どーゆーこっちゃ…!! 私は絶対にだまされないゾ -19ページ目

この国の闇 ~交通事故編 PART2~

私アナベル・加藤は、
過去に2度に渡って
大きな交通事故に巻き込まれました。


一度目は、
平成9年に原付バイクで交差点に直進で進入中、
直進車両を確認せずに右折しようとした
ワンボックスカーに激突して脳挫傷を受傷。


この事故による後遺症として、
左半身に麻痺障害を残す身体障害者となってしまいました。


二度目は、
平成17年に5車線道路の一番左側を走行中、
2車線目に停車していたタクシーが、
強引に客を降ろそうとしていきなり後部ドアを開口。


そのドアが私の体に直撃し、
路上に激しく吹き飛ばされた挙句
全身に酷い打撲&捻挫を受傷。


その結果
首の付け根の部分にある自律神経機能が破壊され、
「バレ・リュー症候群」という
苦しい後遺症が残ることとなりました。


両事故とも

原付バイク走行中に遭った事故なのですが、
一度目の事故のときは「脳挫傷」という怪我を負い、
二度目の事故のときは頚椎の激しい捻挫によって引き起こされる
「バレ・リュー症候群」という怪我を受傷したわけです。


しかし、
タクシー会社が強制加入していた
自賠責保険(※)を預かる損害保険会社は、
2度目の後遺症である「バレ・リュー症候群」については、
後遺症として認めないと判断しました。


 ※共済組合を自己組織しているタクシー会社といえど、
  それは任意保険に関する話であって、
  強制保険についてだけは、
  民間の損害保険会社が販売している
  自賠責保険に加入しなければならないことになっています。


理由を一言でいうと、
「脳と首は同一部位だから
 同じ箇所に怪我しても後遺症とは認めない」
というものです。


脳と首が同一の部位…。


驚きですよね。


交通事故で被害者になったとき、
怪我の度合いが酷い場合は
多くの場合後遺症が残ることになります。


その後遺症にはいろいろな程度があって、
どのくらいの程度に相当するかは、
すべて「損害保険料率算出機構」という名の特殊法人が、
自賠責保険法の法規に則って裁定を下すことになっています。

損害保険会社は、
そこで下された裁定、後遺症の等級に応じて
慰謝料や逸失利益の支払額を決定します。


でも、
この「損害保険料率算出機構」というのが
クセモノなのですね…。


自動車の所有者は例外なく、
自賠責保険つまり強制保険に加入させられます。


この自賠責保険を販売しているのが、
東京海上や三井住友海上保険といった
民間の損害保険会社なのですが、
被害者の後遺症については、
どの保険会社でも
すべてこの「損害保険料率算出機構」に資料を提出して、
等級認定の調査を依頼することになっています。


そして、すべての損害保険会社は
この「損害保険料率算出機構」が出した決定事項に従います。


一見すると、
被害者保護を目的とした自賠責保険の理念が、
公平に且つ公正に守られているかのように思えますが、
しかし、
もしこの「損害保険料率算出機構」が
損害保険会社の利益を優先させる意向を秘めた
関係団体だったとしたらどうでしょう。


被害者の実情などを無視して、
「損害保険会社の利益を優先した
 事故調査を行うのではないか」
という疑いが持ち上がってきませんか。


答えはこうです。


「損害保険料率算出機構」は完全に
損害保険会社の利益を守る

(損失を最小限に喰い止める)
関係団体です。


何故か。


この「損害保険料率算出機構」には、
損害保険会社から多数天下っているからです。


それだけではありません。


本来であれば、
損害保険会社の悪事を取り締まるべき、
国土交通省や金融庁からも

この「損害保険料率算出機構」に多数天下っています。


その証拠に、
上記のような理不尽な現実に憤った私は、
損害保険会社を監督している行政機関である
「国土交通省」や「金融庁」に
これまで何度も苦情を提言してきました。


何度苦情を申し立てても、
返される答えはいつも、
「すべては損害保険料率算出機構に任せている」
というものでした。



ではここで、
交通事故の世界に蔓延る闇を
改めてまとめておきましょう。


損害保険会社から多数天下りして組織されている
損害保険料率算出機構は
損害保険会社と完全に結託しています。


こんな団体がまともな後遺症認定など
行えるわけがありません。


国土交通省と金融庁に苦情を申し立てても
一切無駄です。


なぜなら、
国土交通省や金融庁からも
損害保険料率算出機構へ天下っているからです。


「損害保険業界」、
「損害保険料率算出機構」、
そして「官庁」による
三位一体の癒着構造…、
これが交通事故業界に巣食う病理の全貌です。


「自賠責保険、特に、
 被害者の後遺症を特定するために介入してくる
 損害保険料率算出機構という名の目くらましシステム」
のために、
これからも多くの交通事故被害者が
泣き寝入りさせられることでしょう。


痛ましい現実ですね。

こんなことが許されていいのでしょうか。


皆さん…、
皆さんのうち、
誰がいつ交通事故の被害者になるかは分かりません。


そしてもしいつか、
交通事故被害者という苦境に立たされることになれば、
それこそ底なしの地獄へと突き落とされるこ
とでしょう。


メラメラこの国の闇に巣食う病理は、いたるところに蔓延っています。

 私もいつか「損害保険料率算出機構」の実情をレポートする

 著作をまとめてみたいものです。

 どこかにバックアップしてくれる出版社はありませんかねぇ…。

災害・事故を読む―その後損保は何をしたか/杉山 孝治
¥1,050
Amazon.co.jp

損害保険業界/森松 邦人
¥1,260
Amazon.co.jp

日本生命・東京海上火災―「人生産業」をめざす保険王国の虚実/坂口 康
¥1,995
Amazon.co.jp

権力犯罪/黒田 清
¥1,890
Amazon.co.jp

真実無罪―特捜検察との攻防/宮本 雅史
¥1,680
Amazon.co.jp

談合と贈与
¥1,628
Amazon.co.jp

「談合業務課」 現場から見た官民癒着/鬼島 紘一
¥1,470
Amazon.co.jp

メラメラ前回悪口をかいたのでお詫びにご紹介。

 勝谷誠彦氏の基本的な目線には共感できる部分も多いのです。

偽装国家―日本を覆う利権談合共産主義/勝谷 誠彦
¥714
Amazon.co.jp

「脱・談合知事」田中康夫―裏切り談合知事は逮捕、談合排除知事は落選。/チームニッポン特命取材班
¥735
Amazon.co.jp





私に、愛と勇気を下さい!

    ↓

この国の闇 ~交通事故編~

天気の優れない週末ですが、
今日はますます気分が滅入ってくる
交通事故に関するお話をいたしましょう。


以下にご紹介する内容は、
すべて私という個人に実際に起こった悲劇です。


その点を予めご了承ください。


今週の月曜日、
朝日放送系で、
「たけしのTVタックル」
という番組の3時間スペシャルが放映されました。


また例によって、
いろんな顔ぶれの欺瞞に満ちた政治家が多数登場して、
視聴者の情動を煽るVTRを番組中数多く挿入しながら、
重大な政治問題をパロディ化していました。


そのこと自体を
どうこう言うつもりはありません。


気に入らなければ見なければいいわけですから…。


私が突っ込みたいのは、
格差問題を取り上げるコーナーで、
勝谷誠彦というコラムニストが発言した
「小泉内閣が行った規制緩和で、
 どれだけのタクシードライバーが困っていると思っているんだ!」
という
何とも無神経な暴言に対してです。


この勝谷誠彦氏の発言には、
「2002年2月1日から施行された
 タクシーの規制緩和をすすめる道路運送法「改正」法案が、
 タクシードライバーの安定した生活を破壊する悪法である」
…という意向が暗に込められています。


いまや巷のタクシードライバーは
「走っても走っても客がとれない」
或いは、
「休日も出勤しなければ食っていけない」
…という苦しい状況に追い込まれていて、
都市部では
客待ちタクシーがあふれかえっている
という緊急な事態を訴えているのです。


…なるほど。


それは大変ですね。


しかし本当に大変なのは、
その溢れかえったタクシー車両の無謀な運転によって
交通事故の被害者となった

私のような声なき弱者の方なのです。


「タクシードライバーが可哀想でならない」
といって憚らない勝谷誠彦さん…、
バカも休み休み言ってもらいたい!


奴らタクシードライバーの危険運転によって、
どれだけの罪なき一般人が危険に晒されているのかを
分かった上で発言しているのか!


