編集長の富田志乃です。
皆さんは、
「再販制度」という言葉を
きいたことがありますか?
よく「再販制度」って
一度出した本を「再販」つまり
重版できない制度ですか?
と聞かれますが、
それは違います。
出版業界でも
重版の予定がないことを
「在庫僅少、再販未定」
という言い方をしますので、
混乱するのも無理もないこと。
ただここでいう
「再販制度」とは
新聞社や出版社が
価格を決めたら、
販売店(書店さんなど)は
その定価で販売しなければ
いけないという制度です。
つまり、値引きしての
販売は禁止されている
ということ。
そこでかつて問題に
なったのが
いわゆる「ポイントカード」
書店独自で発行しているのは
ツタヤだけですが、
書店が入っている
商業施設などで発行されている
ポイントカードを使うと
「値引き」になるではないか・・
というような論争。
ただ、そういえば
気づいたら
ポイントカードだからいいよね
的なことで結局したような・・
違うかな?(笑)
8月に
某食品会社が
販売店にカップ麺の値段を
あまり安く売らないようにという
通達をしたことが、
独占禁止法にあたるのではないかと
問題になっていました。
販売価格をメーカーが
販売店に指示をするというのは
本来禁止されています。
ただ1953年独占禁止法の改正に
ともない、
著作物の「定価統一」販売(再販制度)
認められています。
これは文化、活字文化の
振興と、日本の文化基準を
維持するために、重要な役割を
果たしているのですよ。
もう1つ出版界には
「委託制度」というものがあります。
取次会社を経由して
本の販売をしている
出版社においては
著作物を
出版社が
取次に卸し、
取次は
書店に配本します
出版社
↓
取次
↓
書店
出版社は
著作物の販売を
取次会社に
「委託」する
形になります。
そして、
書店はその委託された
著作物を「販売」する
ということになるのです。
つまり書店は
販売する著作物は
「仕入れ」はしていますが
「買取」はしていないので、
売れ残った著作物は
取次にもどし
取次から出版社へ戻される
という流れになります。
これが、
出版社にとって
いちばん震え上がる言葉
「返品」です(笑)
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