朝、出勤する際にNHKラジオ第2放送を聞きながら運転していることが多い。
「まいにちハングル講座」、「まいにちフランス語」、「まいにちイタリア語」をよく聞いている。
音楽用語がイタリア語なのだと知って、ふーんとか思ったりする。


「まいにちフランス語」のレナという講師がすごく面白くていい。
顔を見たことも結婚しているのかどうなのかも知らないけれど、明日、結婚してもいいくらいに気に入っている。べつに今日だっていい。
「フランス語の否定形は簡単です。動詞をンとパで挟めばいいんです。ンはほとんど聞き取れないので、パを大きく話します。」
フランス語の動詞がどんなものなのかしらないけれど、動詞のあとにパをつければ否定形というのが驚きだった。
「そういえば、フランス語を習っている福島の女の子、方言で文末にペが付くって言ってたもんなあ。」あんまり関係ないことを思い出したりする。


今週は11月17日から始まる会議の準備のせいで、毎日10時頃まで帰ることができなかった。
家に帰るとくたくたに疲れていて、ワインやウイスキーをラッパ飲みしてはベッドに倒れ込むようにして寝ていた。
それでも、13日の砂利採取業務主任者試験に向けて、毎朝5時30分頃には起きて勉強をした。
一応、試験日までには問題集とテキストを2周させて、できない問題に貼っていた付箋も全部取れるまで頑張ったけれど、自信はまったく持てなかった。


13日の金曜日は、朝8時から30分間の会議があったので、それに出席して、そのあと試験会場である松本の勤労者福祉センターまで車を飛ばした。
10時から始まる試験だったけれど、会場に到着したのが9時50分を過ぎていた。
会場が3階だったので駆け上がり、何とか開始時間には間に合った。


試験問題は、必須である技術問題に悩ましい問題が多く、二択までは簡単に絞り込めるのだけど、そこから先は運頼みという問題が多かった。
既に明らかに間違えたと認識している問題もあり、合格しているかどうかは微妙なところだ。


砂利採取業務主任者試験は、4肢選択で実質20問しかない(問題数は25問だが、一部選択問題になっている)。
試験時間は2時間と長いが、どんなに見直しに時間をかけても1時間ほどで十分だ。


11時過ぎには試験会場を出て、また車を飛ばして長野まで戻り、仕事をした。
その日は結局、夜11時頃まで残業をした。


土曜日も仕事だった。
午後12時30分から仕事をし、帰ったのは午後9時を過ぎていた。
今日の日曜日も午後12時30分から午後6時まで仕事をした。


それでも、日曜日は朝から牛肉を使ったパスタを作って、DVDを見ながら食べた。
作り方はこんな感じ。
1 セロリ、ニンニク、タマネギ、ニンジンをみじん切りにする。
2 これらを圧力鍋に入れてオリーブオイルとバターで軽く炒める。
3 ホールトマトを2缶投入する。
4 塩・コショウを適当に入れて、すき焼き用の牛肉を適当な大きさに切って野菜の上に敷く。
5 赤ワインとウイスキーを適当に入れて、圧力鍋で30分くらい煮る。本当はもっと短時間でいいのかも知れないけれど、圧力鍋は途中でふたを開けられないので、どのくらいが適当なのかわからない。
6 パスタを作る。今回はお米が原料のライスマカロニを使ってみた。
7 フライパンにオリーブオイルと刻んだ唐辛子を入れて、軽くあぶる。
8 圧力鍋から肉を取り出して、フライパンのなかでフォークをつかってちぎる。
9 パルメザンチーズを大量に振りかけて、混ぜる。
10 茹で上がったマカロニと、圧力鍋に残ったトマトソースをフライパンのうえで絡ませる。
11 刻んだパセリ、コショウを振って出来上がり。


でも、手間暇かけた割に大してうまくもなかった。
チーズが失敗だったのかも知れないし、ホールトマトへの味付けが失敗だったのかもしれない。
それぞれでは頑張ったけど、全体的には大失敗で原因がよくわからないあたり、俺の人生によく似た味だった。


DVDはレバノンの映画「キャラメル」を観た。


My Kiasu Life in JAPAN-キャラメル

舞台はレバノンの首都ベイルート。
美容院で働く女性たちの物語だ。
レバノンと聞くと、政情不安をすぐに思い浮かべるが、この映画のなかには、テロも戦争の影も見当たらない。
不倫をしている女性、男嫌いの女性、女優への夢を諦めきれない女性、痴呆の姉のために恋もできない女性、結婚のために処女膜を再生する女性。
そんな女性たちがいろんなことを抱えながら生きていく。


My Kiasu Life in JAPAN-キャラメル2

恋というのは人生のスパイスなんかではなく、人生そのものなんだ、ということを実感ができる、でも静かな映画だ。
女性は髪型ひとつで随分と印象が変わるものだと、この映画で改めて思った。


My Kiasu Life in JAPAN-キャラメル1

「恋かあ。俺、そういうのってしたことあるんだったっけ?」
思い出したくないのか、思い出せないのか、ちょっと無理をして思い出そうとしたら、苦い思いが心をよぎったので、やめておいた。


高橋留美子のマンガ「高橋留美子劇場 3」(小学館)を読んだ。


My Kiasu Life in JAPAN-高橋留美子劇場3

彼女のすごいところは、マンガのレベルを常に高いところでキープし続けているところだ。
現代の向田邦子だよなって、彼女のマンガを読むたびに思う。

最近、仕事が忙しく、精神的にもすり減るような仕事が多い。
先日、コウノトリが赤ちゃんを運んでいる絵を見ているときに、たまたま隣にいた女性の同僚に「きっと、このコウノトリは「美味しそうな赤ちゃん。巣に持ち帰ってみんなで食べよう」って思っているんだよ。」と話したら「疲れすぎて、病んでますね。」と言われた。まあ。確かに。


My Kiasu Life in JAPAN-コウノトリ

野菜を何もかもみじん切りにして、カレー粉を入れて、カレーを作るっていうのに憧れて、フードプロセッサーをヤマダ電気のポイントで交換してきた。


My Kiasu Life in JAPAN-スマートブレンダー
箱から出して、説明書を眺める。
それから、もう一度製品を見つめる。発泡スチロールに所狭しと部品が埋め込んである。
これだけの部品を使って野菜を切った後、洗うのか…。
女の子にサンドイッチを作ったりするので、僕のことを細かな作業が好きな人だと思うかもしれないけれど、僕は炊飯器を使うたびに洗うことさえめんどくさいと思う人間だ。


この前「ナガノパープル」という種もなく皮まで食べられるブドウを試食したときに、隣にいた米作農家の人に、「米もこんなふうに皮ごと食べられれば楽ちんでいいのにな」と言ったら「おまえなあ」と長時間説教されそうだったので逃げたくらいだ。


「こんなに使った部品を洗わなくちゃいけないなら、自分で包丁で切った方がいいや。」
発泡スチロールに入ったままのフードプロセッサーを押し入れに押し込む。
いつか彼女ができて、よっぽどの手料理を作るときに使おうって思う。
その前に錆びるかもしれないけどなって少しだけ思った。


土曜日は12時から19時30分まで、日曜日も朝9時から13時まで仕事だった。
当然のことながら、休んだ気が全然しない。


砂利採取業務主任者の試験勉強はもう適当に済ませることになりそうだ。
もうまともな勉強時間なんて持てそうにない。
ちゃんと冷静になって解けば、成績は悪くても合格くらいはできるだろうって勝手に思っている。


仕事が忙しいときは、空いた時間になるべく料理番組を見るようにしている。
手早く、集中していくつもの工程を同時にするという意味で、料理は仕事とよく似ている。
一度にいくつもの仕事を頼まれているとき、なんだか複雑な料理を作っているような感覚に僕はときどきなる。
煮込む時間を省略するのに圧力鍋を使うように、僕は仕事でエクセルを駆使してズルをする。こういうズルがある点も、料理と仕事はよく似ている。


料理番組では、圧倒的にジェイミー・オリバーの番組が好きだ。
彼の手の早さとズルの仕方、一度に多くの工程を処理する手際を見ていると、仕事というのはこうやってやるものなのだと教えられているような気がする。
多くの人に愛されるという点でも、彼は優れていて見習う点は多い。


