淑女との戯れ ダットサン フェアレディ -10ページ目

淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

小生の車歴と共に・・・

 

本体の進捗がないので小物の記事をアップします。

 

再生したホーンは日産純正ではありますが、淑女用のものではありません。

淑女には純正で「平型ホーン」が装備されています。

ただ、入手時には「ボッシュスーパーホーン」に置き換えられていました。

これはこれでカッコよかったのですが、大きすぎるので再装備を見送ることにし、手持ちの日産純正「渦巻き型ホーン」を取り付けることにしました。

 

このホーン、元々は小生の初代愛車「ブルーバードU(V610カイ)」に装備されていたものです。音色が気に入っていたので廃車時に取り外し、その後の愛車にも取り付けて活躍してくれていましたが、20余年は保管状態でした。

 

流石に長期にわたる保管は、経年劣化を促し電源をつないでも、ウンともスンともいいません。

外観も錆や汚れで傷んでいましたので分解して再生をすることとしました。

 

分解前の写真がないので、途中からとなりますが、まずは電気的に絶縁状態の接点を紙やすりで整え、接点復活材も塗布しました。

 

 

紙製のパッキンは、パッキン紙より作成しました。

 

 

外観は、プラスチックボディを素地を出して整えようとしましたが、納得のいく状況にならなかったので、PPバンパー用塗料で塗装しました。これはプラスチック感があるように仕上がります。

 

 

機構部も塗ってあった塗装を剥がしてメッキ状態にきれいに戻そうかと試みましたが、地が悪いこともあり上手くいかず、塗装することにしました。

 

 

それぞれの部品がそろいました。

 

 

組み立てれば完成です。

 

 

これで取り付けられます。

昔の製品は、こうしてネジ留めなので分解してメンテできるのがよいですよね。

今は、ほとんどカシメられて分解できませんから。

 

さて、

免許を取ってワクワクして無我夢中で乗っていたあの頃の気分に少しでもなれればと思っています。

 

 

当初は純正仕様の予定だったのだけど・・・

 

最近の進捗がないので、過去の作業を記事としてアップします。

 

淑女の購入時にはモモのインディが付いていましたが、好みではなかったのでモトリタ(実はJPC)に換えていました。

 

或る時知人が、”割れのないきれいなもの”に交換したので、”あげる!“と言われたので、純正ハンドルを素直に頂きました。

ただし、ホーンボタンはありません。

 

 

すごく嬉しかったものの、中々のジャンクコンディションで、これを再生するのは至難の業です。

それでも、再生するつもりでいたのですが、またまた今度は”シルビア用”を今では考えられないジャンク価格で入手することができました。

破格なだけに、こちらにはパッドの損傷した42年用のホーンボタンが付き、クリヤーは剥げて肝心の木目もやや損傷があるものでした。とはいえ、双方ともプレミアものです。小生は運が良いのです。

 

これは当時記録を取っていなかったので、画像はありませんが、ハンドルは再生して見栄えするようにはすることができました。

 

 

ホーンボタンについては、41年まで用(実は310ブル用)を入手し、アンチ素材でボツボツは出ていましたが、それを引き受けてくれる業者さんにお任せし、見事に甦りました。透明プラスチックの部分はレジンで複製しました。

 

 

当初は、この再生したものを取付けようと思っていたのですが、ちょっと知っている方と同じ仕様になってしまうので、それは避けたい思いも出てきたので、42年用も再生することにしました。

 

今なら、この割れたパッドをきれいにしようとすればできるのですが、木目化でいこうという自分に素直な行動をとりました。

 

バラシて、ホーンパッド形状を複製することで作成することとししました。

 

 

当時のダイソーで見つけた、「ナツメのコースター」をベースとして使いました。

なんと!「漆塗り」です。

 

 

このコースターをボール盤に取り付けるためのアタッチメントを廃品のキャスター車輪を加工し作りました。

 

 

それに、コースターを取付けて切削作業をします。

 

 

良い感じに複製できました。

 

 

