学校のホールの端で、ちょっと泣いちゃった話 | 【ドイツ発】心の質は人生の質!マインドフルネス&セルフコンパッション&アドラー心理学で揺るがない幸せ体質になろう★ジュバ智子

【ドイツ発】心の質は人生の質!マインドフルネス&セルフコンパッション&アドラー心理学で揺るがない幸せ体質になろう★ジュバ智子

人生に「遅すぎる」なんてない!ドイツMBSR協会認定・国際資格を持つマインドフルネス講師が伝える本物のマインドフルネスで心の苦しみを根本から解決!セルフ・コンパッションで自分を優しく支え、アドラー心理学をコンパスに「後悔しない人生」を今日ここから始めよう☆

こんにちは!

 

このブログにお立ち寄り頂き、ありがとうございます。

 

育児・仕事・人間関係に疲れたあなたの心を豊かで軽やかにする、アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、ジュバ智子です。

 

 

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今日は久しぶりにアドラー心理学のお話です。

 

アドラー心理学では、人間ひとりひとりがかけがえのない存在であることを謳っています。

 

それぞれの独自性をもって生きている我々ですから、

 

人との比較で自分の価値を量る必要はない(というか、できない)のです。

 

 

アドラー心理学のでは、比べるのは、人とではなく、「今までの自分」。

 

しかも、ほんの少しの進歩でも、素晴らしい前進として認めていきます。

 

 

 

 

が、現代社会では、人との比較で自分の価値を求める仕組みが至る所にあり、

 

「人と比べて良い・悪い」で自らを評価する考え方が根強いですね。

 

私も、気をつけないと、「理想」と「今の状態」を比べてダメ出しをしてしまいます。

 

 

今、娘がアドラー心理学のプロでおられる原田綾子先生・原田武敬先生のBrilliant Teensという中高生向け勇気づけコンテンツを受講していまして、第一回目のコンテンツが「人と自分を比較しない」というテーマでした。

⇒原田綾子先生のブログはこちら

 

 

そのコンテンツを読み、動画を見たにも関わらず、先日は「理想」と「出来ていない現実」を比べてしまいました。それほど、「比較する心」は根強いものです。

 

 

話はちょっとずれますが、私は40歳を過ぎてからバイオリンを習い始めました。

 

四十路でスタートしたこともあって、上達が遅く、大人のアマチュアオーケストラで弾けるような腕がないので、今は中高一貫教育の学校(ギムナジウム)のオーケストラで子供たちに混じって弾いています。

 

 

先日、そのオーケストラの練習に事情があって遅れて参加しました。

 

学校のホールに入ると、みんなが5月のコンサート用の曲(ドボルザークの「新世界」)を弾いているところでした。

 

曲が終わるまで自分の席にはつけないので、ホールの端に立ってみんなの演奏を聴いていました。普段は自分はみんなの中に入って弾くところ、今回は観客の立場で聴くことになりました。

 

 

その時の私の感想は

 

みんな、超下手じゃん…音程からして全然合ってない…リズムも取れてない…うちら、こんなに下手だったんだ…

 

でした。

 

 

そして、曲が終わって、指揮指導をしている先生が言ったのは、

 

みんな、すごい!先週より全然良くなってるよ!音程も合ってきてる!先生、途中、感動して鳥肌立ったよ!

 

でした。

 

 

同じ音を聴いたのに、この反応の違い。



先生の言葉を聞いて、ホールの端っこに立ちながら、ちょっと涙が出てしまった私。

 

 

勇気づけって、まさに、この先生がやっていること。

 

先週までの子供たちの技量と比べて、出来ているところに注目している。

 

そして、自分がその進歩をとても嬉しいと思うことを伝えている。

 




私の頭の中にあったのは、「CDで聴いたドボルザークの新世界」。

 

先生の頭の中にあったのは、「先週子供たちが弾いた新世界」。

 

 

私がやったのは、先生とは真逆の、「理想との比較」と「出来てないところへの注目」でした。

 



「ああ、自分、勇気づけ講師として、まだまだだなあ」って思いました。


でも、「娘にダメ出しばかりしていた自分が、人の勇気づけの言葉に感動できるようになったんだ、すごい進歩だな」とも思いました。

 

 

 

先生が、ホールの端の私を見て、「智子、来てたの?さあ、座って座って!」と笑顔で言ってくれて、

 

私はちょっと出た涙を拭いて、バイオリンケースを開けました。

 

自分の席に着くと、いつもとなりに座っている9年生の女の子が、

 

「智子が来るの、待ってたよ~!隣で弾いてくれると安心するんだ!」って言ってくれました。

 

 

 

毎日が勇気づけのお稽古、学びのチャンスですね。

 

 

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