脳は、血液中のブドウ糖を唯一のエネルギー源に活動する器官。血糖値が下がった状態のままでは、脳は正常にはたらくことができず、頭がボーッとし、集中力がなくなり、さらには無気力になっていく

低血糖症になってしまうそもそもの原因は、糖分の性質にある。菓子類に含まれる糖分はカラダへ吸収されるのが速いため、急激に血糖値が上昇する。このため危険を感じたカラダは、血糖値を平常範囲へ戻そうと、すい臓からインスリンを分泌し、血糖値をこれまた急激に下げていく。ここまではカラダの正常な機能で、何も問題はない。

だが、菓子類を多く摂る生活が長く続くと、すい臓が疲れてうまく機能しなくなり、必要がなくてもインスリンを分泌し続けたり、少しお菓子を食べただけで過剰に反応し、必要量以上のインスリンを分泌するなどして、常に血糖値が下がり過ぎた状態が続くことになる。これが低血糖症なのだ。


低血糖の状態になると、脳がエネルギー不足となり、思うように活動できなくなるため、頭がボーッとしてきて、気力もなくなってくる。そこで脳は、低血糖の状態から脱しようと、アドレナリンというホルモンの分泌を促し、体内に蓄積されている糖分を血液中に出して正常な血糖値にするよう指令を出す。

このとき分泌されるアドレナリンというホルモンは、別名「攻撃ホルモン」とも呼ばれ、気分が高揚し、ときに攻撃的になってしまうという特徴がある。あなたも、お腹が空いたときに、イライラしたり、怒りっぽくなることはないだろうか。そう、あれは血液中の糖分が足りなくなり、アドレナリンがはたらきはじめた証拠なのだ。

低血糖状態になると アドレナリンが分泌されると
ボーッとする
集中力がなくなる
落ち着きがなくなる
無気力になる
精神的:気分が高揚する、攻撃的になる
身体的:何かを食べたくなる
体内では:蓄積された糖分などが血液中へ

パンダのダイエット

欧州 毎年120万人の子供が肥満=国際消費者機構(CI)が懸念

 ヨーロッパでの肥満の問題が深刻になる中、CIは、昨年11月にイスタンブールで開催された「肥満に関するヨーロッパサミット」に参加。各国の関係機関の代表も参加し、肥満を防止するヨーロッパ憲章に同意したことを明らかにした。

 CIは「ヨーロッパでは、肥満の子供が毎年120万人の割合で増加している」とし、各国NG0と共同宣言も行った。
 
(2007年1月16日発信)



【ロンドン 12日 ロイター】
 12日、ペットのラブラドール犬に餌をやりすぎて、70キロ以上の肥満体にさせてしまった兄弟が、動物に必要のない苦しみを与えたとして有罪判決を受けた。

 ケンブリッジ近郊のフォーダム出身のデビッドとデレックは、10歳になる愛犬「ラスティ君」を理想体重の2倍の重さになるまで放っておいた罪に問われ、3年の条件付き釈放の判決が下された。

 起訴した動物愛護団体「RSPCA」の獣医によると、茶色のラスティ君は、休みなしでは6歩以上進むことができないほど太っていたとのこと。「ある獣医は、太りすぎのために、犬の手足が不自由になっていると話していました」と語るのは、RSPCAの責任者。

 有罪判決は下されたが、動物保護協会の下で20キロ以上の減量に成功し、今までよりはスリムになったラスティ君は、これ以上は太らせないという条件で兄弟のもとに返された。

 「この件に関してRSPCAはやりすぎだね。ラスティが太りすぎだったことは否定しないよ。でも、彼は愛されていたし、彼のような犬は他にいないんだから」とデビッドは、BBCテレビにコメントした。


