四国お遍路の備忘録
お遍路の記録②です。
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四国入り2日めの
お遍路1日目は、
明日の台風直撃に備えて、
歩けるだけ歩く!という
変更スケジュールで始まりました。
朝早くから
と回って(お遍路の旅①)
このあと
73番札所 出釈迦寺を目指す予定。
雨はそぼ降る、
視界は悪いが、
歩くとにかく歩く。
お遍路コースを
組んでくれた夫によると
「ここは外せない」お寺が、
73出釈迦寺なのです。
「弥谷寺は霊場有数の難所で知られ
病厄に霊験ありといわれてまいりました。
境内口から山頂の本堂迄は
およそ570段の石段が続き、
健康で歩けることをおかげと発心頂き
参拝すれば、ご本尊様やお大師様により
お導き頂けるといわれます。」HPより
弥谷寺のある弥谷山は、
日本三大霊場(あとは恐山・臼杵磨崖仏)の
一つに数えられています。
私たちは、全部徒歩で!
たくさん坂道と階段とのぼる。
ついた!!
そうここは、
空海さんが修行に励んだ山。
ついたと思ったら、まだまだ。
さらにまだまだ!
煩悩を落とし、
四苦八苦を落とし、
百八つの階段を上りますよ。
さらに上に、
本堂があります。
弥谷寺全景図(弥谷寺HPより)
本堂の近くからの絶景。
本堂でお参りをしようとしたところで、
すごい勢いで駆け上がってくる
30名ほどの団体さんと一緒になりました。
代表の(ガイド的な方)方の
かけ声を合図に、
ぎゃーてーぎゃーてーと
般若心経他の大合唱(って言わないか)。
88カ所を数回に分けて数日ずつ、
バスでコースを回る団体旅行があると
聞いていましたが、、。
思わず、、その勢いに気圧されて
本堂の写真も撮らずに逃げましたん。
これは少し降りたところのお地蔵さん。
私も、いつも、ついはしゃいでしまうので、
時と場所を考えようって、己を顧みましことです。
団体さんは、帰りもドヤドヤと、
あっという間に立ち去っていきました。
こちらは、本堂下の太子堂。
「獅子の岩屋」と呼ばれる
岩穴を保存してあります。
(写真は弥谷寺HPよりお借りしました)
この岩屋で空海さんが
学問修行したと伝えられています。
写真ではわかりづらいのですが、
ガラス越しに岩屋をのぞき込むと、
弘法大師・玉寄御前像(母君)
佐伯善通像(父君)の石仏と
摩崖仏(まがいぶつ)が
祀られているのが見えます。
さらに、前に座って
頭を床につけるような低い位置にして
岩壁の上方を見上げると、かすかに
石に彫られたお地蔵さまが見えます。
洞地蔵尊(ほらぢぞうそん)というそうです。
彫跡が時間を経て風化し、
丸みを帯びたその様子は、
時空間を超えるような、
不思議な感覚を呼び覚ましてくれました。
弥谷山では、
死者の霊がここを通って仏の世界に旅立つ、
本堂から山門までは振り返ってはいけない、
などの迷信があったそう。
昔は行き倒れのお遍路さんを
引き受けていたこともあったそうです。
軽くはないのですが、
静謐なたエネルギーが、
大事に「完了形」で保存されており、
この世とあの世の境目、
たしかに「霊場」であることを強く感じました。
さて。
お昼はとうに過ぎているけど、
雨が強くならないうちに、
歩けるだけ歩きたい。
もうすでにいい具合に
足はヨレヨレですけど、
73番札所 出釈迦寺 へ向かいます。
2018年お遍路の旅③へつづく。
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〇お遍路旅のはじめに
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