簡易的でも、それでよければいいんじゃない?
たまたまYoutubeを見ていたら、サンポールでめっきをしてみるといったような動画がいくつか散見されました。
もちろん中には、なんじゃいこりゃ?というものもありましたが、排水の処理までしっかりとされているまじめなものもあり感心しました。
実際、めっき処理の排水処理の問題で撤退を余儀なくされた工場もありますから大事な話です。
さて、それに感化されたので、めっき処理をやってみました。
今回は、亜鉛めっきですが、錫めっき、銅メッキ、ニッケルめっき、クロムめっき等も電解めっき処理なので同様の方法で行うことができます。
まずはお試しから始めてみましょう。
サンプルは、良く錆びた一枚の鉄板。
前処理として、酸洗いをして赤錆は落としておきます。
最近は、モノタロウの錆取り液を使っていますが、以前はサンポールを使って行っていました。
前者は処理後に放置しても錆の再発はあまりしませんが、後者はしっかりと中和しないとすぐに錆が発生してきます。
今回のようにサンポールを使っためっき処理なら後者でも問題はありませんね。
さて必要なものを用意します。
・サンポール (塩酸と界面活性剤)
・水 (サンポールと希釈するため)
・容器 (電解槽として使用)
・ステンレスの針金(電極と素材を吊るすために使用)
・乾電池 (分解して亜鉛を取り出します)
・電源 (電解めっきをするための電源。3V程度でよい)
まずは電池を分解して亜鉛版を取り出します。
使用済みよりも未使用の方が化学変化が起きていないので亜鉛の変質もありません。
今回使ったものは、備蓄されて忘れ去られたていたもので、2014年に期限の切れたものです。
左の缶が亜鉛板です。これが今回の主役!
その他、黒鉛電極棒、二酸化マンガンが入手できます。
材料がそろったら、セットします。
電解槽にサンポールと水を、1:4の割合で注ぎます。
マイナス極に、めっきする素材の鉄板。プラス極に、亜鉛板。をステンレス線を介して電源線に繋いで電解槽に吊るします。
今回の電源は装置を使っていますが、乾電池やDCアダプターでも問題なく使えるようです。
出力は3V程度が良いらしいので、弱気の2.8Vで行いました。
スイッチを入れると、すぐに反応が出てきます。
50分くらいで引き揚げました。
腐食していたところは仕方ありませんが、きれいなところは光沢も見られます。
実験は成功といったところでしょうか。
それでは、少しまとめたものをやってみることにします。
下回りに潜っていて気になったサイドブレーキ周りの錆びたピンなどをリフレッシュすることにしました。
サビ取り液で赤錆を除去し、取り切れないものをブラシやリューターで磨きます。
めっきは下地で仕上がりが決まってきます。
ステンレス線でからげます。
電解槽でめっき処理をします。
1時間くらいで引き揚げました。
水洗いし状態を確認。薄めですがめっきは乗っています。
処理時間を2時間くらいにした方がもう少し厚くメッキできたでしょうかね。
こんな出来でも、錆びて動きの渋かった部位が改善されること間違いなしです。
裏方の部品であればめっき屋さんに出すことなく用が足ります。
ネジ一本で出すわけにはいきませんから自宅でできるのは良いですね。
近々、銅めっきとニッケルめっきには挑戦しようと考えてます。

















































































