瀬戸大橋の橋脚の島巡り(再訪)も
 遂に最終回となりました
 
最後まで辛抱強くお付き合い下さいました事
 心より御礼申し上げます m(__)m

今年(2020年)は国勢調査の年でした

 

前回の2015(平成27)年の調査では櫃石島の人口は172人

 

因みに今回辿ってきた橋脚の島々は

 与島81人、小与島2人、岩黒島75人でした

 

 

櫃石島の花見山から眺めた塩飽諸島

 本島396人、牛島10人、向島15人、広島226人、手島30人、小手島36人

 

高齢化率の高い離島では、5年間の減少率は半端なく高いと思われるので

 今年の結果は、かなりの人口減が予測されます

 

実際、3島を歩いてみて、路線バスの車内と釣り人以外は殆ど誰にも逢わなかった

 元日はバスもほぼ貸し切りでしたが

 (;´∀`;)<。。。ハハ。。。

 

この状況が日本の近未来の縮図でないことを祈るばかり…

 

人口の推移を調べていると

 今は無き坂出市立櫃石中学校のHPがネット空間を彷徨ってたびっくり

 

 

HPには櫃石の歌が載ってました
 
 
 島のめぐりは一里半
 600人のおりどころ
 かまどのけむり100余り
 朝な夕なに立ちのぼる
 
歌詞より一部分抜粋
平成21年3月 櫃石幼小中共同制作
 
えっ!
 10年前には100世帯600人の人口だったって事はてなマーク
調べてみると、
 10年前にはそんなにいなかったけど、1960(昭和35)年は632人
 
歌詞をよく見直すと、かまどの煙って書いてる
 昔を懐かしんで作った歌みたいだね
 
竈なんて漢字、もうめったに使うことないと思ってたけど…
 
 竈門炭治郎が出て来て、さあたいへん!爆笑
 
でも、この歌の竈はおくどさんのことやね(^^;)
 
・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・
 
さてさて
 
時刻は16時56分
 花見山から分岐まで戻ってきました
 
花見山は再調査が必要なので
 コロナが落ち着いた頃に再訪したいと思います
 
その頃に櫃石島にアクセスする交通手段が残っていることを願うばかり
 
 
前回の「東山魁夷画伯の腰掛石は何処に?」から続きます
 
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16:56 ⑲
花見山から共同アンテナ施設横の分岐へ
 
左右どちらへ進もうか?
 大浦通跨線橋を渡って左からやって来たので右へ行ってみる
 
この荒れ具合だと通れるのかと心配でしたが
 しばらく進むと櫃石島インターチェンジのランプに沿った舗装された小路になりました
 
16:59 F
櫃石島高架橋が間近に迫ります
 手摺りのすぐ下には上り線のランプが通っています
 
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ランプ沿いに小道を進むと
 バスから見た上り線ランプに架かる跨道橋がありました
 
前回の探訪時にも路線バスで櫃石島の上り車線ランプを往復しましたが
 今回よりも日没の早い元日の与島から児島駅へ帰る18時前だったので車窓は真っ暗で気が付きませんでした
 
この跨道橋を渡ると王子神社もすぐ近くじゃがね~
 
17:00 G
跨道橋から上り線のランプを見下すと
 流出ゲートの手前に間違って進入した一般車がUターンするスペースが設けられてる
 
向こうの下り線にも同じスペースがあるがね
 
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タイミング良く列車がやって来ないかなぁ~
 と思ってたら下りの特急列車がやって来た
 
岡山発8000系のしおかぜ19号が通過して往きました
 宇多津駅より高松発のいしづち19号との併結運転で松山へ向かいます

 

 

宇多津駅での連結作業

 

 
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17:01 G
跨道橋上から児島方面
 
櫃石島の南北(櫃石島橋と下津井瀬戸大橋の間)を縦断する櫃石島高架橋
 全長1,316mで30基の橋脚が並んでる
 
ここから森の中を海岸の方へ向かう道がありました
 
誰も通る人が無い蜘蛛の巣が張り巡らされた緩やかな谷沿いの小路を200メートルほど下ると海岸に出ました
 
この森の中には殆ど日が当たらないのに柑橘の果樹園が残って居り
 地形図を見ると建物も表記されているので、かつては集落があったのかも知れません
 
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西浦海岸に出ました
 
あらためて確認してみると、辿って来た道は地形図には無くて
 他に何本か表記されてるけど・・・
 
バスの時間まであと30分程
 来た道を戻るか、他の道からバス停へ向かうか迷う所
 
西浦海岸の南まで歩いてから
 来た道を戻るとバスの時間には間に合いそうにありません
 
17:06 H
あのトトロのトンネルみたいな所から海岸に出ました笑い泣き
 この雑木に覆われた森の中に果樹園が残ってたのにはビックリ
 
 
砂浜にはキャタビラ跡と足跡
 南の方に何かの建物と釣り人が見える目
 
きっとあの辺にも道が在るはず
 海岸線を南へ向かって釣り人に訊ねてみよう
 
17:10 I
もう9月も終わりだというのに
 まだ撤収完了して無いけど海の家みたい
 
釣り人に県道に出られる道を訊ねるとこの建物の裏にあるらしい
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17:12 J
この道を辿ると櫃石島インターチェンジゲート手前の県道273号線に出ました
 

