『続 ふくふく家族』 by おかねともこ -6ページ目

『続 ふくふく家族』 by おかねともこ

京都市長選の予定候補・福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。
2018府知事選のときの「ふくふく家族」同様、リラックスしてお楽しみください。

何年も前。私が鬱で立てず、文字通り立てずにいると、夫が温かいタオルで顔を拭いてくれた。そのことは一生忘れない。

 

上の子を産むとき、分娩室で死にそうになってる私は、夫のジーンズの尻ポケットに時代小説の文庫本が入っているのを見逃さなかった。そのことも一生忘れない。

 

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

2018年府知事選のときの「ふくふく家族」と同様、リラックスしてお楽しみください。

前回のシリーズはこちら→

http://www.fukuyamakazuhito.jp/fukufukufamily

子どもが思うようにいかないとき、夫に愚痴る。

「あの子ら、こっちが言うことの6割もできひん」

すると夫はこう言う。

「できてるとこを見てやろう。子どもはほめて伸ばそう」

 

よかった。ビシバシ、もっとちゃんとやれー!とか言わない夫で。

でも私のことももうちょっとほめてよね。

 

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

2018年府知事選のときの「ふくふく家族」と同様、リラックスしてお楽しみください。

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ふくちゃんは朝から出かけてそこらじゅうで演説をしたりタウンミーティングに参加したり、とにかく連日忙しい。 知事選挙で経験したとはいえ、今回の市長選挙も「必死のパッチ」でやらねばならぬ。

 

くたくたになって帰宅すると、家族より少し遅い晩御飯。

テーブルの半分は予定候補者の食事が並べてあり、あとの半分はもう食べ終わった相方が、つまり私が、絵の具を並べてゴチョゴチョしている。間ではまだ食べ終わらない子どもらが、いつ終わるとも知れないチンタラポンな夕飯をひろげている。

 

たぶん、疲れて帰ってガチャガチャした食卓はくつろぐには最良の条件ではないだろう。だけど申し訳ないけど、今だけ今だけ、私もやらなきゃいけないことがあるもんで。選挙なんで。

彼のために文章を書き、その絵を描き、彼のスピーチを聴いては「ふくちゃん語録」を描き。

忙しいけれど、こちらは好きなことをしているので苦ではない。逆に食べたり片付けたりをすっ飛ばして、そんなことばかりしていたいぐらい。

でも家ではゆったりくつろぎたい相方のこともちょっと考えないとーとさっきやっと気がついた。ごめんなすって。

今夜からもう少し気を遣おうと思う。

 

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

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夫は夏男だ。本人曰く「外気温の上昇に伴ってエネルギーがみなぎり、真夏の太陽をカーッと浴びるとパワーも炸裂」するんだそうな。

そんな人がいるんだなあ。私なんて暑くなればぐた~っと溶ける。日に当たれば萎れる。

夫は「今日も夏日」と聞くと「よっしゃあ!」と俄然はりきる。横でへたりきってる私には嫌味なほどの元気さだ。

 

しかし逆に夫は寒いのは大の苦手。

夏が終わる頃から一人遠い目をして

「あ~もう夏も終わりかぁ。俺の季節も終わっていくなぁ」

とため息をつく。

寒くなると気力がきゅ~っと下がっていくんだそうな。

 

この市長選は真冬に向かって行く選挙戦。あと何週間か夫は木枯らしの中で街頭宣伝に出る。話してる時には寒さも忘れて話すんだろうけど、きっとこっそり「寒いのは苦手だなぁ」と思っているだろう。

 

彼がけっして冬向きでないのを知っている方には心もとない話だが、そうは言っても彼がタフなのはやはり尋常なレベルではない。

彼が「しけている」と言っても普通にはまだまだけっこう元気。

思うにそれは、夏の間に取り込んだ太陽のエネルギーをその大きな体のどこかに蓄えているからじゃなかろうか。

 

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

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花と言えばタンポポとチューリップぐらいしか分からなかった夫が、最近、草花の図鑑を買ったり、SNSに写真を揚げて人に教えてもらったりしている。