砥の粉で目止めし、最終的に「漆」で仕上げました。

 

 

完成です。

 

 

そうそう、「DATSUN」バッジはこれも偶然にレプリカ品が入手できたのでラッキーでした。

 

小生は、純正仕様が良いと考えていますが、純正至上主義ではなく、純正にこんな仕様があったらな~というノリで再生しております。

 

 

いつものように寄せ集めで・・・

 

外での作業は捗りませんが、ぽつぽつと作業はしております。

前回までのSUキャブは、エンジンには取り付けたものの、エンジン始動に漕ぎつけるための或る部品が違っていたため中断しています。

 

 

そんな中、ミニキャブを即席タンクローリーとして、GSへ走らせ「ハイオク満タン」にし、

 

 

淑女へと給油をしました。

 

 

そして、考えていたSUキャブ用の油面計も形になりました。

なんとなくのイメージをするために、油面の基準である「上面から23㎜」のところに印をつけました。

 

 

ただそれでは、油面確認できないので、ゲージを考えなければなりません。

そこで、

小型のバンジョーを付けることができたので、これをベースとして自作することにしました。

 

 

油面を見るガラス管は、焼き切れて廃棄するはずだった「ヒューズ」を使うことにしました。

 

 

これらを加工し合体して形になりました。

 

 

フロートケースに水を入れてテストしたところ使えそうなものができました。

 

 

これで、やってみるつもりです。

 

組み合わせを変えてみた・・・

 

今回はフロートチャンバーの組み立てとボディへの組付けです。

 

再生中のキャブにはドレンボルトがついていないタイプでした。

そのまま組もうと思っておりましたが、油面を確認することが困難です。

そこでジャンクキャブの中からドレン付きのものを見つけ出し組み替えることにしました。

38φのものでも、概ね同じような内容の部品です。年代や取り付け車種による違いはあるようです。

 

 

何とか左右揃いで流用できるものがあったので、清掃して磨いて見られるようになりました。

左がドレンなし、右がドレン付きです。

 

 

油面を確認するにはこのドレンを利用して、油面計を取り付けて測定することになります。

現時点で油面計は持っておりませんが、何か工夫しようと思考を巡らしている最中です。

 

フロートチャンバーとボディの取り付け構造は大きく3種類あるようです。

①初期物、SP311に純正キャブは、ボルトのみで直接接合されており、角度も任意の角度で決めるようになっています。

②中期物、今回再生しているもの。接合部にはゴム製のインシュレーターとなり角度は固定となります。

③後期物、ドレン付きチャンバーを外したキャブ。接合部のインシュレーターが金属製となり角度は固定、構成部品は少なくなります。

 

左が後期物、右が中期物、初期は左のボルトだけという構成です。

 

 

メーカーも試行錯誤したのか単なるコストダウンか?そんなことを想像させる部品群です。

ゴム製インシュレーターは効果がそれほど得られなかったということでしょうかね。

 

今回は、中期のキャブですので、ゴム製インシュレーター付きで組み立てました。

なんとか、傷んでいないインシュレーターがジャンクから回収できましたのでそれを使います。

こちらも、英国SUの部品が使えるということです。

 

 

フロートチャンバーのふたにはニードルバルブが取り付けられます。

このバルブは、ヤフオクで事前購入していたものがありましたが、今回の組み立てではナプコのキットのものを使いました。ヤフオク物は非分解なので、中の確認ができなかったので、もしものリスク回避です。

 

左が、ヤフオク物、右がキットのもの。

 

 

取り付けはネジ込みです。

 

 

フロートは、38φの真鍮製と形状が違う樹脂製です。

 

 

これも中古良品と考えてましたが、新品を投入することにしました。

 

 

新品の重さは、約10g

 

 

中古の重さは、約11g 燃料吸い込みなどの影響でしょう。

 

使えないと判断したものの中には、14gというものもありました。

油面管理が難しくなりますね。

 

シャフトを通して取り付けました。

 

 