DVDで蒼井優の「フラガール」を1週間かけて観た。


My Kiasu Life in JAPAN-フラガール

前半は退屈だったけれど、後半になってから涙腺を直撃され「拭かなくちゃならないから涙ってめんどくせえんだよ」なんて思いながら、泣きながら観た。


My Kiasu Life in JAPAN-フラガール1

My Kiasu Life in JAPAN-フラガール2

人に薦めるような映画じゃない。決していい映画だなんて思わない。
ストーリーもかなりダメなんだけど、蒼井優のフラダンスと、ベタベタなドラマにやられた。


My Kiasu Life in JAPAN-フラガール3

いい映画じゃないのに、本当に悔しいなあって思いながら、泣きながら最後まで観た。

今週は苦情の多い週だった。
なかにはアルコール中毒の人からの苦情があった。同じ話しの繰り返しで、しかもこちらが悪いのかどうかもわからない話で、途中で相づちを打つのも嫌になった。
数10分単位の苦情を1日に何度も受けていると、「もう、いい加減にしてくれ」という気分になる。
苦情の電話で、長時間ごねる人に共通しているのは、こちらが悪いかどうか疑問なものが多いことだ。


いきなり怒鳴り込んできたので、受付に呼ばれて応対したところ、謝罪文を書けというので、書いて送った人がいる。頼んだことをしてくれなかったというのが、その苦情なのだが、一方的な意見で、そもそもそれをしなくてはならなかったのかについても疑問が残るケースだった。
「謝罪文、受け取ったけれどこんな謝罪文じゃダメだ。もう一度書き直せ」と電話で怒鳴り声を上げる。
彼の言うような満足のいく謝罪文が書けるか疑問で、というのも「彼が言うほどにはこちらは悪くない」のが現実なので、書けないのだ。きっとこれからも彼ともつきあいが長くなるんだろうな、という諦めに近い気がしている。


木曜日の朝、起きて鏡を見たら、唇が真っ赤に血に染まっていた。
血を吐いたとは思わなかったけれど、これは随分と口の中を切ったんだな、という気がした。
おそるおそるシャワーを浴び、血を流したら、どこも切れていなかった。
そういえば、昨日の夜、赤ワインをラッパ飲みして寝たんだったっけ?
ワインの注ぎ口についていたワインが唇に付いたのだと思う。
「なんだ、血じゃなかったのか。」
仕事を休みたい気分だったので、残念だった。


金曜日の9時過ぎから篠ノ井駅近くの店に飲みに行った。
寝不足だからと11時には帰るはずが、お客が少なすぎてなかなか帰るきっかけがなく、12時近くになった。
お店の女の子に「私の妹を紹介してあげる」という魅力的なお誘いもあって、なかなか帰れなかったという事情もある。
でも、結局、連絡先を教えるのを忘れて店を出てしまった。
大切なことを必ず忘れるという自分自身の秘められた才能にはいつも驚かされる。


友達に家まで送ってもらう途中で、権堂までラーメンを食べに行くことになった。
「俺、長野でこれはうまいっていうもの食べたことないんだよね。だいたいが能書きが多い店ばかりでさあ。」
「おいしいよ。絶対に美味しい。自信がある。」
半信半疑でついて行った店は「とり丸」。
濃厚なんだけどあっさりしている白湯スープがおいしくて満足した。
「本当においしいと、何度もうまいって言うよね。言い過ぎだよ。」
「確かに、そうかも。」
ラーメンを食べると、なんだかいつまでも飲めるような気がして来た。
それでも、友達が家まで送り届けてくれた。


土日に勉強ができないと、砂利採取業務主任者の合格可能性がなくなると思っていたので、友達が家まで送ってくれて、本当に助かった。


土曜日は、朝から(社)日本砂利協会の「砂利採取業務主任者受験テキスト」(技術書院)を寝たままダラダラと読み、「砂利採取業務主任者試験問題集」も残りの問題を寝たまま解いた。



My Kiasu Life in JAPAN-砂利テキスト


My Kiasu Life in JAPAN-砂利採取業務主任者問題集


ときどき起きてきて、友達から頼まれた接遇に関する資料の作成をした。
資料作成の締め切りは10月30日のはずだったが、間に合わず、来週以降にずれ込みそうだ。
それでも方針はだいぶ固まってきたので、これからそう長い時間がかかるというわけでもない。


日曜日は、ソフトボールの試合があったのだが、断って、試験勉強や友達からの資料作成に集中した。
断るとき、電話口で何度も「さびしいなあ」と言われ、行きたいなあという思いにもなったけれど、我慢することにした。


「砂利採取業務主任者受験テキスト」は一応、すべての斜め読みを終え、「砂利採取業務主任者試験問題集」も一応、全部読み終わった。
これから、本格的に勉強をしていく。
まだ時間があるので、後悔をしないようにこれから知識固めをしていきたい。

最近は仕事がまた忙しくなり、毎日9時前には帰ることができなくなった。
家に帰ると、ウイスキーを飲んでネット麻雀をして、寝てしまう。
ときどき寝ながら「なんて人生だ。」と思う。
もう取り返しが付かないのか、まだやり直せるのか、それももうなんだかなあって気分になる。


土曜日は、朝から会社のトップ2人を連れて、諏訪での会議に出席した。
会社のオンボロのクラウンを運転するのは嫌だったので、自分の車に乗せていった。
今回の会議では、僕は2人のアテンドと、記録写真を撮ることだけが任務だったので楽だった。


会場で昼食を食べた後、諏訪湖まで歩いていこうと思った。
確かこの会場は、諏訪湖の近くだったはず。
方向に自信がなかったので、道路脇の水路の流れをたどっていった。
行き着く先が、きっと諏訪湖だと思った。


途中で道がなくなり、畑を横切って、それでも水の流れを追っていった。
流れの穏やかな川にぶつかり、そろそろ湖かな?と思った。
顔を上げると、すぐ近くに湖が見えた。


久し振りに見た諏訪湖は、なんだかだるそうだった。
静かな湖面にヨットが数艘漂っていた。
白鳥丸がその前を静かに横切っていく。
カメラを向けると、実につまらない写真が撮れた。


My Kiasu Life in JAPAN-諏訪湖1

※画面を写真の真ん中で真っ二つに切る構図がありえない。
水蒸気のせいで、画面が煙たく、何が映っているかも判然としないし。
何が写っているかわかったところで、たいした意味がないあたりも困ったものだ。



My Kiasu Life in JAPAN-諏訪湖2

※船底を掃除するおじさん達を撮った写真。
被写体を中央に配置する、日の丸弁当のような構図があまりに素人っぽい。
こんなヘタな写真ばかり撮れるのも才能かもしれない。


日曜日も午後から仕事に行った。
これからしばらくは休みもない。
なのに、来週はソフトボールの試合があって、つい出場を申し込んでしまった。


俺はいったい何を考えているのか。
試験勉強もあるのに。
友達から頼まれた資料の作成もあるのに。
ついついできるような気がしてしまい、何もかも引き受けてしまう自分に対してあきれかえるような思いばかりがする。

仕事の帰りに、長野にある五輪大橋有料道路を通ることが多い。
午後10時からは無料だが、それまでは100円かかる。
「回数券をご利用ください」という看板があり、11回券、60回券、100回券の3種類を売っていると書いてある。
買おうと思って、値段を聞いたら、それぞれ1100円、6000円、1万円なのだという。
まったくお得感がない。
それなら、いらないって断ったけれど、なぜ最低の枚数が10回券ではなく11回券にしているのか、よくわからない。


憲法を中心とした法律の資料を友達に頼まれて作成した。
メールで送ったら翌日になって校正原稿が帰ってきた。
ページ数を稼ぐために水増ししようとして入れた項目に「唐突な印象です。変えた方が宜しいのでは?」などという文字が並んでいた。
「見破られたか…」という思いと、「あいつ編集者としてもかなり優秀なんだな」という思いが錯綜した。
また第2稿を作成する。
でも、どこをどう直して欲しいのか明確なビジョンを示してもらったので、仕事はやりやすい。
優秀な奴と組むと仕事がはかどる。


