フロントパイプを作る | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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時間は掛かったけれども、一歩前進ですね!

 

先日入手したタコ足、A社製品です。

もちろんそれまでつけていたものとはプロフィールが違います。

 

 

パッと見ても、フロントパイプとの接続位置や角度が違っています。

 

確認の為、以前のものにジャバラを付けて合わせてみようと試みましたが、話にならないほどにズレています。

縦位置はこの写真ではわかりませんが、もっとズレています。

MT変更に伴うマウント高さの影響は大きいようです。

 

 

そこで、A社に連絡して相談をしてみました。

フロントパイプだけを売っていただけないかと。

結果としてはNG。ただ、簡単な情報は教えていただいたので、それを参考にこちらで何とかしなければなりません。

 

様々な代用品や加工方法を模索しましたが、どれも良いものとは言えず無駄な出費と工程を経て行きついたのは、純正フロントパイプの接続がベターであることでした。

 

考えてみれば、A社に関わらず、「タコ足単品」または「タコ足&マフラー一式セット」での販売が基本ですから、「単品」購入の場合は、純正に接続することが前提なのでしょうか? それも、この後にしていた試行錯誤を考えるとなんとも言えませんがね。全く想像ですが。

 

さて、そうなると純正のフロントパイプを探してこなければなりません。

某オクにも過去には売り物があったようですが現時点ではありません。

タコ足を譲ってくれた友人に尋ねてみても、無いとの回答。

更に他の知人の元に訪ねて聞いてみると。あるかもしれないとのことで探してもらうと、出てきました。

 

 

かなり錆に侵されています。

持ってみるとすこぶる軽い!

パイプはかなり痩せていて、穴も開いているようなものですから。

普通は再使用しないジャンク品です。

 

ただ、今回必要なのは「接続部分」ですからパイプそのものはダメでも良かったのです。

必要部分の肉厚はしっかりしていますので、大丈夫でしょう。

 

持ち帰って早速仮合わせしてみました。

 

 

ネジが一本入っていきません。

取付けピッチが違うようです。

 

測ってみると・・・

 

 

僅かなようですが、この違いが原因です。

 

金具の穴を長穴加工して再度試みます。

 

 

取付できました。

 

それでは、必要部を切り出し、錆取りをしていきます。

 

 

これらを、溶接すればOK!

溶接後に塗装しづらい部分はシャーシーブラックで色を入れておきました。

 

 

車体に仮組して位置を合わせ、具合の良いところで点付けで仮溶接し、位置固定します。

 

 

そのまま取り外して、グルっと一周溶接をして形になりました。

 

と、簡単に書いていますが、結構難題の多い溶接作業でした。

普段しない溶接作業ですから、へたくそですが、自分で使うものなので良しです(笑)

 

 

塗装も補修して、これで、フロントパイプは完成です。

 

 

これで付かなかったらどうしよう・・・

 

不安もよぎりますが、大丈夫でしょう(笑)