看護に携わる人たち自らが肥満防止などについて考え健康作りをアピールしていこうとウォーキング大会が開かれました。

県総合運動公園で開かれた肥満予防・禁煙アピールウォーキング大会には看護師やその家族看護学生などが参加しました。肥満や喫煙は生活習慣病の原因となる動脈硬化を引き起こす要因で、肥満の割合が全国で最も高い沖縄県は肥満対策が重要な課題となっています。また、県看護協会のアンケート調査によりますと看護師の仕事のストレスは大きく、解消法として喫煙をあげた人は5割を超えています。4回目を迎えたこの大会は、看護職自らが適度な運動で健康に気を付けていこうと取組まれています。男性「気をつけているつもりですが運動不足ですね明らかに」女性「一日6キロ歩いてます。楽しいですよ。」参加者は小雨の中3キロと5キロのコースを楽しみながら歩き、生活習慣病予防を呼び掛けました。


中国の子どもは国の経済成長と同じくらいの勢いで大きくなっている-。中国政府の最新データによれば、都市部に住む6歳の男の子は30年前に比べ、6.35センチ身長が高く、3キロ体重が重くなった。

 北京、上海に住む6歳の男女の平均は身長118センチ体重21.3キロ。米国の6歳の平均は同じ118センチで体重は23キロ。一方、10-12歳の中国人の8%が肥満、このほか15%が体重過剰と推定されている。米国では6-11歳の18.8%が体重過剰だ。

 肥満の専門家ジ・チェンジさんは「中国は肥満の時代に入った。肥満児の増加ぶりはショッキングですらある」と話す。

 毛沢東の経済政策で、3000万人が飢餓で死んだのはわずか45年前のできごとだ。高度経済成長によって、食卓は豊かになり、自動車が自転車に取って代わった。用事はインターネットで済ませる習慣が広がりつつある。

 ジさんは「中国では太った子は健康とすることわざがなお生きている」という。

 このため、中国政府の担当者が、マクドナルドなどのファストフードは控えるよう呼びかけてもあまり効果がないのが実情。北京のセールスマン、リュウ・ゴジアンさんはマクドナルドで娘(7)がハンバーガーをほおばるのを見て、「この子は私や妻よりよく食べているから、きっと大きくなるよ」と目を細めていた。(USA TODAY)

【タイ】英字紙ネーション(電子版)によると、チェンマイ動物園のオスのパンダ、シュアンシュアンが低炭水化物ダイエットで減量を図ることになった。太りすぎで子作りが難しいと判断されたためで、餌のパンを減らす一方、竹を増やし、現状から10キロ減の140キロ以下を目指す。

 シュアンシュアンとメスのリンフイ(体重115キロ)は中国政府に貸与され03年からチェンマイ動物園で暮らしている。子作りが期待されているが、2頭とも交尾に関心を示さず、関係者をやきもきさせている。同園は昨年12月から、2頭を別居させて互いの感情を高ぶらせる作戦を遂行中で、パンダの交尾を撮影した「パンダポルノ」を見せる計画も浮上している。


テレビ番組で大豆に含まれるイソフラボンにダイエット効果があるとして「納豆」を推奨したことから、全国の視聴者が納豆を買い漁り、スーパーの棚がカラッポになる騒ぎになっている。これって本当に信用できるのか? 専門の医師は「医学的な信頼性は低い」「情報のつまみ食い」と一蹴する。人と同じことをしたがる日本人の習性もあるようだ。




世界の20億人以上が肥満か太り過ぎ

世界の20億人以上が肥満か太り過ぎ 途上国や子供でも増加
2006.11.06
 「肥満は、国や地域で差はあるが、いまや全世界的に広がっている」、「肥満の増加は将来的に健康や医療の問題を引き起こし、重大な経済的脅威となる」―世界保健機構(WHO)が肥満について、こんな調査結果を発表した。

世界中で肥満が増加している
  • 60億人の世界人口のうち、16億人が過体重で、4億人以上が肥満。
  • 2015年までに23億人が過体重になり、7億人以上が肥満になると予測される。
  • 世界の5歳以下の子供のうち、2,200万人以上が太り過ぎ。
 BMI(肥満指数)が30以上の肥満者の割合は、中国や日本、アフリカの一部の国々では人口の5%以下に抑えられている。しかし、先進国や途上国の一部で増加傾向がみられる。例えば、中国では都市部で人口の20%が、米国では成人の30%に当たる約6,000万人が肥満だ。

