『続 ふくふく家族』 by おかねともこ -4ページ目

『続 ふくふく家族』 by おかねともこ

京都市長選の予定候補・福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。
2018府知事選のときの「ふくふく家族」同様、リラックスしてお楽しみください。

高校三年の夏まで、見事に野球だけしていた夫は何ヵ月か猛勉強して第一志望の大学に一発合格した強者。当時夫のことはちょっとしたセンセーションだったらしい。

「合格しました」と学校に言いに行ったら先生が

「何を言っているの。証拠を見せなさい!」

と言われたそうだ。

誰も彼が現役合格するなんて思っていなかった。

 

彼は受験勉強の要領がよかった。

目指す大学の目指す学部に入るためにはどんなテスト対策が必要か考えて、必要最小限の勉強で乗りきったと言っている。

古本屋で過去10年分の赤本を買ってきてがむしゃらにやった。テスト勉強はテストのための勉強と割りきって。

「普通は過去5年分ぐらいしかやらへんのや。俺は10年分やった。そんで実際にその問題が出た」とつい最近のことのように言う。

「歴史は繰り返すっちゅうこっちゃ」

 

そういう「賢さ」は、きっと仕事にも、彼が企画するレクのイベントの準備にも活かされていると思う。

合理的というのか、冷静というのか。ある目的のためには何が必要か考える。賢いと思う。そういうところも彼のような人がリーダーに向いていると思う理由だ。

 

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

2018年府知事選のときの「ふくふく家族」と同様、リラックスしてお楽しみください。

前回のシリーズはこちら→

http://www.fukuyamakazuhito.jp/fukufukufamily

わが家では冬は毎日おでんがある。

何はなくともおでん。一種の保険のようなものだ。

 

「しまった遅くなった!今から夕御飯の支度か」

というときも安心。少なくともおでんはある。

 

毎日気がついた時に新しい具を足していく。色が濃くなり褐色の大根、いや、漆黒のゆで玉子になったりする。コンビニのおでんではこうはいかない。

その時々違う具を入れるのでそれほど飽きない。

 

夫は好きなジャガイモや里芋、焼き豆腐が入っていると嬉しそうだ。カラシをふんだんにつけて食する。時々ドタバタしているから何かと思えば、カラシをたくさん口に入れすぎたよう。目をへの字に上げてのたうちまわっている。

 

家族みんなのそれぞれ好きなものを入れようと思うと、タライみたいに大きな土鍋がいっぱいになる。コンビニのおでん鍋みたいなのを買おうかと思うくらいだ。(いや、ウソうそ)

 

でも本当に冬のわが家はコンビニ並みに四六時中おでんの匂いがしている。

 

夫は遅く帰っても家で食べる。好きなお酒をちびちびやりつつ何かを読んだりしながらおでんをつつく。たいてい家族で同じ部屋で過ごす。

それぞれのことをしていても、時々それぞれが会話を投げ掛け、ほたほたと話している。

 

おでんの土鍋はその真ん中にあり、相も変わらない平和でくだらない会話にくつくつと笑い声を立てている。

 

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

2018年府知事選のときの「ふくふく家族」と同様、リラックスしてお楽しみください。

前回のシリーズはこちら→http://www.fukuyamakazuhito.jp/fukufukufamily

チビが言う。

「このお話はハクションです」

「笑笑  フィクションやろ」

「ボクのくしゃみ、面白いで。アヘクション!」

「アフェクションは英語で愛情やな」

「愛情たっぷりのくしゃみや」

可愛いことを言う。

「お父さんのはすごいで。ブワッフォーン!!」

「あれは爆発やな」

「ストーブが響くしな」

 

夫が突然くしゃみをすると本当に恐い。すくんでしまう。

 

もうちょっと

どうにかならんか

そのくしゃみ

 

標語みたいになったけど。

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

2018年府知事選のときの「ふくふく家族」と同様、リラックスしてお楽しみください。

前回のシリーズはこちら→http://www.fukuyamakazuhito.jp/fukufukufamily

 

 

ヒトとは、多面的なもの。
以前の文章で、夫はのんきでのびやかな人と書いたが、真逆とも言えるような石頭、というか、かなり保守的な面もある。そこの愚痴だけ聞かされた人の夫の印象は180度違ったものになるかもしれない。
 
象徴的な例は、彼は料理にどこかで仕入れてきたいろいろ斬新な工夫を凝らすが、なぜか、なぜだか、味噌汁の大根の分厚さにはうるさいということ。
 
バカみたいにもめたこの件は、知事選挙の時の「ふくふく家族」に書いたが、それはちょっとした衝突だった。(詳しくは「ふくふく家族」大根の分厚さhttp://www.fukuyamakazuhito.jp/fukufukufamily/38/
をどうぞ)
 
