4日で仕事のやりがいを見出すのは難しくない? | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

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出版業界33年。
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出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です

 

4月1日から入社し、

 

4日で退職

という人がインタビューに答えていました。

 

接客業が好きで

高級飲食店に入社したけど、

入社後4日間

皿洗いをさせられ

 

「仕事にやりがいを見いだせなった」

という理由で退職、とのこと。

 

うーん・・・

 

ものすごく時代背景を投影していますよね。

飲食店ならば、

庶民的、高級店関係なく、

 

洗い場を経験するって

なんか、当たり前のことだと

思うのだけど、

 

そんなの言わなくても

わかるよね?

は通用しないのですよね。

 

だから、

入社後にはそういう仕事がある。

なぜ、それをするのか

の理由もしっかり伝えた上で

入社するかしないかを

決めてもらわないとならない

 

ということなのでしょう。

 

出版業界でも、

いまはどうなっているのか

わかりませんが、

 

かつては

職種は関係なく

新卒で入社した人は

書店研修と、倉庫研修がありました。

 

本の流通を勉強するということ、

自社の本はどういうものなのか

を知るための研修だと思います。

 

いくら編集志望だらといって

本の流通をしらなくていいわけはないし、

自社本を知ること、

どうやって本が出荷され

返品がどういう処理をなされるのかなど、

本をつくる人間も知っておくべき

ことだと思います。

 

そういう意味では、

 

やはり、

飲食店の接客業においても

洗い場や調理場の状況を知ることは、

今後の仕事にもつながってくる

 

ということを、

ちゃんと説明できる人間が必要なんでしょうね。

ただ、

そうはいっても、

 

どんな仕事であっても

 

たった4日で、

仕事のやりがいを感じることは

難しいかな。

 

「やりがい」は

もう少し時間をかけて

じっくり、ゆっくり

感じて欲しい。

 

その時間すらも、

いまの若い人は、

 

タイパが悪いと思うのかしら。

 

もっとも、

その子の本当の退職理由は

 

仕事のやりがいではなく、

実は他にあったのかもしれませんが・・。

 

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