肥満の程度による日本とWHO基準の比較

 BMI(ボディーマスインデックス)は、肥満の程度を表す指標。日本肥満学会の基準ではBMI25以上を肥満と判定するが、WHOの判定基準ではBMI30以上を肥満と判定し、25.0以上30.0未満だとOverweight(過体重)と判定する。
 BMIが22になるのが、最も病気になる確率が低い理想体重とされる。

BMI値
日本肥満学会基準
WHO

18.5未満
低体重
Underweight
18.5以上 25.0未満
普通体重
Normal
25.0以上 30.0未満
肥満(1度)
Overweight
30.0以上
肥満(2度)
Obese

 肥満の割合が比較的低いとされてきたヨーロッパ諸国でも、肥満は増加している。経済協力開発機構(OECD)の調査によると、欧州連合(EU)全体では45%以上の2億人に肥満の傾向がみられる。

 英国は肥満の割合が高く人口の23%だった。フランスでは、この10年間に360万人から590万人に肥満が増え、いまでは人口の10%に上る。
肥満は途上国でも増加
 肥満や過体重の問題は、これまでは先進国を中心に取り上げられることが多かったが、いまや途上国の所得が少ない層にも波及しており、特に都市部でこの傾向が強い。

 WHOの調査によると、例えば中国では7歳から17歳の子供の20%以上に肥満がみられ、肥満者の数は全体では6,000万人以上に、糖尿病患者数は約2,300万人以上に増加した。欧米諸国で定着している生活習慣や食事などが、途上国でも急増しはじめていることが一因と考えられている。

 途上国で共通してみられる傾向として、次のことが挙げられている。
  • 栄養摂取の傾向として、エネルギーに変わりやすい単糖類(ブドウ糖、果糖など)や二糖類(砂糖など)、脂肪が増え、ビタミンやミネラルが少なくなっている。
  • 産業化や都市化が進み自動車などが普及し、交通手段が変化した結果、運動量が減少している。
肥満が引き起こす問題

 肥満は健康上の重大な問題を引き起こすおそれがある。肥満は次の慢性的な病気の主な危険因子となる。
  • 心疾患(特に心臓病や脳卒中)
     死因として最も多く毎年1,700万人が亡くなっている。
  • 糖尿病
     2型糖尿病は全世界的に急速に広まっており、WHOは糖尿病で亡くなる人は今後10年で50%以上増えるだろうと予測している。
 さらに、筋骨格疾患(特に変形性関節症)や癌の危険因子となり、若年で肥満があると成人してからの死亡率が高くなったり性機能障害が起こる可能性が高まるという報告もある。
子供の肥満も急増
 今回の発表では、子供の肥満も増えていることが強調された。国際肥満学会(IASO)や国際糖尿病連合(IDF)などが参加している「International Task Force on Obesity(IOTF)」の調査によると、世界の5歳以下の子供では2,200万人以上が、学齢期の子供では1億5,500万人が太り過ぎだという。

 欧州連合(EU)では、12歳以下で太り過ぎの子供は1,400万人にのぼり、毎年50万人ずつ数が増えているという。また、米国連邦政府の調査によると、米国では6歳から19歳の未成年者の間で、肥満の割合が1980年から2002年で3倍に拡大した。

 途上国でも子供の肥満は増えている。例えば、WHOの調査によるとタイでは5歳から12歳の子供の重度の肥満の割合は2年間で12.2%から15.6%に上昇した。砂糖や脂肪、塩分が多く含まれる食事や運動不足など、欧米諸国で定着した生活習慣が途上国でも急増しており、子供の肥満にも影響していると考えられている。
肥満対策として何をやればよいか
 肥満や肥満によってひきおこされる2型糖尿病などの病気は、正しい知識をもち対策をすれば、大部分が予防可能だという。WHOの発表では、次のような生活習慣の改善が、肥満予防につながるとしている。

