10月も後半になって秋晴れの気持ち良い天候が続きます
例年なら地方祭の太鼓の音が賑やかに響く頃
今年はコロナウィルス感染拡大防止のため静かに秋が深まっていきます
瀬戸大橋の橋脚の島となった有人島の
与島、岩黒島、櫃石島の各島を結ぶ路線バスの瀬戸大橋線
その瀬戸大橋線の児島駅前から与島第二駐車場前までを担っていた下電バスが来年の3月末で廃止される事になりました
それに先駆けて10月1日からは1日3便に減便されるという事で
減便前の最後の日曜日、9月27日に坂出駅から児島駅に向けて3島を再訪して来ました
2020年1月1日のGPSトラックログ
今年の元日に下電バス児島駅前-与島第二駐車場前を利用して
櫃石島、岩黒島、与島を初めて探訪しました
元日は櫃石島でスタート
JR児島駅から櫃石、岩黒、与島の順番で下電バス瀬戸大橋線を利用して
瀬戸大橋の橋脚となった有人島を訪れました
三つの島を歩いて驚いた事は過疎化の凄まじさ
瀬戸大橋が竣工した1988年から32年の歳月が流れ、
架橋とともに移転新築された小中学校の校舎や体育館
与島、櫃石小中学校は既に廃校となり、岩黒中学校もたった一人の3年生が来春卒業すると休校になります
遠目に軒を連ねる家々も
近くで見ると半分以上が空き家
立派な庭木もジャングルと化し、蔦が絡まりやがて崩れ落ちる屋根瓦
そんな島々を結ぶ唯一の公共交通機関は路線バスの瀬戸大橋線
JR児島駅前から坂出市の回生病院までを結ぶこの路線は
児島駅前から与島第二駐車場前(旧京阪フィッシャーマンズワーフ)を岡山県の下電バスが運行
与島の浦城から坂出市の回生病院までを香川県の琴参バスが運行
与島第二駐車場前で両社のバスを乗り継ぎ出来るように連絡しておりました
前回の元日の探訪で、
見逃したり、廻り切れなかったポイントがあったために
ツツジの咲く頃に再訪する事を決めていましたが、
この減便と廃止のニュースを知り、もう1日で3島を廻る事は無理かも・・・
と思っての減便前の再探訪です
前回は児島駅から出発して与島で折り返しましたが
今回は逆の坂出駅からスタートして児島駅へ抜けるルートをとりました
坂出駅前から児島駅前までのGPSトラックログ
動画に記録されているGPSトラックログは
坂出駅前9:05-
☆与島散策 (3時間34分)
与島(与島PA)13:09-
☆岩黒島散策 (2時間35分)
岩黒島高架橋上(岩黒島)15:47-
☆櫃石島散策 (1時間45分)
櫃石島(櫃石小学校)17:40-
「壮大な冒険」(/≧ω\)
というのはデフォルトの題名で
題名を変更するのを忘れた為に大袈裟な表記のままになってしまいました
動画作成に使用したReliveは無料版の為に編集は出来ませんが、
今回からバックミュージック(既定のモノ)が挿入可能になってました
この3D動画ソフトは正式に会員になると機能制限が無くなりますが
脱会を申し出ない限り永遠に更新される仕組みで(月額800円、1年4,500円)
物忘れの激しい昨今、会費制では無く購入できるのであれば買ってもいいと思ってますが・・・
現状ではちょっと怖いので無料版を使用中です
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それでは9月27日の朝まで時間を巻き戻します
9月27日早朝
昨夜からの雨はまだ上がってませんが小降りになりました
天気予報によると、天気は回復し雨具は要らないようです
JR伊予寒川駅
沖合に股島と小股島がはっきりと見え、晴れ間が広がっているようです
6時52分発の116M
3両編成の伊予西条発高松行の普通列車が入線
6000系かと思ったら7000系でした
今年の元日以来のJR乗車
各駅停車の旅は最高!