ホースも新しく。

本当は黒いホースがよいのですが、取り急ぎ手元にあったこれで接続してみました。

 

 

一応の完成です。

 

 

あとはエンジンに取り付けて配管すれがよい感じです。

 

エンジン始動が楽しみです。

 

 

 

 

ちょいと、知恵の輪状態・・・かな~

 

前回のサクションピストン等の組付け以前の作業です。

 

というのも、バタフライ(スロットルバルブ)の組付けも繊細なところがあります。

はめ込んでネジ留めすればそれでよいというものではなく、バタフライの全閉状態で、ボディとの隙間がないようにきれいに外周が接触している状態にしなければならないからです。

そのための確認に、光源に向けて透かして見ることで隙間のない位置を探る必要があり、

隙間があれば、その先の光源からの光が漏れて確認できるのです。

 

 

こちらは、まだ少しズレているために光が漏れています。偏りがありますのでもう少し詰めれば平均した状態にできます。

部品のコンディションによって、完全に漏れないものは少ないかもしれません。

全閉が理想ですが、アイドリング調整時にやや開けることになるので、やや漏れるくらいなら、その調整範囲に入るため使用上問題はないのではないかという私見で、プロフェッショナルに言わせたら疑問はあるかもしれません。

これは、SUキャブは、別のアイドル経路を持たずスロットル一つで行う構造だからそれでも良いのではと考えています。

 

 

それでは組付けに入ります。

 

シャフトとバタフライです。

シャフトは、以前再生している作成品のようです。直径も純正に比べ太いです。

ボディ側の軸受けの摩耗を修正した直径に合わせて作成されたもののようです。

同様にバタフライは先ほどの隙間調整のためと作成シャフトのネジ穴に合わせて取付穴を拡大されています。

実際、今回の取り付け時にも微調整を強いられました。

もちろん、純正品のシャフトならそのような加工は必要ないとは思います。

 

 

拡大加工された軸受けには少々不安はあるものの、打ち換えもできないので、そのまま使うこととし、例のモリブデンを混ぜたオイルを塗布しシャフトを差し込みました。

 

借り合わせして、ネジを入れない状態で、軽くパタパタとさせながら隙間を調整して、光の漏れの一番少ないところで決めてからネジ留めします。

 

 

バタフライの取り付けはこのたった二つのネジを留めるだけですが、微細な作業でもあります。

 

つづいて「チョーク機構」の組付けをします。

バラしてしまうと、どう組まれていたのかがわからなくなってしまいますので、細かく撮影しておきました。

このキャブは以前再組立てされていたもので、一部のワッシャーが違っていたり順序が間違っていたので、パーツカタログを確認して、正しい部品と順序で組み付けるように見直しました。

 

チョーク機構の核はこの四つの部品で構成されています。

 

 

概ねこの位置関係で組み立てるとこのようになります。

 

 

そこに、ボディ取り付けのボルトなどを並べると、

 

 

順番に差し込みます。

 

 

ボディに取り付けます。

 

 

ボディ側の大きなスプリングは、半回転してテンションをかけるようにして、ボディ突起部に引っかかるようにして留めます。この組付けがこの工程では難しい部分です。

上の写真では、引っ掛けた状態で納まってるところです。

 

それと、今回スロットルアジャストスクリューを、キットのもの(上のナベプラスネジ)に交換しました、ストロークが長いので微調整範囲が広がるので好都合と考えました。

 

 

今回はここまでです。

 

次回は、フロートチャンバー関連です。

 

 

 

 

 

 

整備要領書には、なるべく分解しない・・・

 

と、書いてありますが、元があてにならない中古品なので、再確認は必須です。

結局は、汚いので清掃して組み直しをすることになりました。

 

組み込みにあたっては、2点の要点があります。

 

① 心出しを確実にすること。

② アイドルアジャストナットの目印を、正面に合わせること。

 

以上です。

 