最近、また仕事が忙しくなってきた。
仕事全体を考えると仕事のピークはたぶん11月半ばだ。
そして、ちょうどその頃に、砂利採取業務主任者の試験がある。
試験は11月13日。

My Kiasu Life in JAPAN-砂利採取業務主任者問題集

大事な会議よりも若干早いが、それでも平日なので休みが取れるのか不安ではある。
願書の受付を始めたというので、2時間の年休を取って、県庁に願書を提出してきた。
まだ、勉強はほとんど終わっていないが、きっとうまくいく、という自信がある。
それがただの思い違いでないことを祈りたい。


土曜日は、朝8時に長野を出て、母親の展覧会を見に行ってきた。
最後の展覧会にするのだという。


My Kiasu Life in JAPAN-展覧会2


会場のホールは、母親の作品の規模にちょうど合うような大きさだった。
飾り付けもなかなかきれいだったが、ここまでの状態にまでしてくれたボランティアの方々のことを思うと頭が下がる。



My Kiasu Life in JAPAN-展覧会1

写真を撮ってほしいと言われて、カメラを向けた。
ファインダー越しに見る母親は随分と老けて見えた。


土曜日のうちに長野に帰ってきて、友達から頼まれた法律の資料に手を加える。
思いのほか時間がかかり、午前2時頃になっても出来上がらず、諦めて寝た。
日曜日の朝、続きを作成して、なんとか第2稿を完成した。


午後からは仕事に行った。
会社の2トップと会議資料の確認をする。
6時頃まで仕事をして、疲れ果てて帰ってきた。
もう何もする気が起きない。


砂利採取業の試験勉強もしなくちゃな、と思う。
友達から頼まれた別の資料も作成する必要がある。
でももうクタクタだ。


頼むよ、俺。って気分だ。

ときどき、訳のわからないような高価なものを衝動買いする。
今回はD90 AF-S DX VR 18-200G レンズキットという18mm~200mmのレンズが付いたニコンのD90という一眼レフカメラをネットで買ってしまった。


My Kiasu Life in JAPAN-ニコンD90

今まで写真がヘタだったのはすべてカメラのせい。
職場の引き出しに入れて、ときどきカメラ好きな人がいると見せてあげる。


先日は台風一過のあと、長野の東の空に広がった大きな虹を撮影した。
「一部しか映らない。」
そんな悲しげな声をバックに、一眼レフのレンズのスペックを利用して、きれいな弧を描く虹の写真をなんとか1枚に収める。


My Kiasu Life in JAPAN-rainbow1

「すごーい」なんて言われたけれど、あとでカメラ好きの人に見せたら、「そうなんだよ。18mmだから両端が切れちゃうんだ。やっぱり15mmが欲しいね。」なんて言われた。


My Kiasu Life in JAPAN-rainbow2

別の女性からは「カメラに負けないような写真を撮ってください」なんてことも言われた。
まだ僕には、何が何だかよくわかってない。


ユウキ食品の「オーガニックジンジャー 500ml」も買って、炭酸水で割って飲む。


My Kiasu Life in JAPAN-ジンジャー

通常のジンジャーエールと比較にならないほど、ドライなジンジャーエールができる。
職場で作っていたら、飲みたそうな人が何人かいたので、作ってあげる。
辛さのあまり、咳き込む人や涙ぐむ人が続出。
「俺はうまいと思うんだけどな。」
残りを流しに捨てながら「お腹が痛くなってきた」なんて人もいた。


「シグマAPO バッケトシートチェア ブラック&レッド SB-C05KR」というイスも買った。


My Kiasu Life in JAPAN-イス

ロッキングチェアのように前後に揺らすこともできる。

僕は基本的に寝ながら本を読むのだけれど、最近、寝て読むのも目が疲れるので、座って読むために座り心地の良さそうなイスを買ったのだ。
イスに座ると、でもどうしてもテレビばかり見てしまう。
そして気づくと、やっぱり僕は寝ながら本を読んでしまう。


3連休の初日は、金曜日に1時30分頃まで飲んでいたので2日酔い気味だった。
クリスが「人生は短いんだから楽しめ」とメールで言ってきた。
「人生は短いのに、2日酔いで寝ていたらもったいないよな。」って思う。
「外で飲むと飲み過ぎちゃうから、これからは家で飲もう。」
守るつもりもないはずの決意を固めてみたりする。


何もする気がわかず、とりあえずイスに座って、「劇場版 ガンダムⅢ めぐりあい宇宙」をテレビにダウンロードして観た。


My Kiasu Life in JAPAN-ガンダムⅢ

今まで、ガンダムの最後って知らなかったから、「ふーん」とは思ったけれど、シャアが求めている社会というのに違和感を感じたし、ニュータイプが超能力者みたいになってしまって、闘いながらお互いにお話をするようになってからは、もういいや、って思った。


My Kiasu Life in JAPAN-ガンダムⅢ1

ガンダムファンが涙を流すという最後の曲を聴いて、「だっせえ」なんて思ってしまい、僕はやっぱりガンダムは向かないんだと思った。


西原理恵子のまんが「太腕繁盛記FX」(新潮社)を読み、FXで勝つってかなり大変なことなんだと認識を新たにした。


My Kiasu Life in JAPAN-太腕繁盛記FX

それにしても、西原のまんがはいろんな意味で痛い。
「痛いなあ」と思いながら読み終わった。


日曜日は朝からジェームス・D・ワトソンの「DNA」(講談社)を読み始めた。


My Kiasu Life in JAPAN-DNA

遺伝学の歴史の部分は特に読み応えがあり、ダーウィンの進化論から行き着いた「優生学」が、ナチスのガス室に結びついたという部分には頷けるところが多かった。
「優秀な人間は優秀な人間を残し、そうでない者は子孫を残せないようにすべき。」
当時のアメリカの優生学の権威は、学力試験をし、移民達の学力は8歳程度だと結論づけた。しかし、それは問題が英語だったからなのだが、そのことは問題にされなかった。
ちょうど、今、風呂では「ユダヤ警官同盟」を読んでいて、そこでもアメリカがユダヤ人を受け入れてくれない様子が描かれている。


My Kiasu Life in JAPAN-ユダヤ警官同盟

「なるほどなあ、こういうことだったのか。」
どうも、この本は僕にとってカール・セーガン博士の「COSMOS」並みに印象深い科学の本になりそうな気がしてきた。


My Kiasu Life in JAPAN-cosmos


夕方からは職場に行き、大量の書類を整理して、パソコンにできるところまで入力をして、9時頃まで残業をしていた。


月曜日は、そろそろ提出しないとやばいので、友達から頼まれた憲法を中心とした法律の資料をまとめていた。
簡単だとなめていたんだけれど、「間違いなく」書くということのつらさがわかった。
実家から持ってきた本やノートをひっくり返しながら、それでも午前中だけで原稿用紙10枚分くらいの分量は書いて、それなりにまとめた。
モデルとしてもらった資料と内容があまりに違うので、だめ出しをされそうだけど、そうしたらまたやり直しだ。


「ウッディ・アレンのタロットカード殺人事件」をDVDで観た。


My Kiasu Life in JAPAN-scoop

「マッチ・ポイント」のような息詰まる映画を期待していたんだけど、コメディタッチの映画だった。


My Kiasu Life in JAPAN-scoop1


My Kiasu Life in JAPAN-scoop2

My Kiasu Life in JAPAN-scoop3

冒頭から「それはないだろ」という展開だし、ウッディ・アレンの演技が少しくどいような気もしたけれど、最後まで楽しく観ることができた。


考えてみたら、「砂利採取業務主任者試験」も来月に迫っている。
まだ試験日もわかってはいないけれど、余裕はあまりない。
今夜当たりからそろそろ勉強を始めようと思う。
イスも買ったことだしなあ。

