瞑想する人は「なんでも受容する人」ではない | 【ドイツ発】心の質は人生の質!マインドフルネス&セルフコンパッション&アドラー心理学で揺るがない幸せ体質になろう★ジュバ智子

【ドイツ発】心の質は人生の質!マインドフルネス&セルフコンパッション&アドラー心理学で揺るがない幸せ体質になろう★ジュバ智子

人生に「遅すぎる」なんてない!ドイツMBSR協会認定・国際資格を持つマインドフルネス講師が伝える本物のマインドフルネスで心の苦しみを根本から解決!セルフ・コンパッションで自分を優しく支え、アドラー心理学をコンパスに「後悔しない人生」を今日ここから始めよう☆

こんにちは!

 

このブログにお立ち寄り頂き、ありがとうございます。

 

育児・仕事・人間関係に疲れたあなたの心を豊かで軽やかにする、アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、ジュバ智子です。

 

 

 

マインドフルネス瞑想では、自分の心の中に沸き上がってくるもの全てに、温かいOKを出していきますが、

 

だからと言って、理不尽なことを、何でもかんでも受け入れるべきなのかというと、そうではありません。

 

 

マインドフルネス瞑想を続けると、確かに慈愛の心が少しずつ育まれていきます。

 

まずは自分へ対しての慈愛、自分が満たされると自然に他者への慈愛が生まれてきます。

 

 

 

私の場合は他者への慈愛の心が育ったというより、他者の苦しみや哀しみに共感できるようになった感じですが、

 

自他への温かい想いで満ちている心の状態は、とても心地よいものです。

 

 

でも、慈愛の心が大切だからと言って、人の言うこと、すること、すべてを受け入れてOKを出すような、「許容の駄々洩れ体質」になることを、マインドフルネスは目指していません。

 

 

起こっていることをあるがままに観て、異を唱える時は唱えていいのです。

 

 

 

私、実は、「許容する」というテーマでずっと悩んでいたんですよね。

 

瞑想のおかげで、他者の理解が深まってきて、

 

人の主張や行為を「…仕方がないな…彼・彼女なりの苦しみがある故だろう」

 

と受け入れやすくなっていたんです。

 

 

 

でも、心のどこかで、

 

「いや、でも何でも受け入れるのっておかしいよなあ…」

 

「不合理なこと・不条理なこと・フェアでないことを全部OKするって、おかしいよなあ」

 

って、ひっかかっていたんですね。

 

 

特に、自分に対する行為で自分が傷ついたり、悲しい想いを繰りかえす場合など、

 

「ひたすら我慢するのが瞑想者の姿なのかなあ…」と考えていました。

 

 

 

そして今年の年頭、タイ仏教のお坊様プラユキ・ナラテボー師の瞑想会に行ったとき、まさにこの悩みに対する答えが見つかりました。

(プラユキ師のプロフィールはこちら

 

それが、

 

起こっていることをあるがままに観て、異を唱える時は唱えていい

 

ということ。

 

 

マインドフルネスを使えば、現状をあるがままに観て、客観的に分析することが出来る。

 

マインドフルネスを使えば、現実的な対応策を見つけることができ、足が地についたコミュニケーションが可能になる。

 

「あなたがxxしてくれないとみんなが困るんだよ」と言われて、納得はできない、理不尽だと思うけど、「みんなが困るんだったら…」と相手の主張を鵜呑みにし、我慢をするのは、

 

ブラック企業が個人支配に使う罠にかかるようなもの。

 

(師は仏教者なので「マインドフルネス」ではなく「智慧」という言葉を使われました)

 

 

このお話を聴いて、「やっぱり!」と納得。 心の重りが取れたような気がしました。

 

 

 

他者への共感能力を育てていくこと、自分の心を整えて成熟させていくことはとても大切。

 

自分の心の持ち方を変えることによって、苦しみを自分で消していくこともできるからです。

 

でも、同時に、現実を現実のまま捉える客観性、必要があれば異を唱えていく勇気も大切。

 

そして、どちらの場合も、マインドフルネスが欠かせない。

 

 

 

これからはこの二つのバランス感覚を養っていきたいなと思います。

 

 

試行錯誤の連続だと思うけれど、それも成長の糧にしていきます。

 

 

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