①は、ジェットニードルとノズルの干渉による異常摩耗と燃料計量の不備につながります。

②は、目印のあるものに限りますが、調整時の原点位置がわかることで、正確な回転数を測れます。

こちらは、SP311時代の古いタイプには目印がついていませんので、そのまま固定すればよく、後から原点位置をマーキングしておくなどしておくと調整時に便利です。

 

それでは、組み込んでいきます。

 

 

左からアイドルアジャストナット、ノズルスリーブ、パッキン、ノズルスリーブセットスクリューです。

 

 

ボディにノズルスリーブを差し込みます。

調整代があるためブカブカです。

 

 

パッキンを挿入し、セットスクリューをねじ込み “仮締め”します。

 

 

続いて、アイドルアジャストナットを最後まで締めこみます。

 

 

ナットの目印が正面を向いていません、これはノズルスリーブの方向がずれているからです。

ノズルスリーブに、ナットの目印が合う位置にマーキングしておきます。

 

いったんアイドルアジャストナットを外して、ノズルスリーブの位置を調整してセットスクリューを再度仮締めしてからアイドルアジャストナットを締めこんで正面を向いてれば正解です。

 

 

参考に写真を示します。

元々付けていたSP311純正キャブでは年代が古いため、アイドルアジャストナットには目印がついていません。

そのため、マーキングしていました。

 

 

さて、ここまでで、②の目印の正面出しをしました。

いよいよ肝心な「心出し(センターリング)」を行っていきます。

 

現時点ではこのように完全に中心からずれた状態です。

 

 

これを正確に心出ししなければなりません。

 

整備要領書には、この部分は再組み立て困難なので、なるべく分解しない。と記載されています。

 

それだけ、心出しはデリケートな組み立てをしなければならないからです。

 

組立ついて、整備要領書の説明を要約して記します。

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①サクションピストン、サクションチャンバーは正規に組み込んだ状態で、オイルキャップを外す。

 オイルは入れない。

 

②ノズルスリーブ、パッキン、セットスクリューを仮付けする。

 

③サクションピストンを全閉の状態にして、ノズルスリーブに当たるまで入れる。

 (アイドルアジャストナットは組付けない)

 ノズルのジェット部が、ジェットニードルに当たるようであれば、スリーブを少し動かして当たらないようにスリーブの位置を決める。

 

④この状態でサクションピストンを指で上げて静かに降ろす。

 この時、ストップピンが “コトン”と軽い音を立てて当たるまで円滑に落下すれば良好である。

 セットスクリューを締め付ける。

 

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以上となり、以降は、アジャストナットの組付けからフューエルパイプの組付けなどが記載されています。

その最後に、ふたたびサクションピストンを落下させて円滑であるかどうかを確認することが記載されています。

 

ただ、今回は我流とも言えますが、③④を少々違った方法で行ってみました。

整備要領書通りでは、少々当たりがわかりづらかったからです。

ピストンの重みとスプリングの力があるので、全閉に近いところでは多少のズレでも入ってしまうので、妥協点ともいえる感じがしました。

 

そこで、変則的な方法を思いつきましたので、やってみました。

 

キャブを逆さの状態にして、サクションピストンを全閉状態で指で固定します。

 

 

スリーブ内部とノズルとの差込み時の抵抗を最小限にするため、CRC556等の潤滑剤を適宜塗布し、ノズルをジェットニードルが突き出た状態のスリーブに、落下させて入れます。

 

 

この時に、スリーブの芯がズレていると最後まで落下できず途中で止まります。

スリーブをちょっと揺さぶるとスルスルと引っかかっていたノズルは最後まで入っていきます。

これを繰り返して、最もスムースに落下する位置関係を割り出していくという方法です。

 

ノズル本体は軽いので、ちょっとした抵抗があっても入っていきませんが、それが入るのならそこが中心であると考えられるからです。

更に、何度も当たるような感触がないかを確かめつつ良いところを探ります。

整備要領書のようにサクションピストンを持ち上げて落とすことも確認の上で行います。

 

位置が決まったら、本締めしてアジャストナットを組み付けて再度落下確認して問題ないならOKという手順です。

 