今度、会社祭で落語を演じる人に、僕の書いた落語を見てもらった。

オチが弱いこと、それから言葉が話し言葉として練られていないことを指摘された。
「このオチは下等オチって言うんだ。しかもわかりづらい。内容はいいだけに惜しいね。全体として、読み物になってるよね。このままでは話せないな。」
確かにオチが三平師匠の「和尚が2(ツー)」と変わらないもんな。
そう思ったらすごく納得ができた。


義理の兄とパソコンのことを話していた。
コンピューターにアンチウイルスソフトを入れてないと話したら驚かれた。
「入れた方がいい。っていうか絶対に入れなくてはダメだ。」
「でも高いでしょ。ノートンとか。それに僕はへんなサイトとか行かないし。」
「ノートンは高いから、avast!を入れればいいんだ。フリーソフトで、性能がいい。」
「どうして無料なの?」
「ネットの世界にも、正義感がある人がいるんだ。」
「モラルが高いってことかあ。」
半信半疑でavast!をインストールしてみた。
データをアップデートしているという文言が頻繁に出るので、なんだか守ってくれていそうな感じはしていた。
今回、ガンダムの映像をネットで探して、ある写真をクリックしたらavast!のソフトから警告音が出て、「トロイの木馬」というウイルスが含まれているからダウンロードするな、と警告文が出てきた。
「おお。すごい。」
ウイルスに感染しなくて、とてもよかった。
こんな素晴らしいソフトが無料だなんて、信じられないような気がした。
モラルが高い立派な会社だと思った。


金曜日は飲みに行った。
なんだか高尚な飲み会で、笛だとか舞いだとか三味線なんかの演奏会もあった。
店には長野市長も来て、軽く飲んで帰って行った。
芸達者の人が多いらしく、その後のカラオケ会もセミプロのような人たちが歌っていた。
久し振りに会う人もいて楽しかったけれど、前回記憶も途切れ途切れに朝の4時まで飲んでいたので、今回は少しセーブして飲んだ。
僕は酔っぱらうと、いろんなリミッターが外れてしまう。


男は、死ぬまで飲め!金は1年の分はすべて上級生が出すこと!なんてワンゲル時代に叩き込まれた精神が蘇ってくるのだろうか。
ついつい飲み過ぎ、ついついお金も使いすぎてしまう。
未成年での飲酒はいろんな意味で害があるというモデルケースになれる気がする。


「前回、勢いよく飲んで酔っぱらっていたけど、今日はおとなしいわね。借りてきたネコみたい。」
お店の女の人にも、一緒に飲みに行った人にも言われた。
「僕は借りてきたネコみたいなのが普通なの。」
「まだ飲みが足りないんじゃない?」
ウイスキーを次々と注がれたけれど、そんなに乱れることはなかった。
その後も1軒しか飲みに行かず、記憶もほとんどあった。
12時30分には切り上げて家に帰った。


翌日、1次会でのウイスキーが効いて軽い二日酔い状態だった。
気分は悪くないけれど、何をする気も起きない。
家を一歩も出ないことにして、砂利採取業務主任者問題集をパラパラと眺めたりしていた。
前に問題を見たときにも思ったけれど、前回受けた採石業務管理者試験よりは簡単そうだと改めて勝手に思いこむ。
試験は11月中にはあるはずだが、現段階でも試験日が発表にならないので、もし重要な会議とぶつかったら受けられないよな、と悲しい気持ちになる。


腹が空いたので、何か食べるものがないかと冷蔵庫を見たら、ほとんど何もなく、ニンニクと唐辛子とパスタだけがあったので、土曜日丸1日と日曜日の朝と昼までずっとペペロンチーノを作って食べた。
明らかに味が足りない。
オリーブオイルで刻んだニンニクと唐辛子を炒めながら、ここにアンチョビの缶詰とかあればなあ、とかパスタとフライパンであえるときに、粗く搾ったトマトとかがあればなあ、プチトマトでもいいや、なんて思ったけれど、そういう必要なときに必要なものが俺の家にはない。
何かが足りないって生活には慣れているので、じっと我慢する。
買い物に行こうとか、考えないところが自分らしい。


「そして、私たちは愛に帰る」というドイツ映画をDVDで観た。


My Kiasu Life in JAPAN-そして、私たちは愛に帰る

静かなドイツ青年が主人公の映画を観るたびに、「俺に似ているなあ」といつも思う。
わかるなあ、俺もそんな感じなんだよなって思う。


My Kiasu Life in JAPAN-私たちは愛に帰る1

引き離された親子、離れていく親子、別れなければならなくなった親子。
人はこうやって出会い、こうやって別れることになるのか。

My Kiasu Life in JAPAN-私たちは愛に帰る2

ヨーロッパの映画は人生が甘いものではないことを冷静に見ている。
別れた親子が再び会うことの難しさと、そのつらさを静かに描き出す。

My Kiasu Life in JAPAN-私たちは愛に帰る2

万人受けする映画ではないけれど、「あのときああしていれば」という後悔を映画のなかの登場人物と同じように、見ている僕も感じる。
そして、「あのときああしていれば」は現実になることはない。
でも、誰もが皆、死ぬまで「あのときああしていれば」と、ずっとそう思いながら生きる。
「そうなんだよな。」
悲しい現実を描いている。
今を生きる僕たちは、後悔をしながらも、今取り戻せるものがあれば、取り戻すべきだとこの映画は言っているように思う。
価値のある映画だと思った。


「劇場版 機動戦士ガンダム」と「劇場版 機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士 編」をテレビでダウンロードして観た。


My Kiasu Life in JAPAN-ガンダム




ガンダムも中学時代にはよく見ていたけれど、こうやってきちんと観るのは初めてだった。
昔のアニメなので、今見ると、おかしいなあって思うところは多々ある。
マチルダを中心に記念写真を撮るときに、セルフタイマー方式だったり「12枚しかコピーできないんだ」ってセリフも今ならあり得ないだろう。


My Kiasu Life in JAPAN-ガンダム哀戦士


ガンダムを僕はどうしてもSF戦争映画として見てしまうけれど、「機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士 編」を見ると、ただのSFにはしないぞ、という監督の思い入れの強さを感じる。
ただその思いが、かえって戦争映画だという前提を曖昧にして、つまらない青春感傷ものの映画にしてしまったようにも感じる。


My Kiasu Life in JAPAN-ガンダム1

「もう闘うの嫌になった」からといって、戦艦のなかの武器でもっとも高性能のガンダムで家出したらまずいだろ、アムロ。
それでもアムロは戻るとなったらすぐ戻れる能力があるからいい。
「お兄さんのことが聞きたくて。」勝手にガンダムを発進させて損傷させたセイラなんか論外だ。


高校の頃、友達の家に遊びに行ったら、ガンダムに出てくるセイラのポスターが壁に貼ってあった。
彼女のセリフで「軟弱者!」っていうのがあることを知っていたので、「何を貼ってんだよ。この軟弱者!」って言ったら喧嘩になった。
そのときも「セイラよりドラえもんのしずかちゃんの方がいいんじゃないか?」なんて言って逆上させていたけど、今回、改めてガンダムでのセイラを見て、「俺、本当にこの女、大嫌いだ」って思いを新たにした。


そして、フラウ・ボウやミライはいいなあって思った。
今度フラウ・ボウやミライのポスターがあったら、買うかも知れない、なんて思ったりもした(たぶん、絶対買わないけど)。


そしてミライやフラウなら明日結婚してもいいや、なんてアニメを見ながら思ってしまい、俺ももうビョーキだって思った。

今週は2日しか平日がなかったのに、1週間まるまる働いたような気がする。
昨日の土曜日も、朝9時半から12時10分まで会議があって、それから自分の仕事をして帰ったら、もう6時を過ぎていた。


会議の時に、今度の会社祭で落語をする人と落語の話しをしていた。
「僕も昔、落語の台本を書いて賞をもらったこともあるんですよ。」
いらない自慢話をつい、してしまう。
「今度見たいな、それ。」
「いいですよ。でもオチが弱いって欠点があって、書き直ししちゃったんですけど、それでもいいですか?」
「いいよ。見せてくれよ。」


