もも「ようやく北海道回ったって話も最終日よね。函館から札幌、室蘭にエスコンでしょ?そこから網走、釧路と2回も回ってさ。それでロッカーのカギまでなくしたってんだから、なんとやら。」
さく「まあ何とかなったんだし、よかったじゃん。これ、こうやってる時点で帰ってこられてるし。」

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第2夜

 


第3夜

 


2日目の朝へ

 


3日目の朝へ

 


4日目としてのスタートへ

 


5日目の朝へ

 


6日目の朝

 

 ということで、最終日は札幌市内から函館へ。函館からは当日中に名古屋市内へ帰宅したいため、往復乗車券の復路となる。果たして最後までどうなったことやら…?

 

 2024年11月11日(月)午前7時39分 札幌市手稲区/ていね温泉ほのか


 まずは前夜に手稲の駅から向かった際と同様、ていね温泉『ほのか』から手稲の駅へマイクロバスに乗車する。ひとまず遅れることなく、乗車できるので良しとしよう。


42.ていね温泉ほのか7:40発→手稲駅南口7:50着 ていね温泉ほのか無料送迎バス
 他に2人ほど乗車して発車。前夜と同様に手稲駅まで直行する便であり、同じく国道5号を進んでいく。中央分離帯のない片側2車線であり、周辺は建物が多くも郊外らしい雰囲気を見せる。

 平日の朝だけあってバスが多く行き交っており、バス停で待つ人も多い。付近には札樽自動車道の手稲インターがあるようだが、どういうものかと…。


 10分とかからず、往路で乗り込んだ手稲駅南口のロータリーに到着。札幌市内にして郊外の主要駅であり、路線バスが各地から多く乗り入れてくる。朝から開いている店は多くないが、飲食そのものは結構豊富にあるようだ。


 最初のスタート時刻を決めたのは送迎バスが全てであり、札幌から函館の指定を確保した発車時刻からすれば余裕がある。またこの時間、手稲から札幌へはちょっとした"特別車両"もあった。ならば…、乗ってやろうか。

(現)JR普通列車グリーン券:手稲→札幌 780円
 北海道のホームライナーは全席指定なことから、理論上はフリーパスのまま座席未指定で乗車可能かもしれない。もっとも今回はグリーン車を指定するため、フリーパスでは当初から運賃のみが対象となる。

 また以前は指定可能な制限がなくとも、各種フリーパスで乗車の際に整理券は別途当日購入することとなっていた。合わせて当初座席は指定されず、グリーン車を含めても自由に座ることができていた。現在は通常の指定席と同様な購入が可能。


 そんな手稲でも通勤客が多く降りていくところ、どうも札幌方向は鹿との衝突があったらしく遅れている。一応列車別改札という体裁にはなっているのだが、本数が多いことや自動改札によってあまり意味をなしていない。


 ホームへ降りると、遅れていた新千歳空港行きが3番線に入ってくる。札幌から快速となるため指定席付き6両編成となり、来たのは721系のうち中間4両を新製した5000番台。到着した段階ではさほど乗っておらずとも、ここからの乗客が多い。

 こちらを発車させなければ、後続にして手稲始発となる岩見沢行きも2番線から発車できない。


43.手稲8:23発→札幌(8:41)8:46着 ホームライナー5号/札幌行き キロ261-1105
 目的となるホームライナーはすでに4番線へ入っていた。手稲から札幌へ3本が運行されており、全てにキハ261を使用。特急車両の回送を有効活用という名目が忠実に守られ、この日の5号は4両となる。ヘッドマークが幕式なのは、今や2015年度に投入された車両ぐらいだ。


 客室も普通車とは大きく異なっており、照明は全て暖色系。2列1列の大きな座席が並び、床もカーペット敷。天井周りは棚部分まで濃青色となっており、より北欧風の雰囲気と言えようか。


 0番台を含め、中期型以前のグリーン車座席は革張りとなっている。リクライニングは座面と連動するよう、ゆっくり重めに倒れていく。座面幅や前後間隔はさすが、グリーン車らしい広さだ。


 背面テーブルはなく、ひじ掛けに内蔵されているモノを広げてそれなりの大きさとなる。フットレストは両面あり、どちらが土足用だったのか。コンセントは窓側に設けられており、キハ261の客室内ではグリーン車限定となる。


 札幌市内完結の短距離利用に高級座席を普段使いする人はいないようで、ほとんど乗ってくることなく発車。札幌までは時刻表上ノンストップとなっているため、短い時間ながらグリーン車をほぼ独占できる。


 先行の普通が遅れていることもあり、速度は上げていかないままゆっくりと進む。すっかり雪も残っていない平地に対して、山々を見ると雪がかかっていて冬らしい。


 特別快速の停車する琴似,桑園など、途中駅では多くの乗客が待っている。特にグリーン車へほぼ乗っていないホームライナーは、互いに通過する様子を見るだけ。琴似に快速が停車するようになったのはいつからだったのか…?


 札幌への到着は少し遅れて、手稲から23分の乗車となった。そのまま特急おおぞら3号となったのだが、全車指定席となったとして釧路まで4両というのはなかなか強引に思う。隣はホームライナー3号から特急北斗6号になっており、8両でほぼ満席になっている。


 今回は函館まで北斗8号の指定を確保しており、札幌では1時間程度確保している。この間に朝食を何か頂いておきたい。


 ということで改札内のロッテリアにて、朝メニューからセットと単品1つずつをご馳走様。
(つづく)