認可外保育園で働くことのメリットは


『パートでも中心的になれる』だと思った。




認可保育園では正職員が担任を持ち


パートは補助的な役割。


主に掃除や食事の準備、子どもの補助。


認可外では、パートしかいなかったせいもあるが


朝の会や帰りの会のピアノや読み聞かせ、


手遊び、誕生会の司会進行など


新人の私にもさせてもらえた。



この日のために頑張ったピアノと


誕生月の子どもの紹介。


手遊びとパネルシアター。。


誕生カードも喜んでもらえた音符




クリスマス会も他のパートの先生達と


色々打ち合わせをして、リハーサルを行い


達成感があったキラキラ




認可保育園とは違い、


必要人数も決まっていないので


最低2名いればよかったから


子どもの急な熱とかも


他の先生と連絡を取り合い


休みやすかった。



でもやっぱりいつかは認可園で働きたいと


ずっと願っていた。



ペタしてね





365日、朝7時~夜19時まであいている


認可外保育園。



待機児童0のこの地域で、


ここに通ってくる子は3通り。


あひる 毎日通う子


      この子達は1ヶ月●●円で契約しているので


      来るのが当たり前の子ども達。


      連続40日登園し、1日休み、また30日連続登園してきた


      子どももいた。


あひる 二重保育の子(一時預かり)


      普段は他の保育園や幼稚園に通っている子。


      土日・祝日に仕事やリフレッシュのために


      登園する子。


あひる 一時預かりの子


      普段は家庭で過ごし、突発的な仕事や


      保護者のリフレッシュのために登園する子。





平日は、毎日通う子と、一時預かりといっても


週5日通ってくる子達で過ごすが


日曜日は毎日通う子は半分近く休み


一時預かりの子が一気に増える。


そのため、収集がつかず一気に忙しさ倍増。


泣き叫ぶ子、暴れまくる子


叩く、殴るでかたっぱしからケンカする子・・



普段と違うからと保育士が加配されることもなく


園長も日曜日は1日中遊びに行き


二人で怪我がないように見ているのが


とっても大変だった・・・



ペタしてね



ピティナを受ける人の話を聞くと


まだ予選も終わっていないのに本選の曲まで


練習していて合計4曲同時進行していること。



皆さん予選を通る事は絶対条件で


次の本選でいかに突破できるかを


考えているようだ。


そのため選曲も得意な曲は本選にもっていくのだとか。



予選突破できたらラッキー音符と考えている我が家は


レベルが低いのかも・・・




ちなみにある程度曲が出来上がっている次女は


この調子を崩さないように言われていて


コンクールの曲と教則本と半々の比重で練習している。


本選の曲は、自由曲があり、これに先生が苦戦しているようだ汗



長女はC級という事もあり、細かい指示が沢山出ていて


とても出来上がっている状態ではないぇ


2つのコンクールの曲4曲を集中的にやっている。


残りの本選の曲1曲は先生がただいま選曲中。





選曲もかなり大事らしく、一生懸命子ども達の得意なところを


考えバランスよくなるようにしてくださっている先生。


いつも感謝しています!





予選まであと1ヶ月。


頑張れ子ども達!



ペタしてね







ここで働いて驚いたことが


沢山あって、


思い出す限り書こうと思います。



(>□<) 1日中部屋の中で過ごす


(>□<) おもちゃが少ない


(>□<) 外遊びは1週間に1回、30分程度 しかも春と秋のみ


(>□<) 園長は子どもが嫌い


(>□<) 柵の向こうでタバコを吸う


(>□<) 園長がすぐに外出する(連絡が取れない)


