アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、
ジュバ智子です。
私は、
人に対する心配は、
「その人が大好き・大切」だという
サインだと思っています。
その人が大切だからこそ、
悲しんでほしくないし
素晴らしい人生を生きて欲しい。
ただ、その熱い想いが、
「大丈夫かな」から始まって
「このままで良いの…?」
「なんとかしなければ」
という不安に変わりやすいだけ。
大切な人のことを心配する気持ちは
人間らしい、自然な気持ちだと思います。
アドラー心理学の創始者、
アルフレッド・アドラーだって、
娘さんが門限を破り、帰ってこなかったとき
「このままだと、君はどうなると思う?」
というメモを、娘さんの枕の上に置きました。
やっぱり心配だったんだと思いますよ。
晩年には、
行方不明になった娘さんを心配し、
眠ることもままならなかったと言います。
「子供を信頼しよう」
「きっと大丈夫」
と信じる気持ちは、もちろん大切。
でも、だからと言って
「不安や心配を感じてはいけないんだ」
とは思って欲しくないです。
子供に対して、大切な人に対して、
不安や心配の気持ちが出てきたら、
それちゃんと気づいて、
「ああ、自分は不安なんだなあ」
「心配だよなあ、やっぱり」
としっかりと受け止めてあげてください。
しっかりと受け止めたら、
「私って本当にxx(その人の名前)が大切なんだな」
と、意識して気持ちの向きを変えます。
これが、
感情に流されず、不安に反応せず、
建設的な対応をするコツです。
そして、
自分がその人・子供に持っている
「大好き」「大切」の気持ちを、
心配や不安の気持ちに載せて
伝えるのではなく、
「大好き」「大切」がたくさん詰まった
言葉や表情を通して伝えてみましょう。
例えば、
「大好き」がたっぷり入ったまなざしを向ける。
ぎゅっと手を握る。
他愛ないことで一緒に笑う。
言葉よりも気持ちが伝わります。
どんな気持ちも、自分を知るための
大切なエッセンス。
「気づき」の光で、
その裏にある本音を照らしてみましょう!
感情と上手に付き合うには、
まずはそれをしっかり「観る」ことです。
「観て」はじめて、それを上手に使うことが
できるようになります。
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