太った人は金持ち | 石丸怪鳥のダイエット大作戦

太った人は金持ち

【ベトナム】ベトナム南部ドンナイ省の公安当局はこのほど、お腹が出た肥満の交通警察官を6カ月の職務停止とし、その間に減量に取り組むよう命じたという。同国紙ラオドンが伝えた。 ベトナムでは「太った人は金持ち」というイメージがとりわけ強く、交通警察官が違反切符を切って、「私腹」を肥やしたのではないかとの疑念を払拭する狙いもあるとか。ハノイ市では昨年、交通警察官のイメージ改善に向け、勤務中のサングラス着用や喫煙をやめるよう求める指針をまとめている。


信号方式の肥満対策に小売店が反発

 肥満が深刻な社会問題になっている英国で、脂肪など過剰に取ると良くない栄養素の含有量を交通信号のように3つの色で表示した政府推奨の方式に一部小売店などが反発、論争になっている。 英食品基準庁が昨年、脂肪や糖分、塩分などの含有量を、赤(多い)、黄(普通)、緑(少ない)の色で表示するよう決め、メーカーや小売店に呼び掛けたのが発端。 高級スーパーや英糖尿病協会など医療団体も「食品の特徴が一目で分かる」と支持を表明。最近の世論調査でも「子供にも分かりやすい」と好評だった。 これに対しスーパー最大手テスコや大手食品・飲料メーカーなどは「信号方式は大ざっぱ。赤色表示は刺激が強い」と客の拒絶反応を懸念。1日に必要な摂取量のうち何%が食品に含まれているかを示す独自の方式を採用、400万ポンド(約9億円)をかけたキャンペーンに乗り出した。 英保健省は現在の傾向が続けば、2010年までに英国男性の33%、女性の28%が肥満になるとし、飽食社会に警告を発している。

コーラやソーダなど炭酸飲料の米国での2006年の販売数量が、2年連続で減少したことが明らかになった。8日付の米業界誌「ベバレッジ・ダイジェスト」が独自調査として伝えたもので、ミネラルウオーターなどに需要がシフトしていることが主因としている。肥満問題が深刻化する中で米国民の習慣も少しずつ変わりつつあるようだ。
 同誌によると、06年の炭酸飲料の年間販売数量は101億5780万ケース(1ケース=約5・7リットル)で、前年比0・6%減となった。人口は増加しているため、1人当たりの消費量の減少率はより大きいとしている。

 同誌のサイファー編集長は「伝統的なコーラやソーダから、ミネラルウオーターやスポーツドリンクに需要が移りつつある」と指摘した。米国では、子供の肥満防止対策として、学校での炭酸飲料の販売を禁止する動きも広がりつつある。