「原材料」「中間財」「最終財」などという言葉と共に、改めてどのような工程でパンが作られるかを確認していきます。
市場に出回るまで、出回ってからのビジネスプロセスも確認。生産者と消費者との関係とは。コストとはいったい何か。そんな部分も含めながら、日頃いただいているパンを題材にモンテッソーリの経済地理学に触れた時間でした。
鉤の手の原理で、すべてが繋がっているモンテッソーリ教育。知っている知識の上に新たな知識を積み上げていくその手法は、幼児期から児童期においても変わりません。娘が日頃行っているおしごとと呼ばれる活動は、ほとんどが幼児期に種まきされたもの。
決して机の上で「知育」として蒔かれた種ではなく、絵本だったり日頃の親子の会話だったり、夕食の席での時間だったり…。この何でもない時間こそが、子どもの知的好奇心を刺激し、将来への学びの時間に繋がるものなのだと感じます。何でも吸収してしまう乳幼児期だからこそ、世の中のたくさんの不思議に触れて、時には大人を困らせるぐらいに質問攻め。
でも、こんな質問を一つ一つ大切にされてきた子どもたちは、日々思考を止めず、また新たな質問を考える…。そんなサイクルが自然と身に付いているのだと思います。
我が家の10歳は、今まで知らなかった世の中の仕組みを知るにつれ、新たな疑問が生じている様子。
母の学びもストップできそうにありません^^;
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