ドライバーの仕事が辛いなら辞めればいいのです。
誰もタクシードライバーになってくれと頼んだ覚えはありません



ドライバーの仕事で食えないなら他の仕事に転職すればいいのです。
一般の人間はみんな苦労して就職活動をしています。


タクシードライバーだけが被害者だというような発想で、
タクシードライバーだけの立場を擁護しようとするのは
止めていただきたい。


本当に辛いのは、
タクシードライバーではありません。


奴らの無謀な運転によって引き起こされた
交通事故の被害者の方こそ、
もっと救われない状況に陥れられているのです。


勝谷誠彦さん、

テレビに出演して発言するなら、
どうかそのことを忘れないでいてもらいたい。


実はこのアナベル・加藤も、
一昨年夏に原動機付自転車で走行中、
違法な状況で客を降ろそうとしたタクシーのドアに引っ掛けられて、
2年近くが経った現在をもってしても
未だ重い後遺症に苦しまなければならないほどの
激しい交通事故に巻き込まれるという経験を持っています。


事故以来私は、
加害者であるタクシー会社からは
充分な補償を受けることなく、
ずっと治療費などを自費で賄いながら
重い後遺症と闘ってきました。

正当な補償を求めても、

訳の分からない弁護士が出てきて

一切まともな話をしようとしません。


「くやしければ、

 裁判を起こせばいいだろう!」

と切り返してきます。

弁護士は

法律の専門家だから知っているのです。

今の日本の裁判では、

最終的な司法判断が下るまでには、

少なくとも一年以上という時間を要するという事実を…。

この日本に、

働けないほどの怪我に見舞われて、

一年以上という長期に渡り、

自費で賄いながら、

治療が続けられるという余力のある人間が

どれほどいるでしょうか。

被害者の経済的事情が、

そんなに長く続くはずもないことを知っているから、

タクシー事業共済組合の顧問弁護士は

被害者の足元をみながら

巧みな駆け引きを仕掛けてくるのです。

どうにもならず、

困り果てた頃を見計らって

すずめの涙ほどの格安の慰謝料を提示して

示談を成立させるわけですね。

卑劣な奴らです。

皆さんの周りにも、
タクシーとの交通事故に遭遇して、
正当な補償が受けられなかった被害者の方が
多数いらっしゃるのではないですか?


「タクシー会社はまともな事故補償を行わない」…、
最早これは、
一般の定説にすらなっている暗黙の了解です。


なぜこんな馬鹿げたことになっているのでしょうか?

ご存知ない方のために、
そのからくりをご説明しましょう。


タクシー会社に
「旅客運輸事業者」の許認可を下して
指揮・監督を行っている行政機関は運輸局です。


運輸局からの許認可を受けることで
初めて旅客運輸業が
営めるようになるタクシー会社は、
一般の損害保険などには加入せず、
充分な補償も行えないような
「共済組合」という相互扶助団体を
自分たちで組織して
運輸局の許認可用件を満たしています。


なんでも、

タクシーというのは、
事故率が高い上に数が多いので、
一般の損害保険には加入できないそうです。


それでは、
保険加入を義務付けている
許認可の条件を満たすことはできません。


そこでタクシー事業者が考案したのが、
「共済組合」という名のゴマカシです。


つまり、
「何かあったときはタクシー会社同士で助け合うから
 許認可を下ろしてよ…」
と運輸局に迫ったわけです。


もちろん、

共済組合の保険金は格安です。


ふざけてますよね。


運輸局も
そんなカラクリなどちゃんと見抜いているはずなのに、
しっかり許認可を下ろしています。


お互いが助け合う相互扶助といっても、
それが損害保険としてちゃんと機能しているなら問題ありません。


しかし現実は、
極道まがいの非道弁護士を立てて
事故の責任を回避するための機能を
担っているだけの団体となっています。


そのため、
タクシー会社を相手に交通事故の被害者となった者は、
本来妥当とされる補償が全く受けられないという痛ましい状況が
あちらこちらで頻発するという事態を招きました。


もっとはっきりいえば、
じつに多くのタクシー会社が、
法律の網をかいくぐり、
まともに交通事故処理を行なっていないというのが現状なのです。


こんな危険な状態のまま、
今日も数多くのタクシー車両が
事故を起こしてもまともな補償も行えないような状態で
(はっきりいえば、保険未加入の状態で)
一般公道を走行しております。


こんな恐ろしい現実があっていいのでしょうか?


なぜこんなにも危険な状況を
行政機関である運輸局が放置しているのでしょうか?


理由はいたって簡単。


つまり、

タクシー事業者が組織しているタクシー協会という団体に
運輸局だけでなく国土交通省などのお役人が
多数天下りしているからなのです。


役所は、
タクシー業界とガッツリ癒着していたわけですね。


特に、
運輸局の上部機関である国土交通省なんて酷いものです。


2003年度は(社)全国個人タクシー協会という団体に国土交通省から3人
2004年度は(社)大阪タクシー協会という団体に国土交通省から5人、
2005年度は国土交通省だけで、関係団体に714人が天下っています。


まさに、親方日の丸ですね…。


勝谷誠彦さん、
これらの事実を知った上で
タクシードライバーをかばっているのですか?


皆さん、
街中でタクシーの姿を見たら逃げるようにしましょう。


事故の補償はちゃんと行ってもらえませんよ。




メラメラ皆さん、この国の正しい姿を知っておいて損はありません!

破綻国家の内幕 公共事業、票とカネ、天下り 利権の構造/東京新聞取材班
¥700
Amazon.co.jp

官僚天下り白書/堤 和馬
¥420
Amazon.co.jp

タクシードライバー―最後の叛逆/梁 石日
¥520
Amazon.co.jp

交通事故被害者は2度泣かされる/柳原 三佳
¥1,680
Amazon.co.jp

公共交通が危ない―規制緩和と過密労働/安部 誠治
¥504
Amazon.co.jp

交通事故を闘う―泣いた、怒った、闘った。事故被害者の孤軍奮闘記/里尾 香林
¥1,680
Amazon.co.jp

官僚王国解体論―日本の危機を救う法/小泉 純一郎
¥1,000
Amazon.co.jp

大阪・役人天国の果てなき闇/一ノ宮 美成
¥1,680
Amazon.co.jp

税金返せ!/玉川 徹
¥1,365
Amazon.co.jp

情報番組が報道しないこの国の真実

今日もまた、
私の思考は尾崎豊に支配されています。


「またかよ!」
と思わないで下さいね。


事ほど左様に、
尾崎豊の音楽はメッセージ性が強いのです。


そういえば、
是非お勧めしておかねばならない
ライブ映像がありました。


私の十代の深夜は、
ほとんどこの映像とともにありました。


OZAKI 19/尾崎豊
¥4,715


OZAKI FILM ALIVE AT ARIAKE COLOSSEUM IN 1987 THE TWENTY-FIRST SUMMER/尾崎豊
¥5,143


~この支配からの卒業~尾崎豊
¥3,420



さて、
今回のテーマは「高度情報化社会の弊害」についてです。


「高度情報化社会」…、
難しい言葉ですね。


でも、
今日のお話はそんなに小難しいことではありません。


ごく簡単な、且つ、すごく大切なお話です。


今日はいつにも増して長いですが、
是非最後までお付き合い下さい。


ところで、
東京の方はそうでもないようですが、
最近は文化人バブルなんて言葉が生まれるほど、
報道系のテレビ番組が全盛を極めているようですね。


「●●タックル」、「サンデー・プロジェ●●」、「太田総理の~」
などなど…。


全国区で放映されているテレビ番組を
ざっと挙げただけでも
結構視聴率を稼いでいる人気番組を
いくつか数えることができます。


政治に無関心な人が増えている今の日本で、
とっつき易い政治番組を頻繁に放映すること自体は
むしろ歓迎すべきことかもしれません。


しかし、
哲学者的視点から今のテレビ報道の現状を考察すると、
どうしても無視できない
恐ろしい現実が浮かび上がってきます。


かつて、
ウィトゲンシュタインという哲学者が
「論理哲学論考」という著書の中で
世界は事実であることの全てである
というテーゼを提言しました。


また、
ソシュールやクリプキ、オースティンなどの
彼以外の多くの言語哲学者が寄って立っているのが
世界は言語によって編まれている
という大前提です。


人間の世界は、
すべて言語によって表現されていて、
言語そのものが世界そのものである
という考え方です。


こう考えてみますと、
多くの言語を弄して世界を分節する政治系のテレビ番組は、
視聴者の世界観を形成する張本人だということになります。


とはいっても、
テレビ番組が一般視聴者の世界を形成することの
どこが問題なのでしょうか。


実は、問題も問題、大問題,

この世のすべてがひっくり返ってしまうくらい

超弩級の大問題なのです。


これは新聞や雑誌などの他のメディアにもいえることですが、
番組や新聞の内容を制作する過程で、
採り上げる問題と採り上げない問題を選別します。


今の日本におけるマスコミ関係者は、
馬鹿なのか、他に事情があるからかは分かりませんが、
視聴者の目を惹きつけられる事件を見つけたら、
それこそ半狂乱のような状態で
朝から晩までその事件のことばかりを報道します。


NOVAの外国人講師が殺されたらそればかり。
「あるある」が番組を捏造したらそればかり…。


拉致事件についていえば、
朝鮮総連の脅しにビビッていたマスコミは、
小泉前首相が訪朝して
拉致被害者5人を返還(一時帰国?)してもらうまで
拉致の実態を一切報道することはありませんでした。


旧社会党系議員のプロパガンダに踊らされていたせいか、
この拉致被害者帰国という報道を受けるまで、
私自身も「北朝鮮による拉致犯罪」の存在自体に対して
「まさかそんなことが!」
と疑っていましたし、
帰国した5人以外にも、
何百人にも及ぶ日本人が拉致された疑いがあるという
事実をすら知りませんでした。
(勉強不足ですいません!)