肥満の予防対策
  • エネルギー摂取量を適度に管理する。
  • 脂肪のとり過ぎを抑える。
  • 飽和脂肪(悪玉)よりも、不飽和脂肪(善玉)をとるようにする。一般的に、動物性脂肪は飽和脂肪酸が多く、植物性脂肪は不飽和脂肪酸が多い。
  • 野菜と果物を適度にとる。
  • 大豆や豆類、ナッツ類を適度にとる。
  • 小麦の殻(表皮)には、食物繊維、鉄分、ミネラル、ビタミンなどの栄養素が含まれる。精製した小麦よりも、全粒粉の小麦が勧められる。
  • 運動量を増やす。毎日30分間ぐらいの適度な運動を習慣として行う。

肥満児減らせ

肥満児減らせ、世界で食育・医療費もスリム

 【ロンドン=横田一成、ソウル=鈴木壮太郎】世界各国で子供の肥満防止への取り組みが広がっている。政府は健全な食生活の知識を習得させる「食育」を推進、生活習慣病の予備軍を減らして、医療費の増大を抑制しようとしている。企業は高カロリー食品などを販売したことに対する訴訟リスクを回避する狙いもある。

 中国の子供が肥満になる原因の一つはファストフードの普及。教育省によると7―22歳の都市の男子生徒(少数民族を除く)で太り過ぎや肥満による健康障害を抱える比率は約25%と、5年前より4ポイント上昇した。北京市は2010年までの5カ年計画で「子供の肥満障害を抑える」と宣言。肥満の怖さを生徒に教育する方針だ。



犬にも肥満薬、米FDAがファイザーに初の認可

 米食品医薬品局(FDA)は5日、犬の肥満を治療する薬の販売を製薬世界最大手の米ファイザーに初めて認可した。新薬は食欲を減退させ、脂肪の吸収を抑制してダイエット効果を引き出す。

 食べ過ぎや運動不足で太ると、人間だけでなく犬も心臓病などにかかりやすくなる。米国内でペットとして飼われている犬のうち5%は、理想的な体重を2割超上回る肥満。2―3割の犬も太り気味で注意が必要とされる。

 人間が服用すると頭痛や腹痛になるため、飲まないようラベルに警告を記載する。犬にも嘔吐(おうと)などの副作用が発生することがあるという。使用には獣医の処方が必要。ファイザーは年商世界一の高脂血症治療薬を抱えている。ペット市場も開拓し業績向上を目指す。(シカゴ=毛利靖子)



肥満児減らせ、日本でも対策進む

 文部科学省の学校保健統計調査によると、日本国内の12歳児のうち平均体重を2割以上上回る「肥満児」は1970年代には6%台後半だったが、2001年度には11.0%に倍増。その後も横ばい傾向が続き、子供が生活習慣病になるケースも増えている。

 食育基本法が昨年7月に施行されたことを受け、政府が今年3月に定めた「食育推進基本計画」も子供の肥満予防の推進を重要施策の一つに挙げ、厚生労働省は今年度からモデル地区を選定し、学校や家庭が連携して食生活や運動習慣を見直す「若年期肥満予防対策事業」を開始、同省研究班も「小児版メタボリックシンドローム」の暫定的な診断基準を作成するなど対策が相次いでいる。



トランス脂肪酸

スターバックス:悪玉油の使用中止 3日から全米店舗で

 米コーヒーチェーン大手スターバックスは3日から、米国の約半数の店舗で、心臓疾患や肥満との関連が指摘される「トランス脂肪酸」を含む食用油の使用をやめる方針を明らかにした。ロイター通信が伝えた。年内には全米の店舗でトランス脂肪酸を使用しないメニューに切り替えるという。

 ニューヨークやロサンゼルスなど大都市の店舗を中心に、マフィンやサンドイッチなどすべてのメニューで、トランス脂肪酸を含まない食品を提供する。同社は約2年間、トランス脂肪酸を含まないメニューの研究を続けてきたという。

 トランス脂肪酸は、ニューヨーク市が昨年12月に原則使用禁止を決めたほか、米ファストフード大手ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)なども代替油への切り替えを表明している。(ニューヨーク共同)

毎日新聞 2007年1月3日 9時55分

misono(22)

