どーゆーこっちゃ…!! 私は絶対にだまされないゾ -21ページ目
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苦境に立つ人たちへ

今所属している組織に不満のある方、
こんな風に考えてみてはいかがでしょう。


会社を辞めること、
或いは、
嫌悪すべき関係性を断ち切ること…、
それは、
ブルガリア出身のユダヤ系思想家の
ジュリア・クリステヴァによれば、
「スティルからのパロールの解放」
というパラダイムステージに当たるそうです。


この「スティルからのパロールの解放」というテーゼは、
生きる集団を呪縛する民族言語としてのスティルを超越して、
如何に‘個’としての声を発話するかについての
クリステヴァなりの提言なのですが、
フランスのポスト構造主義者ジャック・デリダは、
「声と現象」という著書において、
事物の現象を表現する人の「声」の存在に、
思惟する主体に先行する痕跡としてのエクリチュールを見い出します。


つまり、
言語が世界を言い当て得るというのではなく、
世界の存在そのものがすでにエクリチュールであり、
表現よりも先に言語による差異によって
世界は構成されているというのです。


「世界はすでに言語によって書かれたテキストである」
と表現したのもデリダでした。


彼は、
ロゴスによって世界のすべてを言い当てることができる
という信憑のうえに受け継がれてきた形而上学の歴史を
その根底から覆そうとしたのです。


これは前に取り上げた
ジョナサン・カラーの「文学理論」の中でも、
「文学」という表記の仕方による意味の拡大解釈性、
つまり
「コンスタティブ」な発話と
「パフォーマティブ」な発話の理論としての実態効力
などにも発展するプロットなのです。



さて、ここでちょっと視線を変更してみましょう。


人間関係でお悩みの方…、
「人的関係のアドバンテージというのは、
 相手の時間を先回りすることから始まる…」
と考えてみては如何でしょう?


「相手の時間を先回りする」とは
とても理解しにくい概念ですが、
しかし、
常に少し先の未来を先取りして、
他者より一歩先の時間に定位することできれば、
常に相手の発想を俯瞰することが可能になります。


この運動が
他者意識との水位差を生む‘意外性’へと繋がり、
人々の情動を大きく揺さぶることになります。


相手の情動をまず先に動かすことができれば、
コミュニケーションにおける優位性を担保します。


如いては、
その‘意外性’を最初に言語化した者が
すべての現象に先行したエクリチュールの発話者であると同定され、
語り継がれるべきタナトゥス(物語)の痕跡となるのです。



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頭のいい人たちが考える「嘘」の構造

政治家、実業家、ジャーナリスト…、
この国で目に付く殆どの上流階級はみんな嘘をついていますね。


このところ私は、
フェルディナン・ド・ソシュールという言語学者が提唱した

言語の恣意性についてずっと考えています。


ソシュール研究家の一人、ジョナサン・カラーという人の本に
「文学理論」(岩波書店)というのがあります。


この本は
言語という記号を紡ぐ螺旋(シンタグム)の背後に潜むパラディグム、
つまり、表記された文の構造から派生する
言語記号の意味以上の`物語性´なるものは
一体、どのような原理で生まれるのか

という文体記号の理論について書かれています。


これは、ソシュールが提唱した
「シニフィアン・シニフィエ」という
言語の構造にも通じるロジックなのですが、
例えば、
「ジャーナリズム」というシニフィアンは、
【「都市に、街に、他の人々に」注意を向ける個人の立ち位置から
 「世界の成り立ち方」と「人間のあり方」について問うという仕事】
というシニフィエとが表裏をなし、
「ジャーナリズム」という記号のシーニュを構成しています。


フランスのポスト構造主義者ジャック・デリダによれば、
存在というのは、
時の経過とともに推移していく(ズレていく)もの
であるらしいのですが、
この「差延」の定義を「ジャーナリズム」に当てはめるとするなら、
時間的経過の中で、
「ジャーナリズム」というシーニュは、
それ自体が一つのシニフィアンとなり、
さらに次の次元でのシニフィエへと繋がれていく…。


そしてソシュールによれば、
このシーニュのシニフィアン化こそが「デノテーション」と称され、
そして、そのシニフィアンが
新たなるシニフィエと結合して別な記号へと進化することを
「コノテーション」と言語化されています。