家に帰ってから、改めて読み直す。
既に所々、手を入れていたけれど、まだまだ。
気になるところに手を入れ始めたら、寝るのがずっと遅くなった。


日曜日は、サンドイッチのお礼に女の子からもらった「八幡屋礒五郎の善光寺名物、七味唐辛子ゆず入り」を使って何か料理ができないものかと考えてみた。


1 ちょっと濃いめの塩水で、ジャガイモを10分くらいゆでる。
2 アスパラも入れて、2分くらいさらにゆでる。
3 多めのバターをフライパンに入れて温め、溶けてきた頃にシメジを入れて炒める。
4 シメジがだらしなくなってきたら、半分に切ったプチトマトも投入。上からオリーブオイルをたっぷりとかける。
5 シメジの入っているフライパンに茹でたジャガイモとアスパラを入れて、塩と多めのコショウで炒める(茹でたアスパラはすぐに焦げるので、フライパンを浮かせながら焼くとか気を使った方がいい)。
6 小さい鍋にチーズを入れて溶かし(ヨーグルトを少し入れると溶けやすいような気がする。気のせいかも知れない。)、「八幡屋礒五郎の善光寺名物、七味唐辛子ゆず入り」を大量に入れる。
7 色づいた溶けたチーズを皿に敷き、フライパンで炒めたシメジ、ジャガイモ、アスパラ、トマトなどを適当にトングで盛りつける。ハーブのヤングリーフの詰め合わせも適当にばらまく。生ハムなんかも載せる。
6 上からレモン汁を1個分くらいかける。それからパルメザンチーズも大量に。
7 きれいに盛りつけができたら、誰もいない部屋で何もかもぐっちゃぐちゃにして食べるとうまい。

食べながら、そもそも俺はなんでサンドイッチなんか作ってあげたんだっけ?と思い直す。
「そういえば誕生日祝いの代わりだった」ということに今さら気づく。
「誕生日おめでとうも言ってないし、お礼までもらっている俺はどうしたらいいんだ?」
少し恥ずかしくなったけれど、「まあいいや、どうでも。」ってすぐに思い直した。
こんな所が、僕のいいところだ。


石川雅之の「もやしもん」8巻(講談社)を読み終わった。


My Kiasu Life in JAPAN-もやしもん8


もう完全に農業大学の学校生活・うんちくマンガになってしまい、主人公の超能力はまったく生かされない。
超能力を生かす立場にいるはずの大学の教授はまったく無能で、こんな間抜けが大学にいること自体、犯罪ではないかと思う。
今回のうんちく話しはビール。
この8巻に対する世間の評価は高いらしいが、俺はビールについてのいらない知識にまったく興味が持てず、ストーリー展開にも無理を感じて、最後までつまらなかった。


NHKきょうの料理「プロのコツ・イタリアン」をDVDで観た。


My Kiasu Life in JAPAN-今日の料理イタリアン

おいしいパスタの基本を学ぼうと思ったのだが、料理研究家の落合務さんが作るスパゲティミートソースは作るのに1時間近くかかる計算になり、「もっと簡単にできると思ってました。すみませんでした」と画面に向かって謝った。


スパゲティカルボナーラも美味しそうだったが、俺は絶対どっかで手を抜く、と思いながら見ていた。
いつもさっさと食わせろ、と自分自身が思いながら料理をしているので、10分程度でできるものしか自分自身では料理しない。
プロは手間をかけて、偉いなあって改めて思ったけれど、こんなに手間がかかるなら自分で作らずに食べに行った方がいいや、って思った。




~おまけ~



落語「カニ」の台本


人の縁というのは、つながりそうであってもつながらず、逆に誰が見てもこれはつながらないだろうと思っていたものがつながる、なんとも不思議なものでございます。昔から、縁は異なもの味なものと申しますが、この縁というものがなければ、人生というのはどんなにつまらないものになっていたかしれません。
しかし縁は良いものばかりでもございません。腐れ縁と申しますが、離れようと思っても離れられない縁というのが、世の中にはあるようで…。


