編集者の評価は、出版社ごと異なります | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

重版を何度も重ねた編集者が

 

すごい編集者

 

と思われるかもしれませんが、

実はそうともいえません。

 

初版1万部と決めたら

 

その1万部をきれいに消化できてこそ、

優秀な編集者であり

素晴らしい営業である

 

という評価は、

大手出版社では当たり前となっています。

 

そもそも、

配本で決められた部数が

まずは絶対であって

 

営業が書店さんに行き

注文なんてとってきたら

「何をやっているんだー、余計なことをするな」と

大手出版ならば上司に叱られます。

もちろん、多少売れていても

重版はかけません。

 

在庫は課税対象になるため

在庫は持ちたくないのです。

 

ただし、 

中堅以下の出版社は

 

たくさん重版した編集者や

それに貢献した営業が称えられます。

注文をたくさんとるために

定期的に地方出張もします。

 

そのどちらがよくて、

どちらが悪い

ということではありません。

出版社の規模、

出版社の経営方針によって

 

違いがあるということです。

 

本を出す側にとっても

大手出版社で出す方がいい場合と

そうではない場合もあります。

 

小さい出版社の方が

細かくケアしてくれるので

むしろよい、という方もいます。

 

出版社というと

一括りのイメージかもしれませんが、

 

出版社は

各社、やり方や方針など、

実は本当に違うんです

 

________________________

LINE公式:https://lin.ee/YuD0wUu

メルマガ:https://resast.jp/subscribe/224326

ホームページ:https://kklong.co.jp/

 

出版に興味のある方へ

有益な情報を配信!

こちらのメルマガに

ご登録ください

 

https://kk-long.com/p/r/VkZsaWSg