この事実は、
ある一つの恐ろしい実態を示しています。


つまり、
マスコミを通じて情報を収集するということに慣れてしまうと、
マスコミが流している情報が
 この世で起こっていることのすべてである

という間違った先入観が
知らず知らずのうちに形成されてしまうということです。


マスコミが報道している情報以外の事実については全くの無関心…、
自分の知らないところで

実はとても悲惨な事件が実際に起こっているなどとは
思いも寄らなくなってしまうのです。



マスコミが切り捨てた事実は事実ではない、

というより、

そのような事実は起こってすらいないと…。


恐ろしい。


これでは
マスコミが思い通りコントロールできる扇動社会ではありませんか!


マスコミが垂れ流す言語だけが世界のすべてである」
という無意識の前提は、
我々人間個人の思考を根源的な形で停止させます


ここで一つ
ある事実をご紹介しましょう。


これから述べることは
私の親類縁者級の関係者しか知りえないタブー中のタブーです。


最後まで読んでもらえれば、

この日本がいかにその根底から腐っているのかを
よく分かっていただけるはずです。



それほまでに強烈な衝撃力をもった

恐ろしい事実なのです!


ですからここからは、心してお読み下さい。



…昨年、
私の知人の弟が
ある日突然行方不明になってしまいました。


ただの行方不明ではありません。


同居していた妻、5歳と2歳の子供、介護していた母親全員が、
ある日突然、忽然と姿を消したのです。


警察の連絡を受けた私の知人は
慌てて弟の家へと向かいました。


行方不明となった現場を警察が検証した結果、
どうやら弟家族5人は、
食事をしている最中に
突然何者かによって連れ去られてしまったようです。


実はこの日、
行方不明になったのはこの5人だけではありません。


大きな声では言えませんが、
実はこの弟には愛人が一人いまして、
後の調べで分かったのですが、
その愛人もこの日を境に行方不明になっています。


自宅や仕事などはそのままにして…。


問題は
何故この知人の弟家族が

何者かによって拉致されねばならなかったのか、

そして、誰が拉致したのか、です。


実はこの知人の弟という人物は、
主に公共事業を受注する土建事業者だったのですが、
ある公共事業の入札で、
業者間の談合結果を裏切るような形で一番低い価格で入札してしまい、
その公共事業を落札してしまったのです。


調べてみて分かったのですが、
裏切るような形といっても、
どうやら役所に提出する書類作成上のミスのようで、
当人は決して業界の談合の結果を無視しようと思って
故意に低い価格で入札したわけではないとのことでした。


意思に反して落札してしまった彼は、
業界の掟の恐ろしさを嫌というほど知っていたために、
行方不明になる直前まで、
必死に走り回って各方面に対する調整を行っていたといいます。


さて、
ではこの行方不明事件は、その後どうなったか…。


もちろん、
警察による捜索は一切行われていません。



マスコミに取り上げられることもなく、
闇から闇へと葬り去られてしまいました。


こう言ってはなんですが、
NOVAの外国人講師殺害事件も、

確かに凶悪な事件には違いありませんが、
私に言わせれば、
この「知人の弟家族一家5人+愛人行方不明」事件の方が
余程根が深く、
この日本社会の闇に巣食う病巣を感じさせる大事件だと思います。


それでも、
テレビをはじめ、新聞・雑誌などのマスコミは
この事件を一切報道しようとしません。


実際、血縁関係者である私の知人は、

警察はおろか各種マスコミにもアプローチして、

弟家族に起こった惨劇を明るみにしようと賢明に奔走しました。


しかし、事件の裏の事情を察知し、

どのマスコミも、そして頼みの警察すらも全く動くことはなかったのです。



拉致事件発覚前の
朝鮮総連に対するものと同様の自制作用が働いたわけですね。


警察やマスコミが何にビビッたかは
すぐにピンときて頂けると思います。


私はたまたまこの事件を耳にできる人的環境にあっただけで、

調べてみればこのような迷宮事件は

山のようにあるのではないでしょうか…。

(…といっても、私のような一素人に

 その全貌を明らかにできる調査方法など

 知りうるわけがありませんが…)

いやはや…、何とも、恐ろしい社会です。


この行方不明事件の真相を解き明かすヒントとして、
最後に一つ
関西圏の土木関係企業を営む社長のコメントを紹介しましょう。


一度大阪湾や神戸湾の海底を
 底引き網か何かで
徹底的に洗いざらい調べ上げたらエエわ。
 どれだけの死体が上がってくることか…。
 法律も良心も関係あらへん。
 これがこの国の現実や…


皆さん、
マスコミから垂れ流れてくる情報だけが
この世で起こっていることのすべてではありません。


マスコミが語る言語の外側、
つまり、
「こういうものだろう」と思っている
世界の枠組みのさらに外側に、
我々が知るべき本当の真実が広がっているのです。


メラメラ一見目に触れることのない闇の真実に目を向けなければ、

 いつまで経ってもだまされたままです。


日本タブー事件史
¥680
Amazon.co.jp


闇の系譜 - ヤクザ資本主義の主役たち/有森 隆+グループK
¥780
Amazon.co.jp


日本経済「黒幕」の系譜
¥1,050
Amazon.co.jp


野望の系譜 闇の支配者 腐った権力者/共同通信社社会部
¥714
Amazon.co.jp


オウム帝国の正体/一橋 文哉
¥620
Amazon.co.jp


狂気と犯罪―なぜ日本は世界一の精神病国家になったのか/芹沢 一也
¥840
Amazon.co.jp

時代を動かした闇の怪物たち 昭和・平成 日本「黒幕」列伝
¥840
Amazon.co.jp

日本警察 裏のウラと深い闇/北芝 健
¥740
Amazon.co.jp

そして殺人者は野に放たれる/日垣 隆
¥500
Amazon.co.jp


殺戮者は二度わらう―放たれし業、跳梁跋扈の9事件
¥500
Amazon.co.jp

メラメラ世界スケールの闇も、決して軽視することはできません。

300人委員会―「世界人間牧場計画」の準備はととのった!!/ジョン コールマン
¥2,415
Amazon.co.jp



超パラダイムシフト 闇の世界権力をくつがえす日本人の力/中丸 薫
¥1,575
Amazon.co.jp


メラメラ真実を見通す哲学視野を磨きましょう。

思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践/波頭 亮
¥2,310
Amazon.co.jp


論理思考の鍛え方 現代新書1729/小林 公夫
¥756
Amazon.co.jp

哲学思考トレーニング/伊勢田 哲治
¥819
Amazon.co.jp

憂国呆談リターンズ ― 長野が動く、日本が動く/田中 康夫

¥1,680
Amazon.co.jp



論理学がわかる事典/三浦 俊彦

¥1,680
Amazon.co.jp



尾崎豊の言語を哲学する!

前回、尾崎豊のことに触れたせいか、
今日は一日
彼のメロディが頭のなかをループしています。


特に、
学生の頃から私の心を捉えて話さない曲が、
2枚目のアルバム「回帰線」に収録されていた
Bow!」というメッセージソング。



否が応でも社会に飲み込まれてしまうものさ
 
 若さにまかせ挑んでく ドンキホーテたちは
 
 世の中のモラルをひとつ飲み込んだだけで
 
     ひとつ崩れ ひとつ崩れ
 
   すべて壊れてしまうものなのさ


しかし、
私が何よりも彼の音楽に惹かれる理由は、
その強烈なメッセージ性がこもった歌詞ではなく、
胸ぐらを摑んで放さない独特の旋律、
つまり、メロディラインにあります。


シェリー、I LOVE YOU、OH MY LITTLE GIRL…。

日本にミュージシャン多しといえど、
これほどまでに哀しい旋律をメロディに込められる
ソングライターがどれほどいるでしょうか?