セクシー歌手、倖田來未(24)=写真下=の妹で、3月にソロデビューしたmisono(22)が28日、東京・渋谷109前で公開体重測定を行った。9月28日から3カ月間のダイエットに挑戦し、体重が開始時の56.2キロから48.5キロへとスリムに変身。姉に匹敵するセクシーボディーを手に入れたmisonoは「ウチ的には裸になって(周囲の人に)見せたい」と自信満々だ。


 人気バンド、day after tomorrowのボーカルとして活動後、ソロでも活躍中のmisonoが、渋谷のど真ん中でセクシーボディーを披露した。

 ギャラリーがひしめき合う中、セパレート水着の上にピンクのダウンコートを羽織って登場したmisonoは「本当はスッポンポンになりたい。バストも減らさずにヒップアップもして、ウチ的には裸になって見せたいくらい」と自信たっぷり。見事にくびれたウエストや細くなった手足を堂々と公開した。

 測定ではウエストが70センチから62.2センチへと7.8センチも減ったほか、一番こだわった体脂肪率も32.1%から22.7%に減少。最後の体重測定が設定のトラブルで開始前より3キロ多い59キロを表示し、苦笑いする一幕もあったが、最終的に採寸した部分すべてサイズダウンし大成功だった。

 しかし、misonoは「まだまだです。やっと普通の体形に戻ったので、これからもっと上を目指したい。来年には体脂肪率を10%台に、体重は46キロまでにします」と決意も新た。

 ダイエットは、たかの友梨ビューティクリニックとエイベックスのコラボ企画で、ストレスなどで激太りしたmisonoの体を、デビュー当時の体形(体重42キロ)に戻すというもの。3カ月の間、週2~5回のエステサロン通いのほか、毎朝8時に起床し、3食11品目を摂取。さらにジムで体を鍛えるなどハードなプログラムをこなした。 過酷なダイエットでmisonoの支えとなったのが、ダイエットに成功してブレークした姉、倖田の存在。misonoは「姉に『一緒に頑張りたいから、まずはやせなあかん。がけっぷちダイエットとか言われると私も悔しい』と言われて。経過を逐一報告したら自分の事のように喜んでくれた」とうれしそうに告白。今後は“エロカッコいい”姉妹として共演する姿も見られそうだ。



★苦闘の3カ月が楽曲に


 misonoが来年2月7日に発売する新シングル「ホットタイム/A.~answer~」の収録曲「A.~answer~」は、3カ月間のダイエットでの経験や思いをありのままにつづった楽曲。

 葛藤しながらも目標に向かって前向きに突き進む内容を歌ったバラードで、今のmisonoにピッタリの楽曲だ。

 misonoは「結果がすべてだから。自分を信じてくれる人たちを裏切りたくない。みんなに応えたいと思う気持ちを書いた」と曲に込めた思いを語った。



肥満リスクの油使用削減

 米ユニバーサル

 【ロサンゼルス27日共同】米カリフォルニアなどでテーマパークを運営するユニバーサル・パークス・アンド・リゾーツは27日までに、米国内3カ所のテーマパークで提供する食品の約90%について、肥満や心臓病との関係が指摘される「トランス脂肪酸」を使用しない油による調理法に切り替えた。AP通信が伝えた。

 ウォルト・ディズニーも将来的にテーマパーク内の食品にトランス脂肪酸を使わない方針を表明している。ユニバーサル関係者は、同脂肪酸の削減と同時にサラダやフルーツなどの提供を増やしたことを明らかにした。

 ユニバーサルの3カ所のテーマパークでは、トランス脂肪酸を使わずにフライドポテトを調理。来年中には、揚げドーナツといった子どもに人気が高い食品でも同脂肪酸の使用を取りやめる。



子どもの肥満

日本マクドナルド:今月23日の売り上げ過去最高

 日本マクドナルドは27日、今月23日の売り上げが21億5300万円に達し、今年6月18日の21億5100万円を上回って1日の売上高の過去最高を更新したと発表した。

