【緊急拡散】口永良部島から避難された方で犬猫・小動物を連れている方へ 預かってくださる方がいます


口永良部島関連記事5/30 ペットと一緒に避難も/「農家は牛残したまま」 避難長期化に不安の声も


口永良部島関連記事5/31① 家畜残し避難 支援策検討/「家に置いてきた猫が一番の気がかり」


口永良部島関連記事5/31② 残る犬5匹、猫26匹、牛50頭前後/災害時ペットは原則同行避難です


【更新】口永良部島関連記事6/1① 一時帰島 家畜に餌・水、猫2匹持ち帰り/牛の島外移動も視野に




本日の口永良部島関連記事その②です。


次の帰島がいつになるのか、動物たちのご飯と水がもつのか…

ペットはすべて連れ出せないのか、畜産動物の移動は…

避難所の動物たちの状態は…

心配は尽きません。


福島でも嫌というほど出てきたワード、「野生化」。

福島でもたくさんの動物たちが、野生化して家を荒すからと、殺処分されてきました。


帰島がなかなかできなければ餓死の危機。それとも周りの迷惑を考えて殺処分。

いずれお肉になるんだから、とか、そもそも人間が肉食をしなければ、という議論もあると思いますが…いずれにしても動物たちの命の尊厳を考えなければいけないのではと思います。


どうにか島外への移動をお願いしたいです。



※追記6/2


記事一番下、どうぶつ救援本部からのお知らせの最後に、「島に残されたペットの救護活動も、自衛隊員や消防隊員によって実施されている」という部分が追記されていましたので、こちらでも追記いたしました。

詳細が知りたいところですが、現在島は原則立ち入りが禁止されているわけですから、今回2匹の猫が持ち帰られたように、これは一時帰島の際に飼い主さんからの要望にあわせて保護などする、という意味なのでしょうか。。





★FNNより

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00293715.html

口永良部島噴火 29人が一時帰島、上陸はわずか2時間余り

06/01 18:25

噴火による避難から3日。一部の住民が1日、口永良部島へ一時帰島した。3日ぶりのわが家は、住民にはどう映ったのか。
警察や消防隊員に付き添われ、3日ぶりの島を踏みしめるように歩く住民。
全島避難が続く口永良部島に、1日朝、住民の代表と消防団員らあわせて29人が、一時帰島した。


一時帰島に付き添った消防団員は「やっぱり、家の中にまで灰が入ったり、生き物もかわいそうな状況だった」と話した。
また、一時帰島した住民は「家の中のコンセント抜いて戻ってきた。(島内は)きついにおいではなかった」と話した。

そして、屋久島町の荒木町長は、「事故なく行って帰ってこられたことに、わたしとしては安堵(あんど)した。(島の街並みは)噴火前と変わらない。ただ、人がいない」と語った。


帰島した島の住民の1人、湯向地区で畜産農家を営む武石貞信さん(81)。
島に残してきた、およそ30頭のブタの様子を心配する一方、避難が長引けば、野生化するおそれもあり、苦渋の選択を迫られていた。
武さんは、「わたしは、ブタやイノシシが野生化したら困るからと。皆さんの畑荒らしたり、なんだかんだということになるから、とにかく長期化するなら、(動物たちを)処分したいと」と話した。


慌てて避難した島の住民たちの要望と、今後、天候が悪化しそうな状況を受け、町は、1日の一時帰島を決めた。
島に上陸できるのは、2時間余り。
その短い滞在を終えた武石さんは、「全部死んでいるのかと。全然、餌を出しても何も言わないし、前まで行っても騒がないし。今後続けるのか、処分に持っていくのか、考えなければいけない」と語った。


はっきりと残る、火砕流の爪痕。
目の前に迫る噴煙。
島に住む中学2年生・二神 遼君が撮影を始めた場所は、新岳の火口からわずか3kmしか離れていない場所だった。
避難生活の長期化が懸念される一方、屋久島に避難している小学生8人と、中学生5人が、避難先である屋久島の学校に初登校した。
屋久島に避難してきた貴船 桜さん(小学6年生)は、「楽しみなのは、大人数でしかできないこともあるだろうし、友達がいっぱいできるかどうか不安」と話した。




★FNNより(動画あり)