若き日の私は、
何よりも彼のメロディラインを愛していたのです。


思えば、
私の青春は尾崎とともに始まり、
尾崎とともに終わりました。


自由のために立てた若き日の誓いは、
今となっては遠い過去の思い出…。


いつの間にか私は
「疑う(闘う)」ことを忘れた
怠惰な大人になっていたのです。


哀しい現実ですね…。


大人たちを恨んでいたころの私は、
尾崎的言語で世界を分節して、
尾崎的解釈で世界を了解していました。


まさに、
尾崎の言語は私の意識の中で
「通常言語の変質作用」
を起こしたのです。


「語られる言葉によって
 世界に対する了解の仕方が変わる…」


言語には、そういう力があります。


言語こそが、
意味記号として人の意識に作用し、
人間に或る行動をとらせる動因となりつつ、
人間の心的態度を変容する要因となるのです。


実存哲学者の言い回しを借りるなら、
「人間は言語を生きている」となり、
また、
メルロ=ポンティという哲学者によるなら、
世界と人間は住むことにおいて一つであり、
人間の到来は世界の到来と同時に成立している
ということになるでしょう。


言語は文字通り、
この生きた身体の一部です。


そういう意味で
尾崎豊の言語は、
この生きた私の身体の一部であり、
彼の世界と私の住む世界は同時に成立している
といっていいのかもしれません。


すいません…、
青臭い優男の独り言でした…。


メラメラ「実存」の意味をやさしく解説してくれます。

実存からの冒険/西 研
¥882
Amazon.co.jp

メラメラ「実存主義」は、サルトルを学ぶことで理解できます。

 ここで紹介するのは、私が読んだ本の中でもちゃんと身になってくれる解説書です。

 難しいだけで、何の身にもならない本を読んでも時間の無駄ですからね。

サルトル―失われた直接性をもとめて/梅木 達郎
¥1,050
Amazon.co.jp

サルトル―「人間」の思想の可能性/海老坂 武
¥777
Amazon.co.jp

新・サルトル講義―未完の思想、実存から倫理へ/沢田 直
¥798
Amazon.co.jp

メラメラサルトル自身の著書。彼の著作の中では一番読みやすいんでは?

実存主義とは何か/J‐P・サルトル
¥1,995
Amazon.co.jp

メラメラ長い西洋哲学史の歴史の中で、実存主義がどういう考え方をする哲学なのかを

 解説してくれています。

西洋哲学の背骨―知っておきたいプラトン、デカルト、カント、サルトル/荻原 真
¥1,890
Amazon.co.jp


メラメラ文学好きな人にとっては、サルトル=カミュ論争は必見の珍事です。

革命か反抗か―カミュ=サルトル論争
¥460
Amazon.co.jp

サルトルとカミュ―文学的アンガージュマン/辻 昭臣
¥1,050
Amazon.co.jp

メラメラ私が最も頭がいい哲学者の一人と思っているメルロ・ポンティの入門書はこれ!

 熊野純彦先生の著作は抜群です!

メルロ=ポンティ―哲学者は詩人でありうるか?/熊野 純彦
¥1,050
Amazon.co.jp

メルロ=ポンティ入門/船木 亨
¥693
Amazon.co.jp

メラメラかなり難しいけど、現象学系の哲学者解説となると、

 やはり大阪大学の先生である鷲田清一先生の著作ははずせないですね。

メルロ=ポンティ―可逆性/鷲田 清一
¥1,575
Amazon.co.jp
メラメラ言わずと知れたメルロ・ポンティの主著。面白いけどかなり難解!
知覚の現象学/モリス・メルロ・ポンティ
¥7,875
Amazon.co.jp






縛られた自由に誰も気付かずに、あがいた日々は終わる…。

知らず知らずのうちに
当たり前のこととして
疑うこともないままに取り込んでいる常識…。


暗黙裡に了解されているプリンティング(刷り込み)。


それは
私が忌み嫌っているものです。


今、日本を包み込んでいる空気の中に、
「疑う」という思考を停止させる
様々な装置が組み込まれています。


学歴信仰などは
その最たるものといえるでしょう。


「いい大学を出ていればいい会社に入れる。
 そうすれば、幸せで豊かな人生が歩める…」


義務教育を受けてきた私自身も、
学歴競争で勝ち抜くことは、
幸せな人生を歩むための絶対の条件であると、
事あるごとに刷り込まれてきました。


学校で、テレビで、大人たちによる説教で、
「東大を出た奴はすごいんだ」
という誤った価値観を
繰り返し繰り返し植えつけられてきたのです。


そういう社会関係のことを、
アントニオ・グラムシというマルクス主義の思想家が
「ヘゲモニー」という概念で説明しました。


この「ヘゲモニー」という言葉、
ご存知でしょうか?


意味を敷衍すればこうなります。

支配者層の知的道徳指導をもって、
 一般の人々に内面的な合意をえること

或いは、
個人の言動を外側からの支配(法的強制、政治的圧力)ではなく、
 内面的な服従をもって同意させる力
』。
 
なんか…ややこしいですね…。


ところで、

2番目の説明で登場した「外側からの支配」としては
1999年に施行された国旗国歌法などがそれに当たります。


国旗国歌法は
ヘゲモニーには当たりません。


「外側からの支配」が存在したら
ヘゲモニーにはなり得ないのです。


ヘゲモニーとは「内面的に服従させる力」。


つまり、
誰も強制していないのに、
支配される側の人間が
自発的に、且つ、無意識に
支配者階級にとって都合のいい
考え方をするようになる状態のことをいうのです。


え?
「オレはそんなに簡単に他人に従ったりしない!」
…って?


そりゃ、そうでしょう。

私だって他人に服従したくありません。


そうではなくて、
先ほど私は
「自発的に、且つ、無意識に」
といいましたよね。


そうなんです。


ヘゲモニーのスパイラルにからめとられてしまうと、
最早「従わされている」という事実そのものに
気付けなくなってしまうのです。


そのようなヘゲモニーによって統一された社会が
支配階級が国家をコントロールする上で
都合のよい「完全な国家」である
ということを
グラムシは解き明かしてくれました。


学歴信仰なんて
「完全な社会」にとって絶対不可欠なものですね。


現代日本社会の病理の一種といっても過言ではありません。


学歴信仰というヘゲモニーは
日本人一般の精神構造の中で
何の法的規制も政治的圧力もないままに
内面的合意を形作ってきました。


高度経済成長期の日本は
まさに、
学歴信仰というヘゲモニーが
政治と市民社会両方に受け入れられた、
グラムシがいう「完全な社会」だったわけです。


しかし、
人民を思考停止にさせていた安定した経済が没落し始めると、
人々はヘゲモニーの魔術から目覚め始めます。


日本の場合で言うならば、
例の「バブル崩壊」ですね。


あれをきっかけとして
日本の経済はその根幹から崩れることとなり、
(というより
本当の実態が明るみになったといった方が
正確なのかもしれませんが)
支配者層が必死で定着させたヘゲモニーである学歴信仰が
疑われることとなりました。


日本人すべてが、
一斉にヘゲモニーのまどろみから目覚めてしまったわけです。


すると今度は、
学歴で人を序列化する社会ではなく
人物主義、つまり、実力で人を評価する社会
を求めるようになってしまいました。


そうなると、
集団に埋没させられるという悲劇から免れることはできますが、
「個」としての価値が問われることになります。


そこで多くの若者たちは
「自分探しの旅」
に出るようになったのですね。


それはそれで辛い現実です。


現代の日本社会は、
人間の能力を偏差値という一つの面で評価するのではなく
人間の様々な能力を
多面的に評価するようになってしまったのですから…。


こういった
市民レベルから起ち上がってきたヘゲモニーを
「カウンター・ヘゲモニー」といいます。


そんなものを持ち込んだおかげで、
私たちは将来の自己像について
自分自身で決定しなくてはならない
という新しい強迫観念に迫られることになりました。


それはそれで、
一つのヘゲモニーであることには違いありませんよね。


何かに従わされるという意味では、
本質的には何も変わってはいないのです。


というより、
我々人間が社会的な生き物である以上、
如何なるヘゲモニーからも開放されることはありません。


実に嘆かわしい現実です。


ところで、
皆さんは「尾崎豊」という名の昭和のシンガーをご存知ですか?


私は
青き時代に彼のメッセージソングに心を打たれ、
その後の生き方を大きく方向転換させた経験を持っています。


数多くある彼のメッセージの中で、
私が一番感銘を受けたのが、


自由って一体何だ
 どうすりゃ自由になるか
」(Scrambling Rock'n'Roll~壊れた扉から収録)


縛られた自由に誰も気付かずに
 あがいた日々も終わる
」 (卒業~回帰線収録)


…という歌詞でした。


世間知らずだった当時の私は、
「学校の教師にああだこうだと強制される鬱陶しい毎日を
 彼は歌にしてくれているんだ」
などとバカ吹いていましたが、
本当はそんな小さいスケールの話ではありません。


彼が歌に込め指し示していたのは、
間違いなくこの「ヘゲモニー」だったのです。


皆さん、
共産主義国家は破綻しましたが、
マルクス的な思考からは未だ多くを学ぶことができます。


そのことを決して忘れてはなりません。


…とはいっても、
自由を求め続ける私は
決して共産主義者にはなり得ませんが…。



メラメラマルクスは経済学者ではなく、哲学者としてみなければなりません。

 その真髄を教えてくれる優れた著作群。

カール・マルクス/吉本 隆明
¥500
Amazon.co.jp


メラメラ的場先生のマルクス解説はとてもわかりやすいです。

マルクスに誘われて―みずみずしい思想を追う/的場 昭弘
¥1,890
Amazon.co.jp

マルクスだったらこう考える/的場 昭弘
¥756
Amazon.co.jp

未完のマルクス―全集プロジェクトと二〇世紀/的場 昭弘
¥2,730
Amazon.co.jp

マルクスを再読する―「帝国」とどう闘うか/的場 昭弘
¥2,625
Amazon.co.jp

今こそマルクスを読み返す/廣松 渉
¥777
Amazon.co.jp

マルクスその可能性の中心/柄谷 行人
¥924
Amazon.co.jp

メラメラ難しいけど、やはり避けては通れない1冊!