一方、デリダは、
プラトン・アリストテレスに端を発する西洋型形而上学を
ニーチェ的な手法で徹底的に批判しました。


例えば、
デリダはニーチェの
『この世に「客観的認識」や「普遍的認識」といったものはあり得ない。
 どんな観点も客観的ではあり得ず、
 
一切は特定の視点から見出された「解釈」に過ぎない。
 
真の世界を見出そうとする認識の働きは、
 やがてその極限で、真理や客観など決して存在しないことを見出すに至る。
 
このことがいずれ人の観念にニヒリズムをもたらし、
 存在一般の意味そのものを無価値なものへと変換するだろう』
というテーゼを継承して、
絶対的真理の根底をなす
形而上学(世界の始まりや終わりを探究すること)の無意味性を指摘し、
世界にあるのは時の流れ、
つまり、
刻々と変化する存在のズレの態勢があるのみだという
「差延」の概念を打ち立てたのです。


ある現象・事象を脳が知覚し、
その解釈を主観が言語によって言い当てるという
メカニズムを前提とした西洋思想の歴史を否定し、
「世界はすでに言語によって書かれたテキストである」
と表現したのもデリダです。


つまり、
言語が世界を言い当て得るというのではなく、
世界の存在そのものがすでにエクリチュールであり、
表現よりも先に言語による差異によって
世界は構成されているというのです。


世界は言語によって編まれている。

ということは、
虚言で編まれた世界は
その存在そのものが嘘であるということになりますね。


頭のいい人の考えることはやはり違います。



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メラメラ一風変わったニーチェ論。しかし、竹田先生はわかりやすい!

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情報起業バブルは必ず弾ける!PART 2

御好評につき、
今回は再びこの話題を取り上げます。


それは、
「情報起業バブルは必ず弾ける!PART 2」です。


もう一度お聞きしますが、
皆さん本当にネットビジネスで儲けていますか?


書店やインターネットを見てください。


そこには、
IT起業を薦めるあらん限りのノウハウツールが
溢れかえっていると思います。


ブログを開設しても、
情報商材を売り込むトラックバックが
瞬く間に多数書き込まれる始末…。


アフィリエイトのうまい稼ぎ方とか、
情報商材をネット販売すれば3億稼げるとか…。


そんな甘い言葉に誘われがちなあなた。

ちょっと待って下さいね。

世の中、そんな甘いものではありません。


誰よりも早くこのビジネスのモデルを考案して
そしていち早くそれに取り組んだ人はそれなりに儲けられたでしょうが、
その体験談を後発の他者に紹介して、
「あなたもすぐに1億稼げます」
と流布するのは騙しの常套句です。


大体ですね…、
情報商材発行で儲けた人の儲けを生んだ肝心の商材そのものは
ほとんど「3年で1億稼ぐ情報起業法」というノウハウだったりします。


でも、
こんな題名の商材に興味を引かれる人は
その稼げるノウハウそのものを知りたいのであって、
「3年で1億稼ぐ情報起業法」
という商材を売って儲けた体験談など聞きたくないはずです。


まさかこんな初歩的なマルチ商法に
引っかかるような人はいないだろうと思いきや、
このamebaのブログでも
あるはあるは…、
「楽して金を儲ける情報起業」系のノウハウ公開ブログが…!


「3年で1億稼ぐ情報起業法」というノウハウを公開して
1億稼ぐというのは論理矛盾でしょう?

では、
その「3年で1億稼ぐ情報起業法」のノウハウそのものの中身とは
何なのですか?


そこがはっきりしなければ
無限後退(いつまで遡っても答えに行き当たらない)
に陥ってしまいます。


もっと言うなら、
たとえその「3年で1億稼ぐ情報起業法」のノウハウの中身を知ったところで、
そんじゃそこいらの素人では、
そう簡単に金など稼げないことは明らかなはずです。


何故なら、本当に必要なノウハウは、
その肝心要の売れる商材を
どう制作すればいいのかにあるからです。


巷には文章を書くことで
飯を食っているプロのライターがゴマンといます。


その彼らでさえ、
一人でも多くの読者の心を摑む文章を書き起こすのに
日夜四苦八苦しているのです。


そんな状況なのに
今日や昨日ブログ日記を書き始めたくらいの素人や、
ちょっとパソコンの操作に詳しい秋葉系ボーイが
勇み足で情報起業に挑んだところで、
そんな簡単に売れる商材など書けるわけがないのです。


断言します。


パソコンの画面で手軽に操作するだけのように見える情報起業といえど、
本当にビジネスとして成立させるためには
やはりプロ級の文章力と抜群の情報感度、
そして何よりも、
起業家として成功しようとする強靭なプロ根性が必要になってきます。


「3年で1億稼ぐ情報起業法」というノウハウを公開して1億稼げた人は、
まだその当時はこのノウハウの存在そのものが珍しく
なんとなく一目を引けたからこそ成功できたのです。


あいのりに出ていたハオロンは、
あいのりで馬鹿さを振りまいていたからこそ
売れる反動を作り出せたのです。


中には
「TOEFL/TOEIC 読むだけで誰でも800点突破できる」
なるノウハウを売って儲けたという
情報起業家もいらっしゃるようですが、
考えてもみてください。


そんなノウハウ、
あなたは本当に存在すると思っていますか?