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00293716.html

口永良部島へ一時帰島 畜産農家を営む男性に話を聞きました。

06/01 18:30


噴火による避難から3日。一部の住民が1日、口永良部島へ一時帰島しました。
一時帰島を果たした、畜産農家を営む武石貞信さん(81)に話を聞きました。

(どんな思いで、島に向かっていった?)
きょう行けるとは、本当に思いませんでしたけど、とにかく町長、皆さんのおかげで、なんとか島に行くことができるようになりましたので、本当にうれしく思っております。

(心配していたブタなどに会った時、どんな思いだった?)
もう、涙が出そうで、よく頑張ったなと言ってあげました。

(どのような世話をした?)
もう、とにかく水、餌。
とにかく、1頭だけじゃなくて、少しずつ、みんな食べられるようにまいて、そして、次々に、何回も何回もまいてあげました。

(すぐにでも、また島に戻りたい?)
ええ、もう。
あすにも行きたいんですけど、これは、なんとも。
わたし1人の考えでは、どうにもできませんので、皆さんの力を借りて、そして、なんとか島に帰れるように努力したいと思っております。

(避難生活が長期化することも懸念されている中で、一番心配していることは?)
これから先、どういうふうにしていったらいいかというのが、わたしの頭の中で、めぐり回っているわけですね。
だから、なんとかしてあげたい。
自分たちでは、動物は、何もできませんのでね。
わたしがやることによって、動物がみんな、変わっていくんじゃないかと思うので。
せいいっぱい、自分の力で頑張っていきたいと思っております。





★NHKニュースより(動画あり)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150601/k10010099631000.html


口永良部島へ一時帰島 住宅の状況など確認


6月1日 18時51分









鹿児島県の口永良部島で起きた噴火の影響で避難している島の住民の代表などが、1日、一時的な島の立ち入り、「一時帰島」を行い、住宅の状況などを確認しました。

「一時帰島」したのは口永良部島の住民11人で、消防の職員や電力会社の社員などを含む合わせて29人が、1日午前9時半に、屋久島町が確保した漁船3隻で口永良部島に入りました。
先月29日に起きた口永良部島の新岳の噴火では、住民など137人が町の避難指示に基づいて、その日のうちに屋久島にフェリーなどで避難しました。多くの住民が当面の必需品を持ち出すことしかできなかったとして、「一時帰島」を認めるよう求めたため、町は関係機関と協議し、住民の代表として11人の「一時帰島」を認めました。

町によりますと、住民の代表らはおよそ2時間にわたって島内を回り、要望があった住民の家の戸締まりや火の元などを確かめたり、家畜に餌や水を与えたりしたということです。また、貴重品や住民のペットの猫2匹を持ち帰ったということです。この間、自衛隊や警察などのヘリコプターのほか、海上保安庁の巡視船が山の様子などを監視し、緊急時には速やかに避難できる態勢が取られました。
「一時帰島」は午前中で終わり、住民などを乗せた3隻の漁船は午後0時半ごろまでにすべて屋久島に戻りました。

参加者が会見

「一時帰島」のリーダーを務めた消防署員の男性や、地元の住民など3人が鹿児島県の屋久島町役場で記者会見しました。
それによりますと、今回の「一時帰島」では、口永良部島の西側にある本村地区で23人が住宅など71棟を、東側にある湯向地区では6人が18棟を、それぞれ1時間余りかけて見て回ったということです。

そして、住民から要望が強かった、住宅の戸締まりや火の元の点検をしたほか、家畜やペットの様子を確認したということです。
また、依頼を受けた、通帳や印鑑、運転免許証といった貴重品、それに、ペットの猫2匹などを持ち帰ったということです。
口永良部島の住民の山口正行さん(46)は「避難をしてから初めて島に戻ったが、集落の様子はほとんど変わっておらず安心した。噴火警戒レベルが下がればすぐにでも帰りたい」と心境を語りました。
町によりますと、今回の「一時帰島」はけが人やトラブルなども無く予定どおり終わりましたが、本格的な台風シーズンに備えて住宅の雨戸を閉めておいてほしいという多くの住民から寄せられていた要望については、時間が足りず、終えることができなかったということです。

町長「条件そろえば今後も実施したい」

「一時帰島」が無事終了したことを受け、屋久島町の荒木町長が記者会見し、「一時帰島はこれで終わりとは考えていない」と述べ、条件が整えば今後も実施したいという考えを示しました。
この中で荒木町長は、1日午後、自分もヘリコプターに乗って上空から島の様子を視察したことを踏まえ、「メンバーが事故無く戻ってこられたことにいちばん安どしている。集落は道路や家が壊れている様子もなく、噴火前と変わらないという認識だ」と述べました。
そのうえで、「きょうは鹿児島県の伊藤知事と避難所を視察したが、島に戻りたいという住民の声も寄せられた。一時帰島はこれで終わりとは考えていない。避難が長引く場合は何回かに分けて行うなど、多くの住民に参加してもらいたい」と述べ、条件が整えば今後も一時帰島を実施したいという考えを示しました。