マルクスのために/ルイ アルチュセール
¥1,631
Amazon.co.jp
メラメラマルクスは「資本論」ではなく、これを読まなければいけないのです。
経済学・哲学草稿/マルクス
¥735
Amazon.co.jp
ドイツ・イデオロギー 新編輯版 岩波文庫/廣松 渉
¥840
Amazon.co.jp
メラメラアントニオ・グラムシの解説本はそれほど数はありません。大事なのに…。
グラムシを読む―現代社会像への接近
¥2,625
Amazon.co.jp

グラムシは世界でどう読まれているか
¥3,885
Amazon.co.jp

グラムシ・セレクション/アントニオ グラムシ
¥1,365
Amazon.co.jp
メラメラ尾崎豊は、初期のこの3枚こそが真髄なのです!是非に…!
尾崎豊
十七歳の地図
尾崎豊
回帰線
尾崎豊
壊れた扉から
 WE JAPAN 

再び問う! 評論家 宮崎哲弥の正体…!?

喉の奥に突き刺さった骨のように、
いつまでもすっきりしないことってありませんか?


当然、私にもいくつかあるのですが、
今回はそのうちの一つをご紹介致しましょう。


別に目の敵にしているわけではありませんが、
今回もまた例の噂の人、
評論家 宮崎哲弥氏の奇行について、
ああだこうだとイチャモンを付けたいと思います。


最近とくにテレビなどのマスコミに出演して
目立ってらっしゃるので、
どうしても無視することができないのです。


しつこくてどうもすみません…。


さて…、皆さんは
ベンジャミン・フルフォードというカナダ人ジャーナリストが書いた
『 9・11テロ捏造―日本と世界をだまし続ける独裁国家アメリカ 』(徳間書店)
という本をご存知でしょうか?

9・11テロ捏造―日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ/ベンジャミン フルフォード
 
¥1,680
Amazon.co.jp

ご存じない方のために、
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から
その要旨を引用しておきましょう。


ベンジャミン・フルフォードはその著書の中で…、


アメリカ主導のもとで9.11テロが起こされ…、
 アメリカ国内では既にアメリカ政府が嘘をついている
 との意見に既に国民の過半数が賛同している。
 
 その中には、
 ワールドトレードセンターで実際に活動していた消防士や、
 大手建築業界関係者、
 退役軍人等もふくめた様々な各界人がおり、
 ハリウッドスターのチャーリー・シーンらも
 テレビでアメリカを追求している


…と主張しています。


…なるほど。


もしそれが本当なら
この世のすべてがひっくり返ってしまう程に
とんでもなく恐ろしい話です。


実はこのベンジャミン・フルフォードは過去に、
とあるテレビ番組に主演して
この「9・11テロ捏造」説を披露したことがあるのです。


その番組の詳細は以下のとおり…。


番組名 :たかじんのそこまで言って委員会
放送日 :11月19日 13:30~15:00
司 会 :やしきたかじん、辛坊治郎(読売テレビ解説委員)
パネラー:三宅久之、デーブ・スペクター、勝谷誠彦、村田晃嗣、
     宮崎哲弥、橋下 徹、桂ざこば、倉田真由美


この番組では開始から約40分くらいの間、
アメリカの陰謀についてのお題目が取り上げられました。


ベンジャミン・フルフォードはゲストとして参加し、
自身の著書の中身をVTRにまとめて公開したのです。


しかし、
出演していたパネラー勢は
一斉に9・11陰謀説を完全否定。


その結果ベンジャミン・フルフォードは
その場に居合わせたほぼすべての人間から
奇人変人扱いを受けるに至りました。


さて、ではこの番組の中で
宮崎哲弥氏がどのような論理で
ベンジャミン・フルフォードの説を否定したのか、
その論旨をまとめてみましょう。


アメリカ議会選挙で民主党が勝っちゃったので、
 いずれイラク戦争の裏側は明らかになっていくでしょう。
 
 私は
 基本的にイラク戦争はアメリカの敗北だったと思うし、
 やるべき戦争ではなかったと思うし、
 世紀の大失策だと思っている。

 

 しかし
 それと9・11捏造話を
 なぜ一緒にしないといけないのかが全くわからない。
 
 どうしてアメリカが出した公的な文書を
 すべて嘘だと決めつけるの?

 それらに嘘が多いといっても、
 それがきちんとした形で論証されているようには思えない。

 

 政府機関のどういう組織が、
 どれぐらいの数の人間が、
 どのくらいのお金がかかったのか、
 きちんと算定したの?

 

 ニューヨークタイムスの世論調査は、
 何らかの形で嘘があると84%の人が答えている。

 つまり、 
 すべてが全くの捏造だと皆が信じていると言っている訳ではない


…と、
以上のような発言を矢継ぎ早にまくし立て、
ベンジャミン・フルフォードの説を
頭から完全に否定したのです。


そして
さらにここで付け加えておかなければならないのは、
このブログの文面からは伝わりにくいですが、
宮崎哲弥氏がこれらの発言を口にしたとき、
それはもう

いつも以上に顔面を赤く高潮させて、
激しくベンジャミン・フルフォードを罵ったことです。


何のしがらみもない私のような一視聴者からすれば、
「なんでそんなに怒ってるの?
 まさか、アメリカのCIAから、
 いくらかギャラをもらってるのでは?」
と疑いたくなるくらいの異常な興奮ぶりでした。


果たして、
何故宮崎哲弥氏は
あんなに怒りの感情を顕わにしたのでしょうか?


…それは彼のみぞ知ることですが、
テレビという媒体から彼の発言を聴く者として、
どうしてもここで
はっきりさせておかなければならないことがあります。


それは、
ベンジャミン・フルフォードが主張する

 テロ陰謀説の論拠が薄いと
 どういう論拠で主張することができるのか

ということです。


え?
どういうことか分からないって…?


ここまででもだいぶ長くなってしまったので、
ごく簡単にご説明いたしましょう。


…彼宮崎哲弥氏はよく、
私は飛行機が怖いので乗ったことがない。
 だから、
 生まれてこのかた日本を出たことがない

と豪語されます。


ということは、
テロの発生国であるアメリカにも
犯行グループとされたアルカイダが潜伏するアラブの国にも、
一度も行ったことがないということですよね。


つまり彼は、
一次情報(※)ではなく、
二次情報で国際情勢を読んでいるということです。


(※)一次情報とは、自分が現場で経験した生の情報のこと。
  二次情報とは、新聞やテレビといった間接的な媒体を通して得た情報。


今回はベンジャミン・フルフォードが主張するテロ陰謀説の

真偽を問うブログではないので、
ベンジャミン・フルフォードの説と宮崎哲弥氏の否定論と
どちらか正しいのかについての論及は避けますが、
しかし、
宮崎哲弥氏と同じように
二次情報に頼らざるを得ない私のような一般視聴者でも、
ここではっきりさせられることが1つだけあります。


それは、
ベンジャミン・フルフォードが主張するテロ陰謀説
が否定されるのと同じ理由で、
宮崎哲弥氏が発狂に近い状態で主張した否定論も
否定されてしまうということです。


だって、そうでしょ?