もめてる最中に私は
「こいつはなんでこんなに石頭なのか」
と、ほとほと嫌になった。でも今思い直してみるに、彼が大根の分厚さにうるさいのには、やはりわけがあるのだろう。食材の切り方と味には深い関係があり、彼は料理人であるがゆえ、職人のこだわりを見せるのだろうと思う。
 
彼は何事にもコロンバスの卵的な発想の転換をやってのける。しかし近頃の彼は料理に関しては保守的になってきたと思う。
 
若いときは私の魔女の実験室的な料理によくつきあってくれた。
サーモンと野菜を入れた牛乳粥、名づけて「石狩ミルク粥」も「ウマイウマイ」とおかわりしたし、レーズン、玉ねぎ、シナモンなどのスパイス、鶏肉の「東アフリカ風チキン炊き込みご飯」も「逸品なり」と褒め称えた。
ちなみに味噌汁に餃子を入れた「日中友好汁」は、残念ながら友好ならずという感じだった。味噌ラーメンはあるのに何故に味噌に餃子はダメなのかいまだにわからない。
とにかく彼は私の思いつく風変わりな料理に寛大で、本当に美味しそうに食べてくれた。
 
それなのに、だ。近頃は
「あ~ウマイ○○が食いたい!」
などとのたまいて、私にちゃんとした名前のついた料理をリクエストしてきたりする。私がもたもたしてじれったいと、自分でさっさとつくって
「○○ちゅうのはこういうもんや。どや!」
とばかりにテーブルに乗せる。
 
私が魔女の実験をすると怪訝な顔で斜めな視線をよこす。
 
そして時に育ての親だった祖母のことを思いだし
「婆さんがこれ、ようつくっとったんや」
などとノスタルジックに天井を仰ぐ。
魔女は「婆さん」には勝てない。
かくして私もたまには普通の物をつくる(たまになんかい!)
 
大根の分厚さにうるさい夫と言うと「いけすかない男」のようだが、職人気質と言えばそれはそれで、ちがいが分かる男の香りがする。
 
普段は小さなことは気にならないようでいて、夫というヒトも多面的。案外と細かいこともあるもんだなと思う。
 
願わくば、たくさん面があって豊かな輝きを放つダイヤモンドのように、二人の個性が合わさって豊かに光るチームになりたい。
 
 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

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前回のシリーズはこちら→http://www.fukuyamakazuhito.jp/fukufukufamily

 

 

 
 

この話はわが家の子どもたちが、自分の生まれた時のお話に次いで、特に大好きなお話。

 

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阪神淡路大震災が起きたとき、私と夫はまだ新婚時代。右京区のかなり年期の入ったアパートに住んでいた。一階。その朝は気味悪いぐらい長く揺れた。

 

当時、夫は司法試験の受験生で、宿直バイトのために週に半分は泊まりで夜留守だった。

 

たまたま家で寝ていた夫は、その瞬間、隣の私の上に覆い被さった。私は恐怖のあまり動くことも出来ず、ただひたすら敷き布団を空しく握りしめようとしていたのに。夫は私がまだ揺れを揺れとして認識する前に飛び起きて、私を守ろうとしてくれたのだ。

 

わが夫のこの英雄的なエピソードは、当時英語講師として勤めていた予備校の同僚たちと後に話したときに際立っていた。ある人のお連れ合いは揺れたとき、側の柱にセミのようにしがみついていたという。ふくちゃんは一躍「われらがヒーロー」となった。

 

その危ういアパートはちょうど二年の更新時期だったので、私たちは無理をして急いで引っ越した。もう少し安全そうなハイツへ。次に揺れたら確実に二階の下敷きになると思ったから。

 

たくさんの人が亡くなった辛い出来事だったけど、この夫の英雄伝説は、その後幾度となくわが家の子どもたちにねだられ、私も懐かしく、春めいた気持ちで喜んで語って聞かせるのだった。

 

お父さんが株を上げる「新婚時代のお話」。

いろんな思いが込み上げる。

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

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ふくちゃんはスピーチの中で

関西弁バリバリで

「必死のパッチで庶民の暮らしを応援します!」

って言うんやけど

それって関西以外の人に通じてるのか?()

 

辞書引いてた人があったらしい「パッチ」

パッチってどんなパッチ?()

 

綾小路なに麿かも真っ青の

漫談師ふくちゃんは

今日も街の辻辻でしゃべるしゃべるしゃべる

 

http://www.fukuyamakazuhito.jp/fukufukufamily/45/

漫談師(知事選のときの「ふくふく家族」より

 

