今週は夏休みを取った人が多く、職場は閑散としていた。
上司全員が休んでいた日もあった。「今日は係長が一番偉い人です」と言われて、「じゃあ、今日はもう仕事しなくていいや。」なんて答えていた。


休みでも意外と忙しかった。


それでも、部下のなかには「嫌になったから帰る」なんて子供みたいなことを言って、本当に帰ってしまった人も何人かいた。暑くて、確かに仕事に集中ができない。僕自身は帰るわけにはいかないので「マジかよ。」と溜息をつきながら仕事をしていた。中途半端に偉くなると不自由になるものだ。


外に出る仕事のときは暑さでぐったりと疲れた。僕は液体が大好きで、やたらとコーヒーや炭酸飲料を飲むので、汗をすごくかく。ハンカチは常時、2枚携帯している。汗を拭いたハンカチの臭いを嗅いだら、あまりの臭さに卒倒しそうになった。


昔、付き合っていた女の子に「俺のどこが好きなの?」と聞いたことがある。彼女は少し迷って、それから「いい匂いがするから。」と言った。「そこ?」って思ったけれど、今はその唯一の長所も加齢臭に変わってしまった。残念でならない。


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和尚さんがお盆の檀家参りをしてくれるというので、13日だけ休んだ。いつ和尚さんが来るのかわからなかったので仕事を休んだのだが、和尚さんが来たのは朝9時頃だった。読経をあげていた時間は3分程度だったので、それから仕事に行くこともできたけれど、やっぱり休んだ。


その日、姉と姪が来て、一緒に墓参りをした。姉がきれいに花を飾ってくれた。でも、この暑さではすぐに枯れてしまうだろう。


お寺自体が新盆だったので、お参りをさせてもらった。僕は幼稚園の頃、このお寺に住んでいたことがあるので、亡くなった大祖母さまに随分とお世話になったはずだった。でもほとんど記憶がない。ただ写真を見ていて、優しくしてもらったという感覚を思い出した。僕は思ったよりも多くの人に、いろいろと世話になってきた。僕はみんな忘れてしまう。


家に帰ってきてから、よく眠った。ずっと部屋に閉じこもって寝ていた。


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ジェームズ・ロリンズの「シグマフォース」シリーズの最新作「ロマの血脈」上・下巻(竹書房文庫)を読み終わった。


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このシリーズは元々、知的な物語のなかに派手なアクションが散りばめられているという感じだったのだが、今回の「ロマの血脈」では、派手なアクションのなかに、多少の知的な話が散りばめられているという感じに仕上がっていて、元々ハードSFファンの僕としては、得たことが思ったよりも少なく、今ひとつといった感想を持った。


それでも、ジプシーは元々エジプト人だと思われていて、ジプシーという言葉もエジプシャンが訛ったものだとか、DNAを解析してみたらエジプトどころか、ルーツはインドのパンジャブ地方だった、なんて話は面白かった。
また、タージマハルを作った技師達は、これ以上壮麗な建物を造れないように、手を切断されたなど、使う機会はまず一生ないだろう情報も知った。


アクション面では巨漢のコワルスキの造形・描写が秀逸で、このシグマフォースというエリート軍団のなかに彼のような3枚目がいることが、物語に面白味を与えている。アクションを小説で書くときは、どのように書くのかよくわかっていなかったが、勉強になった。


全体として、先週まで読んでいた半沢直樹に比べると、大味なのは否定しがたい。ワシントンからチェルノブイリまで幅広い地域が舞台で、自閉症と天才の関係という精神科学に踏み込んだ深みも相当にあるけれど、全体としては娯楽大作といったところだと思う。


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犬堂一心監督の「ジョゼと虎と魚たち」という映画をDVDで見た。


My Kiasu Life in JAPAN-josse
http://www.youtube.com/watch?v=g-zrgKAQnQg


観ているうちに、だんだんとこの世界に引き込まれて、ラストシーンでは随分と考えさせられた。日本の青春映画で、僕にとっては珍しくストライクの映画だった。


My Kiasu Life in JAPAN-josse1

上野樹里のようなきれいな彼女を持ったら、どんな気持ちになるのだろう?なんてことを思いながら見ていた。それでも、主人公(妻夫木聡)が上野樹里ではなくジョゼ(池脇千鶴)を選んだ気持ちが、それほど不自然ではなく、わかった。上野樹里とジョゼに好かれるという男の夢を演じているのに、妬みをまったく感じさせない妻夫木聡の力もすごいなあ、と思った。


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孤児院育ちの下半身不随で毒舌のジョゼ。世の中の美しいものを何一つとして知らなかった彼女と主人公は恋に落ちる。このあたりの池脇千鶴の演技はすごいとしかいいようがない。よく、このジョゼを造形したと思う。


