7/17
B2-1S
勝 今永
負 原樹
S 山﨑康

セ・リーグ後半戦がスタート。
痺れる接戦をものにして、快勝。
本拠地ハマスタで、最高のスタートとなった。

先発の今永昇太は、快調なピッチングを続けるも、7回表にピンチを招いて降板。

わずか2つのアウトを巡って、両軍死力を尽くした攻防が繰り広げられた。

スワローズは、代打の代打を2回繰り出す。
ベイスターズは、加賀 繁、田中健二朗、スペンサー・パットンと必死の継投で無失点で切り抜ける。

7回裏のベイスターズの攻撃は、3者凡退。
こうなれば、流れがどちらに行くのかは誰にも想像できない。

そして迎えた、8回表。
ハマスタにギターソロの切ない音色が響き渡る。

ハマのセットアッパーが、リリーフカーに乗って、颯爽とマウンドに向かう。

連敗ストップをかけて目の色変えて向かってくるスワローズ上位打線を、見事3者凡退で打ち取り流れを堰き止めたのが、俺たちの選手会長だった。



岐阜県多治見市出身。
県立岐阜商業、法政大学、JX-ENEOSを経て、2013年ドラフト4位でベイスターズに入団。

デビュー戦は、2014年3月28日。
神宮球場の開幕戦。
大学の後輩・三嶋一輝が2回9失点と崩れた後、3回を無失点に抑える敗戦処理の役目。

本拠地デビュー戦は、4月2日。
大リーグから復帰して移籍してきた尚成がジャイアンツ相手に3者連続ホームランを打たれた後、登板。
自ら作ったノーアウト満塁のピンチを無失点で切り抜ける、度胸満点のピッチング。
しかしこの日は、当時のストッパー山口俊が滅多打ちをくらい大逆転負けとなってしまう。

中畑清監督は、2つの決断をする。
山口俊の先発転向のためのファームでの再調整。
そして、彼の後任ストッパーとして、強心臓のルーキーを大抜擢することだった。

その策は見事にハマる。

不安定だったストッパーが決まり、ベイスターズは輝きを取り戻していく。
Aクラス入りは惜しくものがしたが、この年優勝したジャイアンツに唯一勝ち越したチームとなった。

選手たちの顔つきが変わってきたのも、この年からだった。


時にはサイドスローで、
またある時には、スリークオーターで、
千手観音投法とも評されるピッチングスタイル。

涼しい顔をして、飄々と快速球を投げ込む姿を見たファンが付けたニックネームは、浜照大三上様。

前半戦は、これまでの勤続疲労から打ち込まれるシーンもあったが、
もう大丈夫だ。

「今年、優勝するのは、ベイスターズです!」

主砲にしてキャプテンの筒香嘉智が、
後半戦開幕マウンドを任された今永昇太が、
ヒーローインタビューで宣言した。

そして、頼れるセットアッパーの投球がなければ、この優勝宣言はなかった。


暗闇を手探りで進む
鼓動の音に導かれ
旅がどこで終わるのかなんてわからない
だけど それが始まる場所だったらわかる
(Avicii  Wake Me Up)

横浜DeNAベイスターズ。
背番号35。
三上朋也。

その手で勝利をたぐり寄せろ!
THIS IS MY ERA.