外国に一度も行ったことがないということは、

二次情報に頼って事の真偽を判断しているということなのですから…。


二次情報が情報源ということになると、

彼自身が自分の国際情報の信憑性を裏付ける

如何なる担保も持っていないことになります。


つまり、

国際関係についての彼の持論は、
すべて他人の受け売りということです。


いいえ、
著書をまとめるにあたって
限界まで一次情報に迫ろうとした
ベンジャミン・フルフォードよりも
真実から遠ざかっているといえるかもしれません。


ま…、
それも私のような一般視聴者には
確かめようもないことですが…。


というより、
そんな受け売りばかりを並べ立てて、
よくもあれだけ強い口調で
公共の電波で他人を罵ることができるものです。


観ていてこっちが恥ずかしくなります。


皆さん、
テレビに出ているからといって、
決して本当のことを言っているとは限りません。


少なくとも宮崎哲弥氏の国際論評は、
すべて二次情報、
つまり、
他人からの受け売りに基づいています。


そのことを重々、
申し立てておきたいと思います。



メラメラアメリカが自作自演の戦争を引き起こす歴史は

 今に始まったわけではありません。

戦争中毒―アメリカが軍国主義を脱け出せない本当の理由/ジョエル アンドレアス
¥1,365
Amazon.co.jp

軍産複合体のアメリカ―戦争をやめられない理由/宮田 律
¥1,890
Amazon.co.jp

日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く/佐藤 優
¥1,680
Amazon.co.jp

ブッシュの戦争/ボブ ウッドワード
¥2,310
Amazon.co.jp

現代の戦争被害―ソマリアからイラクへ/小池 政行
¥735
Amazon.co.jp

戦争とプロパガンダ 3―イスラエル、イラク、アメリカ/エドワード・W・サイード
¥1,680
Amazon.co.jp

大東亜戦争の正体―それはアメリカの侵略戦争だった/清水 馨八郎
¥1,680
Amazon.co.jp

チョムスキー 21世紀の帝国アメリカを語る―イラク戦争とアメリカの目指す世界新秩序/ノーム チョムスキー
¥1,890
Amazon.co.jp

メラメラ9・11捏造説を訴えているのは、ベンジャミン・フルフォードだけではないのです。

9・11陰謀は魔法のように世界を変えた/ジョン コールマン
¥1,785
Amazon.co.jp


9・11生死を分けた102分 崩壊する超高層ビル内部からの驚くべき証言/ジム・ドワイヤー
¥1,890
Amazon.co.jp


「9.11」の謎―世界はだまされた!?/成澤 宗男
¥1,050
Amazon.co.jp


検証9・11とハイジャック・テロ―機内の真実/青木 謙知
¥1,365
Amazon.co.jp

メラメラ世界最先端の哲学者はどう考えているのか…、必読の1冊です。

9.11/ノーム チョムスキー
¥1,200
Amazon.co.jp



メラメラお詫びの徴にご紹介します。

 宮崎哲弥氏の著作の中で、この本が一番売れているそうです。

1冊で1000冊読めるスーパー・ブックガイド/宮崎 哲弥
¥1,470
Amazon.co.jp

メラメラ冷静な目線で、かつてアイゼンハワー大統領が警鐘を鳴らした

 戦争の元凶である軍産複合体について考えてみましょう。

アメリカの巨大軍需産業/広瀬 隆
¥840
Amazon.co.jp


冷戦後のアメリカ軍需産業―転換と多様化への模索
¥2,625
Amazon.co.jp



物忘れが激しいあなたにガングリオシドの健思考!



記憶力を高める方法



人生の答えが見つかる月刊誌『致知』(ちち)



『英語が話せたらなー』って思ったらこれしかない!。聞き流すだけの学習ツール

日本はちゃんと犯罪者を裁けるのか?

インターネットの自殺サイトを通じて知り合った
男女3人を相次いで殺害したとして
殺人や死体遺棄などの罪に問われた
無職前上博被告(38)の判決で
大阪地裁は先日、
「犯行は残忍、冷酷で非道。性癖は根深く改善は困難だ」
として求刑通り死刑を言い渡しました。


水島和男裁判長は、
人が息を詰まらせて苦しむ姿に興奮するという性癖については
「被告に非はなく不幸だ」と言及しましたが、
「倒錯した性的衝動の防止は不可能で、
 再犯の恐れは極めて高い」
と結論付けたのです。


そうですか…。

殺人を犯した犯人を死刑に処す…。

死刑を極刑として合法化している
日本としては当然の判決なのかもしれません。


ただ、
死刑を言い渡す理由として、
「倒錯した性的衝動の防止は不可能で、
 再犯の恐れは極めて高い」
というのを一番の理由にもってきていることに
違和感を覚えるのは私だけでしょうか…?


これって、
どの程度の罪を犯したのかよりも

個人的人間性を問題にしたわけですよね。


つまり、
「お前は社会にとって邪魔な性分の持ち主だから
 この世界から抹消する」
と…。


人格を理由に死刑を決めるなんて
罪刑法定主義の根幹に関わる話なのではないでしょうか?


※罪刑法定主義
→いかなる行為が犯罪となるか、
 それにいかなる刑罰が科せられるかは
 既定の法律によってのみ定められるとする主義。
 刑罰権の恣意(しい)的な行使を防ぐ人権保障の表れで、
 近代自由主義刑法の基本原則。


しかし今回ここで私が問いたいのは
この
「倒錯した性的衝動の防止は不可能で、
 再犯の恐れは極めて高い」
というのが、
一人の人間の命を抹消するのに
合理的か否かなのではありません。


例えば、
2002年2月19日に
店の客だった会社員(当時41)とトラブルになり、
現金7000円を脅し取り、
さらに風俗店店長ら4人と共謀し、
会社員を車で拉致し、監禁、
その後、会社員の首をベルトで絞めて殺害し、
別の2人にも手伝わせ、
群馬県玉村町の産廃処理工場で、
廃車に遺体を入れてプレス処理をした
埼玉県熊谷市で風俗店を経営していた新井被告などは、
同じ殺人でも無期懲役を言い渡されております。


この判決が重いか軽いかではなく、

それよりも

この無期懲役という刑罰、
つまり「懲役」とは
そもそもどういうことをいうのかを
ここで改めて問うてみたいのです。


はてなダイアリーにはこう書かれています。

「懲役」とは
「監獄に拘置して所定の作業を行なわせる刑罰」のこと。


つまり、
施設に閉じ込めて作業を行わせるということですね。


…でもこれって、「罰」なのですか?

殺人を償わせる懲罰として充分な重さを持つ「刑罰」なのですか?


テレビや風呂、空調施設が完備されている施設で、
3度の食事を配給されながら
一日わずか数時間の労働に従事する…。


こんなの罰でも何でもありません。


娑婆で働いている一般の労働者なんて、
それこそ地獄のような苦しい環境の中で
激務に追われる毎日を送っています。


嫌な社長やクライアントの機嫌を伺いつつ、
徹夜明けのショボついた目をこすりながら
Macのディスプレイを覗きこんでいる
そこのグラフィックデザイナーさん、
そう思いませんか?


「そんなんだったら、
 オレの毎日の方がよっぽど辛い!」
と…。


もう一度いいます。

殺人を犯した犯人が
何年の懲役に課されるかは大したことではありません。


実際の裁判では懲役の期間の長さだけが

係争の争点になることがほとんどです。



しかし、

懲役の期間の長さなのではなく、
「懲役」そのものの中身こそが問われるべきなのです。


日本の「懲役」では、
今現在イラク・バクダッドやチェチェン共和国で

日常生活を送っている善良な一般市民よりも
遥かに心地いい時間を過ごすことができます。


日本の「懲役」は「罰」なのではありません。


犯罪者に対する偏見を削ぐために設けられた
禊ぎのシステムに過ぎないのです。


皆さん、
絶対に犯罪の被害者にだけはならないように致しましょう。


一般市民の安全と人権を守らないこんな国に、
税金を払ってもいいと思えますか…?


爆弾私は人間が内包している攻撃性にビビリまくっています。
そんな恐怖に慄きながら、日々真実を求めているのです。
こんな軟弱な私ですが、是非みなさんの勇気をお分け下さい!
      ↓

 人気blogランキングへ


メラメラ「罪を償う」とはどういうことなのか、

 いつ犯罪に巻き込まれるか分からないのですから、

 日ごろから自己防衛の理論を武装しておかねばなりません。

罪と罰、だが償いはどこに?/中嶋 博行
¥1,575
Amazon.co.jp


人はどこまで残酷になれるのか/桐生 操
¥798
Amazon.co.jp


メラメラ人類史には残虐な歴史が大半を占めているのです。

禁断の世界残酷史―歴史に刻印された戦慄の快楽/岡田 英男
¥530
Amazon.co.jp


タブーの世界残酷史―封印された邪悪な衝動/岡田 英男
¥530
Amazon.co.jp

メラメラえらそうなことを言ったところで、日本にだって残虐な歴史があるのです。

身の毛もよだつ日本残酷死刑史―生埋め・火あぶり・磔・獄門・絞首刑・日本の残酷刑罰史/森川 哲郎
¥880
Amazon.co.jp

メラメラ刑務所の実情を知るのは国民の権利です。

図解 知られざる刑務所のすべて―元刑務官が明かす、実録・獄中生活マニュアル/坂本 敏夫
¥1,000
Amazon.co.jp


獄窓記/山本 譲司
¥1,575
Amazon.co.jp


メラメラ権力の構造を解き明かしたミッシェル・フーコーの代表作。

監獄の誕生―監視と処罰/ミシェル・フーコー
¥5,565
Amazon.co.jp



爆弾こんな屁理屈言いのブロガーですが、

 あなたのワンクリックで闘える勇気を与えて下さい。


あなたのメール届いてますか?読まれてますか?不安解消ダイレクトレスポンス戦略ツール



人生の答えが見つかる月刊誌『致知』(ちち)


物忘れが激しいあなたにガングリオシドの健思考!

この国の国会議員はどうかしている!

まだまだ我慢できません。


さらにここで
はっきりさせておきたいことがございます。


それは他でもありません。
「民主主義とは何か」についてです。


最近テレビで
政府与党である自民党の議員が
我が物顔で発言しているシーンを
よく目にするようになりました。


特に、
今読売系列で放映されている
太田光の私が総理大臣になったら
という番組で発言している議員なんて
ひどいものです。


ちゃんと勉強していないので
本当のことを知らないんですね…。


彼らが発言していることの中で、
私が最も我慢ならないのが、
「多数決が民主主義の原理である」
という虚言です。


なんというおバカな発言でしょう。


多数者の論理で
マイノリティの意見を封じ込める仕組みを
「民主主義の原理」だなんて…。


「民主主義」の正しい意味を
三省堂の国語辞典から引いておきましょう。


民主」的とは、
「どんなことでも一人ひとりの意見を平等に尊重しながら、
 みんなで相談して決め、

 だれでも納得にいくようにする様子」
のことをいいます。


つまり、
どんな少数者の意見でも、
何らかの形で政治の意思決定に反映されていなければ
民主主義政治とはいえないわけです。


今の政治が
そんな状態にありますか?