そして結局、主人公はジョゼから逃げて、上野樹里の元へ行く。彼が「全て」だった障害を持った女の子を犠牲にして、彼は幸せを手に入れた。
そして、彼女とのデート中にジョゼのことを思い出して泣く。


昔、好かれていたのに、大した理由もなく振ってしまった女の子がいたが、このシーンを見ながらそんな女の子のことを思い出して、俺も泣きたくなった。


ラストシーン近くで、ジョゼが電動車椅子で町を駆け抜けるシーンは現実なのか、主人公の「こうであったらいいのにな」という願望なのか?俺も僕のことを好きになってくれた女の子は全員、今は幸せになってくれていたらいいのにな、と勝手なことを思う。


いろいろと考えさせられたが、優しく深い、いい映画だと思った。池上千鶴はもっと評価されていい。役柄とごっちゃになっていて申し訳ないが、とにかく、幸せになってもらいたいと思った。

先週の土曜日の打ち上げで、いったい僕は何時に帰ってきたのかまったく記憶がなかった。


月曜日に上司に「何時まで飲んでいたんだ?」と聞かれて、「1次会が2時30分からで、そこで2時間飲んだとして、4時30分。あと2次会に行っただけだと思うので、6時くらいには帰ったんだと思います。」なんて答えていた。


「俺、6時頃に帰ったんだよね。」部下に聞いてみる。
「違いますよ。1次会で3時間くらい飲んで、2次会で3時間くらい飲んで、それから3次会で3時間くらい飲んだんですよ。1軒ずつが長くて、僕が帰って家の時計を見たら11時30分でした。」
「俺、2次会にいた?1次会と最後の店以外、まったく記憶がないんだけど。」
「いましたよ。まだ飲みに行こうとしていたのでタクシーに放り込みました。」
「放り込んだ?」
「すみません。もうこれ以上飲めなかったので。」
「大正解。次回からもそうしてくれ。」


そういえば、1次会で飲んだハイボールがやたら濃くて、「酔いそうだな」と思ったのを覚えている。でもそんなに飲んだのにどうして翌日の二日酔いは比較的軽くて済んだのだろう?


「3次会はロックを聞かせる店で、ずっとビールを飲んでいたんですよ。でも3人で1万2千円もかかりました。」
「あの店で?どうして?ぼったか?」
「いえ。1人5、6本は飲んでましたから。」
「5、6本?じゃあ、しょうがないか。」
「しょうがないです。」
なんてこった、と思った。酔ったあとの自分は、大学時代、ワンゲルにいた頃から飲み方が進化していない。


「翌日、ずっと具合が悪くて、寝てました。」
部下がそう言うのを聞きながら、俺もこういう飲み方をそろそろ変えていかないといけないな、と当たり前のことを思った。


それで、翌日の日曜日には午後11時30分まで職場にいたので、俺は今週の土曜日まで、ずっと休みがなかった。


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水曜日に、長野まで出張があった。片道3時間もバスに乗らないと行けないので、乗車している間に勉強をするつもりだった。しかし、勉強道具をすべて自宅に置いてきていた。「何をやってんだよ、俺は。」行きのバスのなかではふてくされて寝ていた。


長野での会議は思ったよりも順調に進めることができた。思わぬ人が僕の主張を助けてくれて、会議の最中にも少し嬉しかった。


本を作っている友達から「危機管理」について文章を書ける人を探して欲しいと以前から言われていた。出張先でも、いろんな人に頼みに行ったけれど、思い当たる人にはことごとく断られたので、諦めて帰ろうと階段をくだっていた。そのとき、ばったりと、昔、机を並べていっしょに仕事をした同僚に会った。


「こんなところで会うなんて。私、この前、姿を見かけたとき涙が出そうになりました。」なんてことを彼は言った。それで彼に、「危機管理」に詳しい人を探しているんだ、しかも文章が書ける人。って聞いてみた。


「私、知っている人がいます。」
忙しそうだったのに、わざわざその人のところに案内してくれた。結局、その人は無理だったが、その人の同僚が書いてくれることになった。既に何本か書いていて、自信がありそうだったのでほっとした。


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帰りのバスのなかでは、善光寺のからの道沿いにある本屋で買った、池井戸潤の「オレたちバブル入行組」(文春文庫)をずっと読んでいた。今、話題になっているドラマ「半沢直樹」の原作で、売れているらしい。


