本日の口永良部島関連記事です。


一時帰島へ向けた状況調査が行われ、ペットの犬や猫が2週間ぶりに救出されました。また、家畜の健康も確認したとのことです。


何頭の犬猫が助け出され、何頭がまだ残っているのか。

家畜の詳しい状態については、今のところ不明です。

飼い主のいない猫ちゃんもいるのではと思いますが…。


まだ残されている子たちに給餌給水はされたのか?無事だったのか?

次の帰島はいつになるのか?

気がかりはいろいろあります。。


そして、環境の変化が原因だったのでしょうか…先日の一時帰島で救われた小さな命が天に召されました。。

ご冥福をお祈りいたします。





★中日新聞より

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015061201002179.html


2015年6月12日 21時10分

口永良部、2週間ぶりペット救出 40人が一時帰島

 噴火に伴う全島避難が続く鹿児島県の口永良部島に12日、消防団員や畜産家ら計約40人が漁船で一時帰島し、島に残っていたペットの犬や猫を2週間ぶりに救出、屋久島に連れ帰った。口永良部島の港や道路に異常はなく、屋久島町の荒木耕治町長は記者団に、町営フェリーを使った住民のマイカー搬出を早期に実施する意向を示した。


 消防団の貴船森副分団長(43)によると、連れ帰った犬は小学6年の安永和馬君(12)一家が飼っていた「ジュウタロウ」。元気な様子で、一時帰島に同行した和馬君の家族もほっとしていたという。

 家畜を飼っている住民は、牛や豚の健康を確認した。

(共同)




口永良部島への一時帰島で救出された、安永和馬君一家の犬「ジュウタロウ」=12日午後、鹿児島県の屋久島




★NHKニュースより(動画あり)


口永良部島 一時帰島へ港の状況など調査
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150612/k10010112821000.html


アップ記事・動画はリンク先でご覧ください。





★鹿児島放送より

http://www.kkb.co.jp/news_move/jchan_move_detail.php


口永良部島の港や道路は一時入島に支障なし

(6/12)


口永良部島の爆発的噴火から2週間の12日、関係機関が島の港や道路などを調査した結果、町営船の接岸など島に入ることが出来る状態であることが分かりました。口永良部島から避難を余儀なくされている住民は、自家用車などの持ち出しや家畜の避難のための一時帰島を希望しています。


その実現に向けて、口永良部島の本村港(ほんむらこう)にフェリーが接岸できるかどうかや、港から集落に向かう町道の状況を確認するため、町の職員や消防団など45人を乗せた船4隻が12日の午後、屋久島から口永良部島へ向かいました。およそ1時間半の調査の結果、港は町営船が接岸できる状態で、道路も車の通行に支障はないことが分かりました。12日午後6時過ぎに会見した屋久島町の荒木町長は「気象庁ときちんと情報交換しながら一時帰島をやるようにしたい」と話しました。13日には、安倍総理が上空から口永良部島の状況を視察するほか、屋久島で避難住民との対話も予定しています。





★西日本新聞より

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/175131

口永良部 被災の子猫死ぬ 帰島中に救出むなしく、飼い主涙

2015年06月12日 14時22分




口永良部(くちのえらぶ)島(鹿児島県屋久島町)の爆発的噴火では、過去の経験が生かされ死者は一人も出なかったが、その陰でひっそりと命を閉じた1匹の子猫がいる。屋久島の避難所に身を寄せる男性(37)の雄の飼い猫「福」=写真=だ。6月1日の一時帰島で救出されたものの、突然、1カ月余りの短い命を終えた。男性は「あんなに元気だったのに…」とやるせない思いを抱えている。


 福は、4月下旬に口永良部島の知人宅の押し入れに野良猫が産み付けたという。かわいそうに感じた男性が知人から譲り受け、世話をするようになった。

 新岳が噴火した5月29日、男性は歯の治療で鹿児島市にいた。屋久島に避難した家族から「福は置いてきた」と聞いた。毎晩、同じ布団にくるまった仲。深夜に何度も目が覚め、いるはずのない福の姿を探した。


 6月1日、消防団などの一時帰島で福は無事救出され、避難所の男性の元に届けられた。「本当にうれしかった」。男性は親類宅に福を預け仕事が終わると毎晩、足を運んだ。下痢をしていたので8日に獣医師に診てもらったが、ミルクもよく飲み異常はなかった。ところが、9日午後、突然、福は息を引き取った。

 「みんなに幸福を呼びますように。そんな思いを込めて福と名付けた。たくさんの幸せをありがとう」。そう言うと男性の顔は涙でくしゃくしゃになった。避難生活が長引く中、喪失感という負担がまた一つ増えた。






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