7/12
B1-5C
勝 ジョンソン
負 濵口

プロ野球の前半戦が終了。
41勝39敗2引き分け。
我らがベイスターズは、セ・リーグ3位でオールスター・ブレイクに入ることになった。

首位カープとは、互角の7勝7敗。
まだまだ、チャンスはある。


20世紀を代表する歴史学者アーノルド・ジョセフ・トインビーは、
「新しい文明が発展する時、そこには、必ず『挑戦』と『応戦』が繰り返される」と、語った。

2017年のベイスターズの前半戦もまた、挑戦と応戦を繰り返した戦いだった。


第4回WBCの激闘から休む間もなく突入したシーズン。
日本中の期待を一身に背負った彼に、常人では想像もつかないようなプレッシャーがのしかかっていたはずである。

相手投手も警戒。
まともに勝負してくれる回数は激減した。

徹底した外角攻め。
ツーアウト1・2塁での捕手を座らせたままの敬遠。

激闘の疲れを癒す間もなく、
徹底した研究をされ尽くしたなか、
思うような数字が残していけない。

そのような中でも、徐々に打撃が上向きになっていく。

ある日のヒーローインタビューで、キャプテンである彼は言い切った。
「自分の成績はどうでもいいです。チームが勝てばいいんです」

「ともかく、優勝しかない」
シーズン前から、一貫してこう語ってきた。

主砲が勝負を避けられ、
先発陣の駒が揃わず、
リリーフ陣も昨年ほどの活躍ができない。

でも、チームは5割。Aクラスに踏みとどまった。

キャプテンを中心に、1人1人が壁を乗り越え、団結する中に、チームの総合力がついてきたのだ。

様々な形の挑戦に、逃げずに応戦し結果を出してきた。

これからが横浜の季節。
世間を、アッと言わせるのだ。

横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ 筒香

さぁ 打て筒香
飛ばせ空の彼方
横浜に輝く大砲
かっ飛ばせ ホームラン

GO GO TSUTSUGOH!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。

戦いは勝つと決めたものが勝つ。
最後に勝つのは俺たちだ。

一度燃え尽きようとも
再起不能でも
こいつの火は消えない
再び宿る鼓動

You start it again.


7/11
B5-2C
勝 石田
負 岡田
S 山﨑康

逆転のカープ相手に、見事な逆転勝ち。
これで、前半戦の勝ち越しが決定。
同一カード3連敗なしというおまけまでついた。

昨シーズンで引退したハマの番長・三浦大輔は、タイガース戦に滅法強かった。

関西地方で生まれ育った彼は、少年時代から大のタイガースファン。球場に通っては声援を送っていたという。

だからこそ、プロとして相対した時、持っているもの以上の力が出たのだろう。

チームの精神的柱であった彼を支えていた要素の一つが、自分にとっての得意先があったことが上げられる。


この日の先発マウンドに上がった左腕も、そうなりつつある。


広島市南区出身。
野球少年の彼の憧れは、広島工業の先輩でもある新井貴浩だった。

ベイスターズの中心選手となった今、故郷で相対するカープとの対決は格別のもの。
「地元だし、いい投球をしないと気が済まない。倒したい思いは他の球団よりも強い」

この日の試合も、7回3安打2失点の好投で、勝利投手となった。
デビュー以来、カープ戦には6試合に先発して3勝負けなし。

ハマの鯉キラーの誕生だ。


左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ 攻めろ 健大

横浜DeNAベイスターズ。
背番号14。
石田健大。

華麗なピッチングで、チームを優勝に導け!
I☆YOKOHAMA

7/10
B1-5C
勝  野村
負  今永

「僕の1球でチームを勝たせられなかったことが悔しい」
7回2失点と力投した先発の今永昇太は、責任を背負い込み語った。

「点を取れなかったから苦しくなった。僕もチャンスで打てなかった」
彼を援護できなかった打撃陣を代表して、筒香嘉智は悔しさを言葉に表した。

王者カープの強さと勢いを、まざまざと見せつけられたこの日のゲーム。

捲土重来を期して、先発のマウンドに上がるのはこの男だ。

広島県出身。
法政大学のエースとして活躍し、2014年ドラフト2位指名を受け、ベイスターズに入団する。

頭角を表したのは、昨シーズン。
26イニング無失点の大活躍で、5月月間MVPを獲得する。
チーム初のクライマックスシリーズ進出の原動力となった。

指揮官は早々に彼を開幕投手に指名する。
「ただ開幕に投げるだけでなく、エースになる」
力強く宣言してスタートした今シーズン。左肘の違和感で戦線離脱を味わう。

だが、復帰後はローテーションに定着。
柱が戻ったチームは上昇気流に乗った。
意気込んで望んだ前半戦最後の3連戦は、出鼻をくじかれた。

苦しい時に勝てるのが、エース。
強い相手に勝てるのが、エース。

生まれ育った広島で、今こそエースの証明を。

左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ  攻めろ  健大

横浜DeNAベイスターズ。
背番号14。
石田健大。

故郷広島の夜空に、勝利の旗を掲げよう!
THIS IS MY ERA.


7/9
勝  久保
負  柳

かつての恋人、ドラゴンズのドラ1右腕・柳裕也を攻略。
鬼門のナゴヤドームで勝ち越し。

首位を独走するカープの待つマツダスタジアムへいい形で望むことが出来る。


この日も頼れる男の活躍が光った。

大リーグ時代はマリナーズでイチローのチームメイト。
オールスターゲームにも出場経験がある。

2013年に来日し、ジャイアンツで活躍。
ともかくハマスタでよく打った。

その彼がベイスターズにやって来たのは、2015年。

「チャモさん」の愛称でチームに溶け込み、打撃で、守備で、そしてその豊かな経験からくるアドバイスで、若い選手達の精神的支柱となっている。

侍ジャパンの4番筒香嘉智を3番に据える奇策が功を奏しているのも、彼の活躍があったればこそだ。


勝負がかかる
痺れる瞬間
流れを我らに
アニモ・ロペス

横浜DeNAベイスターズ。
背番号2。
ホセ・ロペス。

前半戦最後の3連戦が始まる。
どこまでもベイスターズらしい野球を。

そして我らは全力応援!