(>□<) トイレは流さない


(>□<) 園長が子どもに怒鳴る


(>□<) 園長は親の悪口が好き


(>□<) 製作は1ヶ月に1回


(>□<) おやつはクッキー1枚


(>□<) 園長の言葉遣い・態度が最悪


(>□<) お金を頂いて預かっているが


   一切可愛がろうとしない


(>□<) 壁面等もお金がかかるから作ってはいけない


(>□<) おもちゃは寄付のみ


(>□<) お茶を勝手に飲んではいけない



とにかく園長は金儲けのために


保育園を開園したが


大して儲からないから


イライラしていることが多かった。



子どもは可愛いし、保育士さん達は優しいし


楽しかったがどうしても園長が好きになれないまま


8ヶ月働いていた。



ペタしてね





子連れで出勤した初日。


お弁当持参で行った。


保育士さん達はみな子育て中の人ばかりで


ほぼ同世代。


前回働いていた公共施設の託児所は


2時間程度預かるだけだったから


実際毎日通園してくる子ども達をみるのは


初めてだった。


1日の流れは


うさぎ 登園してくる子どもに挨拶


うさぎ 弁当・水筒を出してもらう


うさぎ 連絡帳チェック


うさぎ トイレ


うさぎ 自由遊び


うさぎ 10時 朝の会


うさぎ 自由遊び


うさぎ トイレ→手洗い


うさぎ 12時 昼ごはん


うさぎ 掃除


うさぎ 布団敷く


うさぎ 絵本読み


うさぎ 昼寝


うさぎ トイレ掃除


うさぎ 連絡帳書き


うさぎ ちょっとおやつ


うさぎ 起こす


うさぎ トイレ


うさぎ おやつ


うさぎ 掃除


うさぎ トイレ


うさぎ 帰りの会


うさぎ 自由遊び


うさぎ 17時から部屋中掃除


とこんな感じ。


覚えることも沢山あったし、


驚いたことも沢山あった。


いろいろな意味で考えさせられた職場だった。


ペタしてね

面接から2週間、何の音沙汰もない。


駄目だったんだぁと思いつつ


あんな上司は嫌だ!と思ったから


残念だったけどホッとした。




3週間経過した頃


サラリーマン富樫 「あ~●●保育園の△だけど」


いちご。 「先日はありがとうございました」


サラリーマン富樫 「あなた採用だから」


いちご。 「えっ」


サラリーマン富樫 「だから採用してあげたの」


いちご。 「ありがとうございます」


サラリーマン富樫 「早速明日からきてね」


いちご。 「明日は予定があって・・」


サラリーマン富樫 「え~来れないわけぇ?」


いちご。 「すみません」


サラリーマン富樫 「ちょっと待って(これないらしいよ~と裏で言っている)」


いちご。 「・・・」


サラリーマン富樫 「明後日からでいいよ!」


いちご。 「すみません」


サラリーマン富樫 「最初は2時間ね。時給出すから」


いちご。 「はい」


サラリーマン富樫 「子どもいたよね?どうするの?」


いちご。 「急なので今から預け先を探します」


サラリーマン富樫 「連れてきていいよ」


いちご。 「いえ」


サラリーマン富樫 「先生の子どもは1時間600円を1日600円に


    サービスしてるから」


いちご。 「じゃあお言葉に甘えさせてもらいます」


サラリーマン富樫 「安いでしょ~1日600円だよ」


いちご。 「・・・」


サラリーマン富樫 「弁当持ってきてね」


サラリーマン富樫 「明後日は2時間だけど、徐々に増やして


   1週間後には一人だから」


いちご。 「えっ?」


サラリーマン富樫 「明後日から毎日研修に来てもらうから。時給出すよ」


いちご。 「(なんか勝手だなぁムカムカ)」


サラリーマン富樫 「じゃぁ」 ガチャ ツーツー



この人とは合わない!と思いつつ


働くことになってしまった。



ペタしてね

重いドアを開けて事務室をノックする。


返事はない。


2回ノックしたが返事はない。


覗き込むと寝ているおじさんが1名。