 23日は天皇誕生日で、クリスマス直前の祝日だったことから、家族連れ客が多く「ハッピーセット」など子供向けのセットメニューが好調だった。11月末現在、全3825店のうち337店舗で24時間営業を実施しており、同社は「営業時間の延長や店舗改装などの施策も奏功した」と話している。


米ユニバーサル・スタジオ、子供の肥満で食事メニュー見直し

 米テーマパークのユニバーサル・スタジオ・ハリウッドは24日から、米社会で深刻になっている子供の肥満問題に対応するため園内で提供する食事メニューの見直しを始めた。ライバルのディズニーランドの動きに対抗したとみられる。

 子供向けセットメニューで、心臓病との関連が指摘されるトランス脂肪酸(TFA)を生成しない調理油を使った新フライドポテトを提供。飲み物もペットボトル入りミネラルウオーターなど低カロリー飲料を加えた。TFAに関しては、来年末までにすべてのメニューで使用を中止する。

 米国ではウォルト・ディズニー運営の米国内のテーマパークが、10月からフライドポテトや炭酸飲料の代わりに果物や低脂肪牛乳、ミネラルウオーターなどの提供を始めている。(ロサンゼルス=猪瀬聖)(14:01)



なぜ?東北の子供に肥満傾向 寒さで運動不足か

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 21日公表された平成18年度学校保健統計調査で、子供の「肥満化」に歯止めが掛からない現状が示された。食生活の乱れや食材の変化、運動不足など理由はいろいろ挙げられ、国も自治体も対策を講じてきたが、肥満児、肥満傾向児童は今年度も増えた。特に、なぜか東北地方で肥満傾向が強くうかがえるなど「東高西低」がくっきり。メタボリック(内臓脂肪型肥満)症候群の時代、「子供の肥満」対策も急務だ。

 調査結果で年齢別の肥満児の出現率を見ると、男子は、5歳で2.57%、7歳で6.22%と増え始め、9歳で10.83%と1割を突破。ピークは15歳の13.52%で、9~17歳で10%超の状態が続く。女子で10%を超えるのは12歳の10.16%と15歳の10.06%で、男子ほどの肥満化はみられないが「男女とも昭和52年度以降、一貫して上昇傾向が続いている」(文科省)。

 地域別でも大きな差が出た。男子の15歳での出現率を都道府県別に見ると、全国で最も低いのは埼玉の8.71%。次いで静岡の9.13%で、10%を割り込んだのは群馬(9.14%)と熊本(9.91%)を含め4県だけだ。

 一方、最も高いのは秋田の21.43%で、5人に1人に肥満傾向が見られる。47都道府県のうち、15歳の肥満傾向が15%を上回ったのは北海道、青森、岩手、秋田、山形、福島、栃木、徳島の8道県で、「東高西低」ぶりが鮮明に表れた。

 理由について文科省担当者は「正確なことは分からない」と首をひねっている。

  子供の肥満の割合が全国トップクラスの秋田県。県保健体育課では「秋田の子供は身長も体重も平均を上回り体格がいい。正確な分析はできていないが、それが肥満児の多さにもつながっているではないか」と話す。県は平成13年に策定した「健康秋田21計画」で肥満児を7%に抑える目標を掲げているが、達成は厳しいという。

 秋田市の小児科医で、市教委と連携しながら小学生の体格について調べている大野忠さん(73)は「東北の肥満傾向は、やはり冬の運動不足が原因ではないか」と分析する。大野さんによると、秋田市内の子供は、冬を経た春の調査結果に比べ、秋の調査結果の方が体格がスリムになる傾向があるという。

 あきた病院(秋田県由利本荘市)小児科の白崎和也医長は「秋田では都市部より郡部で子供の肥満が多い。遺伝的な要因もあるが、学校が遠くて親が車で送迎することが多いことも運動不足の一因ではないか」と話す。

 日本食育協会の鈴木雅子理事(福山平成大学客員教授)は「日本では食事の内容や生活環境の均一化が進んでおり、東高西低の原因を断定するのは難しい」と不思議がる。その上で、「寒い地域では外に出て遊ぶより家の中にいる時間が長くなる。当然食べ物を口にする機会は増える」と推測する。

