大変遅れましたが… 新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します餅門松

 

皆様にとって素晴らしい2024年となりますように。

 

・・・ということで、クリスマス休暇の12日間もあっという間に終了チーン

現実に戻れぬまま1月中旬に突入してしまった滝汗滝汗

 

休暇中にすっかりパソコンに向かう習慣もなくなり、ブログも放置状態に滝汗滝汗

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さて、前回のブログで、キャンベラへの鉄道旅行について書いたが、

今日はキャンベラではなく、昨日行ったダンガー島を紹介したい。

 

 

ダンガー島はシドニーの北端にあるが、かなり独特の雰囲気を醸し出すお気に入りの島やしの木 そもそも「島」って聞くだけでワクワクする音譜音譜

 

最初見たときは、Danger Island(危険な島)と勝手に勘違いしたが、「Danger」ではなく、「Dangar」である。

 

島といっても海に囲まれているわけではない。シドニー北部を雄大に流れるホークスベリー川(Hawkesbury River)の中にある島。

 

ホークスベリー川は日本では見たことのないスケールの川。

ホークスベリー川のクルーズについては以前ブログで紹介した。

 

 

ダンガー島に道路はあるが、シドニーで唯一、車がない島。

 

 

島には、ホークスベリー・リバー駅(Hawkesbury River Station)近くのフェリーターミナルから出る小さなフェリー船でアクセスできる。

 

島は対岸に見えていて、Wobby経由でなければ15分で到着する。

フェリーの頻度は時間にもよるが、1時間に1本程度(時刻表は以下のリンクより下差し)。

 

フェリー運賃は片道10.9ドル。カード決済できる。

 

但し夏季の週末は観光客も多く、定員オーバーでフェリーに乗れないことも多々あるのでその点には注意が必要だビックリマーク

 

 

 

島は一周約6キロ。徒歩1~2時間でまわることができる。

少しアップダウンがあるので、いいハイキングコースだ。

 

島はシドニーに位置するが、あちこちに熱帯植物やしの木が生い茂り、熱帯で見られる花ハイビスカスが咲きほこり、なんだかトロピカル感半端ない。

 

 

川の中にある島とはいえ、北岸は砂浜のビーチ(Bradleys Beach)が広がっている。波もなく安全で泳ぎやすいといえる。

 

 

そんなわけで、車を気にすることもなく、島特有の、のんびりした空気が流れている。都会の喧騒を忘れ、穏やかに過ごしたい人におススメ。

 

島中に別荘型コテージがあるようだが、宿泊料金を調べるとかなりの値段ポーン。なので、週末だけグループで一人や二人で宿泊するには適していないようだ。

 

また島の飲食施設としては、BowlingClub一軒とカフェ一軒のみ。

 

Bowling Clubはローンボールを楽しむ施設だが、夕方のみ営業で食事も可能。カフェは日中のみの営業(朝食とランチ)。これらの店が閉まっていることも考慮し、お弁当をもっていく必要はあるのかも。

 

ちなみにカフェ(Danger Island Depotという名前のようだ)は、フェリー発着の船着き場横にあって、最高の眺め。ここで頂いたイチゴとマンゴーのフレッシュジュースとてもおいしかった。グーグルレビューでも星4.4星星星星で好評のようだ。

 

 

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さて明日からまた新しい1週間滝汗滝汗 シドニーはまだ夏真っ盛り…。ホリデーモードから通常モードに戻るのにはまだ時間がかかりそうだ。

 

前回の日記で、大きな旅行の予定はないと書いたけれど、小旅行に行ってきたウインク

 

行き先はオーストラリアの首都、キャンベラ。オーストラリアには10年以上も住んでいるのに、行ったことがなかった。

 

一緒に仕事をしている同僚が住んでいたりで、ウワサはかねがね聞いていた。シドニーからは比較的気軽に行けるので、一度行ってみようと思い立った。

 

今の時期、海岸沿いの街はどこも予約がいっぱいで、値段も超がつくほど高いゲッソリ

 

その点、キャンベラは内陸にあり、政府機関・大学が中心の都市。観光都市ではない。なので、ビジネス出張がない今の時期、ホテルの値段はお手頃だった。

 

