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動物の虐待摘発、過去最多181件に 警察庁「関心の高まりが大きい」

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全国の警察が令和5年に摘発したペットの虐待など、動物愛護法違反事件は前年比15件増の181件で過去最多となったことが11日、警察庁のまとめで分かった。平成26年の48件と比較すると、3・5倍超だった。

 

 虐待の被害に遭った動物は犬と猫が多く、令和5年は猫97件、犬65件。それぞれ元年の66件、27件から大幅に増加した。鶏やハムスター、牛、亀などの被害もあった。

 

 原因について警察庁は「単純な増加より、国民的関心の高まりが大きい」と説明。事件把握の端緒は「第三者からの通報」が118件と65%を占めているといい、「監視の目を光らせている『愛護団体からの通報』が10件にとどまることがその証左だ」と話している。

 

 2年6月に改正動物愛護法が施行。殺傷に対する罰則が引き上げられ、虐待が疑われる動物を診察した獣医師に関係機関への通報が義務付けられた。