7/8
B9-0D
勝  井納
負  小笠原

ドラゴンズ期待の2年目左腕、東海大相模出身の小笠原慎之介を見事に攻略し、快勝。
チームは連敗を2でストップ。
ドラゴンズのナゴヤドームでの連勝を9で止めた。

猛打爆発の打撃陣からヒーローインタビューに呼ばれたのは、この男だった。


尽誠学園から早稲田大学を経て、2004年ドラフト自由獲得枠でスワローズに入団。
堅実な守備と打撃で、レギュラーに定着。チームの中心選手となった。

だが、この男の台頭が彼の運命を変えてしまう。
2年連続トリプルスリー・山田哲人。

出場機会が激減し、2軍暮らしも長くなる。
2016年オフ。球団からのコーチ就任要請という名の引退勧告を振り切り、ベイスターズへの移籍を決断した。

若手中心で勢いのあるチームだが、優勝を勝ち取るには、勝利の味を知り尽くしているベテランの力が必要だ。

この日は、2番セカンドでスタメン出場し、2本のタイムリーヒットで、通算1000本安打を達成した。

栄光とどん底を味わい、そこから這い上がってきた彼の言葉が胸に染み入ってくる。

「記録は9割がた諦めていました。チャンスを与えてくれた球団、監督、GMに感謝しています。チームは上を目指す、すごくいい雰囲気です。ナゴヤドームでは悔しい思いをしてきた。だから尚更嬉しいです」

彼は2軍でも1軍と全く同じように全力プレイで、若手の良き見本となっていたという。
なかなか出来ることではない。


強気でどんな球も
しぶとく打ち返せ
さあ行こう  横浜で
輝けよ  浩康

横浜DeNAベイスターズ。
背番号67。
田中浩康。

努力は嘘をつかない。
戦い続ける者に栄光は輝く。

THIS  IS  MY  ERA.


7/7
B1-2D
勝  大野
負  ウィーランド
S  田島
 
痺れる投手戦を落とした。
久々の先発助っ人右腕ジョー・ウィーランドは粘りの投球。
だが、ドラゴンズのエース・大野雄大の復活の快投に捻られた。
 
ベイスターズが本気で優勝を狙うのならば、ナゴヤドームの戦いをいかに勝ち抜くかがポイントとなる。
 
2000年代のドラゴンズ黄金時代は、まるで勝てなかった。
広い球場で繰り広げられるスモールベースボール。
ここ数年低迷していたが、本来ドラゴンズは勝ち方を知っているいやらしいチームだ。
 
3連戦の初戦を落としてしまった。
だが、ここからが踏ん張りどころ。
 
ドラゴンズとは、ここまで互角に戦ってきている。
追撃をかわして、上を目指していかないといけない。
 
今日の先発は、この男。
イニングイーターにして、右の大黒柱にならなければならない男。
そして、人呼んで「ハマの宇宙人」。
 
大舞台にはめっぽう強い。
そして、意外にもビジターで勝ち運がある。
 
ファンを痺れさす快投で、流れを引き寄せろ!
 
戦うぞ
闘志漲らせて
勝利の海
行くぞ ベイスターズ
 
横浜DeNAベイスターズ。
背番号15。
井納翔一。
 
ここからが踏ん張りどころ。
勝利を掴み取ろう!
THIS IS MY ERA.