 女子より男子に肥満が多いことについては「女の子の場合、親も本人も幼稚園の時から容姿を気にしてダイエットする。男の子が容姿を気にし始めるのは小学校高学年と遅いため」とみている。

 鈴木理事は「最近の子供は動きたがらず、動物性脂肪と糖質が高くて、軟らかいものを好む。対策には具体的な食事内容と運動量に関する詳細な調査が必要だ」と指摘している。


【ソウル17日聯合】子どもの肥満の原因として注目を浴びているファストフードに対する管理が大幅に強化される。また、学校周辺を「子ども食品安全保護区域」に指定するなど、食品安全水準の向上に向けた制度的システムが整備される見通しだ。

 食品医薬品安全庁は17日、このような内容を骨子とする子どもの食品安全に関する中期ロードマップをまとめ、2010年を目標に段階的に進める方針だと明らかにした。早ければ2008年から、マスメディアによるファストフード広告を制限し、商品にカロリーやトランス脂肪、ナトリウム、糖などの栄養成分を表示するよう勧告する。来年からはトランス脂肪の含有量を定期的に調査し結果を公開するほか、子どもの食生活の安全に関する特別法も制定する方針だ。また、安全性を総括的に測定できる評価指標を開発し、子どもたちが多く口にする食品に含まれる原料や添加物に対しても定期的に安全性検査を実施するとしている。

 このほか、学校給食などの材料に関する安全管理指針をまとめ集団給食の衛生水準を高めるとともに、教育課程に食品安全や栄養関連の内容を含めるなど、学校教育を通じた食生活の安全教育を強化していく考えだ。



『太ったインディアンの警告』を読んで
2006/12/27
『太ったインディアンの警告』


 アメリカ・インディアンと呼ばれる人々は、かつては広大な大陸で自然の恵みとともに生き、地域や部族ごとにそれぞれに、調和のとれた健康維持効果も高い食文化を築いていた。

 白人到来後の過酷な歴史を経て、彼らもアメリカ的生活様式を免れえず、それまでなかった肥満や糖尿病が1950年代以降急増したという。例えばアリゾナのピマ族は、野生の植物と栽培した玉蜀黍や豆類、まれに野生小動物といった、低脂肪でミネラルやビタミンに富んだ菜食主体だったが、白人の進出により農耕の水源が断たれ野生動物が乱獲で絶滅し、自給自足の道が閉ざされた。

 その結果、食物は配給のパン、豆やラード、小麦粉、粉ミルク、砂糖など限られたものとなり、健康で知られた彼らが今では肥満率が70%以上、糖尿病率は50%を超え若年化も進んでいる。高カロリーのジャンクフードや加糖飲料の大量摂取、車社会、労働の変化といった一般的な肥満要因に加え、強いられた生活様式の変化、貧困や医療の不備による糖尿病の悪化率の高さ、生理的メカニズムの遺伝的な違いなど、特有の問題をはらんでいるという。

 著者は現代のアメリカの食の不健全さを科学的・社会学的に解読し、彼らと同じモンゴロイドで遺伝特質も近い日本人の食生活のアメリカ型化にも注意を促し、食と生活のあり方を模索する。

 その肥満の蔓延を招いたのは食品産業界の構造である。第2次大戦後、軍事産業が肥料と農薬の製造に転じ、安価で大量の穀物が生産されるようになり、膨大な加工食品(油、甘味料、精製紛等)が開発された。業界ロビイストは多大な影響力を駆使して政府と癒着し、消費を煽り、健康影響の研究結果や栄養ガイドラインの改竄さえする。そして世界を市場に、食文化と不健康までグローバル化していく。

 研究者は彼らの食生活の変化を「意図せず行われた最大規模の人体実験」とまで言う。著者が歴史的背景を丁寧にたどっているように、この警告は彼らの連綿たる痛みとともに受け止めねばなるまい。自らの食が、マイノリティの存在やグローバリズムの問題につながっていることを、この本は語っている。

(西田信子)