My Kiasu Life in JAPAN-oretatibaburunyukogumi

この本は面白い。久しぶりにストライクの本を読んだ気がした。


バブル期に入行した主人公の仲間の1人は、銀行でも最難関の司法試験コースに入る。「大学4年で司法試験の短答試験に合格した秀才だ」なんてのを読んで、「俺だって、大学4年で司法試験の短答試験に受かってるから「秀才」だ」なんて思った。銀行に入ればよかった、なんて思った。


でもその秀才の苅田くんは通常の銀行勤務から解放されて、2年間勉強だけしていればいいという夢のような生活をしたあげく、合格できずに、それからずっとヒラという苦役を科せられることになる。


「俺もこうなってた、きっと。」
銀行に行かなくて、よかった、と思った。


ストーリーは、小気味よく、僕も読みながら本当に自分自身のことを考えさせられた。このドラマなら確かに見る価値がありそうだ。それも堺雅人が主人公というのもいい。賢そうだから。


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土曜日は数年ぶりに松本パルコにジーンズを買いに行った。朝の開店と同時にお気に入りの店に行って、試着をさせてもらい、裾上げを頼んだ。


以前はこの店に、気さくできれいなお姉さんがいて(お姉さんといっても、年は俺より相当下だとは思う)、そのお姉さんに勧められるとバカみたいに勧められた商品を片っ端から買っていたのだが、そのお姉さんもいなくて、少し残念だった。色黒で、どこか帰国子女のような明るさをもった人だった。


いろんな用事を済ませて、午後1時頃、松本パルコに再び、裾上げしてもらったズボンを取りに行った。「色の白い、きれいな店員がいるなあ」と思いながらカウンターまで行こうとしたら、「久しぶり。」とその店員が話しかけてきた。


よおく見たら、あのきれいなお姉さんだった。「久しぶりだね。随分と色が白くなったね。」と言ったら「ファンデーションよ。」と笑われた。「今日は1人?」「うん。」
以前は、よく女の子と来てたからなあ。何人かの女の子の顔が目に浮かぶ。すべてが遠い昔の思い出だ。


久しぶりに会えたので、記念に1枚、そのお店でシャツも買った。僕は本当にいいお客さんなのだ。


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土曜日の夜は、松本パルコで買った、池井戸潤の「オレたち花のバブル組」(文春文庫)を読み始めて、すぐに最後まで読んでしまった。


My Kiasu Life in JAPAN-oretatihananobaburugumi

こちらも面白い本だし、強敵と出会ったとき、サラリーマンはどう対処するべきなのか、本当に考えさせられる。勉強ができる「ぼっちゃん」は打たれ弱い、なんて指摘も、「俺も以前はそうだったからなあ」と頷くところが多い。俺はそんなに勉強ができない「ぼっちゃん」だったけど。


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日曜日は暑くて、何をする気も起きなかった。

朝からずっとクーラーの効いた部屋で、寝ていた。


何度か起きて、起きるたびに食事をして、また寝た。

とにかく眠たくて仕方がなかった。


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ウッディ・アレン監督の「人生万歳!」というコメディ映画を観た。


My Kiasu Life in JAPAN-whateverworks

http://www.youtube.com/watch?v=7VeTEP3xoXo

どうでもいい映画で、心も全く打たなかったが、40歳近く年下で美人の妻が、ほかの若い男の元へ走り、悲観した主人公が突発的に自殺するシーンでは「それはそうだろう」と思った。そこだけは共感した。


My Kiasu Life in JAPAN-whateverworks1

ただ、この主人公の圧倒的な自己肯定力には、ほれぼれしたし、僕も中学時代はこんな子どもだったような気がした。


My Kiasu Life in JAPAN-whateverworks2

せっかく生きているんだから、自分のことは肯定しようと、そんな気に、どこかなるような可能性がある映画であることは認める。


土曜日にイベントを開催した。5月に突然、降ってきたような仕事で、僕は責任者にならざるを得なかった。


もっとも、こういうイベントの企画・立案はそんなに僕は苦手な仕事ではなく、企画会議で出た意見をまとめるのも、そんなに苦痛ではなかった。
最終的には17ページほどのマニュアルを完成させ、20名を超えるスタッフに配布して、流れを理解してもらった。


イベント自体の盛り上がりはまあまあだった。着ぐるみを2体出して、子どもの受けを狙ったけれど、その対象となる子どもがあまりいなくて「かわいいのになあ」と残念に思った。


午前中にイベントは終了し、午後2時30分から打ち上げになって飲んだ。今回も飲みすぎて、日曜日の午前中はほとんど動けなかった。


ようやく、2日酔いの苦しみから解放された夕方になって、今度は大雨注意報が出て、僕は当番だったので会社に行かざるを得なかった。でも、全然雨は降っていなくて、注意報が解除されるのをひたすら待つのが仕事だった。