東京・神宮前のダイアローグ・イン・ザ・ダークに参加してきた。

このイベントを知ったのは、2011年春。
脳科学者の茂木健一郎さんが雑誌で取り上げているのを見てから。

ずっと行きたいとは思ってた。
だがその直後、私自身がメンタル不調に陥り、それどころではなくなっていた。

休職し、適切な治療を受け、復職した。
生まれ変わった自分に待っていたのは、新しい友人達との出会い。

その友人の1人にチケットを取ってもらった。

丁寧で優しいスタッフさんのご案内で、一期一会となる8人の仲間とイベントはスタートする。

アテンドスタッフは、視覚障がいを持つ女性。
優しく声がつくりだす安心感で、参加者の緊張が解きほぐれていく。

生まれて初めて手にする白杖。
少しづつ光が失われ、真っ暗闇の中、声をかけ合い、協力しあって、時間が過ぎていく。

暗闇で手にする白状の安心感。

地面の感覚を五感で感じ取れる喜び。

夏の草の匂いは、少年時代に遊び回った多摩川土手や、肝試しで行った近所の墓地を思い出させた。

ふかふかの芝生は、広大な野球場のグラウンドを思い起こさせた。

見えないはずの視覚も含めた五感が 
気持ちよくフル稼働していく。

背中合わせで語り合った。

飲み食いしながら、皆で語り合った。

暗闇なのに、皆、明るかった。


自分を掘り下げ見つめ直すイベントかと思ったら、そうではなかった。
自分を解き放っていく、純粋に楽しいエンターテインメントだった。

終わったあとは、その日出会った4人で小宴。
この日のイベントを肴に、大いに語り合った。

この神宮前会場は、諸事情により近く終了してしまうという。
残念だが、最後に参加出来て良かった。

イベント自体は、今後も続いて行くという。

スタッフの皆さん、
ご一緒させて頂いた皆さん、
ありがとうございました\(^^)/
7/6
B5-10T
勝 秋山
負 飯塚

両チーム、取って取られての乱打戦をモノにできず、連勝は5でストップ。
2位浮上はお預けとなった。

特に、ベイスターズ先発のこの男は、今日の結果に全く納得していないはずだ。


2014年ドラフト会議。
ベイスターズは即戦力を中心に、6位まで指名。
1位山﨑康晃、2位石田健大、3位倉本寿彦という、近年稀に見る豊作ドラフト。

そこで、1人の高校生投手に注目が集まった。
地道に新潟まで通ったスカウトが目に着けていた好投手が、6巡目指名を終えてもまだ残っていた。

予定を翻して、首脳陣は彼の指名に踏み切った。

ドラフト下位指名の高校生投手ながら、将来の大エースになってほしいと、背番号「30」を彼は背負うことになる。

地元の期待はいやがおうにも高まる。

イースタンで勝利すれば、地元紙の記事になる。
1軍昇格となれば、地元テレビ局が特集を組む。
地元の大投手・金子千尋との投げ合いは、一大行事となったようだ。

そして発表された、地元凱旋登板。
だが、その舞台は台風によって流れてしまった。

そしてやってきた、2度目のハマスタのマウンド。
プロの洗礼を浴び、5回持たずに降板。

指揮官は、2軍での再調整を命じた。


彼が大いなる可能性を持つ、近い将来のエース候補であることは間違いない。

今一度鍛え直して、ハマスタのマウンドに帰ってきてほしい。


戦うぞ
闘志漲らせて
勝利の海
行くぞ ベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号30。
飯塚悟史。

ファンは、信じ、期待して、待っている。
ハマスタに、勝利の虹を架けるその日を。


トレードに出されるかつての中心選手は、2軍での出場機会が急に増えるという。
本人の試合勘を鈍らせないため。
そして、トレード相手の球団に、その選手がまだまだ働けることを示すためだと言われる。

2013年の渡辺直人がそうだった。
いぶし銀のベテランだったが、梶谷隆幸、白崎浩之らを使っていきたい首脳陣の意向からか、2軍暮らしが続いた。

ほどなく、ライオンズ・長田秀一郎とのトレードが発表された。

そして、今日。
球団から、トレード成立の発表があった。


横浜市港南区出身。
小学校6年の時、地元で行われた三浦大輔のトークショーに参加した彼は一つの約束をする。
「将来、ベイスターズに入団してバッテリーを組む」と。

夢は実現する。
日大藤沢高校で頭角を現し、スカウトの目にとまる。
2005年高校生ドラフト3巡目でベイスターズの指名を受ける。

鉄砲肩と言われた強肩で、ファーム時代から注目を集め、一軍のスタメンマスクもかぶるようになっていった。

2011年8月14日。相模原球場。
B1-0D。

遂に夢が現実となる。
憧れの三浦大輔とのバッテリーを組み、勝利のバッテリーとなった。


時は流れ、2017年シーズン。
戸柱恭孝がレギュラーを勝ち取り、嶺井博希、高城俊人らが一軍に固定。

彼は、2軍でのスタメン出場が多くなっていた。

嫌な予感がした。

彼は昨年、2軍でもスタメンマスクをかぶることが少なくなっていたからだ。
嫌な予感が、現実になってしまった。

ファイターズ、エドウィン・エスコバー投手とのトレードが正式に発表された。

涙は見せまい。
笑顔で送り出そう。

ホームベース守り抜け
我らの司令塔
刺せ白い矢で
黒羽根利規

横浜DeNAベイスターズ。
背番号9。
黒羽根利規。

北の大地ででもう一花咲かせよう。
そして、大きな舞台でまた会おう!

新天地での活躍を心から祈ります。