シドニーからキャンベラに行く方法は、飛行機だと55分、鉄道電車だと4時間、バスバスだと3時間かかる。

 

飛行機は、空港まで行く時間、チェックインの時間等を考えるとあまり変わらないのかも。バスが時間的に一番効率的だが、私は大好きな鉄道の旅を選んだ。

 

オーストラリアは広大な国だが、非常に残念なことに高速鉄道新幹線前がない。鉄道事情は北半球の国と比べてかな~り遅れている。

 

主要都市を結ぶ鉄道網はあるけれど、サービスは限られている。古い線路を使っているので本数が増やせないと聞いた。

 

ブリスベン~シドニー~キャンベラ~メルボルンの東海岸の主要都市を結ぶ高速鉄道が出来たらどんなに便利だろう。

 

オーストラリアは車社会が浸透しすぎているというのもあると思う。高速鉄道整備案は出ては消え、出ては消えと言った感じだ。人口密度が低いことによる採算性のリスク、用地買収の問題があると聞いている。

 

但し、オーストラリアの鉄道旅行ではなぜかノスタルジックな気持ちに浸ることができる。駅舎もレトロで歴史を感じさせる。車がなかった一昔前、鉄道は都市と内陸の街を結ぶ重要な役割を担っていたんだろうなあ~、とか。

 

 

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シドニー~キャンベラを結ぶサービスは1日3本(朝、昼、夕)。電車が発着するシドニーセントラル駅(Sydney Central Station)の窓口でチケットが買えるが、オンラインでも予約できる。自分は片道50ドルほどで購入した。値段はバスとほぼ同じようだ。

 

 

車体はEPLORERが使われ、3両編成。1両目に、ファーストクラスとビュッフェ(車内販売)があり、後の2両はエコノミークラスである。

 

 

XPLORERは1993年デビューの車両ということだから、30年前の車両で決して最新式ではない。速度も遅いし、アメニティーも古いし、座り心地もいまいち。例えば携帯の充電にも対応していない。

 

 

でもしばし携帯を忘れて、車窓の眺めながら過ごす数時間は本当にあきが来ない。

 

注意事項として、車内で食事も販売しているが、数に限りがあること。グルメな方の口には合わないかもしれない。写真は行きの車内で購入したターキーのロースト(12.9ドル)、見かけ通りの味あせるあせる 

 

 

キャンベラ駅(Canberra Railway Station)はKingstonというサバーブにあり、市街地と離れている(CBDから2番のバス)。駅の近くで食事を買えないので、事前に食事を用意していくとよいビックリマーク食べ物・飲み物は皆、持ち込んでいたし、自分もそうした。でもアルコールだけは持ち込み禁止(ビュッフェで買えるようだ)。

 

行きは正午にシドニーセントラル駅を出発した電車は午後4時にキャンベラに到着。帰りは一部の区間がバスに代替し、キャンベラ駅を午後5時過ぎに出発したが、シドニーへの到着は30分ほど遅延し、9時半すぎだった。

 

今回のキャンベラへの往復の列車の旅についていえば、少しだけアンラッキーだったかな。

 

行き返りともに指定した座席がいまいちだった(トイレ近く、ドア近く)。特に帰りの電車についてはキャンベラ~ゴルボン(Goulburn)間がバスに代替されたが、乗り換えがスムーズではなくて遅延したこと。

 

シドニーからのXPLORERは、ニューサウスウェールズ州の他の4都市へのサービスが運行中。そのうち、9月にアーミデル(Armodale)まで7時間の旅をしたが、こちらは満足だった。

 

乗り物好きな方、オーストラリアで鉄道旅をぜひ経験して頂きたい。

 

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さて、写真は今日のビーチの様子。

 

 

ホリデー真っ最中で晴天の今日、ビーチは夏の湘南海岸なみの激混みだ滝汗滝汗。昼頃にビーチに行き、早々に退散した滝汗滝汗

 

近所は駐車場を求めてさまよう車で渋滞あせる夏の期間はこうなる。観光地近くに住む人共通の悩みなんだろうなあ…。

 

次回はキャンベラについて書いてみたい。

私の職場では金曜日が仕事納めだった笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

私の場合は1月4日に仕事に復帰するが、子供たちの夏季休暇に合わせて、1月下旬のオーストラリア・デイまで休暇にしてしまう人も多い。

 