ソファに横になって寝ているうぅー



会社おやじ。 ZZZZZ


いちご。 「すみません!」


会社おやじ。 「はい? なにか?」


いちご。 「面接の約束をして頂いているいちごと申します」


会社おやじ。 「あぁ~ちょっと待ってね」


といい奥へ消えていった。



事務室から保育室は柵のみなのでよく見える


先生一人に、子どもが20人くらい


観察していると昨日の電話対応した先生が現れた




サラリーマン富樫 「あ~どうも」


いちご。 「宜しくお願い致します」


サラリーマン富樫 「古いビルにいきなりメルヘンな世界で驚いたでしょう?」


いちご。 「はぁ(地味だなぁって思ったけど)」


サラリーマン富樫 「ここは私の義弟がペンキで塗ってくれてねぇ・・・」


いちご。 「そうなんですね~」


サラリーマン富樫 「牛の模様は元は雨漏りよ~」


   そのあと世間話がしばらく続く


いちご。 「履歴書です。」


サラリーマン富樫 「あなた認可保育園の経験ないの?」


いちご。 「はい。公共施設の託児所で働いていました。」


サラリーマン富樫 「経験ないんだ~ここはベテランばかりよ?」


いちご。 「保育士の経験は浅いですが、


   子育てとファミサポの経験はあります!」


サラリーマン富樫 「ふ~ん」


いちご。 「・・・」


サラリーマン富樫 「あなた転勤族なの?」


いちご。 「はい」


サラリーマン富樫 「またいなくなっちゃうわけ?」


いちご。 「こちらに来てまだ1年ですのでしばらくないと思います」


サラリーマン富樫 「うちは募集すると沢山応募があるわけ」

  

   「みんなうちで働きたいって言うんだよね~」


いちご。 「はい」


サラリーマン富樫 「今回もあなたの前に一人いたんだよね~」


いちご。 「はい」


サラリーマン富樫 「今回採用するのは一人だけだから」


いちご。 「はい」


サラリーマン富樫 「まだ面接していない人もいるしね~」


いちご。 「はい・・・」段々イライラしてきた


サラリーマン富樫 「旦那は何の仕事?」


いちご。 「営業です」


サラリーマン富樫 「なんの??」


いちご。 「(言いたくないんだけど)金融業です」


サラリーマン富樫 「へぇ~働く必要ないんじゃない?」


いちご。 「いえそんな事は・・」


サラリーマン富樫 「うちは週2~3回だよ」


いちご。 「週2~3回を希望しています」


サラリーマン富樫 「時給言ったっけ?」


いちご。 「いえ」


サラリーマン富樫 「うちは最低賃金だから」


いちご。 「というと・・」


サラリーマン富樫 「670円! この前ちょっと時給あげたからさ!!」


いちご。 「(すくな!)」



サラリーマン富樫 「交通費も自転車で来ても100円あげるよ」


いちご。 「・・・」


サラリーマン富樫 「まぁまだ面接していない人がいるから


   あなたどうなるかわからないから」


いちご。 「わかりました」


サラリーマン富樫 「そのうち電話するからね」


いちご。 「はい。ありがとうございました。」



なんか、話し方がムカムカとする。


働かなくていいや!と思っていて


実家に1週間ほど遊びに帰っていると


自宅に数回留守電が入っていたと旦那から連絡があった。


すぐに電話すると



サラリーマン富樫 「大事な事聞き忘れたからさぁ」


いちご。 「どのようなことでしょうか?」


サラリーマン富樫 「あなた何型?」


いちご。 「??」


サラリーマン富樫 「血液型!」


いちご。 「B型ですが・・」


サラリーマン富樫 「Bかぁ~ためいき


いちご。 「ムカムカ


サラリーマン富樫 「あなたBなの~?」


いちご。 「はい」


サラリーマン富樫 「まぁいいや」


いちご。 「あの結果は・・」


サラリーマン富樫 「まだ。また電話するから」


いちご。 「はい」



この時点でイライラ最高潮!


B型で悪いか!