 
17:14 K
ここならゲートのすぐ向こうに櫃石島バス停があるべや
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ゲート手前には櫃石島で唯一の民宿池田さん
 入口にはジュースの自動販売機もある
 
櫃石島に商店は一軒も無く
 自動販売機もココと集会所のみで2台しか無いそうな(^^;)
 
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予想外に西浦海岸に出てから僅か10分足らずで櫃石島バス停へ着いたので
 バスの時間まで20分以上あります
 
歩渡島にあった大岩を櫃岩と勘違いするミスで前回訪ねる事が出来なかった櫃岩
 今から行けるかな?

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17:22 L
櫃岩はあの辺でしょうか?
 ここから往復約1kmほど
 
バスの時間は一番遅い折り返し便の櫃石島バス停で17時44分
 
う〜ん、22分で櫃岩まで往復して更にバス停まで戻るのは無理っぽい
 
残念だけど
 諦めて櫃石小学校前バス停に向かう事に
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17:25
櫃石島の新港を築く時に埋め立てられ整備されたと思われる一画を通り抜けます
 この辺りはベンチや植樹された植え込みが藪化してる
 
さきほどUターンした場所から500メートル程歩いて17時28分に櫃石小学校前バス停に到着
 
17時38分の到着時間まで10分あります
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櫃石島の島内には櫃石島、櫃石小学校前、櫃石の3か所のバス停があります
 
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櫃石島インターチェンジにある櫃石島から集落の櫃石までを折り返すので
 同じバス停を2度通過するので、この小学校前だと17:38と17:41どちらでも同じバスに乗ることが出来ます
 
17:40 M
2分遅れで第6便の下電バスがやって来ました
 
平日なら、このあと琴参バスの第7便が18時45分にやって来て
 櫃石を18時55分に出発して与島の浦城経由で坂出まで折り返します
 
坂出の回生病院到着は19時43分になります
 
琴参バスが櫃石島までやって来るのは平日の最終便の1日1便のみで
 他の便は全て下電バスですが、バス停の標識は琴参バスが設置しているのは香川県内だからかな?
 
17:46 K
櫃石小学校前から乗車して櫃石で折返し
 バスはゲートを通過して上り車線へ向かいます
 
17:47 N
下津井瀬戸大橋を渡ります
 
18:02 
2分遅れで児島駅前に到着しました
 
18時06分のマリンライナー51号の発車まで4分しかありませんが
 予め買ってあった早トクきっぷを置き忘れた為、切符を購入せねばならず焦りますアセアセ
 
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18:05
自動券売機が見慣れたものと違い買い方わからんので窓口へあせる
 
駅員さんこんな時に居らず焦りますが、なんとか間にあいそう
 
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18:07
ブレブレですが
1分遅れでマリンライナー51号入線
 遅れてくれて助かった~
 
車窓は真っ暗で、もう何も見えません
 
20時20分に伊予寒川駅に到着して、無事今回の探訪を終えることが出来ました
 
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ガーミンコネクトによるGPSトラックログ
今回の移動区間 ⑲-N
 
今回の櫃石島でのGPSトラックログ(路線バス乗車部分は消去)
 
元日のGPSトラックログ(路線バス乗車区間は消去)
 
前回は歩渡島と櫃石島南部を中心に辿り、
 今回は北部だったけど宝珠寺や櫃岩を訪れることが出来なかった
 
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ツツジの咲く頃に花見山の再調査とツツジの歩渡島
 瀬戸大橋開業まで千当丸が接岸していた旧櫃石港もじっくりと眺めてみたいと思います
 
おそらくこのコンクリート台座も残っていると思われます
 
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二度の櫃石島探訪の軌跡
今回の探訪で完了する予定でしたが
 滞在時間が少なかったこともあり
 
残念ながら見逃しポイントを全て網羅することはかないませんでした
 
花見山周辺は地理院地図に表記されている西浦海岸へ至る道と
 坂出市観光協会のパンフにあった宝珠寺へ至る道、山頂付近、刻印のある残石
 
まだまだ謎がいっぱいです笑い泣き
 
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そしてなにより東山魁夷画伯が腰かけた岩と予測した場所が
 この写真と一致するのか検証しなければなりませんニコニコ
 
櫃岩、ツツジの咲き乱れた歩渡島、かつて千当丸が接岸した旧櫃石港の護岸
 
コロナが落ち着いたら集落の中の風情も楽しみたいな
 
櫃石島にはまだまだ楽しみはいっぱい残ってるよぉ~
 
 

坂出駅前-児島駅前 GPS軌跡 1分15秒

 

路線バス瀬戸大橋線を利用した坂出駅前からJR児島駅前までの軌跡

 壮大な冒険という表題はデフォルトなので(;^_^A

 

今回もお立ち寄り頂きましてありがとうございました

 

 

では、またバイバイ

 

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