半年間、3日以上休める長期休暇がなかったので、この12日間の年末年始休暇はただただうれしいウインク 大きな旅行の計画もないが、とにかく疲れたのでゆっくりと過ごし、時々海に行ったりして家の近所でのんびり過ごしたいと思う。

 

この歳になって恥ずかしいが、昨晩は思いっきり夜更かしをして、夜中にお菓子を食べ、朝はゆっくり起きたり…。何しろ普段は健康的な生活を(なるべくあせる)心がけているので、こういうことができるのも長期休暇ならではだったりするニヒヒニヒヒ

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さて、今日はクリスマスイブ。

外出しようと思ったが、雨が勢いよく雨降り始めた。

 

日本ではクリスマスというと、クリスマスイブだったりするが、オーストラリアでは25日にクリスマスを祝う。翌日の26日がボクシングディという祝日で様々な店舗でバーゲンが始まる。

 

クリスマスは家族のイベントクリスマスツリー。夏のオーストラリアでは、ビーチやピクニックなどの野外イベントを企画している人も多い。あいにくこれから3日間、シドニーでは大雨の予報となっていて、残念な思いをしている人も多いと思う。

 

家族がいない自分に決まったクリスマスの過ごし方はない。5年前にシドニーに来てから、クリスマスの時期はお天気に恵まれていた。なので、毎年ビーチで泳いだり、ハイキングをしたり野外で過ごすことが多かったけれど、今年はこの天気だと残念ながら難しいダウン

 

12月上旬から街のあちこちでクリスマスの飾りが施され、クリスマスマーケット、クリスマスコンサートなどのイベントも繰り広げられていた。

 

なんだか今年はばたばたしてて、こういったイベントを楽しむ余裕がなかったけれど、夏のクリスマスの様子を少しだけお届けしたい。

 

 

 

先週末、家の近所のビーチでは花火が上がった。近くで見る花火はやはりいい。

 

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お天気の話に戻る。

 

シドニーの東海岸では、30℃超えの日は少なく、湿度も低く海の近くだと潮風もあって、東京の厳しい夏とは比較にならない。なので、シドニーの家にはエアコンがない家も多い。私も5年間エアコンなし、扇風機なしで過ごしてきた。

 

私は過去に国をまたいだ引っ越しが多かったこともあり、モノはできるだけ持たない主義。

 

暑い日は、普段は職場に行く。そうでなければ海に行けばいいし、冷房のある場所(ショッピングセンター)に行けばいいや、ぐらいな感じだった。

 

けれどもオーストラリアではエルニーニョ現象の影響で暑く乾いた夏になるという予想が発表されている。

 

暑い夏になると聞いて、オンラインショッピングで扇風機を買おうと思った。何を血迷ったか、ポータブルエアコンをぽちっと購入した。

 

ところが届いた荷物を見て驚愕ゲッソリ。男性2人がかりで運ばれてきた箱は28キロもある大きなエアコンだった。私のアパートには大きすぎるし、結局考えた末、返品することに。

 

今年の夏は、確かに暑い日は数日間あったけど、この1週間ほどかなり涼しいし(今日は23℃)。

 

オンラインショッピングってなんでも簡単に買えるけど、やっぱり実物を見ないと、自分の思っていたものと違ってこういうことになってしまうんだなあ…、と思った次第。

 

さ~て雨がやんだので、買い物に出かけようと思う。

(この後、雨は降ったりやんだりを繰り返す)

海外への出稼ぎ希望の若者が増えているという記事を見かけるたび、オーストラリアに来た16年前と事情が大きく変わったことにただただ驚く滝汗

 

 

 

オーストラリアへのワーキングホリデーについては、個人的にコロナ前とコロナ後で大きく事情が変わったと思う。

 

2020年3月から2021年11月までオーストラリアは鎖国状態にあった。

 

この期間に入国できたのは、市民権保持者と永住権保持者のみ。ロックダウン中に飲食店、店舗、サービス業が閉鎖した期間の社会保障も限定された。

 

