ストレスを引き起こすものは2つ!
ストレスを引き起こすものには
2種類あります。
ひとつ目は、
ストレスを起こすきっかけとなった
出来事そのもの。
たとえば
会社で大きなミスをした
時間がないのに仕事が多い
パートナーとの喧嘩
ママ友の陰口
などの「出来事」ですね。
もう一つは、
その出来事に対する
自分の反応。
実は、
この二つ目の
出来事に対する自分の反応が
ストレスを増幅させています。
我々が通常、
ストレスと感じているのは、
この「反応」が呼び起こした
心模様、気持ちのことが殆どです。
最初の「出来事」が
自分に刺さった一本目の矢だとすると
その後の「反応」は
更に自分にもう一本の矢を
自分で刺すようなもの。
例えば
「時間がないのに仕事が山積み」
という状態は
時間内にこなすべき仕事が多い
ということ自体、事実ですし、
ストレスになりますね。
これが一本目の矢。
刺さった時点で
「辛いなあ」「嫌だなあ」
「できるかなあ…」などと感じます。
その場合は、
そのような気持ちを受け止めた上で、
落ち着いて、
「今ここ」でできるベストな対応と
淡々と実行していくだけ。
一本目の矢の手当てを
傷をしっかり観察した上で
丁寧にすればいい、
ということです。
厄介なのは2本目の方、
その出来事に対する
自分の反応。
「なんで私だけ仕事が多いんだ」
「あの人はずるい」
「私を助けてくれる人なんていない」
「ダメな私にこんな量はこなせない」
「絶対無理」
「できなかったらどうしよう…」
…こういう、心の中のおしゃべりが
二本目の矢で、
こちらの方が毒性が強い。
この二本目の矢の治療に役立つのが
マインドフルネスです。
マインドフルネスの力を使って、
「なんで私だけ仕事が多いんだ」
「あの人はずるい」
「私を助けてくれる人なんていない」
「ダメな私にこんな量はこなせない」
「絶対無理」
「できなかったらどうしよう…」
…モノローグをしている自分に気づく。
気づいたら、
モノローグから生まれている
怒り、悲しみ、不安などを
柔らかく受け止める。
そして、このモノローグは
自分の頭の中の構築物であって
事実ではないことにも気づく。
事実ではないことに
反応する必要がないことを理解する。
そして、一本目の矢の治療に戻る。
これだけで、
ストレス要因の2つ目は
消えて無くなり、
実際に起こっている問題だけに
集中することができます。
マインドフルネスに対して、
リラックスとか、
ふわ~っとした
気分になるようなイメージを
持たれている方も多いのですが、
本当はとても現実的で
「クールな現実対応スキル」なのです。
マインドフルネスについて
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