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

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「何にもなくて普通にお父さんいてほしい」

「そうそう。何かイベントがなくても、ただお父さんにいてほしい」

 

子どもらが言っている。

忙しい中、一生懸命時間をつくって、ヤレ弁護士会のレクだ、底山部のハイキングだと子どもらを連れ出している夫が聞いたらがっかりするかも知れない。

でも実際子どもらは

「特に何もなく家でだらだらしているお父さん」

をあまり知らない。お父さんが昼間寝ているのはインフルエンザの時ぐらいで、お父さんがいるときはみんなで「何かをしようとして」楽しんでいることが多い。

夫はだらだらしているより何かしていたいのかも知れないが子どもらの言うのもわかる気がする。

 

それにしても「ただお父さんにいてほしい」とはなんて素敵な言い様だろう。

 

夫どの。

「じっとしてたら尻が腐る」なんて言わないで、

今度一回ごろんと転がっとけば?

 

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

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夫は時折りお花をもらう。

自分ではとてもじゃないけど買えないような大きな花束。

たくさんいただくと、いろいろな事務所にお裾分けしてもいるようだが、やはりたくさんうちにいただいて家の中が華やか。

私はそれを描いて、キャンペーンで使う何かにしてもらうことで皆さんにお返しする。

でもだいたいのお花たちはわが家を明るく賑やかにして満足して散っていく。

そしてまたちがう方からいただく。

 

府知事選の時もわが家はお花に和ませてもらった。応援してくれる人たちの気持ちを感じながら、お花がたくさんある部屋で過ごす。

それは本当に有り難い。お母ちゃんがハッピーだと子どもらもハッピー。家内安全。夫婦円満。

 

夫がポスターになり、そこらじゅうにいて、チラシにもなり全戸に配布される。それは私には落ち着かないことで、不安も高まった。府知事選の時、私は必ずしも精神的に安定はしていなかった。

でも庭のチューリップの芽に希望をかけ、いただくお花に癒された。

 

お花は日本ではけっして安いものではないけど、人をしあわせにする素敵なものだ。こんな癒しをいただけるのは本当に有り難いと思う。

 

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

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夜中に一階に降りていくと、居間で夫と高1の娘が何やら語り合っている。楽しそうだ。

 

あとで娘が私に話してくれた。

「最近な、夜遅くにお父さんといろいろしゃべってるねん。政治の話とか。それがけっこう面白いねん」

 

仲良きことは麗しきかな。

私も入りたいけど、何回かに一回にしておこう。

 

 

 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

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つなぐ京都2020の事務所に行ってブログの作業をした。「続ふくふく家族」だ。
 
絵手紙の原画をエッセイのタイトルのカードとセットにして順に並べる。
 
原稿をブログにアップするのをKさんが手伝ってくれていて、離れてオンラインでやり取りしていたらややこしくなってしまい、頭が爆発しそうになったので、今日はチョコゾーを連れて車で。
 
絵を選び、通し番号を打ち直して、やっと落ち着いた。その場でエッセイも追加で書いて、今のところ57話できたことになる。今アップされているのは35話ぐらいか。まだまだ書きますよ(笑) 知事選のときの「ふくふく家族」は全48話だったから軽く超えることになる。何をそんなに書くことがあるのか。我ながらあきれる。
 
作業している部屋でチョコゾーは練り消し細工をつくり、追加のエッセイは彼の製作のきりのいいところまで待ちながら書いた。
 
そして同じ部屋でボランティアの人がビラ折りや何かの作業をしていた。チョコゾーぐらいの男の子を連れたお母さんもいた。れいわサポーターの人も。そして内線の電話でさらにボランティアの人が作業に加わる段取りの話がされていた。すごいな。
 
事務所に入る前には、はるばる四国から来てくれたT夫妻とハグして写真を撮った。チョコゾーは人見知りにはにかんでいた。
全国からたくさんの仲間が助けに来てくれている。有り難いこと。
 
戦争反対のデモに参加する用意もしていたけれど、ちょっとパワーが切れそうになったので残念ながら断念。ムリハシテハイケナイ。
 
気持ちよく暖かい日。
充実した気持ちで疲れて帰ると、玄関の前にコープの荷がズーンと積んであって。
ちょっと片付けられなくて、くたびれたから今これを書いている。
食糧といっしょに届いた一才桜という鉢植え用のサクラを植えた。鉢は私の従兄、陶芸家の「上田𠮷」の作品。明るい黄色の鉢をと請うてつくってもらった。
 
春が待ち遠しい。
庭にサクラが咲くなんて、盛り上がる!
 
 
 
 

これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。

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