ただ、本締めも徐々に確認をしながら行うことが肝要です。

結構、スリーブの微妙なずれを生じますので慎重に確認しつつ行う必要があります。

 

このあと、アジャストナットを外してスプリングを組み込み、その他の組立も進めていきます。

 

 

心出しに関しては以上となります。

 

やはり、かなり微妙な感覚で何度も行わなければならないので、整備要領書記載の通り

「なるべく分解しない」というのは、その通りというのが正直なところです。

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以下は、心出しに失敗し不採用とした検討案です。

 

・スリーブにテープを巻いてブレを無くして中心を出さそうと追いう方法。

 

 

中心は出るかもしれませんが、テープを除去できないのと、ピストンの中心と必ずしも合ってない可能性があるので不採用となりました。

 

・半田ごて先を使った方法。

 

スリーブ内径にちょうど良い「半田ごてのこて先」があったので、それを使って心出ししようと試みました。

 

 

下りているピストンのジェットニードルの穴に差し込まれる位置が円錐形で中心が出るのではと考えてやってみましたが、

決まったはずの位置では、ジェットニードルとノズルとの干渉が若干あり今一つの結果となり不採用となりました。

 

次回は、バタフライと機構部分です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無いものは何とかするのだ・・・

 

サクションピストンには、ジェットニードルとストップピンが付いています。

こちらは、今回使わない「38φキャブ」のサクションピストンですが、真ん中から突き出ているのが前者で、左のつぶれている丸いものが後者です。


 

 

前者は取付部が凹んでいるので、ピストン下部と面一になるようにややでぱった状態で取り付けられています。

後者は、ピストンがボディにガツンと当たってしまわないためと、若干の隙間を作ることでアイドリング空気量を確保するためについていると小生は理解しています。材質は樹脂製です。

 

 

ところが今回再生しているピストンにはストップピンが付いていませんでした。

消耗品なので交換が前提なのですが、スペア部品は持っていません。英国SUのものが使えるそうですが、入手するのも面倒ですので、手製で用意しようと思います。

 

 

色々と検討した結果、竹を使うことにしました。金属に対し攻撃性は弱く、適宜調整できますし、減ったら交換も容易です。

そのようなことから、いつか食べたアメリカンドッグの竹串が丁度あったので、これを使います。

 

 

なんということでしょう! 直径もズバリ丁度良いのです!

 

穴の深さが「5mm」でしたので、仮に「6mm」の長さで切り出しました。

 

 

これをプラハンで打ち込みました。

 

 

良い感じです。

 

あとは、必要に応じ適宜高さ調整をやすりで行えばよいのです。

 

ボディ側の当たりはこうなっていました。

 

 

次に、サクションピストンのドロップテストをします。

 

サクションチャンバーにセットした状態での上下の動きに問題はないかを確認するテストです。

 

まず、ピストンの空気穴をテープでふさぎます。

 

 

サクションチャンバーにスプリングと共にピストンをセットします。

 

この時の負圧がかかる状態で上下の作動を確認します。

通常は押し込んで、落ちてくるピストンの速度や引っ掛かりがないかを確認します。

 

今回は、直置きしサクションチャンバーを持ち上げて落として確認するという方法を行ってみました。

空中でやると落としてしまうリスクがあるので・・・

 

下の写真では左だけ持ち上げていますが、実際には左右同時に持ち上げて放すということを数度繰り返して、テストしました。

両方ともスコスコと気持ちよく同時に落ちてきてくれました。

 

当初の汚れた状態のテストでは、引っ掛かりがあり速度もバラバラでしたので、洗浄の効果は発揮され、きれいに保つことが大事であると再認識できました。定期的にサクションチャンバーとピストンはメンテするのは重要です。

 

 

続いて、ジェットニードルを取付けます。

整備要領書にも定規を使って高さを合わせる旨が書かれています。

ジェットニードルの高さを合わせて手前に見えるマイナスねじを締めこんで留めます。

 

 

正確な定位置に固定できました。

 

 