★朝日新聞より
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20150601001345.html




一時帰島した人から与えられた餌に、ニワトリが群がっていた=1日午前9時27分、鹿児島県屋久島町、朝日新聞社ヘリから、金子淳撮影




★日本農業新聞より


http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=33504


家畜の安否心配募る 長期避難に生活不安も 口永良部島噴火 


(2015/6/1)


鹿児島県口永良部島の新岳の爆発的噴火から3日目を迎えた31日、屋久島に避難した畜産農家から不安の声が上がっている。気象庁が開いた会議で、「島民は1年以上の避難生活が続く可能性がある」と示されたためだ。口永良部島に残る85頭の繁殖和牛など家畜の安否を心配する農家は、行政に早急な対応を求めている。

 31日午前9時、避難生活が長期化する可能性を伝えられた畜産農家が屋久島町の対策本部に直談判に訪れた。農家は「牛に餌を食べさせたい。体調が心配だ。なんとか一時帰宅させてほしい」と訴えた。これに対し町は「危険なので今は帰れない。対応は考えたい」と説明。直談判を終え、対策本部から出てきた農家はマスコミに囲まれながら「なんともいえない」と話し、避難所へと足早に帰っていった。

 島から家畜を移動する方法はまだ検討されていない。現在は餌となる牧草や水が十分あり、生存に問題ないとの判断からだ。しかし、今後も牛が耐えられるのか見通せていない。病気になる可能性もある。

 JA種子屋久口永良部事業所の安永清志係長は「一時帰宅で飼料を大量に与えても、野生の鹿との奪い合いになる可能性がある。家畜を屋久島へ移動できれば一番安心だが、受け入れ側の整備も難しい。農家のためにも、行政を中心に最良の方法を検討してほしい」と話す。

 生活面の不安も大きい。衣類や薬など日用品が不足する中、貴重品を残し、家の戸締まりができずに避難した人もいる。ガソリンスタンドを経営する畠豊二さん(66)は「保険証も運転免許も手元にない。多くの住民は、避難は長くて1週間だと思っていた」と落ち込む。避難所では健康診断が完了し、今後は心のケアを行う職員が配置されることになった。

 屋久島には3カ所の避難所があり、30日夜は66人が身を寄せた。同町の荒木耕治町長は31日、空き家や民宿などを活用して避難者の住宅を1週間以内をめどに確保する考えを示した。小中学生を屋久島の学校で受け入れる準備なども進めている。早期の一時帰宅を前向きに検討する考えも示した。





★どうぶつ救援本部より

https://doubutsukyuen.org/main/archives/5293


鹿児島県の口永良部島の噴火災害

2015年06月01日


5月29日に、鹿児島県の口永良部島で発生した噴火で被災された皆様に対しましては、心よりお見舞い申し上げます。

さて、現在、どうぶつ救援本部では、鹿児島県の動物愛護管理センターなどの関係機関と連絡をとりながら、被災した飼い主やペットの救護活動に対する支援を検討し始めているところです。

しかし、まだ現場の状況が詳細に分からないことから、支援の必要性の有無を含めて、飼い主の方々やそのペットの被災状況が具体的につかめずにいます。情報が入り次第、本ホームページにてお知らせをさせていただきます。


★5月31日(日)午後4時現在の情報

鹿児島県保健福祉部生活衛生課からの情報ではペットを連れて屋久島の避難所に来られた方がおり、現在集計中だが犬・猫合わせて10頭程度である。現在、保健所の備蓄品からペットの食べ物等を供給しており、支援の必要性を含めて調査するとのことでした。

★6月1日(月)午後3時現在の情報

鹿児島県保健福祉部生活衛生課からの情報では、被災ペットには保健所の備蓄から食事等を供給しており、頭数も少ないことから現時点では支援の必要な事態はないが、今後の状況次第ではお願いすることもあるとのことでした。

なお、島に残されたペットの救護活動も、自衛隊員や消防隊員によって実施されているとのことです。どうぶつ救援本部としましては、引き続き鹿児島県などと密接な連絡をとりながら、必要に応じた支援などを行って行く予定です。