注意報は夜の11時30分に解除された。日曜日には冷房が効かない職場なので、とにかく暑くて「降水もないのに勘弁してくれよ」という気分だった。


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ダニス・タノヴィッチ の映画「ノーマンズ・ランド」をDVDで見た。


My Kiasu Life in JAPAN-nomansland

http://www.zimbio.com/watch/D2YfbDSZXFO/No+Man+s+Land/Branko+Djuric

ボスニア戦争が舞台のこの映画は、ユーモアにあふれているが、恐ろしさも際立っている。僕はいろいろと考えさせられた。


My Kiasu Life in JAPAN-nomansland1

敵軍の兵士の死体の下に、地雷を設置する。この地雷はEU製で、踏んだあと足をどけると1メートルほど飛び上がり、45メートル四方に鉛の弾を弾き出すとんでもない地雷だ。


My Kiasu Life in JAPAN-nomansland2

この地雷の上に乗せた死体が、実は死体ではなく、まだ生きていたことからドラマは複雑になる。助けに来た国連軍は、結局、誰一人として助けられないし、ジャーナリストも放映すべきことを見つけられない。


地雷のうえに寝かせられ、結局「助けられない」と匙を投げられた兵士の姿に、この戦争に対して無関心だった僕は罪悪感を感じた。彼は寝返りもうてず、死ぬこと以外は何もできないのだ。


見終わった後、ぐったりと疲れた。

今週末は若干、持ち帰ってきた仕事はあったものの、それほどのボリュームはなく、基本的に暇だった。


それで好きなだけ寝ていたら、本当に寝てばかりいて、起きたとき、足腰の筋肉が弱くなったんじゃないかと思うほどだった。


気象予報士の勉強もしなければいけないことはわかっているし、できることであればITパスポート試験やアクセス、それから英語の勉強もしたいところだが、なかなか実践に至るまでの気力が湧かない。そういえば、この同じ部屋で、高校時代も全く同じことを考えていたよなあ、と情けなく思ったりもする。


それでも、高校時代と違うのは、今の方が遥かに平日に活動をしていることだ。日記を書いているが、思った以上に一週間の間にいろいろとこなしている。過ぎてしまったから「ふーん」で済むけれど、今からこれだけのことを1週間でやり遂げろ、と言われると「ちょっと難しいな」なんて思ってしまう。


仕事で管内を1日で200キロ、パトロールした。ベテランの方とペアを組み、どこの箇所がどのように危ないのかいろいろと教えてもらった。それでも、僕が行ったのは管内のごく一部に過ぎない。
その際、自分1人だったら一生かけても決して通らなかった抜け道を教えてもらったり、絶景が観られるポイントを教えてもらったりもした。


こうしたパトロールをしながら感じたことは、日本では、施設は放っておくと草や木だらけになってしまうということだった。草が一度生え出すと、施設の強度は落ちるし、そもそも辿り着くことすら危うくなる箇所もある。緑は守るものではなく、コントロールをするものだと実感した。


そして、その日の夜、また夜間パトロールに行かなくてはならなかった。ところが、別の課の課長が来て、あまりに忙しそうだからと申し出てくれて、夜間のパトロールを代わってくれた。その日は久し振りに10時過ぎまで残業をして、昼の分の仕事を一気に取り戻した。残業が12時を過ぎるのが当たり前だった一時期のことを思うと10時過ぎまでの残業だなんて、笑っちゃうような残業だが、年のせいなのか最近ではそれでもつらい。


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家のトイレのノブが取れそうな感じだったので、取り替えることにした。
ネジを外して、ドアノブを填めていたら、どうしても一カ所、ネジが入っていかない箇所がある。


どうしてなのか少し悩んで、外したネジを見ていたら、1本のネジが途中で折れていることに気がついた。元のネジ穴に先端部分が残ったままだった。


それで、ちょっと外れたところに新たなねじ穴を開けて、填めたんだけど、それが原因なのかどうかは不明なのだが、どうもノブの動きが今ひとつよくない。俺は本当にDIYの才能がないなあ、とため息交じりに思った。でもしばらくはこのまま使っていくしかない。


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ゾーイ・カサヴェテス監督の映画「ブロークン・イングリッシュ」をDVDで観た。


My Kiasu Life in JAPAN-brokenenglish

http://www.youtube.com/watch?v=6ynjdDukPxw
僕はこういったロマンティック・コメディというジャンルの映画はほとんど観ないが、それは僕にとっては、つまらないからだ。