「あなた、会社に電話してごめんなさい。実はうちの彦坊が喧嘩で腕の骨を折っちゃって、今、市立病院に行ってるのよ。もう、相手の方の親御さんも病院の方に行ってらっしゃるっていうから、仕事中で申し訳ないんだけど大至急、病院に行ってくださいな。」
「なにい!うちの彦坊が腕の骨を折ったあ。よし、わかった。今から病院に飛んでいって、相手の息子の腕の一本でも折り返して来てやろうじゃねえか。よし。じゃ、行って来る。」
「ちょっと、あんた。腕の骨を折ったのはうちの彦坊じゃなくて、彦坊が相手の子の腕を折っちゃったのよ。ねえ。あんた聞いてる?あら、嫌だ。もう電話切れてるわ。」
猿彦さん、会社を飛び出すと、タクシーを呼び止めて「おう、運ちゃん、大至急、市民病院まで飛ばしてくんな。いやね、うちの彦坊が喧嘩で腕の骨を折られちゃったもんだからね、今から病院に行って、相手の子供を怒鳴りつけてやるんだ。災難でしたね?そりゃ、災難だよ。大災難ってやつだな。それにしてもなんて、怒鳴りつけてやろうかな。まずは「この馬鹿野郎!」なんて病室に入るなり向こうの子供に怒鳴りつけてやるってもんだろうな。「うちの大切な彦坊になにしやがる」ってな。それからまあ、向こうの子供の腕を折り返すなんてのは、ちょっとかわいそうだからやめとくにしてもだ、こっちが何もかもおっかぶることはない。それこそ「骨折り損のくたびれもうけ」ってことになっちまう。そうだな。こんなときは、確か慰謝料ってやつをもらえるんじゃなかったかな。よし。そうだ。でも慰謝料ですってわずかばかりの金もらってもつまんないし、それより向こうにごちそうしてもらうってのがいいな。何がいいかな。焼き肉ってのも、芸がないから、そうだな。俺が好きなのは、あっ、そうだ。カニがいいな。カニは高いからなあ。大好きだが、俺はもう5年も食ってねえからなあ。あっ、そうだ、彦坊のやつはまだ生まれてから一度も食ってないかもしれないから、よし、決めた。カニをご馳走してもらおう。カニはいいよねえ。えっ、運ちゃんもカニは好きかい?そうだよ。高級食材なんて言い方もされるもんな。俺も大好きなんだ。俺はね、相手の親にカニをご馳走してもらうことにしたよ。」
そうこうしているうちに、タクシーが病院に着きまして、猿彦さん、病院に駆け込むと、受付の女性に「おい、今日、喧嘩で腕を折った中学生がいるだろ?どこの病室だ?えっ、105号室。わかった。よーし。」
それを聞いて腕まくりをすると、105号室の前で「さあ、気合いを入れていくぞ。馬鹿野郎って怒鳴りこんで、最初に相手を威嚇してびびらせておくことが大切だからな。」
がらっと勢いよく病室の扉を開けて「おいおい、この馬鹿や…」
「あれ。おまえ、猿彦じゃねえか。」
「あ、おまえは。応援団長の熊五郎。」
「久しぶりだなあ。高校以来じゃねえか。」
「そうだ、確かおまえは応援バカ団長なんて呼ばれてたっけ。俺は野球部でセンターを守っていて強肩の猿なんて呼ばれていたんだっけなあ。」
「久しぶりに会ったのに、なんて言い草だ。おまえ、さっきもバカとか言おうとしてただろ。あれは、いったいなんだったんだ?」
「なんだったも、かんだったもあるもんか。おまえんところのバカ息子が、骨を折ったってんで、こうして飛んできたんじゃねえか。」
「バカ息子たあ、ひどいじゃねえか。」
「バカにバカって言って何が悪い。おまえの息子だとわかれば、ますます大バカ息子だ。」
「なんだと。もういっぺん言ってみろ。」
「ああ、何度だって言ってやる。おまえんところのバカ息子が骨を折ったってんで、こっちは会社から飛んできたんだ。やいやい、だいたいいったいなんなんだ、その態度は。骨を折った息子の親の態度がそんなんでいいのか。」
「いや、いいと思うがな。だいたい、おまえの態度の方がおかしいだろ。昔からサルみたいな面した野郎だとは思っていたけど、なんだ、それは。病院に来るなり訳のわからないことをキーキーわめきやがって。」
「なんだと、この野郎。普通、相手の大事な息子の骨を折ったりしたらだ「このたびは、まことに申し訳ありません。これもひとえに、私の教育の至らなかったところであります。どんなにお詫びをしてもしきれるものではありませんが、ここは一つこれに免じて(お金を数える)、許していただけないでしょうか。えっ、そんなお金なんかもらってもつまらない?じゃあ、これから、皆さまをカニ屋にご招待いたしますので、どうか、存分にカニをお食べになってください。」なんて言うのが当たり前だろう。」
「まあ、何でカニなんだかわからないが、まあ、それでも、まあ、いいんだろうな。俺もカニは好きだし。いや、ちょっと考えてみたらかなり好きだ。」
「なんだ、おまえのその態度は。おまえは昔からバカだったからわからないかもしれないが、息子の腕の骨を折られた親の気持ちになってみろ。俺なら、まず土下座して「申し訳ありませんでした。」それから「お詫びにカニをどうぞ。」っていうね。」
「じゃあ、早く土下座してそう言ってくれよ。」
「なんだと。」
「なんだかわかってないみたいだから言うけど、おまえのところの彦坊が、うちの辰坊の腕の骨を折ったんだよ。」
「ええ。ほんとに、そうかい?ちょっと、おい、彦坊、こっちへ来い。どうだ、腕は痛くないかい?腕は折れてないのかい。どれどれ。あっ、本当だ。つながっている。こら、彦坊。いくら相手が悪かったとしてもだ、喧嘩で腕なんか折っちゃだめじゃないか。あっ、熊さん。こいつは久し振り。いや、申し訳なかった。じゃ、彦坊、帰るぞ。」
「おいおい、ちょっと待てよ。なんだそれは。おい、サル。そんなんで帰っちゃいけないだろ。それになんだ。その言い草は。いくら相手が悪かったとしてもってのは。」
「なんだい、うるさいなあ。おまえの息子が悪かったに決まってるだろ。なあ、彦坊。どうして、辰坊の腕を折ったんだい。」
「辰坊の給食のサラダの中にアマガエルを放り込んだら、喧嘩になったんだ。」
「バカだなあ。おまえは。そんなことしちゃいけないよ。じゃあ、熊さん。どうやら、うちの息子が悪かったようなんで、悪かったね。じゃあ、これで帰るよ。」
「おいっ!待てよ、このサル!普通、相手の大事な息子の骨を折ったりしたらだ「このたびは、まことに申し訳ありません。これもひとえに、私の教育の至らなかったところであります。どんなにお詫びをしてもしきれるものではありませんが、ここは一つこれに免じて(お金を数える)、許していただけないでしょうか。えっ、そんなお金なんかもらってもつまらない?じゃあ、これから、皆さまをカニ屋にご招待いたしますので、どうか、存分にカニをお食べになってください。」なんて言うのが当たり前だろう。」
「なんで、カニなんだよ。おかしいじゃねえか、カニなんて。カニなんて高級食材だよ。俺なんかもう5年も食ってねえ。腕一本折ったくらいで、カニはないだろう。カニは普通、足は10本じゃねえか。なあ、彦坊。」
「なんだと、こいつ!」
「わかった、わかった。わかったよ。すまなかったな。熊。じゃあ、今夜は俺が、どーんとおまえにカニかまをご馳走してやろう。それで、なんとか気分を落ち着かせてくれ。」
「カニかま?カニかまってカニの味のするカマボコのことだろう?俺は別にかまぼこなんて食べたくないよ。どうせお詫びにご馳走してくれるなら本物のカニがいい。」
「そりゃあ贅沢だ。本物のカニは高いからなあ。それはちょっと無理な相談かもしれねえ。」
「なにを言ってんだ。おい、こら。サル。おまえ、さっきから黙って聞いてりゃあ、人のことバカ呼ばわりしやがって。俺達、今回はたまたま息子のことで会っちまったわけだけど、考えてもみれば高校からの付き合いじゃねえか。おまえがセンター守ってたときも、俺たちは喉を涸らして必死で応援していたんだぞ。忘れもしない。高校最後の夏、県大会の決勝戦。1点リード。9回1アウト。ランナー1塁、2塁。あと2アウトで俺達、甲子園に行けたのに。おまえが守っていたセンターにフラフラって打球があがって、おまえが定位置で一歩も動かずにナイスキャッチ。これで2アウトだ。」
「ああ。あのときの捕球の感触は今でも覚えているよ。」
「そこまではいい。でもその後、おまえ何だか知らないが前のめりに転んだだろう。」
「しょうがねえだろ。緊張してたら汗かいちゃって、なんだか金玉がかゆくなってベルトの間から腕を突っ込んでかいていたら、いきなり打球が飛んで来たんだ。取ったはいいけど慌てちゃってどっちの球を投げるのか混乱しちゃって、思わずズボンの中の金玉を力一杯握りしめて、ホームに目掛けて投げちまったんだ。失神するかと思ったよ。あのときほど、自分の強肩を恨んだことはないね。」
「おかげで2塁ランナーどころか1塁ランナーまで生還しちゃって、逆転でサヨナラ負け。必死で応援してた女の子達から、俺たち応援団が「負けちゃったけど、私たち涙、流さないとだめですか」って責められたんだぞ。」
「そんなバカ女なんか放っておけばいいんだ。俺だっておまえがあの野郎を殺してやるって、おまえがスタンドを駆け下りようとして、自分の持ってた応援旗につまずいて、階段を転げ落ちたとき、ベンチで女のマネージャーに「気の毒だけど、彼のこと笑っちゃってもいいですか」って聞かれて、一緒に大笑いしちゃったんだからな。」
「なにが、しちゃったんだからな、だ。そんな高校時代の友人と久しぶりに会って、しかもその友人の大事な息子の腕の骨を、自分の息子が喧嘩で折ってだ、で、カニが食いたいなって言うときに、どうすれば、じゃあ、カニかまおごってやるよ、なんて薄情なことを言い出すんだ。」
「あれ。おまえ、もしかしたら、カニかまじゃ嫌なのか。」
「嫌だよ。嫌に決まっているだろ。なんで、自分の息子の骨を折られたお詫びがカニかまなんだよ。どうせならちゃんとしたカニを食わせてくれよ。」
「えー。足が8本で体中がにゅるにゅるしてなかなかかみ切れないあれを。まあ、仕方がないな。うちの彦坊が悪かったんだからな。わかった。おごってやるよ。」
「おい、別にカニは体中にゅるにゅるなんてしてないぞ。かみ切れるし。それに足の数も違うだろ。あっ、おまえ、もしかしたらそれは、タコじゃないのか。」
「あっ、そうだった。ついうっかり。カニとタコは似てるからなあ。」
「何をいってるんだ。カニとタコじゃ全然違うだろう。せいぜい、似てるところと言ったら赤くて海の底を歩いてるところくらい。」
「いや、そっくりだと思うけどなあ。そっくり。でも、わかった。ちゃんと足10本のをご馳走するよ。」
「イカじゃないだろうな。」
「イカじゃねえよ。俺だってそのくらいはちゃんとわきまえてるよ。皮をはぐと白い身があって、歯ごたえがコリコリして。あ、やっぱりイカだった。すまん、すまん。」
「何がやっぱりイカだっただよ。さては言い訳ばかりして、俺にカニを食わす気がないな。」
「わかった、わかった。わかったよ。俺だって男だ。カニくらいどーんとおごってやろうじゃねえか。これから辰坊も連れて、カニ屋に行こう。やれやれ。面倒なことになっちまったよ。腕の骨を折ったくらいで、カニをご馳走するなんて、バカバカしい話しだけど、もともと熊はバカなんだからしょうがねえや。」
そうこうして4人でカニ屋に行きましたが、熊五郎さんも、辰坊も、彦坊もカニを食べること食べること。猿彦さん、だんだん青くなってきまして。
「ちょっと、そんなに慌てて食べちゃいけないよ。ゆっくり100回くらい噛んで、水もたくさん飲みながら食べないと、カニの骨が喉に引っかかるからね。え、カニに骨はない?甲殻類だから?いや、気をつけた方がいい。中には骨があるヤツもいるかもしれねえ。(財布の中を見て)いや、こまった。こんなに食べるとは。お金が足りるか心配になってきた。昔から、カニ食えば金がなくなる法隆寺なんて言うからなあ。法隆寺のお坊さんも、カニには苦労したんだなあ。あ、もう1万円分も食いやがった。」
猿彦さん、だんだんアワアワ言い始め、2万円、3万円と金額が跳ね上がるたびに、気が遠くなりそうに。
「ああ。食った、食った。やっぱカニはうめえなあ。カニだけに、バカとはさみは使いようだ。辰坊も、彦坊も満足したかい?どれどれ、請求額はと、おい、猿彦。3万8千円だってよ。ありがとう。ごちそうさま。」
「3,3万8千円?カニ食って3万8千円?」
「8千円だなんて末広がりでよかったじゃねえか。おい、さっきから何、泡吹いてんだ?おまえがカニになっちゃいけねえ。おい、レジはまっすぐ先だよ。さっきから何、横に歩いてるんだよ。おまえはカニじゃないんだから、レジにまっすぐ歩かなきゃ。ほら、こっちに来いよ。」
猿彦さん、3万8千円と聞いて、腰が抜けてしまい、通路にばったり。
「おい、どうした、猿?ちょっと引っ張ったくらいで倒れちゃだめじゃねえか。あ、おまえ、腕が赤黒くなってるぞ。おまえ、カニ食い過ぎたんじゃないのか?」
「父ちゃん、違うよ。それは腕が折れたんだよ。」
「おい、猿。おまえ、腕が折れてるぞ。引っ張ったりして悪かったなあ。大丈夫か?どうした?涙なんか流したりして。そうか、そんなに痛むのか。うん?何?これでカニが食える?なにバカなこと言ってやがる。腕を1本折ったくらいで。普通、カニは足は10本だ。」
「なんだと、こいつ!」
「わかったよ。うるせえな。相変わらずキーキーわめきやがって。じゃあ、わかったよ。俺がカニをおごってやるよ。」
「当たり前だ。それから2人も骨折してるんだから、今度のカニは北海道産で頼む。」
「なんだよ。2人骨折したから北海道産ってのは。なんの関係があるんだよ。」
「関係あるに決まってるだろ。2人ケガをしたんだから毛ガニ(ケガ2)だよ。」