私は何年も前からそんなに広くもない庭に、ところ狭しといろいろ植えているが、最初彼は全く興味がないようだった。最近まで超絶忙しかったから、花に気をやる余裕がなかったのだろう。

 

ところが彼は最近、前に比べて少し余裕を持って仕事をしているようで、庭のことに口出し(!笑)するようになってきた。いや、植えるのは相変わらず花は私だが、野菜のことは完全に彼の管轄だ。狭い庭にあれやこれや欲張りに植えている。でもなかなか家にはおれない身。夜帰って来て「ちゃんと水やってる?」などと偉そうにのたまう。

 

朝、家を出るときに夫はドアを半開きに開けていく。何となく成りゆきでサンダルをつっかけてついていく。出ると夫はスマホで庭のものをパシャパシャやっている。その時、何とはなしに野菜や花の話をする。

 

40だったか50だったかを越えると人は庭いじりが好きになるらしい。確かにうちもそうだな。それに、見つめあっても話すことはないけど、庭の話なら平和に、それなりに。この2月末で結婚27周年。

 

そして夫は

「行ってくるわ」

と自転車にまたがって出ていく。

 

庭の花だけでなく、通勤途中の鴨川の土手の草花もパシャパシャやってるようだ。時々綺麗な空や花の写真が「癒されます。今日も頑張るぞ!」というコメントとともにSNSに流れてくる。

 

 

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夫はよく忘れ物をする。そんなにマバラで仕事は大丈夫なのかと心配する。

 

朝出て行ったと思ったらすぐに帰って来て

「ただいま」

「えらい早かったな」

「スマホ忘れた」

そう言って出直したかと思えばまた戻って来て

「ただいま」

「もう帰ってきたん。どうしたん」

「鍵忘れた」

 

またあるときは帰ってこず、行ったなりでしばらくして電話が鳴る。

「パソコン持ってきてくれへん?」

うー。それは嫌とは言えぬ。

 

幾度そういうことで事務所に行ったかわからない。

そんなんで仕事になってるのかと聞いてみると

「大丈夫や!」

 

たぶんポカと言われるミスもあるのだろうが何とか仕事は務まっている。たくさんの善意の助けに支えられて。日々感謝。

 

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夫は子どもらが小さかった時、夜の帰りは遅かったから会えないこともあった。でも毎朝子どもらとしていた遊びがあった。

 

それはお姉ちゃんが小さいときに始まって、弟の時にも復活した「クジラさん」の冒険。朝起きるとまだ微睡む娘をお腹の上に乗せてお父さんの「クジラさんのお話」が始まる。

 

「あるところに○○○ちゃんという可愛い女の子がいました…」

女の子は何やかやで大きなクジラに飲まれてしまう。

これは落語絵本「地獄のそうべえ」と「ピノキオ」のパロディで、娘はお父さんのお腹の上で存分に揺すぶられ、くすぐられ、挙げ句に「かなりきちゃない形容語句」にまみれてオナラといっしょにクジラさんから放出され、無事おうちに帰ってくる。これを父と娘の二人は飽きることなく毎朝繰り返す。

 

下の子を抱きながらこのしあわせな大騒ぎを横で聴いている時間がしあわせだった。いつまでもそれが続くようにと祈ったものだ。

 

今はさすがに、もうクジラさんは来ないけど、本当は子育ての現場にもう少しいてほしかった夫が、毎朝を楽しく始めてくれたから、しんどいこともある小さい子の育児が破綻しなかったんだと思っている。

 

 

 

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弁護士の仕事をしているとき、夫は自転車で通勤する。

行きは20分、帰りは登りの25分。

私が漕いだらもっとかかるが彼は機関車の如く走る。

子どもが小さかった頃はママチャリで爆走していた。

基本は自転車で行くが、前の晩に自転車を職場に置いてきた時や雨の日、また普段と違うところに行く時、私が車で送る。私がというか、彼の運転で事務所まで行き、帰りは私が空の車を走らすのだ。

 

朝、夫の出勤時間はまちまちだから私は自分のペースで用事をしている。たいていはパジャマのまま。でも油断しているといきなり言われる。

「送ってってくれへん?」

「えー!頼むし早よ言うてよ。何分後?」

「もう今」こら!!