仮に存在したとして、
それを商材として成立させるためには
どう書けばいいのか分かりますか?


TOEFL/TOEICという難解な試験で、
誰が読んでも800点突破できるようになる魔法の文章が
あなたに作成できると思いますか?


私にはできません。


だって、
英語を知らない小学生が読んでも800点突破できるような文章など
何をどう書いていいのか
私には皆目見当も付きませんから。


え? 小学生はTOEFL/TOEICなんて受験しないって?


妙ですね…。


確か「TOEFL/TOEIC 読むだけで誰でも800点突破できる」
という商材で儲けた人は、
「読んだ人は誰でも800点突破できる」というのを売り文句にして
ぼろ儲けしたんでしたよね?


となると
英語の知識のない小学生が読んでも800点突破できないなら、
「誰でも…」という謳い文句は嘘になりませんか?


それともなんですか?

TOEFL/TOEICで800点を突破するためには、
突破するのに必要なファンダメンタルがなければ不可能だ
とでも言いたいのでしょうか。


しかし、それも妙な話ですね…。


何故なら
「TOEFL/TOEIC 800点突破法」という商材がターゲットにしているのは、
どう頑張ってみても800点を突破できない受験者のはずだからです。


800点を突破するのに充分なファンダメンタルがあるならば、
こんな高額な商材を購入する必要など
どこにもないではありませんか。


本当はどう頑張ってみても800点を突破できないと思うからこそ、
ユーザーたちはその嘘のような魔法のノウハウに
藁をも摑む思いで縋り付くのではないんですか?


事ほど左様に
情報商材稼業というのは怪しさに満ちているのです。


物事の本質を見抜く頭脳さえを持っていれば、
こんな簡単なからくりなどすぐに見抜けるはずですね。


さて、
ではそんな悪徳な起業家たちのキャッチコピーに
だまされないようにするためにはどうすればいいのか。


やはり、
すべてのヒントは「脳の力」にあるのですが、
あまりに酷い状況なので、
情報起業バブルについてはまた、
折に触れて取り上げさせて頂きます。


皆さん、ネットでお金を稼ぎたいなら、
妙な大穴など狙うことなく、
お小遣い稼ぎ気分で
本当に自分の体験の中から他者に薦めることのできるいいグッズを
涼しく、慎ましやかに、誠意をもって
以下で紹介したようなシステムなどを利用して
紹介していきましょうよ。


でかいことを狙わずにしこしこやっていれば、
それなりに楽しいものです。


私も、涼しく、慎ましやかに、誠意をもって
ご紹介させて頂きます。


それでは、また。


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日本はどう防衛するのか?

一体、人間の本質とは何なのでしょうか?


有史以来、何百何千という戦乱を繰り返し、

その度に罪なき一般市民を、

それこそ天文学的数字といっても過言ではないほどに

死へと追いやってきた暗黒の歴史…。


殺し、支配し、搾取し、そしてまた、殺戮する…。


アメリカなどはいい例で、

建国以来戦争をしてなかった時期はたった10年ほどしかないのです。


確かにこの国の国民は安眠を貪っています。

日本人を拉致しているのは北朝鮮だけではありません。


あの躍進著しい中国だって多数の外国人を拉致しているのです!


イスラエル然り! チェチェン然り!


世界は、罪なき者の血で溢れているのです。


一部の平和論者が言うように

今のこの世界の中で、

「非武装中立」などという幻想を実現できるのでしょうか?


といっても、

何やら怪しげなブレーンに囲まれた安部総理の国際認識も

あまりに稚拙に過ぎます。


本当のことを言って筋を通したら、

たちまち他国に攻め滅ぼされてしまうとでもいうのでしょうか?