昔はモテていたけれど、今は出会いも運もなく、奇跡を待っている女性が主人公。
この映画は、30代以上の女性の心をがっちりつかんで離さない映画なのだそうだが、僕にはどこがいいのかさっぱり。よく最後まで観たと自分を褒めてあげたいくらいだ。


My Kiasu Life in JAPAN-brokenenglish1

料理のオーダーした後、不安症の発作が起きて、突然帰ってしまう主人公。そんな彼女をどんなに冷たくしても優しく包んでくれるイケメンのフランス人。ありえねえだろ、って思う。パリまで男を追いかけてきたのに、電話番号を書いたメモを忘れるとか、でもちゃんと「偶然」出会えるとか、未だにその年下の男は彼女にぞっこんだとか、本当に女に都合のいい映画だよなあって思う。


My Kiasu Life in JAPAN-brokenenglish2

主人公が「必死過ぎるのでは」と心配するほど、彼女は特に何の努力もしていないし、会社は身勝手な都合で退職するし、主人公の魅力すら僕にはよくわからない。ただ、30代以上の女性の支持が高いこの映画のよさを理解できないことから、俺には女心がさっぱりわからないし、こんな女に惚れる男心もさっぱり理解できないということを改めて自覚するにはいい映画だった。

僕自身は、NHKの「のど自慢」という番組をロクに見たこともないし、どういう番組かもよくわかっていない。
先日、その「のど自慢」の予選に出場したという同僚から話を聞いた。


彼は、スマップの曲を(曲名を聞いたが忘れた)、振り付けを完全に覚えて、歌って踊ったのだそうだ。


「それでも、失格でした。本番には出られませんでした。」
「ふーん。理由は?どうしてだったと思う?」


それから数日後、その予選会の様子が地元のケーブルテレビで放映されたらしい。その映像を見て、彼は愕然としたのだという。


「自分では完全に振り付けをマスターしたと思っていたんです。でも、動きが思っていたよりも小さいんです。ひとつひとつの動きが大きくないと、ちゃんと踊れていても、なんか動いてるなあ、くらいにしかわからないもんなんだとケーブルテレビを見ながら思いました。」
「じゃあ、俺たちが見ている振り付けってかなり大げさなものなんだ。」
「そうだと思いますよ。想像以上に、かなり、大きく踊っているんだと思います。」


僕は今、8月初旬のイベントのことや、いろんな損害賠償の案件を抱えているが、彼の言う「一般の目から見たら、かなり大きくやらないと理解してもらえない」という主張が頭から離れない。きちんとやっていると自分で思っているだけじゃダメなんだ。そういう目で自分のプランや主張を見直すと、確かに見直すべきところがある。


別の日に、出張した際、某テレビ局の取材現場をたまたま車で通りかかった。そこにアナウンサーがいて、歩きながら汗をかいていた。
その姿を見て「あれはちょっと…。」と口にしかけて、車のなかに女性がいたことを思い出して言いよどんだ。
「どうしたんですか?」
「うーん。ちょっと。女性がいるし。」
「いいですよ、別に。」そう女性の人が言うのでそのまま口にした。
「いくらなんでも、あの胸は盛り過ぎだろ。」


そのアナウンサーの胸はちょっとでか過ぎだった。はっきり言って不自然だった。


そして、そういえばと、あの「のど自慢」の話しを思い出した。
「一般の目から見たら、かなり大きくやらないと理解してもらえない。」
なるほどなあ、と思った。


そういう目でテレビを見ていると、タレントがアップになったときのつけまつげや、メイクの濃さに驚くが、カメラが引いたときは、むしろそのくらい大げさな方が画面には馴染んでいる。そのくらいのことが必要な世界なのだということがわかる。そして、実はそれと同じことを僕たちが求められるときもあるのだと、最近はよく考えたりする。


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日曜日の朝、廊下のカーペットの上を何かが動いていた。よく見たらムカデだった。
我が家では、ゴキブリを見たことはないが、ムカデはたまに目にする。


先週は家の中にハチがいたし、俺の家はアドベンチャー・ハウスかと思うほど、野生色が強い。


そんなことを思いながら、軽くパニックになる。たまにと言っても、そう見るものでもない。廊下だったし、遠慮なく殺虫剤をかけることにする。まるまると太った15cmほどのムカデで、殺虫剤を噴霧すると動きがいっそう速くなり、うぎゃあ、と悲鳴を上げたくなる。


ムカデは苦しいのか、のたうち回っているが、その姿は見るからにおぞましく、俺ものたうち回りたくなる。


ムカデが死んだ後も、しばらくは気味が悪くて触れなかった。でも、一人暮らしだから、結局自分で処理をしなければならない。結婚していればよかったのに、と思うのはこんなときだ(なんて書くと、また女性との距離が遠のくような気もするけど。まあいいや。どうだって。)。


