その23  朝の庭で | 『続 ふくふく家族』 by おかねともこ

『続 ふくふく家族』 by おかねともこ

京都市長選の予定候補・福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。
2018府知事選のときの「ふくふく家族」同様、リラックスしてお楽しみください。

花と言えばタンポポとチューリップぐらいしか分からなかった夫が、最近、草花の図鑑を買ったり、SNSに写真を揚げて人に教えてもらったりしている。

私は何年も前からそんなに広くもない庭に、ところ狭しといろいろ植えているが、最初彼は全く興味がないようだった。最近まで超絶忙しかったから、花に気をやる余裕がなかったのだろう。

 

ところが彼は最近、前に比べて少し余裕を持って仕事をしているようで、庭のことに口出し(!笑)するようになってきた。いや、植えるのは相変わらず花は私だが、野菜のことは完全に彼の管轄だ。狭い庭にあれやこれや欲張りに植えている。でもなかなか家にはおれない身。夜帰って来て「ちゃんと水やってる?」などと偉そうにのたまう。

 

朝、家を出るときに夫はドアを半開きに開けていく。何となく成りゆきでサンダルをつっかけてついていく。出ると夫はスマホで庭のものをパシャパシャやっている。その時、何とはなしに野菜や花の話をする。

 

40だったか50だったかを越えると人は庭いじりが好きになるらしい。確かにうちもそうだな。それに、見つめあっても話すことはないけど、庭の話なら平和に、それなりに。この2月末で結婚27周年。

 

そして夫は

「行ってくるわ」

と自転車にまたがって出ていく。

 

庭の花だけでなく、通勤途中の鴨川の土手の草花もパシャパシャやってるようだ。時々綺麗な空や花の写真が「癒されます。今日も頑張るぞ!」というコメントとともにSNSに流れてくる。

 

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

2018年府知事選のときの「ふくふく家族」と同様、リラックスしてお楽しみください。

前回のシリーズはこちら→

http://www.fukuyamakazuhito.jp/fukufukufamily