 

そこから私は忍者のような早業で着替える。洗濯は途中。お化粧も途中。うろたえるアッシー。

 

車の中での半時間ほどは、しかし、まったりとしたいい時間だ。子どものこと、政治のこと、何でもないこと、結構話す。

 

それはそれでよい。

でもあんまり「いーよいーよ」って顔してると頭に乗るかもしれぬ。

でもどうせ送るんならわざわざ不機嫌そうに「えー、もー」などと言いたくない。

 

だからたまに買ってきてくれるカキフライでチャラ!

 

でも圧倒的にほとんどの仕事日、夫は汗をかきかき自転車で坂をのぼって帰ってくる。夜はそんなに早くない。かなり遅いときもある。でも坂をのぼって帰ってくる。

夫はタフな人だと思う。

 

出馬を決心していろいろなところに出かけるようになって、朝早く出ていく。夜はやはり早くない。

年末は夜遅くまで町の安全を守る人たちを訪ねて回る。「現場」の声が大事と言う夫。

 

私はただ「風邪引かないか」「事故はないか」と心配するしかない。

祈るような気持ちで節分を待っている。

 

 

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暮れのオセチの黒豆を煮るビデオをSNSにアップしたら、驚くほどたくさんの人が見てくれたのに気を良くしたのか、夫は今度は三線で一曲のさわりを歌ってみんなに話しかけるビデオメッセージを始めた。楽しそうだ。だからカメラを構える私も楽しい。なぜか高校生の娘だけが

「お父さん何してんのよ」

って顔でめんどくさそうにしている。JKはわからぬ。きっとむこうは

「おじさんおばさんはわからぬ」

って思ってるだろうけど。

私はビデオメッセージは彼の遊び心が見えて面白いと思う。

 

何にせよ、楽しんでやるのが大事だ。

選挙は暮らしをよくする祭り

なのだから。

 

ふくちゃんの三線ビデオメッセージ →

 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1414447532048368&id=100004494035651

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暮れもお正月も忙しく、そもそも喪中なので大したことはしなかったが、大掃除もかっ飛ばしてしまった。(この時期無理をして体調を崩したらいけない!←サボりの大いなる言い訳)

 

春になったら改めて大掃除。でも春は春で忙しい。掃除は温かくなってからしましょうと言って春にやったためしなし。

 

私はチビのオモチャ箱を整理したり、選挙のポスターを貼らせてもらいに出掛けたりしたぐらいで、まったく年末色がないまま大晦日になった。

 

一方相方はギリギリまで忙しくしていたが、それが一段落つくと、いそいそと買い出しに出掛け、おせち料理の材料を買ってきた。

 

毎年オセチは夫がつくる。私がつくっていたこともあるが、いつの頃からか夫が自分の食べたいものを好きにつくるようになっている。

 

私がつくると、お煮しめに里芋を切らずに丸ごと入れたり、丸太のようなゴボウをそのまま放り込んだりするので、夫は心安らかにオセチに箸をのばせない。自分の好きに食べたいし、好きな味にしたいらしい。有り難いことよ。私は大晦日はやや所在なさげに過ごすのがこの数年の習わしとなっている。

 

お煮しめ、だし巻き玉子、お雑煮の素、数の子、ブリの照り焼き。次々におせち料理が出来てくる。どれも美味しいが、中でも彼の一番のこだわりは黒豆。

彼の目指すのは「しわしわのカタ豆」。柔らかいのはダメらしい。彼の育ての親のお祖母ちゃんが炊いていたのはカチカチのしわしわのカタ豆。そこに彼の妥協はない。と言いながらこれまで何度も「上手く煮すぎてダメ」な黒豆になっていた。今年のも本人の満足度は7割ぐらいか?来年の勝利に向けて闘志を燃やしている相方なのだ。

 

豆の勝利はまた暮れに。

その前に選挙の勝利を。

 

明治生まれのしっかり者のお祖母ちゃんが

今の彼を見たらどう思うだろう。

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

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