観光ビザ、留学生ビザ、ワーホリビザ、就労ビザでも、オーストラリアに残ることはできたが、仕事も減り社会保障も得られず。そこで多くの人々が帰国し、開国直後これらの業種では深刻な人材不足となった。

 

コロナ収束後の開国直後にオーストラリアに来たワーホリさんは賢い。

当時は高給な仕事が簡単に見つかり、家賃も低い部屋が簡単に見つかって、おいしい思いをしたと思う。

 

それが日本のメディアで「オーストラリアに来れば貯金が〇〇万円できる札束」と大きく取り上げられ、オーストラリアに来れば、今でも誰でも簡単にお金が稼げると勘違いを産んでいるのかも、と思った次第。

 

コロナ前、ほとんどのワーホリさんは、日本での仕事を休職して、あくまでも若いうちに人生経験を深めるとか、英語習得とか、文化交流を目的としていた。オーストラリアに真剣に就労目的で出稼ぎに来た人は少なかったと思う。

 

考えてみてほしい。

そもそも、オーストラリアは世界中のワーホリさんに大人気の国。

 

例えば、旧宗主国のイギリス連邦、アイルランドからのワーホリの若者がゴロゴロいる。彼らにとってはここでは言葉の壁がない。ネットワークもあって、仕事も簡単に見つかる。私が住んでいる地域の飲食店でバイトしているのはたいてい彼ら。

 

それ以外にもワーホリや就労を目指して世界中から若者がやってくる。

英語が決して得意とは言えない多くの日本人が仕事をゲットするためにはよほどの特技があるか、運があるか、コネがあるかによる。

 

私の感覚では、この1年間で、海外からの移住者、ワーホリ、留学生が大量に流入し、シドニーでは住宅不足が本当に深刻にあせるあせる。ワーホリさんと留学生のバイトが占める単純労働の求人も飽和状態になっていると思う。

 

これを受けて最近(12月11日付)、オーストラリア政府は、来年からの2年間の移民政策として、留学生(英語要件の厳格化、卒業ビザの削減)と単純労働者を対象に受け入れ数の半減を発表した。

↓こちらを参照

 

https://www.reuters.com/world/asia-pacific/australia-plans-halve-migrant-intake-tighten-student-visa-rules-2023-12-10/

 

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それと…

 

先のYahooニュースの記事が指摘しているように、ワーホリから就労につながるケースは少ないというのはうなずける。ちなみにワーホリから永住権を取った数少ない日本人の友人は、IT技術者だった。

 

ワーホリ制度は、若い人を対象に、期間限定であくまでも文化交流や人生経験を積むことを目的として設置されたもの。なので仕事もほとんどが単純労働。一方、就労ビザや移住権で求められるのは、オーストラリアで不足する高度技能を持った人材。

 

お金をためて帰国してやりたいことをやるのなら全然いいと思う。但し、何年間も単純労働をした結果、就労ビザや永住権につながると考えるのは難しいと思う。

 

むしろ大学や大学院に留学して、こちらで就労ビザから永住権を取った人は何人か知っている。もしくは寿司職人とか美容師とかの職人系。オーストラリア移住を考えるのであれば、こちらのほうが現実味があるかも。

 

但し、今の為替レートだと、学費も生活費も非常に高く、留学一般にかなりハードルは高いと思われる滝汗

 

いずれにせよ、この数年で日本やオーストラリアをめぐる状況は大きく変わったな、と思う次第。

 

自分は若いうちに海外に出てユニークな人生経験ができたと思っていて、今の若い人たちにもぜひとも勧めたい。一方で、海外でお金を稼ぐことは甘くない。

 

そのことを知ってほしいと思う。

 

自分はオーストラリア人や世界各国からの同僚と専門職でなんとか肩を並べて働いているが、ここまで来るには非常に長い道のりだったし、今でも時々、英語力の問題に突き当たり、日本だったらもっと簡単にできたのかもと思うことも…あせる

 

でも人生は一度きり。もちろん後悔はない。

日本人のワーホリさんや留学生も部屋探しに大変苦労してるようなSNSへの書き込みを見かける。

 

以前、2回ほどシドニーの深刻な住宅事情について書かせてもらった。

 

 

 

 

 

この状況は今も続いていてかなり深刻な問題だと思う。


まずもともとの背景として・・・

 