集団的自衛権の論議は

これからの日本の方向性を決定付ける重要な題目です。


目を背けることなく、

これからの日本の目指すべき道を考えるべきでしょう。


最後に、一つ言っておきますが、

北朝鮮が核を配備するということと、

その核兵器で日本を攻撃するということの間には

千里の径庭があるのです。


何故北朝鮮が日本を核攻撃しなければならないのですか?


本当に北朝鮮は日本を攻撃するために核配備したのですか?


「日本人何千何万もの命がかかっている北の核問題は

 拉致よりも重要な国際問題だ」

といって憚らない軍事評論家の田岡俊次さん。


何故

「北の核配備」即「日本攻撃」という論法になるのですか?


拉致と核を天秤にかけてどちらが危険か

などという国際感覚でジャーナリズムを語るなど

私には信じられないプロットです。


教えて下さい。


何故

「北の核配備」即「日本攻撃」なのですか?


メラメラ日本の外で何が起こっているのかを、見極めねばなりません!

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「正しく思考する」ということはどういうことか?

こんにちは。


今回は
「正しく思考する」とは
一体どういう思考運動なのか…、
その考察から入ってみることにしましょう。


ここでいう「正しく思考する」を
別の表現で言い換えるなら、
「思考の原理」ということになります。


ただ、
「正しく思考する」というと、
専門的な知性によって
生活水準の知識を無視するような特別な知性のことを指すので、
なんとなく遠いもののように感じてしまいますよね。


むしろわれわれは、
日ごろの生活での絶えざる経験の中で
「使える考え方」というものを
身に付けているはずです。


ただ、「使える」といっても、
その「使える考え方」のことを
精密な知性と呼ぶことはできません。


「正しく思考する」ためには精密な知性、
つまり「思考のための正しい原理」が必要なのです。


ではその「原理」とは何か。


そして、どうすれば「思考」は精密になるのか。


実は「正しく思考する」ことと、
誰もが理解できる「使える考え方」との間には、
決して埋めることのできない決定的な違いがあるのです。


現代哲学の世界では、
ニーチェのきわめて直観的な示唆のあと、
フッサールの現象学という思考方法を生み出しました。


このフッサールの「現象学」が誕生したことで、
「思考のための正しい原理」を追求するヨーロッパ哲学の歴史は
一つの頂点を迎えたといえるでしょう。


「何だ!
 クソの役にも立たない哲学の話かよ!」
と思わないで下さいね。


そもそも哲学という学問は
「役に立つかどうか」
を前提にして成立しているのではなく、
疑問を疑問として考え続けるためにある
「思考のきっかけ」に過ぎないのですから…。


ところで、
前に私が読んだ「現象学」関連の本の前書きには、
【この本でわたしが試みたのは、
言語の本質」と「人間的身体の本質」を、
本質観取によって取り出すということだ】
という記述がありました。


この二つのテーマは、
近代社会から現代社会への変移の中での、
われわれ自身の生き方に
もっとも深く関わってくるテーマなのです。

そしてここで述べられている
「言語の本質」こそソシュールの言語学/記号論の脈絡を生み、
「人間的身体の本質」は、
メルロ・ポンティが積極的に提唱していた
身体的思考に継承されることとなったのです。

あんまり複雑になりすぎると
論旨が迷宮入りしてしまうために
哲学史談義はこの辺に致しますが、
要は、
「正しく思考する」ことのヒントは、
自分自身の意識の中に潜んでいるというわけです。

え?
「何のことかさっぱり分からない」って?

すいません…、

私もあんまりよく分かっていないのです…ガーン(汗)。

とにかく…事ほど左様に、
哲学の世界は深いのです!

皆さん、
今よりもっと頭をよくするために、
哲学的思考を身に付けましょう!


メラメラ「1冊で哲学を理解したい」とお望みのあなた…、

色々試しましたが入り口にはこれが一番相応しいと思います。

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日銀の金儲け

最近、本当におかしなことが目に付きますね?
皆さんもそう思いませんか?


日銀が公定歩合金利を引き上げたそうな…。


ご存知の方も多いと思いますが、
実は日本銀行とは国の機関などでは決してなく、
いち民間企業に過ぎないのです


民間企業に過ぎない一株式会社が、
紙とインクを調達してきて
毎日せっせとお金を印刷しているわけです。


これって、何か変ですよね。


こういった中央銀行制度は
元々アメリカ(連邦準備金制度)から輸入したものなのですが、
そのアメリカの中央銀行にしたって民間の株式会社です。


民間の株式会社なのに
従業員数や職員の給与額などの内部の情報は
一切外部に公表しません。


一体、日銀って
毎日何をやって儲けているのでしょうか?