近年では
通信傍受法、国民年金法改定案、イラク特措法などの法律が
与党による強行採決によって可決されました。


民主主義の基本的なルールを無視して
強行に、強引に、少数者の主張を封じ込めて
決めちゃったわけですね。


こういうのを「独裁政治」というのです。


「強行採決」…、実に不愉快な響きですね。


フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から、
この「強行採決」という言葉の意味を引いておきましょう。


日本の国会では通常、
 与野党間で採決日に関する合意をしてから、
 採決を行うのが慣例とされている。
 
 しかし、
 与野党の合意がつかない場合は、
 与党が単独で採決日を決めて採決を行うことがある。

 この与党の議事運営方法が強行だと野党から批判される。


 このような強行採決は、
 外国の議会ではあまり例を見ない
 (ただし、韓国や台湾の議会では行われるようである)。


 日本でのみ繰り返されてきた理由としては、
 1.日本の国会の審議時間が極めて短いこと
 2.会期が短く、継続審議をしないと
   会期終了とともに廃案となる制度があること
 3.与野党とも造反が少ないこと
 が挙げられる。


 まず、審議時間の短さから、
 日本の政治では“議論が尽くされていない”
 という野党側の言い分が成立しやすい。


 また、会期が短いうえに、
 継続審議をしないと期限切れで廃案となるために、
 早めに採決をしなければならないという与党の事情と、
 採決を引き延ばせば廃案になるという野党の事情があり、
 採決の日程で合意に至らない要因になっている。


 さらに造反が少ないので、
 採決に持ち込まれた場合はほぼ与党が勝利する形で終わる。

 このような事情から、
 強行採決が続くこととなっている


…不愉快です。実に気持ち悪い…。


多数決で可否を問うシステムを採用しているからこそ、
このような暴挙が可能となるのです。


強行採決を行える国が
民主主義国家ですか?


多数決で少数意見を封じ込めるのが
民主主義の政治なのですか?


バカ言ってはいけません。


民主主義とは文字通り、
「一人ひとりの意見を平等に尊重しながら」
物事を決めていく政治システムのことをいうのです。


特に、
「多数決が民主主義の基本なんだ」と言って憚らない
大村ひであきという自民党衆議院議員


テレビに出てきてまで、
大嘘を振りまかないで頂きたい。


「民主主義」と「多数決」は両立しません。
それらは全く違うベクトルを示す概念です。


ちゃんと勉強してから
人前で発言するようにしましょう。



メラメラ政治のことは国会議員に学ぶより、

 正しいことを正しい言葉で解説してくれている賢人の教えに学ぶことにしましょう。


日本人のための憲法原論/小室 直樹
¥1,890
Amazon.co.jp

日本国民に告ぐ―誇りなき国家は、滅亡する/小室 直樹
¥1,680
Amazon.co.jp

論理の方法―社会科学のためのモデル/小室 直樹
¥1,785
Amazon.co.jp

新世紀への英知―われわれは、何を考え何をなすべきか/渡部 昇一
¥1,680
Amazon.co.jp


メラメラ純粋な「民主主義」という視点からすれば、戦争大罪国家アメリカの方が

 かなり進んでいるのです。


旧体制と大革命/アレクシス・ド トクヴィル
¥1,470
Amazon.co.jp

アメリカのデモクラシー (第1巻上)/トクヴィル
¥945
Amazon.co.jp

アメリカのデモクラシー〈第1巻(下)〉/トクヴィル
¥945
Amazon.co.jp

トクヴィル―民主主義の三つの学校/小山 勉
¥1,575
Amazon.co.jp

民主主義―古代と現代/M. フィンリー
¥1,008
Amazon.co.jp

メラメラ民主主義を考えるときにはやはり、

 哲学的視点から原理を検証せねばなりません。

哲学する民主主義―伝統と改革の市民的構造/ロバート・D. パットナム
¥4,095
Amazon.co.jp


メラメラアントニオ・ネグリとマイケル・ハートにより共著。

 前著「帝国」の思考をさらに前進させた意欲作。

マルチチュード 上 ~<帝国>時代の戦争と民主主義/アントニオ・ネグリ
¥1,323
Amazon.co.jp

マルチチュード 下 ~<帝国>時代の戦争と民主主義/アントニオ・ネグリ
¥1,323
Amazon.co.jp
記憶力向上サプリメントは健思考!
メール配信システムめる配くん5周年記念!

薬害肝炎事件の責任は誰にあるのか?

もう我慢できません。


マスコミが
いつまでたっても言葉にしないので、
ここで私がはっきりさせておきます。


テーマはずばり、
戦後日本において、
最も理不尽極まりない悲劇の一つといえる
「薬害C型肝炎訴訟」
についてです。


これから書くことは、
そのまま「薬害エイズ訴訟」
にも当てはまります。


まずは「薬害C型肝炎訴訟」の経緯から…。


「止血剤として血液製剤を投与され、
 C型肝炎ウイルス(HCV)に感染させられたとして、
 患者と感染者21人が
 国と製造元の三菱ウェルファーマ(旧ミドリ十字)など3社に
 総額13億5300万円の損害賠償を求めた
 薬害C型肝炎東京訴訟の判決が23日、東京地裁であった。

 永野厚郎裁判長は
 13人について国と製薬会社に
 計2億5960万円の支払いを命じた。
 患者は1人2200万円、
 感染者は1人1320万円の損害額が認められた」
(asahi.comの記事より
http://www.asahi.com/ )


薬害C型肝炎訴訟の集団訴訟は全国5地裁で起こされていて、
今回の判決は国と製薬会社の責任を一部認めるかっことなりました。


この結果を受けて
感染させられて以来自費で治療を続けてきた被害者たちにとっては、
少しは救われる状況を招くことができるようになるでしょう。


それは結構。


私が突っ込みたいのは

判決の如何なのではありません。


私が引っかかっているのは、
「永野厚郎裁判長は
 13人について国と製薬会社に
 計2億5960万円の支払いを命じた」
…という部分です。


このうち「製薬会社」については
製造元の三菱ウェルファーマ(旧ミドリ十字)など
3社の民間企業であるから
(金儲けのために人殺しをも厭わない悪魔企業ですが、
今回は敢えてその点は触れません)
特に我々一般国民に直接の被害は及んできませんが、
問題は「国」の方です。


ここで司法によって損害賠償責任を問われている「国」とは、
他でもない「旧厚生省」のことを指します。


さて、では
裁判所によって支払いが命じられた
計2億5960万円のうちの「国」負担分のお金
一体どこから調達されてくるのでしょうね…?


答えはいたって簡単。


旧だろうと新だろうと、
損害賠償の金を払うのは今の厚生労働省、
つまり、
我々国民が納めている税金を運用している行政機関が
国民のお金を使って被害者の補償を行うというわけです。


先日マクドナルドでフィレオフィッシュを頬張っていた時に、
となりのテーブルに座っていたおばさんたちが
こんなことを話していました。



「国のミスで重い病気に感染させられたのだから、
 国はちゃんと補償してあげたらいいのに…!」


…ちょっと待ってください、天童よしみ似のそこのおばさん。


国が補償するといっても、
お金の出所はあなたが握っているその財布にあるのですよ。


あなたが今食べているポテトを買うのに支払った消費税
あなたがパートして得た給与から天引きされる源泉所得税
自営業者のだんなが確定申告して納付した所得税
これらすべてが原資となって、
「国」の行政機関である厚生労働省の日々の活動を
支えているのです


日本人は不思議な国民性をもっていますね。


「薬害被害者の補償に充てるために金がいるから
 お金を払って下さい」と言われれば、
殆どの人が払う前に何か文句を付けるはずです。


でも、
先に徴収されていた税金が

どう使われているのかについては
あまり関心を示すことがありません。


もう一度言います。


裁判所は
我々国民に対して賠償命令を下したのです。


何故なら、
我々が日々かすめとられている税金は、
国庫に入れられてもまだ

我々国民のお金であることには違いないし、
官僚機関が実際に運用している時点においても、
お金の所有権自体は我々国民にあるからです。


今回の補償の場合でいえば、
被害者の銀行口座に実際にお金が振り込まれる時点まで、
厚生労働省が握っているお金は
すべて我々国民のお金なのです。


つまり我々国民は、
旧厚生省で薬害を引き起こした
外道バカ役人の尻拭いをさせられるわけですね。


官僚の不手際で肝炎に感染させられるのも理不尽ですが、
人を死に追いやるミスを犯した

役人の責任を負わされるのもまた

二重の意味で理不尽な話です。


ここで私は全国民に申し上げたい。


薬害事件においては

国の行政責任を問うのではなくて、
誰が執り行った行政でこんな悲劇が起こることになったのか、
官僚の個人責任を追求してもらいたい


人生こうろう師匠の言葉を借りるなら、
「責任者、出てこい!」
というやつです。


一体どこの誰がどういう目的で、

どういう責任において
「それまでの非加熱製剤に代えて
 加熱製剤の製造を行いたいというミドリ十字の承認申請を、
 わずか10日間の審査でスピード承認した」
のか…?