先週の火曜日、朝5時30分に起きて、サンドイッチを作ることにした。
まだ、少し寝ぼけていた。
フライパンにバターを投入して、それから茹でたアスパラを放り込んだ。
「ランチボックスあったっけ?」
気になって、戸棚のなかを探していたら、アスパラは黒こげに。
しばらく、モクモクと煙を出しているアスパラを見ながら呆然として、それでもと思って試しに1本食べてみた。
炭の味がした。フライパンから、三角コーナーにアスパラを投げ捨てた。
時計を見て、少し迷ったけれど、近くのスーパーにアスパラを買いに行くことにした。
ついでに買い物もしようかと思ったけれど、遅刻したら困ると思い直してやめた。
アスパラだけ買って帰り、それからは全力で作った。
食パン2斤分のサンドイッチが完成したのが7時15分。
仕事には間に合ったけれど、なんだか一仕事終えたように疲れていた。


水曜日の夜、眠っていたらトイレの方からボコボコという音が聞こえる。
水槽のなかに馬鹿でかい生物がいて、呼吸をしているような音だ。
「朝起きたら、様子を見てみよう」
起きるのが面倒だったので、そのまま寝ていた。


翌朝、トイレを見たけれど何も変化がなかった。
試しに水を流してみる。
水が流れていかず、座面の下いっぱいに水が溜まる。
「ああ、詰まったんだ。」
職場には午前中の休みを取って、業者に来てもらった。
「何かトイレに落としました?」
「何も。」
スポイトで何回かトイレの排水を吸引していたら直ったようだった。
後日請求書が届いて、見たら5000円だった。
高いのか安いのかよく分からない。


土曜日にその業者から電話がかかってきた。
「最近、どうですか?直ってますか?」
「それが、昨日の夜もボコボコ音がしていて、これからスポイトを買いに行こうと。」
「実は、別の棟の人からも似たような話を聞いているんです。もしかしたら、あなたが何かを落として詰まらせたということではないかもしれないので、お金はしばらく払わなくていいですよ。」
「そうなんだ。でも、俺のせいだったら払うから、また電話して。」
何が原因だったのかさっぱりわからないけれど、どうも僕のせいじゃなかったらしい。
それでも、一応、スポイトだけは買っておいた。


FACEBOOKに登録したら、カリフォルニアのクリスからメールが来た。
「結婚したのか?もし結婚したんだったら、俺みたいないい子になれよ。」
返事を書いたら、すぐにまたメールが来た。
「まだ結婚していない。どうしたらいいかまだ、迷っているんだ。俺は悪い子でいたい。」
クリスらしい返事で気に入った。
それから、彼女をつくるための忠告が書いてあった。
「おまえらしくしていろ。それから女の子もさびしいんだってことを知っていろ」
ちょっと知的な文章だったので驚いた。
「女の子もさびしいってことは気がつかなかったよ。それにしても時々賢いことを言うね。山ほどそうでないことも言うけど。」
返事が来た。
「ははは。俺はくだらないことを言う。おまえはよく俺を知ってる。」
クリスの器のでかさを感じた。


日曜日からは実家に帰った。
とにかく寝た。実家に帰ると本当によく眠れる。
ときどき起きて、本を読んだり、砂利採取業務主任者の問題集をパラパラと眺めたり、友達から頼まれていた憲法の資料を作成したりした。
久しぶりに憲法の本なんか読んで、自分がよく覚えていることに感心した。


「ロスト・イン・トランスレーション」という映画をDVDで観た。


My Kiasu Life in JAPAN-ロスト・イン・トランスレーション

舞台は東京。
2人のアメリカ人の目を通して見た、美しく、何もかもがある、でも空虚な街。東京。


My Kiasu Life in JAPAN-ロスト・イン・トランスレーション1

高層ビルから東京の街を見下ろすとき、見渡す限りすべてのものが人によって作られたものであることに、感嘆し、そして疲れを覚える。


My Kiasu Life in JAPAN-ロスト・イン・トランスレーション2

2人のアメリカ人が見た東京は、かつて僕が見ていた東京であり、彼らと似たようなことを何かしら経験している。


My Kiasu Life in JAPAN-ロスト・イン・トランスレーション3

彼らの寂しさやとまどいを、観ていた僕も感じた。
見応えのあるいい映画だった。



キム・ギドクの韓国映画「絶対の愛」もDVDで観た。


My Kiasu Life in JAPAN-絶対の愛

恋人が自分に飽きるのではないかと心配になった女が、整形手術を受け、新たな女として彼の前に姿を現す。


My Kiasu Life in JAPAN-絶対の愛1

すべてを手に入れた後、彼女に訪れたのは、満足感ではなく、悲しみだった。
胸が張り裂けそうな痛み。


My Kiasu Life in JAPAN-絶対の愛2

そして、その痛みを、彼も感じる。
もう元の顔には戻れない。でも、別の顔にならなれる。



My Kiasu Life in JAPAN-絶対の愛3

毎回ギドクの映画は見ていてつらい。
よく考えると荒唐無稽な話なんだけど、映画を観ていると、説得力があるのが不思議なところだ。


セバスチャン・フィツェックの「サイコブレイカー」(柏書房)を読み終わった。


My Kiasu Life in JAPAN-サイコブレイカー

外傷はなく、暴行の痕もないが、若い女性を意識不明にし麻痺状態にしてしまう事件が勃発。犯人はサイコブレイカーと呼ばれ恐れられていた。
ベルリン郊外の精神病院で、吹雪に閉じこめられた医師と看護師、患者たち。
そのなかにはサイコブレイカーも潜んでいた。
患者である記憶喪失の男カスパルは、サイコブレイカーから他の患者や医師を守ろうと必死に戦う。
そんなスリラーだったのだが、見事にミスリードされた。
推理小説の醍醐味も味わえる。
手放しでほめるような本ではない。
でも、俺はだまされないと自信のある人はぜひ挑戦してほしい。
きっとだまされる。

