こんにちは。
2025年に開催される大阪・関西万博の「日本館」は、日本の技術や文化を世界に発信する重要なスポット。今回は、その日本館の特徴や展示の内容などを調べてみました。
公式サイト:
日本館のテーマとコンセプト
日本館のテーマは 「いのちと、いのちの、あいだに」。 万博全体のテーマである 「いのち輝く未来社会のデザイン」 を、日本ならではの視点で表現し、持続可能な社会の実現を体験できる構成となっています。
また、日本館の大きな特徴のひとつは 「循環」 をテーマにした展示。 「ごみ」から「水」へ、「水」から「素材」へ、「素材」から「もの」へと、いのちをつなぐプロセスを体験できます。
外観デザインと設計者
日本館のデザインを手がけたのは、デザインオフィス nendo(代表:佐藤オオキ氏)。 設計は 日建設計 が担当し、円環状のデザインが特徴です。
建築素材には 国産の杉材を使用したCLT(直交集成板) を採用。 会場全体のシンボルである「大屋根リング」と調和したデザインとなっていますね。
3つの観覧エリア
日本館には 「プラントエリア」「ファームエリア」「ファクトリーエリア」 の3つの観覧エリアがあります。所要時間は約40分で、事前予約が必要です。
1. プラントエリア(ごみ → 水)
会場内で出た生ゴミが、微生物の力でエネルギーに変わる様子を体験できます。 光を使ったインスタレーションや、「ベアブリック」がナビゲートすることで、子どもから大人まで楽しく学べます。
2. ファームエリア(水 → 素材)
ここでは、藻類とカーボンリサイクル技術を組み合わせた未来の「ものづくり」を紹介。 特に「スピルリナ」という藻類を培養する装置が設置され、藻類と光が織りなす幻想的な空間を体験できます。
また、藻類をテーマにした「ハローキティ」のオブジェも登場!32種類の藻類をモチーフにしたキャラクターが登場するようです。色はちょっとびっくりです!
3. ファクトリーエリア(素材 → もの)
循環型社会の実現を目指した「ものづくり」のエリア。 日本の技術を活かした持続可能な製品が紹介され、藻類を使ったバイオプラスチック製のスツールを3Dプリントする実演も見られます。
ここでは、「ドラえもん」がナビゲーター! 未来的な技術と日本の人気キャラクターが融合した、楽しい空間になっていそうです。
火星の石展示も見逃せない!
日本館では、世界最大級の 「火星の石」 が展示されます。
この隕石は、約1000~1300万年前に火星から飛来し、2000年に日本の南極地域観測隊が南極で発見したもの。ラグビーボールほどの大きさ(幅29cm、高さ17.5cm、重さ12.7kg)を誇り、火星由来の隕石としては世界最大級とされています。
また、JAXAの小惑星探査機「はやぶさ」や「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星イトカワやリュウグウの砂も展示。宇宙の成り立ちや生命の起源に関する貴重な試料を間近で見ることができる、宇宙好きにはたまらない展示になりそうですね。
ガスプラント見学と建築見学ツアー
通常の展示とは別に 「バイオガスプラント見学ツアー」 や 「設計者とまわる日本館建築ツアー」 も実施されます。実施日に指定がありますので、関心のある方は公式サイトで確認してみてください。
バイオガスプラント見学ツアー(プラントツアー約30分 / 3エリア観覧約40分)
万博会場内で発生した生ゴミを微生物の力で分解し、エネルギーに変換するプロセスを間近で見ることができます。持続可能なエネルギーの仕組みを学ぶ絶好の機会です。
設計者とまわる日本館建築ツアー(建築ツアー約30分 / 3エリア観覧約40分)
こちらは、デジタルウォレットサービス「ミャクポ!」によるポイント交換で参加できるとのことです。
やはり日本館はおさえておきたい!
大阪・関西万博の日本館は、未来の暮らしを体験できる最先端スポット。日本の技術と文化が生み出す、持続可能な未来社会を実際に感じられる場所です。
「ごみ」から「水」へ、「水」から「素材」へ、そして「もの」へ──。この循環の仕組みを、プラント・ファーム・ファクトリーの3つのエリアで楽しく学べます。
気になる展示や体験があったら、事前予約をお忘れなく!
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