昨日・本日の口永良部島関連記事です。



★朝日新聞より

http://www.asahi.com/articles/ASH6F5J9RH6FTIPE015.html

ジュウタロウ、飼い主と再会 口永良部噴火から2週間

岩田誠司

2015年6月14日05時11分


ジュウタロウは元気だった――。噴火で全島避難となった口永良部(くちのえらぶ)島(鹿児島県 屋久島 町)に残った雑種犬が、屋久島 に避難中の飼い主、安永清志さん(43)の元に戻った。12日、口永良部島 に一時上陸した安永さんが見つけ、連れ帰った。


 5月29日の噴火後、安永さんはジュウタロウを野に放した。人命優先の災害時に犬の面倒はみられないと考え、島に残す道を選んだ。だが、ジュウタロウはそばを離れない。思わず「どっか行けっ」と言うと、茂みに消えていった。その背中に「何とか生きてくれよ」と声をかけた。


 消防団員 の安永さんは12日、道路などの調査で島に入った。自宅の様子を見に行くと、突然、犬が駆け寄ってきた。ジュウタロウだった。「元気そうじゃないか」。ちょうど2週間ぶりの再会だった。


 安永さん一家は今、避難所で暮らす。そこにジュウタロウも加わった。次男の和馬くん(12)は「ジュウタロウは強いから心配していなかったけど、うれしい」と話した。





家族と2週間ぶりに再会したジュウタロウ=13日午後4時29分、鹿児島県屋久島町、鎌田悠撮影




避難所の外を散歩するジュウタロウ=13日午後4時33分、鹿児島県屋久島町、鎌田悠撮影




家族と2週間ぶりに再会し、避難所で過ごすジュウタロウ=13日午後4時38分、鹿児島県屋久島町、鎌田悠撮影





★日テレニュースより(動画あり)

http://www.news24.jp/articles/2015/06/13/04277246.html


首相が屋久島町訪問 避難島民と意見交換


< 2015年6月13日 17:55 >


 安倍首相が13日、鹿児島・屋久島町を訪問し、先月、爆発的な噴火をした鹿児島・口永良部島からの避難生活を続ける島民らと意見交換した。

 避難した島民「何とか早く島に、早く山が落ち着いて帰りたい」

 安倍首相「早く落ち着くといいんですがね」


 避難所を訪れた安倍首相に対し、島民たちは「1日も早く島に戻りたい」「島に残してきた家畜や畑が心配だ」などと口々に訴えた。

 先月の噴火後、屋久島では現在も39世帯63人の方が避難所での生活を送っている。


 安倍首相「町のきずなを大切にしたいという方々も多くいらっしゃいまして、仮設住宅の建設を加速化させてそうした方々の要望にも応えていかなければいけない」


 面会後、安倍首相は、記者団に対し「火山の観測調査などを踏まえて、準備を着実に進め、できるだけ速やかに一時帰島を実施したい」と話した。





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