日銀はここ数年、
民間の市中銀行に対して
0%という破格の金利(つまりタダ)で
お金を融通していました。


ということは、
金利による儲けはなしということになります。


福井さん、
あなたの年収って一体いくら何ですか?


そして、その多額の現金は
どうやって捻出しているのですか?


吉本隆明流にいうならば、
マネーによる資本主義経済システムは、
「現金」という共同幻想によって下支えされて
初めて駆動するものです。


現金そのものに交換価値がなければ、
誰もあんな紙切れのために
汗水流したり致しません。


でもこの世には、
そんな何にでも交換してくれる魔法のペーパーを
政府の介入なしに
思いつくまま気の向くままに刷り続けられる

民間企業があるのですね。

それが唯一紙幣を発行できる銀行のための銀行、
つまり日銀なんです。

そんなどうしようもない現実を考えたら、
たかが紙切れを獲得するために
毎日毎日あくせく働くのって、
な~んか馬鹿らしくなってきませんか

資本主義社会は共同幻想、つまり幻なのです



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働くことって難しい…

そもそも、

人間にとって働くこととは何を意味しているのでしょう


日々の絶え間ない勤労の連続に

辟易となさってる方も多いのではないでしょうか?


私は人間の価値観を判断するときに、

の人が自分の職業を


どのようなかたちで「歴史的文脈」の中に位置づけることができるか

で判断することにしています。


勘違いしているひとが多いですが、

「自分のしている仕事はスバラシイ」と信じ込んでいる人間は

自分のしている仕事がどういうものであるかを

適切に語ることができないはずです。

もちろん、

「自分のしている仕事はクダラナイ」

と思っている人間はさらに不可能なはずです


というのも、

自分のしている仕事には「可能性と限界」が同時にあり、

それが「何か」をきちんと言葉にできる人だけが、

その仕事から

最大限の快楽と成果を同時に引き出すことができる人

だと思うからです。

日々何故仕事に疲れるのか。

そして、

何故自分のしている仕事に意味を見出せないかといえば、

それは


自分のしている仕事に「可能性と限界」を全く見出せず、


それが「何か」をきちんと言葉にすることができないから

と思います。

ドイツの哲学者マルティン・ハイデガーは

そういう生活世界の差異なき現実性に埋もれる生き方を

‘日常へのたい落’だといって批判していましたが、

残念ながら、

この‘日常へのたい落’に配慮しすぎれば

ジャン・ポール・サルトルのいう実存主義に陥ってしまいますし、

無視しようとすれば、

ルイ・アルチュセールが指摘していた通り、

無抵抗なまま上部構造に翻弄されてしまいます


事ほど左様に人間世界とは侭ならないものなのです。


皆さん、夜はぐっすり眠るように致しましょう。

どういうこっちゃ! 情報起業

皆さん、儲かっていますか?

最近ネットの世界では
アフィリエイトでいくら儲けたとか、
情報起業で1億円儲けたとか、
そんなオイシイ儲け話が氾濫しまくっていますよね?

私も一度、有名な情報起業家のノウハウを追い込んでみました。

その彼がどう始め、どう儲けたのかを…。

しかし、結局は
「私はこういう商材を売って1億円儲けた」というノウハウを売って、
儲けることができたという
どこまでいってもその本質に辿り着けない蟻地獄でした。

私が知りたいのは、
「私はこれで1億儲けた」という商材を売って儲けた事実なのではなくて、
どうすれば1億儲けることができるのかという、
その肝心要のコアなノウハウなのです。

これではまるで無限後退(いつまで遡っても答えに辿り付けない)、
ねずみ講の、ねずみ講による、ねずみ講のための
ノウハウではありませんか!

頭のいい方はお分かりなのでしょうが、
彼らは「自分が成功した」という目くらましを商材にして
そこでお金を儲けているわけです。

つまり、
まだ儲けていないけれども、
「儲けた」という事実を広めることで

儲けられるというわけです

「情報商材で1億儲けた」といった商材で本当に儲けることができた人は
その商材のキャッチコピーがまだ目新しく
人目を引く時期に世に出したからこそ儲けられたのです。

ハオロンはあいのりに出演して馬鹿さぶりを振りまいていたおかげで
「あんなハオロンでも儲けることができるのか」という
反動感情を形成することができたのです。


「儲かるノウハウ」はそれそのものが、
彼ら情報起業家の未来の収入に直結しているわけです。

皆さん、だまされないように致しましょう!


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