このまま支払い命令が

たんたんと実行されることになれば、

薬害を引き起こした悪鬼本人は無罪放免…。


こんな馬鹿な話があっていいのでしょうか。


これだけ多くの人が

死の苦しみを負わされているのです。


私たち国民が裁いてやるから
堂々と表に出てこいってんだ!


ま…、といっても…、

絶対に出てこないでしょうけどね。


何故なら
あの悪魔どもの基本的な行動原理は自己保身。


奴らは、

自分の存在を守るためだけに
中央官庁という最も安定した組織に身をおいているのですから。



メラメラ「もしかしたら、私が被害者になっていたかもしれない」

 そんな意識を大切さを教えてくれる薬害の著作群。

 今回その中でも、最も私の胸に響いた作品をご紹介いたします。

薬害肝炎―誰がC型肝炎を「国民病」にしたか/大西 史恵
¥630
Amazon.co.jp


お前は忘れても、俺は忘れへん―「薬害エイズ」絶望からの闘い 史上最悪の医療犯罪の真実/家西 悟
¥1,785
Amazon.co.jp


食マフィアの棲む国 毒菜/吾妻 博勝
¥1,785
Amazon.co.jp


緩慢なる毒殺―21世紀を日本人は生き延びられるか/横田 哲治
¥1,785
Amazon.co.jp


真実を直視する―薬害エイズ訴訟の証人医師として/内田 立身
¥1,470
Amazon.co.jp


薬害エイズ「無罪判決」、どうしてですか?/櫻井 よしこ
¥735
Amazon.co.jp

メラメラ人がなんと言おうとも、私は広瀬隆氏の著作から多くを学びました。

腐蝕の連鎖―薬害と原発にひそむ人脈/広瀬 隆
¥1,529
Amazon.co.jp



物忘れが激しいあなたにガングリオシドの健思考!

仏教者を自称する宮崎哲弥氏について。

ファンの人がいたら申し分けありませんが、
最近「宮崎哲弥」という名の評論家が
テレビに出まくっていますよね。


とてもお忙しそうなのに、
よくそれだけ色んな情報を仕入れることができるもんだ」と
ものぐさを絵に描いたような生活を送る私は、
いつも感心させられながら彼の論評を拝聴してきました。


しかし、2、3どうしても引っかかることがあるのです。


中でも一番気になるのは、
出演している番組内ですぐにブッちギレること…。


あらゆる場面で怒りまくっていますよね…。


ただ怒っているだけならほっとけばいいだけの話ですが、
私がどうしても引っかかるのが、
彼が猛烈に怒るとき、
信じる正義を通すためでなく、
自分のプライドが傷つけられたことに対する
反動感情を感じさせる点です。


たとえば、
たかじんのそこまで言って委員会」では、
先に開帳した自分の意見に
三宅久之氏が解説を加えようとしたら、
そんなこと、私は分かってますよ!」
と大声を張り上げたことがありました。


 あのね宮崎さん…、
 これは三宅氏が視聴者のために
 解説を入れただけなんですよ。


 決してあなたの人格や知性を否定しようと
 したわけではありません。


また、
朝まで生テレビ」に出演したときは、
共産党の穀田恵二氏に向かって、
今オレに向かって表へ出ろって言ったな!」
と喰ってかかったこともありました。


 あのね宮崎さん…、
 そのような物言いはネオン街を闊歩する輩と
 何ら相違ありませんよ。


 日本共産党を嫌う気持ちは理解できなくはないですが…。


同じく、
天皇制について考える「朝まで生テレビ」で、
天皇の権威って何だろう?」という田原総一朗の問いに、
私がお答えしましょう」と布石を打った上で、
天皇の権威は…、

 ‘天皇については語れない’ ということにあるのですよ」と宮崎氏。


その答えに田原総一朗は
そういう答えはつまらない」と返答。

宮崎氏はすぐに激昂して、
つまらないとは何だよ、つまらないとは!
 無知だよ、あんたは
!」
とまくしたてていました。


 あのね宮崎さん…、
 「語れない」なら朝生なんかに出てきなさんなって…。


 大体、
 「権威」についての哲学的な定義を提案し合うのが
 この日のテーマではないわけでしょ?


それと、
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、
「爆笑問題と筑紫哲也が司会を務めた
拝啓ブッシュ大統領閣下!! あなたが語らない10の秘密』に出演したとき、
番組中に流れたVTR
 (ブッシュ大統領がイェール大学時代に所属した学生サークル
 「スカル・アンド・ボーンズ」が、
 ヒトラーを信奉している陰謀組織であるといった内容や、
 ブッシュ大統領が信仰しているというキリスト教右派団体が、
 世界征服を企んでいるといった内容。)
がデタラメであるとして激怒し、
番組を収録中止に追い込むほどに、
スタジオ内のセットを壊滅させた事がある

とか…。


なんともはや…、
よくそれだけ怒れるもんですねぇ…。


では、

私が何故宮崎哲弥氏が

自分のプライドを守ろうとして必死に怒っている姿に

違和感を覚えるのかについて
述べさせて頂くことにいたしましょう。


「たかじんのそこまで言って委員会」に出演したときでも
ことあるごとに彼は、
自分は仏教徒である」というセリフを口にします。


これも、
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』からの引用ですが、
それによると彼は、
輪廻転生については否定的な
 ナーガールジュナ(龍樹)を宗祖とする中観派

を自認していらっしゃるとか…。


ナーガールジュナ(龍樹)を宗祖とする中観派とは、
所謂大乗仏教の一派ですが、
いずれにしても
思想家的立場から仏教に帰依してらっしゃるわけですから、
原始仏教の始祖である仏陀が
どういう境地を目指して何を悟ろうとしたのか

をよくご存知のはずです


今回は宗教を解き明かす回ではないので、
詳しい宗教談義は次回以降のブログに譲りますが、
ここで一言だけ付言しておくなら、
仏教とは本来、
あらゆる煩悩を振り払うことで、
輪廻転生の輪から解脱することを第一の目的としています


特に、
宮崎氏がこだわってらっしゃる自己愛は、
仏教でいう煩悩の最たるもの。


 あのね、宮崎さん…。 

 

 仏教者を自負するなら、
 そんなに人前で怒りの感情を顕わにしないで下さい。


 自己の尊厳に固執したいなら、
 そんなに軽々しく仏教への信仰告白をしないで下さい。


 観ているこっちが恥ずかしくなりますから…。


 (気になるなら観なければいいのですが、
  何故だか私が好んで鑑賞するTV番組には、
  彼が主演していることが多いのです)


また、彼はよく
自分は大衆とともに生き、
 大衆とともに死ぬ辻説法師なんだ

と豪語されますが、
あなたほど大衆の感覚から遠く乖離している人間はおりません


同じような臭いを共有する者として、
ここで改めてご指摘申し上げたいと思います。


あなたの煩悩は大衆よりも大衆的ですが、
あなたの生き方は大衆というより
間違いなく奇人の部類に属します。


…まさか超メジャーな宮崎氏が
こんなマイナーなブログなど読むことはないと思いますが、
万が一もし読むようなことがあっても決して怒らないで下さいね。


お詫びに、

宮崎氏の著作をご紹介させていただきたいと思います。


お友達の橋下徹弁護士は

M2:思考のロバストネス/宮台 真司

¥2,100
Amazon.co.jp

ニッポン問題―M2:2/宮台 真司

¥588
Amazon.co.jp

の2冊を

宮崎さんの本ってホントに難しいんですよ。

 何度挑戦しても分からない

と間接的に宣伝してらっしゃいましたが、

私はそれより、

初期の思想的著作

正義の見方

や、
新世紀の美徳―ヴァーチャス・リアリティ

をお勧めしたいと思います。


テレビに出演しているときより、

もっと冷静な彼の思想に接近することができるはずです。



メラメラ思想を探求するものにとって、仏教哲学は必須のものです。

  この1冊は、最もその真髄を明らかにしているものです。

原始仏教―その思想と生活/中村 元

¥914
Amazon.co.jp
はじめての仏教―その成立と発展/ひろ さちや

¥760
Amazon.co.jp


はじめてのお釈迦(しゃか)さまのお話

¥1,050
Amazon.co.jp



メラメラいろいろ読みましたが、日本の仏教について、

  もっとも分かりやすく、しかも、体系的に解説しているのはこれです!


逆説の日本史〈6〉中世神風編/井沢 元彦

¥690
Amazon.co.jp

逆説の日本史〈10〉戦国覇王編/井沢 元彦

¥690
Amazon.co.jp

仏教・神道・儒教集中講座/井沢 元彦

¥580
Amazon.co.jp