今回セットしたジェットニードルは、キットに付属の「N-54」にしました。

全体に太く長いので、燃料を抑え気味に供給するタイプのようです。

車検用にはこちらが良いのではないかと選択しました。

もう一つ購入した「N-57」は全体として細目ですので、リッチ傾向の燃料供給をする設計です。

力強い走りができそうです。

 

 

今回はここまでです。

 

次回は、ノズルスリーブの取付です。一番重要な工程です。

 

 

本当はブラストかけるときれいになるんだけれども・・・

 

メディアが残るとよろしくないので、従来通りのやり方で行います。

 

30年前に親友にもらった超音波洗浄機が活躍します。

 

洗浄液は、昔結構出回っていたアメリカ製のキャブクリーナー液を使っています。

これもロハ、当時某所で処分する時にもらってきたもの。

 

 

キャブは大きいので、浸る部分を動かしながら行います。適宜真鍮ブラシなどでもこすります。

この黄色いブラシ、使い勝手がすこぶるよろしい! ステンもあります。

 

 

ボディ一式完了しました。

 

この後、細かいところも見ていきます。

 

真鍮部品は、いつものモノタロウ錆取り液で洗浄します。

亜鉛めっきは取れてしまうので、オイルキャップはシャフトにかからないように注意して行いました。

 

 

ブラッシングもして仕上げれば、新品の輝きを取り戻しました。

 

 

洗浄したリンク類・・・再メッキしたい・・・

 

 

以前、再メッキした部品。 

 

 

これで完璧!

 

といいたい所なのだが、中途半端な出し方をしていたので、全部そろってないし使わないものが混ざっているのが小生のダメなところ・・・頭の中で、一式全部出したと思い込んでいました。が、

自分を恨むしかない(泣)

ここから部分的に使えるものを使います。

 

時間もないので、これで組んでいきます。

 

天は見放さなかった…

 

キャブレターのオーバーホールをするにあたり最低限入手したいものはやはり「消耗品のキット」でしょう。

SUキャブに至っては、ジェットニードルとノズルは必ず交換したいものです。

 

しかし、随分前から日立製SUキャブの部品は入手困難で、調子の悪いキャブを直すことができずソレックスなどの換装をするケースも珍しくありません。もっとも淑女に関してはパワーアップを目的に換装する人の方が多いかもしれませんね。

それでも、SUキャブの悪評はあるのですが、排ガスで車検が取れない等話は随分とありました。

小生も淑女入手後、初の車検では、排ガスの濃さが指摘され、インマニから若干の空気を吸わせるようにネジを緩めて何とか通したことがあります。

その後、当時は入手できたジェットニードルとノズルを日産部品で購入し交換しました。整備要領書通りに調整したらビックリするくらいに快調に、そして車検もいっぱつでOKになったことを覚えています。

 

あれから30年、それらの部品は入手困難とささやかれておりましたが、ネットを使ってくまなく探していたところ見つけました。

 

株式会社ナプコ ←クリックでホームページに飛びます。 旧称:日成部品製作所

 

キャブ車の救世主みたいな会社です。ラインナップに驚きました。バイクも旧車も充実しています。

 

ちょっと検索には戸惑い、探しづらく諦めそうになりましたが、丹念に1ページずつ見ていくと、やっと見つけました。

今回のオーバーホールに必要なキットが。

 

このページの後半に各種SUキャブのリペアキットが掲載されています。

キャブレターリペアキット

 

この中からチョイスしたのは、『11-0049W 』240Z(HS30(L24))用のキットです。

分解したキャブの、ニードルバルブの形状から判断しました。

 

SRL311(U20)用は『11-0046W』となり、同じ日立製の「HJG46W型」SUキャブレターでも内容が若干異なります。

入手したキャブはてっきりSRLのものだと思っていましたが、HS30用だったことが分解して知ることになりました。

人手を経て、部品だけで入手したものの詳細は開けてみないとわからないということなんですよね。

 