もともとのオーストラリアの文化として、持ち家志向があり、若いうちに家を買い、

長期に渡ってローンを返していく前提がある。人口増が見込まれるこの国では不動産価格は(多少上下はあるが)長期的には右肩上がりなので、後々売って、その利益を得てさらに大きな家に買い替えればいい、という考え。

 

30年前ぐらいまでは人口も少なく家を買うことは比較的簡単だったようだ。移民が増え人口が増えるにつれ状況が変化。

 

最近では不動産をあくまでも投資目的として所有することも一般的となっている。

 

なので賃貸派は少数派という前提(最近は人口増で不動産価格爆上がりで、多くの人が手が出せずこの限りではないと思う)。

 

なのでこれまでのところオーストラリアには日本やドイツのような借家権・借地権という概念はなく法律もない。

 

大家側から来月から50%家賃を上げたいと通告があれば、交渉の余地は少なく、契約を切ると言われれば、期限までに退去しなくてはいけない。

 

この国では賃貸物件に住む限り安泰はない。

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今日は実際に、私の親しくしている友人に起きている話を紹介したい。

 

10月中旬、友人あてに突然6年間住んだアパートの契約を切りたいと大家側から不動産屋を通じて通告があった。これは寝耳に水だった。

 

不動産の売買が盛んなこの国ではこういう話はよく聞く話なのだ。

 

ニューサウスウェールズ州の法律だと(契約にもよる)、90日前までに大家側は契約終了を賃借人側に連絡しなくてはならない。

 

10月は非常にタイミングが悪い。つまり友人は来年1月中旬までに、今のアパートを出ていかなくてはならない。こちらのホリデーシーズンをまたぐ話となる。

 

オーストラリアでアパートを借りるには、まず下見(インスペクション)をし、気に入ったら不動産屋に、審査用のアプリケーションを提出する。アプリケーションには自分の仕事や収入などの情報を記入。数人からの推薦状が必要だ。

 

友人は安定した職に就いており、安定した収入がある。そして会社員として収入は悪いほうではない。

 

それでも、住宅不足でアパート競争がし烈なシドニーで、友人のアプリケーションは少し不利だった。

  • シングルで収入源が1つであること。(例えばカップルであれば収入源が2つで大家さんとしてもリスクが少ない)
  • 保護猫ちゃん三毛猫を飼っていること。

そんなわけで、全然アプリケーションが通らないと聞いた。聞くだけで他人事に思えず心が痛む滝汗

 

特にペットがいると、現状でシドニーでの家探しはかなりハードルが上がる。ペットを飼いたい気持ちはやまやまでも自分の家を買うまで我慢したほうがかなり賢明だと思うのだ。

 

友人はまだ引っ越し先が決まっていない滝汗滝汗。当座の住まいとして、シェアハウスなど貸間にまで視野を広げて1月以降の部屋探しをしている。

 

シェアハウス契約にもいろいろあるが、サブレット(また貸し)など、個人が不動産屋と正式にアパート契約するよりかはハードルも低く柔軟性が高めなものも。けれどもすべて一緒に住むことになる人にもかかってくる。

 

そんなわけでホームレスになる…、というのは、住宅不足と金利上昇で、家賃爆上がりのシドニーでは全く他人事の話ではないのだ。

 

私が住むシドニー東海岸では家賃の爆上がりがひどい。1LDKでも平均週600ドル(月23万円)以上する。こちらの給料が高めとはいえ、この額を一人で払っていくのはそれなりの収入が必要だ。

 

近所に住むあるシングルマザーが長年住んだ賃貸物件の50%家賃上昇に対応できず行き先が見つからないという記事が、シドニーヘラルド紙でも最近大きく取り上げられていた。

 

賃貸住宅に住む身としては、こういう話を聞くたびに本当に他人事とは思えずハラハラする…チーン

 

最近では社会問題となっていて、こちらのメディアでもたびたび取り上げられている。労働党政権となって、中低所得層の住宅問題は優先課題ともなっているが、不動産で大きな利益を得てきた富裕層や不動産業界、またようやくやっとの思いで不動産を買ってこれから利益を得ようとしている庶民からの反発も大きいだろうし、この分野での改革は難しいことが予測される。