高校三年の夏まで、見事に野球だけしていた夫は何ヵ月か猛勉強して第一志望の大学に一発合格した強者。当時夫のことはちょっとしたセンセーションだったらしい。
「合格しました」と学校に言いに行ったら先生が
「何を言っているの。証拠を見せなさい!」
と言われたそうだ。
誰も彼が現役合格するなんて思っていなかった。
彼は受験勉強の要領がよかった。
目指す大学の目指す学部に入るためにはどんなテスト対策が必要か考えて、必要最小限の勉強で乗りきったと言っている。
古本屋で過去10年分の赤本を買ってきてがむしゃらにやった。テスト勉強はテストのための勉強と割りきって。
「普通は過去5年分ぐらいしかやらへんのや。俺は10年分やった。そんで実際にその問題が出た」とつい最近のことのように言う。
「歴史は繰り返すっちゅうこっちゃ」
そういう「賢さ」は、きっと仕事にも、彼が企画するレクのイベントの準備にも活かされていると思う。
合理的というのか、冷静というのか。ある目的のためには何が必要か考える。賢いと思う。そういうところも彼のような人がリーダーに向いていると思う理由だ。
これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。
2018年府知事選のときの「ふくふく家族」と同様、リラックスしてお楽しみください。
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