【思春期】放っておくのも、優しさです
思春期の娘ちゃん(16歳)の
機嫌が悪い時、
私は基本的に放っておきます。
マインドフルネスと
アドラー心理学に出逢う前は
ちょっと機嫌が悪いと
「どうしたの?」
「何があったの?」
「ママに話して!」
とか余計な声がけをして、
娘ちゃんを怒らせてました。
アドラー心理学的に言うと
娘ちゃんの気持ちをどうするかは
娘ちゃんの課題であって、
私の問題ではありません。
マインドフルネス的に言うと、
感情との向き合い方は
人に指導され、
頭で理解するものではなく
実際に感情と向き合って
自分で体得していくもの。
いずれにせよ、
私が口出す必要はありません。
今日は娘ちゃんと二人で街まで買い物
先日も
娘ちゃんの機嫌がものすごく悪くなる
事件がありまして。
とても楽しみにしていた
来年1月の職業訓練週間(2週間)が
コロナのために中止になったんです。
ドイツでは、10年生になると、
自分が将来就きたい、あるいは
興味のある分野の職業を
2週間実体験できる時間があります。
履歴書、志望動機の文書の書き方を
学校の授業で習って、
職業訓練希望先に自分からコンタクトし、
面談まで持ち込んで、
そこでもしっかり自己主張して、
最終的に受け入れ先からOKをもらう。
これを、半年くらい時間をかけて
やったんですよね。
娘ちゃんの受け入れ先は、
日本語・ドイツ語の
バイリンガル幼稚園。
子供が大好きで、自分自身が
ドイツ語と日本語のバイリンガルだから
初めから「絶対ここに行く!」って
本当に張り切っていて、
面談の後、OKが出た時は
本当に、本当に、嬉しそうだったんです。
だから、学校から
職業訓練中止の知らせが来た時は
本当に、本当に、ガッカリしてました。
学校から帰ってきて、
「マジ、ふざけんな!だよ」
って言い放って、
ずっとブリブリ怒ってた。
私は学校からのメイルで
その旨を知っていたので、
「ああ、職業訓練のことだな」って
わかりましたが、
何も言いませんでした。
こんな風に、
期待が大きく裏切られる
しかも対抗策がない(不可抗力)
だから、やり場のない怒りが生まれる
ってこと、
人生では数えきれないほど起こるから、
娘ちゃんには、
自分で自分の気持ちと折り合いをつける
経験をして欲しかったので。
「放っておく」のだけれど、
「無関心でいる」のではありません。
娘ちゃんと目が合ったら
何も言わずに
おだやかに笑いかけたり、
普通に、
おやつ食べる?
ご飯の後、マリオカートする?
とか、
無視されても、
つっけんどんな返事が来ても、
話しかけて、
さりげなく
「ママは、ここにいますよ」と
伝えておきました。
数日後には、元気になってた娘ちゃん。
「二週間は無理でも、二日だけ、
受け入れ先がOKなら
行ってもいいんだって」
「もうちょっと時期が近づいたら
幼稚園と交渉してみる」
と言っていました。
大人の我々でも同じですが
機嫌が悪くなるようなことが
起きた時こそ、
成長するチャンス。
あれこれ干渉せず、
優しく見守っておきましょう。
ちゃんと自分で
自分の気持ちを整理できますから、
大丈夫ですよ
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