面接で血液型聞かれたの初めてだよ。



ペタしてね


今回初めて出るピティナコンペティション。


我が家にとっては憧れのピアノコンクールキラキラ



A2級で出る次女は


音符 バロック  フンパーディング 「*ヘンゼルとグレーテル」*


音符 クラシック ベートーヴェン 「*ドイツのおどり」*



C級で出る長女は


音符 クラシック ベートーヴェン 「*バガテル ト短調」*


音符 近・現代 カバレフスキー 「*ロンド・ダンス」*


で挑戦する。




長女はやはり「*ロンド・ダンス」*が好きで


先に暗譜できたが、


「*バガテル」*に苦戦・・



やっと暗譜できたら、今度は「*バガテル」*の方が好きになったらしい。



長女は今


ピティナの曲2曲と、他のコンクールの課題曲1曲と


教則本から2曲の計5曲を弾いている。


インベンションがなかなか仕上がらず


結構長い間同じ曲を弾いているようなぇ




次女は簡単な「*ヘンゼルとグレーテル」*


あっという間に暗譜してよく弾いていたが


「*ドイツのおどり」*が弾けるようになると


こっちのほうが好きみたいで


よく弾いている。



メロディーを大きくや手の重みなど


年長でA2級では1番年上とはいえ


なかなか上手には弾けない次女。


好き勝手弾くには問題なさそうだけど


コンクール仕様にするには難しい・・




ピティナの曲2曲と教則本から3曲


計5曲を弾いている。



コンクールが近づいているが


課題曲のみにはせず


併用して進める計画らしい。




長女は夏に去年も受けたコンクールがあるが


次女は初めてのコンクールということで


今年はピティナのみ。


大丈夫だろうか・・・


ペタしてね

転勤先は人口7万人の小さな小さな田舎町。


暴力事件や発砲事件も頻繁にあり


かなり治安が悪い。



共働きが9割以上、求人票を見ても


最低賃金ばかりだ。


ハローワークで検索しても


認可は8時半~17時半と長い。




次女の幼稚園は夏休みなどの


長期休暇も預かってもらえるが


朝は8時から、夕方は17時までなので


時間が合わない。




交渉してみたが時間の短縮は無理らしい。


知り合いも身内も近くにいないのに


週5回、長時間働く自信はない。


丁度引っ越して1年経過した頃


お友達の家に遊びに行った。


トイレを借りると丁度


チラシの求人案内がが置いてあって


何気にみると・・・


認可外で募集している!



エプロン自宅から自転車で5分


エプロン週2~3日


エプロン急募


となかなかの好条件だ。


しかし、肝心な時間や時給は書いていない・・




チラシをもらって帰り、すぐに電話してみた。


サラリーマン富樫 「●●保育園です」


いちご。 (なんか無愛想・・汗)


   「求人のチラシをみて電話しているのですが・・」


サラリーマン富樫 「あ~はいはい。あなた資格持ってる?」


いちご。 「はい」


サラリーマン富樫 「じゃあ面接に来て」


いちご。 「はい。いつ伺えばよろしいでしょうか?」


サラリーマン富樫 「明日10時半に」


いちご。 「わかりました。」


サラリーマン富樫 「じゃぁ・・」


いちご。 「あの! いちごと申します。」


サラリーマン富樫 「はいはい」


ガチャ ツーツー



え~、なんかそっけない・・・


聞きたいことも聞けなかったし・・・


とりあえず面接に行くことになったが


急だったし、幼稚園の預かりはたまたま


休みだったので


心配だったが二人で留守番させることにした。


オートロックだし、夏だから火はないし。。


自転車の置き場所もわからなかったので


電車で行くことに。


自宅から駅まで徒歩3分


一駅なので2分


駅から保育園まで徒歩2分


まぁ電車でも近いよね・・



早すぎたので何にも無い駅ビルをウロウロし


(コンビニしかない)


10分前にドアの前に立った。


ペタしてね



仕事も慣れてきて


幼稚園で大泣きしてご飯を食べなかった次女は


園長室でお友達と一緒に過ごすことが多くなり


園長先生とお部屋を独占できるのが嬉しかったのか


少しずつ泣かなくなってきた。


週1だったのでやっと子ども達の名前も


覚え始めた頃・・・


またまた転勤泣



今回も10日間しかない・・・


転勤が決まって、引越し2日前が最後の仕事になった。


残り1回は他の先生にかわってもらった。


たった5ヶ月間だったが


初めて先生として働くことができてとても楽しかったし


「いちご先生」と呼ばれるのもやっと慣れてきた頃だった。



ペタしてね