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いろいろとスケジュールを見ていたら、来週は木曜締め切りの重要な提出書類があるのに、僕は水曜日まで、毎日、会議等で出張になっていた。


とても書類作成なんかしていられないので、日曜日の午前中に職場に行って仕事をした。少なくとも、決裁くらいは回しておかないと間に合わない。


こんな日曜日の仕事は残業扱いにはできないので、結局のところサービス残業だ。でもこんなことは僕1人だけじゃない。世の中をうまく回すために、こういったサービス残業が日本中で行われているんだろうなあ、と思う。


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日曜日の午後は、姉が来て、いろんな掃除を手伝ってくれた。俺の寝室の掃除をしているとき、あまりのホコリの量に僕はアレルギーで鼻水が止まらなくなった。


「必要なものかどうか迷ったら、迷わずに捨ててくれ。」と格好いいことを言っていたのだが、あまりに大量のゴミの山になってしまい、これをゴミの日にゴミ捨て場まで捨てに行かなくてはならないのかと、今は心が折れそうになっている。


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ベン・アフレック監督のアルゴという映画を観た。


My Kiasu Life in JAPAN-argo

http://www.youtube.com/watch?v=w918Eh3fij0


1979年に、イランでアメリカ大使館の人質事件が起きた。52人が人質になったが、6人は逃げ出してカナダ大使館にかくまわれていた。
その6人を救出するためにCIAが考案した作戦が、6人にカナダ人のフリをさせて、映画のロケハンを装って脱出させるという作戦だった。


My Kiasu Life in JAPAN-argo1

こんなことがあったのかと、歴史的な事実を改めて認識した。映画を観ながら、当時の人たちはタバコを吸いすぎだということも気になった。映画としてのできは、かなりいいと思う。途中、ハリウッドでのシーンなどでは飽きも感じたけれど。


My Kiasu Life in JAPAN-argo2

監督でもあるベン・アフレックが演じた、この映画の主人公の名前はトニー・メンデス。
もし、僕が彼だったら、カナダ大使館は攻撃され、6人の人質は全員殺されていただろう。自分自身がこの人のようには生きられていないことを僕は残念に思っている。


でも、まずは、自分が今はまだ、そういう人間だと自覚することが第一歩なのだと思って、これからの自分自身に期待したい。

仕事から帰ってきた後、夕食を食べようと思った。電子レンジに食材を入れて、スイッチを入れる。ハチの羽音のようなものが聞こえるので、電子レンジが壊れたのかと思った。


ふと上を見上げたら、台所のライトのまわりを大きなハチが飛んでいた。それもかなり大きい。やっかいなことになっちまったなあ、と思った。


とりあえず、何かで叩き落とそうかと思った。でも近くにうちわのようなものもなく、それにヘタに刺激をすると怒って攻撃的になるから、たたき落とすのはやめておくことにした。


数日前に、職場の検診で、僕はハチの毒でアナフィラキシー・ショックを起こすことはないと知っていたので、刺されても命に別状がないことはわかっていた。それでもわざわざ痛い思いをすることもない。殺虫剤で殺すことも考えたけれど、台所だし、不適切だと思ってその考えは却下した。


こういうときは、どうしたらよかったんだっけ?


こういうときは、掃除機で吸ってしまえばいい。なんだ、俺、答え知ってるじゃん、と思った。それで、掃除機を持ってきて、ヘッドの部分を外してスイッチをいれた。


若干、遠くからハチに迫る。ハチは強風を感じると、その場にしがみつく性質があるらしく、掃除機の筒がゆっくりと迫ってきても逃げようとしない。


掃除機の筒の中にハチが飲み込まれ、手元のパイプのなかを通過する際、ゴツンという重い衝撃がある。これで、ハチ問題は基本的に終了だ。


それにしても、どこからハチがやってきたのか?洗濯物の山のなかに隠れていたのだろうか?それとも僕といっしょに帰宅したのか?謎は永遠にわからないが、考えていても楽しい話題ではない。やれやれと思って食事をした。


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週末には、野球の試合があって諏訪にまで行った。僕は「応援だけ」と言っていたのに、いつの間にか2軍の一員になっていて、ユニフォームも支給されていた。考えてみれば、そもそも僕は野球部ですらない。