落ち着いた所で、いつでも取り出せるように
昨日JR伊予三島駅で買った早トクきっぷを確認しておこう♪
何故か検収印が押してある
高松駅と徳島駅・・・
まさかと思ったけど、1年前に使用済みの週末乗り放題きっぷを持って来たようです
前日に購入した四国再発見早トクきっぷ↑
早トク切符は何処に・・・
どこで入れ替わったのだろう
車掌さんが回って来たので
おそらく自宅にあるであろう早トクきっぷの写真を見て頂きましたが・・・
実物が無いとねぇ~
そりゃそうじゃがね
でも今日中なら手数料払って返金してもらえるけど
伊予三島駅は19時半頃には無人になるから無理じゃがね
往路の坂出駅までの1,300円と復路の児島-伊予寒川間1,580円の追加出費です
合計2,880円は危機に喘ぐJR四国への応援金と思ふしかない
出発前の再確認は大事ですね~
そーこーしているうちに、列車はうどん県へ
詫間駅を過ぎると
左の車窓に詫間湾が広がります
こどもの守り神の津嶋神社には
夏季大祭のある毎年8月4日と5日の2日間だけ、橋が架けられ渡ることが出来ます
この2日間のみ営業する臨時駅の津島ノ宮駅
日本一営業日が短い駅として有名です
一瞬で通過してしまいますが駅名標撮影にチャレンジです
ホームと車両の間には大きな隙間が出来てる!
備讃瀬戸に浮かぶ塩飽諸島の島々
島の過疎化の流れは凄まじい
JR多度津駅は四国の鉄道発祥の地
馴染みの旧跨線橋は通行禁止になりましたが健在です
宇多津駅通過
ゴールドタワーが朝日を浴びて輝いています
塩田跡の変貌には目を見張ります
JR坂出駅到着です
坂出駅北口にあった久米通賢翁と入浜式塩田のプレート
久米栄左右衛門(くめえいざえもん)とも云い、讃岐のエジソンと呼ばれているとか
近くにある郷土資料館には、より詳しい資料が展示されているそうな
瀬戸大橋線のバス停はここで間違いなさそうです
JR坂出駅はもっと大きな駅かと思ってたけど
高架になっているだけで、駅前のロータリーとかは広いけど駅自体はコンパクトでした
バス乗り場も路線バスと高速バスの2か所のみです
坂出市の周辺地図
対岸の下津井のすぐ近くまで瀬戸内海は坂出市と丸亀市で讃岐うどん県の領域
かつて樽を流して境を決めたとか
伝説がありますが、日本で一番狭い香川県、必死でへらこく領土を獲得したのは間違いありません(笑)
下津井瀬戸大橋の真ん中あたりに県境があります
瀬戸大橋線の浦城行の第3便(9時05分発)に乗車します
まだ少し時間があるので周辺をブチ散策w
路線バスは4つの停留所を経由して坂出北ICより瀬戸中央自動車道へ向かいますが
そのまえにJRの線路沿いに西へ歩いてみます
電車の車窓からいつも見かける日本庭園がすぐ近くにありました
香風園という坂出市指定文化財記念物で一般開放されていました
池泉回遊式の日本庭園と芝生広場を中心とした洋風庭園が併設されており、
和と洋、両方の文化を楽しむことが出来るそうな
8:51
隣は郷土博物館
今日はもう立ち寄る時間がありません
香風園前を通って坂出駅へ引き返します
下電バスのバス路線は岩黒島・櫃石島・与島の有人3島から岡山県側に行き来する唯一の公共交通機関となっている。特に岩黒島・櫃石島島内は島民及びその関係者・路線バス・緊急車両・郵便物集配車両等を除く一般車両の通行は禁止されているため、このバス路線は両島に行くことの出来る貴重な交通機関である。しかし、運行開始当初から客足は伸びず、2010年代には乗客が全くいない便もあり、国と岡山、香川両県、坂出市の財政支援を受けていた。
2020年には新型コロナウイルスの流行の影響で高速バス事業などの収支が悪化し、下電バスの運行する岡山県側からの経路は2020年10月1日以降減便され2021年3月末で運行を終了することになった。琴参バスについては2020年10月1日以降も従前通りの運行を行っている。琴参バスの与島から児島地区までのルート延伸も報じられており検討が続いている。
ウィキペディアより
坂出駅前は始発から4つ目のバス停ですが
乗客は未だ乗っておらず、ここから私の他に男性1名が乗り込みました
バスは駅前から元町・京町三丁目、両景橋を通り
坂出北ICから瀬戸中央自動車道へ向かいます
このコースは明確には覚えてませんが
32年前に瀬戸大橋ウォーク香川のイベントで
坂出駅から児島駅まで歩いた時と同じように思われます
1988年4月3日 坂出駅北口
この3連の電話ボックスはもう無くなってました(笑)
次回は琴参バスで瀬戸中央自動車道から与島に上陸です
今回もお立寄り頂きましてありがとうございました
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