月曜日に内線電話がかかってきて、受付に呼び出された。
僕は苦情担当もしているので、呼び出しはよくある。
「すごく怒っている」という話しだった。


受付にいたのは、気の強そうなおばさんで、でもそんなに怒っているわけではない。
ただ怒っているように聞こえるだけだ。
僕はそんな人を昔、よく知っていたので「江戸っ子?」って聞いてみたら「そうなのよ。だから曲がったことが大嫌い。物事をちゃんと言うし」と笑顔が返ってきた。


依頼していた文書がいつまで経ってもできてこない、という苦情で、もっともな話だった。
「僕が頼んでみるから。出来上がったら、速達で送るよ。」


頼みに行ったら、すんなりと書いてくれたので、それを速達で送る。
2日ほどして、立派なお礼のはがきが届き、江戸っ子ってのは気分がいいなあって思った。


月曜日には、別の部署の女の子に頼まれたので、サンドイッチを作って持って行ってあげた。
いくつか反省点があって、もう一度作り直すことにした。
部署のみんなで食べるというので、来週の火曜日には前回の倍の量を作る。
でも、サンドイッチなら簡単だ。


火曜日には、昼に2時間の年休を取って、三菱自動車で車の定期点検をしてもらった。
車自体には問題がないのだけれど、1つだけ気になっていることがあった。
3000曲ほど入る純正のミュージック・サーバーが付いているのだが、新しいCDを挿入すると曲名がすべて?になってしまう。
新しいCDに対応するために、要はアップデートが必要なのだ。


三菱自動車のホームページを見ると、データをダウンロードしてCDに焼いて、サーバーに入れればいいことになっていて、僕はそれを今まで5回くらいチャレンジしてみた。
毎回、失敗する。CDをチェックしています。という映像がずーっと出ているだけで、うまくいっている感じがしない。
CD-RWなのがうまくいかない原因なのかと、わざわざCD-Rを買ってきてチャレンジしたこともある。それでも全然うまくいかない。


そこで、定期点検のついでに店の人に聞いてみた。
なぜか、僕の足下に片膝をついて座り、上目遣いで僕を見る。
「こっちのイスに座ったら?」
どう見ても不自然なのでそう声をかけるが、動こうとしない。


「お客様のおっしゃること、たぶんメカニックに話してもちんぷんかんぷんなのではないかと思います。そこで、私、後ほどお客様に、相談センターの電話番号をお教えしますので、そちらに電話をかけていただけないでしょうか?たぶん、車ではなく、三菱電機の関係になってくると思いますので。」思わず笑った。


「マニュアル読むと、三菱の販売店に聞けって書いてあるけど。」
「大変申し訳ありませんが、相談センターの方に…。」


販売店では、アクセサリーのことなんか全然わかってないってことがよくわかった。
トヨタに乗っている同僚に聞いたら、同じ問題はトヨタでもよく聞く、と言っていたので、どの自動車会社にもある普遍的なことなのかもしれない。


週末、彼女ができてなかったら仙台のジャズ・フェスに行く予定だったけれど、友達の方の都合が悪くなったので、今回は行かなかった。
残念だけど、最近かなり疲れていたので、週末にゆっくり休みことができて、よかったような気もする。


DVDで「ジェイミー・オリヴァーのスクール・ディナー Vol2」を観た。


My Kiasu Life in JAPAN-ジェイミーのスクールディナー2

野菜に見向きもしない小学生を呼んで、自分でサラダを作らせる。
サラダにオリーブオイルをかけてやり、半分に切ったレモンを添える。
「さあ、自分で搾ってごらん。」
その子は、めんどくさそうに、ボールからサラダを取り出し握る。
「違うよ。搾るのはレモンの方だよ。」


悲惨なイギリスの学校給食を改善しようと、ジェイミーは給食のおばさん達も説得する。
軍隊のテントを借りて、給食作りの合宿を強行する。
子供達のみならず、給食のおばさん自身が野菜を嫌いだ。
予算も足りない、協力しようとする給食施設には道具も人手も熱意も足らない。


それでも彼は説得を続ける。


僕が感銘を受けたのは、彼は給食のおばさんを説得するときも、教育大臣を説得するときも、態度が同じだと言うことだ。
こうありたいと思ったし、この前、苦情を言ってきたおばさんを自分でも驚くほど上手に説得できたのは、ジェイミーのDVDを見ていたおかげなのかも知れないな、と思った。


そういえば、以前、わがままなイギリス人カメラマンを連れて、長野県内を旅行したことがあった。
旅館で出されるおかずのほとんどに「気持ちが悪い」と手を出さず、イギリスから買ってきたポテトチップスばかりを食べていた。
なにより、怒りっぽく、最初から最後まで文句ばかり言っていた。
ジェイミーの給食改革がもう少し早ければ、こういう大人を生まなかったのになあ、と思った。


それから、僕もチキンナゲットが好きだったんだけど、このDVDを見て食べるのをやめることにした。
あの肉は、鶏ガラをすりつぶし、鳥皮をすりつぶしたものを混ぜ、大量のパン粉、脂肪、化学薬品をいれて固めたものだと初めて知った。
それであんなに安くできるのか…。


毎回、ジェイミーにはいろいろなことを教えてもらう。



~おまけ~


3種類のサンドイッチ


A アスパラサンド


1 3本ほどの細いアスパラを、食パンの長さで切る。
2 沸騰した湯を入れた鍋に適当に塩を入れ、アスパラを2分ほど茹でる。
3 6枚切り食パンの2枚の上に、スライスしたチェダーチーズを載せる。
4 その上に刻んだ乾燥唐辛子をかける。
5 食パンをオーブントースターに入れて、2~3分ほど温める。
6 フライパンを熱し、たっぷりのバターを入れ、茹でたアスパラを入れて、塩コショウを振る。軽く焦げ目がつくまで炒める。
7 トースターから食パンを取り出し、アスパラをチーズの上に並べ、もう片方の食パンでふたをする。
8 チェダーチーズに挟まれたアスパラサンドができる。
9 溶けたチーズが固まりだした頃、食パンの耳を切ってさらに2等分すれば、完成。


B タマゴサンド


1 沸騰した湯を入れた鍋に適当に塩を入れ、卵を13分ほど茹でる。毎回、固ゆで卵を作るたびに「ハード・ボイルドなんだ、俺は」と言ってしまう。
2 ボールに、マヨネーズ、クリームチーズ、カラシを2:2:1の割合で混ぜる。フォークを使うと簡単だ。偉そうに書いているけど、割合は実は適当。
3 茹で上がった卵の殻をむき、ゆで卵を輪切りにする道具で輪切りにし、さらに、輪切りにした卵を載せて、直行する形で輪切りにする。そうするとだいぶ細かくなる。
4 ハムを適当に細かく切る。
5 パセリも適当に細かく切る。
6 3~5をボールに入れて、適当に混ぜ合わせる。コショウをお好みで振る。俺は絶対振る。
7 食パンに、クリームチーズを塗り、その上に、混ぜ合わせた具を載せて、もう片方の食パンにもクリームチーズを塗ってふたをする。
8 食パンの耳を切ってさらに2等分すれば、完成。


C チキンサンド


1 鶏のササミ1本を6~8本くらいに小さく切る。
2 ボールにオリーブオイル、塩、コショウを入れて、1も入れて、適当に混ぜる。
3 フライパンを熱し、たっぷりのバターで、2を軽く焦げ目がつくまで炒める。
4 食パンに、クリームチーズを塗り、その上に1枚か2枚のサンチュ(包菜)を広げる。

5 炒めたササミの半分くらいをサンチュに載せたら、チェダーチーズを載せ、お好みで乾燥唐辛子を刻んだものをかける。さらに残りのササミも載せる。
6 サンチュで包み、もう片方の食パンにもクリームチーズを塗ってふたをする。
7 食パンの耳を切ってさらに2等分すれば、完成。


A~Cをランチボックスに入れればできあがり。