僕はソフトボールは好きだが、野球はそれほど得意ではない。それでも、打つ方はまだできる。問題は守りだ。


幸いなことにメンバーはふんだんにいて、僕はほとんどすることがなかった。若者が多いので、僕は偉そうにベンチに座って声を出していればいい。


2試合に出て、バッターボックスに立ったのは1試合に1回ずつの2回だけだった。守備は1回、セカンドを守っただけで、ボールは1回も飛んでこなかった。


バッティングは2打数1安打で2打点だった。


最後の試合の打席は、最終回の2アウト、満塁で回ってきた。
「いきなりこんな打席なのか」と一瞬、途方に暮れたが、それでも打つ気は満々だった。


見送ればボールになる高めの球を、力一杯引っ張った。
ソフトボールでは考えられないほど、ボールは上空に上がり、レフトフライになるかもしれない、と思ったけれど、レフトの前に落ちてヒットになった。


次の打順の人が真芯に当てたボールがショートライナーになって、僕らのチームは2敗し、最下位の4位だった。一軍のチームはもちろん、優勝した。一軍の優勝だけだと話しは簡単だが、自軍が4位ということもあるので、喜び方も微妙だったし、正直なところ、悔しさもあって、うーむ、という感じだった。


そんなわけで、土曜日の昼間に日焼け止めも塗らず半袖姿でグランドにいたものだから、両腕が真っ赤に焼けてしまい、痛くてたまらない。


こういうときは、どうしたらいいんだっけ?とりあえず、冷やして、あとはグリセリンかなにかを塗って、耐えるしかない。


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日曜日は夕方から地元の納涼祭があった。
僕は、今日はさすがに長袖のシャツを着ていたが、それでも、布地を透過した紫外線を感じて、日に焼けた両腕が痛くてたまらなかった。


基本的には、僕はずっと焼き鳥を焼いていた。ときどき、ビールを注がれるので飲みながら、あとは延々と焼き鳥を焼いていた。


いろんな人と話をしたが、僕が困ったのは、向こうは僕のことをよく知っているのに、僕が何も知らないことだった。僕もブラピと同じ、失顔症なのかもしれないと思った。


納涼祭は、1次会が終わって、2次会にみんな行ったが、僕は行かなかった。明日は朝早くから、松本に行かなくてはならないからだ。


片付けの最中に、指先を火傷したが、もう腕全体が日焼けで痛いので、指先の火傷などほとんど気にならない。


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クリストファー・ノーラン監督の「メメント」という映画をDVDで観た。
http://www.youtube.com/watch?v=0vS0E9bBSL0


My Kiasu Life in JAPAN-memento

主人公は、妻をレイプされて殺害された後、自分も暴行を受けて、記憶が短期間でなくなるようになった男。記憶を次の自分に繋げるために、彼は情報を自分の体に入れ墨の形で入れ、ポラロイドカメラで写真を撮り、メモを残しておく。


My Kiasu Life in JAPAN-memento1

彼の妻を奪った男達に復讐を誓い、彼は頼りない記憶とも闘いながら、真実に迫ろうとする。でも、その真実は、本当に真実なのだろうか?


My Kiasu Life in JAPAN-memento2

記憶が頼りないことから、モーテルでは家主が2部屋を予約させたり、多くの人が、彼のメモに真実ではないことを残そうとする。そして、記憶を失った彼は、そのメモを唯一の頼りにしながら、状況を分析し、行動をする。


難解な映画で、見終わるとぐったりするが、この映画は「見ておかなくてはならない映画」なので、見終わって少しほっとした。


それから僕も、本当にもっとメモを取っておかないと、人の顔をみんな忘れちゃうから気をつけようと思った。

僕が幼稚園の頃に、お世話になったシスターが、闘病中だというので、お見舞いに行くことになった。僕はカトリックの幼稚園に通っていたのだ。


週末の土曜日の朝早く、家を出て、姉をピックアップした。茅野駅で車を駐めて、それからあずさに乗って東京へ向かった。


シスターは長いことアフリカで活動をしていた。以前、お話を聞いたとき、もう70歳を過ぎているというのに、アフリカではバイクを運転していると聞いて驚いていた。


シスターの病気が重いことは知っていた。でも久し振りに会ったシスターの顔色は思ったよりずっとよかった。昔の話しをいろいろとしてくれた。
「あの頃は、私も若かったから。子供達を連れての遠足が楽しかった。今でもきれいな紅葉を思い出す。楽しかった。」
「思い出すのは、あなたのような教え子のこと。私は子供がいなかったから、あなたたちが本当の子供みたいに思える。あんな小さかった子が、こんなに大きくなっているなんて。」


シスターはアフリカでのこともいくつか話してくれた。
母も姉も、日本のお米や文房具など、アフリカにいるシスターに送っていた。お米が届くと、いろんな国のシスターと、ご飯を炊いて、おにぎりを作って、海岸で食べたことを話してくれた。海苔をまいたおむすびを、他の国のシスターも美味しそうに食べるのだという。