また残念ながら今回、販売前商品とのことで購入できなかったノズルはコチラです。

ナプコSUノズル

あとは、待望のこのノズルの販売が開始されてくれれば、完璧です。

 

それでは、リペアキットの内容を確認してみましょう。

 

パッケージは共通の箱に、ラベルで内容が記されています。

 

 

 

 

ジェットニードルは、「M-43,N-54」が付属しています。

追加購入で、「N-57、N-54」を入手し、ジェットは3種類揃いましたので、セッティングが楽しめそうです。

 

 

N-54は2セットになってしまいましたが、予備となるので問題ありません。

また、SRL用のM-76が入手できれば、こちらのラインナップでのすべての「HJG-46W」用のニードルジェットがそろえられることになります。

 

これで安心して、オーバーホールの作業に取り掛かれます。

 

次回は、洗浄関連です。

 

 

 

 

 

 

なんで異径なの? それが問題だ・・・

 

とりあえず今回の決着は下の写真のように接続しました。

ただ、本来とは逆の接続になっていると思われます。

 

 

逆だったとしても、機能上の問題はないと考えています。

ヒーターコアの入口と出口が逆になり、ヒーターコントロールバルブが入口側から出口側になったわけですが、ワンウェイ回路なので機能上変化はありません。

 

なんでこうなったのか?

多分、通常は汎用の長物ヒーターホースを適宜切って繋げるだけなのでしょうけれども、ヒーターコア側の接続パイプの直径が「15㎜」に対し、インマニ側の接続パイプの直径は「13㎜」という仕様なので悩ましいのです。

当初入手した時点での接続も適当な内径15㎜のホースを繋げてありました。

それで余計なことを考えずに同じようにすればよいのかもしれませんが、疑問が残ります。

 

ここのホースは本来、純正で異径のホースが設定されていたのではないかと。

といっても、ヒーター関連の資料が乏しくわかりませんでした。それこそ古くから携わっている方に聞けばよいものの、いざレジェンドの元へ訪問した際にはスッカリ忘れて聞けずじまいです。そんな繰り返しが今日に至ります。

 

結果として今回はありもので繋げてしまいました。(仮)

変換ジョイントを使っても良いのですが、ホースバンドが矢鱈と目立ち美しくありませんし。

異径ホースで適当なものは見つかりませんでした。従ってこの結果です。

 

 

ただやっぱり、13㎜パイプに15㎜ホースの接続部がガバガバに見えるので美しくないのが気に入りません。

バンドの問題はありますが、変換ジョイントで処理するのが良いのかな?なんて考えています。

良い情報があったら知りたいものです。

 

この問題以外はサクサクと作業は進みました。

 

スリーウェイコックの動作は順調です。

 

 

15㎜ホースの「ガバガバ感」が気になりますが、13㎜同士の接続部は美しく収まっています。

 

フロント側も、良いですね。一個だけラインオフ時の形状のバンドを付けました。

これも錆だらけだったものを磨いて再メッキしたものです。

全部これでそろえられれば、見た目も当時に戻るのですがね。残念ながら一個です。

ワンポイントの自己満足です。

知らない人が見たら「違和感」でしょうけれども(笑)

 

 

一部のパイプは変形していたようでズレが生じていました。

こちらは一回り大きなパイプを差し込んで延長したような感じにして、てこの原理でエイやと力技で位置を合わせました。

これの中古なので元々歪んでいますね。

 

 

当時風の網目のホースは、大野ゴム製で入手できます。

これを切った貼ったして使います。

 HH-3502が内径15㎜、hh-3202が内径13㎜です。

 

 

今回、ヒーターコアからの接続の片方には、これをほぼそのままで接続しました。

もう片方は、番号不明の日産純正品を適宜切ったものを接続しました。

 

この問題は、答えがあるのでしょうか。

人間の拘りって面倒くさいものです。

自問自答を繰り返し脳髄がおかしくなりそうです。

 

気にしなければよいだけのことなのですが・・・

 

これで、マニホールドの作業は一応終了です。

 

次はキャブレターですね。