「あなたもそろそろ結婚しなくては。いい結婚ができるように祈っています。気の優しい女の子がいいんでしょ。」シスターが真剣な顔で言うので、「はい。まあ、はい。」と返事をした。気の優しい女の子がいいのかどうかは、自分でもよくわからなかった。


病室には1時間30分ほどいて、それからすぐに帰りの電車に乗って帰ってきた。
帰りの高速道路を運転しているとき、しばしば豪雨に襲われた。
姉を送って行ったとき、姉の夫に焼き肉をごちそうしてもらった。


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日曜日は天竜川でアレチウリというツル科の植物の駆除作業があった。僕も参加することになっていて、カマを持って作業をした。


2時間ほど作業をして、とりあえず終了ということになった。汗だくになって作業をしたが、まだ山のようにアレチウリは茂っていて、果たしてどれだけの効果があったのかは僕にはよくわからなかった。


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11月になったら法学検定のアドバンストを受けようと思っていたんだけれど、どうも気が乗らない。商法を勉強しようという意欲が湧かない。それで、ここのところしばらく考えていた。


それで、僕は今は理系の問題を解きたい気分なのだということがわかってきた。理系の問題にもいろいろあるけれど、いつかは取りたいと思っていた気象予報士を目指すことにした。僕は昔から「宇宙・気象・地球」の分野が好きだから。


とりあえずユーキャンのテキストをボーナスを使って一括で買った。正直、ユーキャンのテキストは今ひとつだと、以前、司法書士のテキストを買ったときから思っていたけれど、他に良さそうなのがなかったから仕方がない。あとは、独学でやるしかない。


そんなわけで、8月は診療情報管理士のスクーリングに行き、9月は診療情報管理士の基礎科目試験、1月に気象予報士の試験、3月にTOEICという流れでとりあえず勉強をしていくことにした。途中、1週間ほどバカンスにどこかに行く。


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山本真樹監修の「面白いほどよくわかる人体のしくみ」(日本文芸社)を読み終わった。


My Kiasu Life in JAPAN-jintainoshikumi

子供向けの本だが、この本を読んで、少しは体の仕組みがわかったような気がする。

特に、食べ物がどのように様々な消化管を通過して、消化されていくのか、とか、「血液の流れ」などはこの本を読んで理解が進んだ。
ナビゲーター役のポッキンというキャラクターが中途半端で、「どんなものか」とは思うが、子供向けの本なので、そういうあたりは、どうでもいいのかもしれない。


山崎正和さんの「山崎正和著作集 戯曲(1)」(中央公論社)は従兄弟から半年ほど前に借りた本だが、ようやく読み終わった。


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こんな難しい戯曲を高校生時代に読んでいた従兄弟の能力はすごかったんだと改めて認識した。


こんな難しい戯曲を理解して演じきれる役者がもう日本にはいないと思う。「世阿弥」など生半可な芸術史の理解では、言おうとすることの前提が理解できないと思う。また、実際に能を観たことがない僕には理解が遠く及ばない。昔の人は偉かったんだと思うのはこんなときだ。


また、この戯曲が寄って立つ60年代の感覚が、もう現代の僕らにはない。例えば「動物園作戦」では「流行を作り出す」ことを事業とする若者を、まるでSFのように描いている。しかし、現代では広告代理店をはじめとしてあらゆる企業が、そのことに真剣に取り組んでいる。絵空事ではもうない。


そのほか、「凍蝶」では家族間で肉体関係を持ち合うなど、現代では到底、理解が得られないシチュエーションを前提とした舞台もあり、読んでいて「これはないな」と思った。


ただ、「誰かのため」に演じ続ける役者の「哀しみ」を僕は「世阿弥」のなかで感じたし、60年代特有の空気をこれらの戯曲を通して感じることができた。


それから何よりも「俺は一応、中央公論社から出版された「山崎正和著作集 戯曲(1)」は読んだことがあるよ。」というのが、小さな僕のステータスになったような気がする。名前を知っていても、本当に読んだことがある人は、そうはいないと思うから。


とにかく、こういうとてつもなく芸術的なレベルの高い戯曲を、高校時代に買って読んで持っていた従兄弟に、この本を長いこと貸してくれていたことも併せて感謝したい。

朝6時から防災訓練があった。連絡網は僕が起点になっているので、防災訓練時には寝坊なんかしていられない。連絡が来たら6人ほどの連絡先にすぐに連絡をする。「もし俺が連絡網を回せなかったら」と不安が募って何度も夜中に起きてしまい、眠りは浅かった。


それから職場に行って、地震時の対応について検討をする。一番の課題は、情報収集だ。携帯電話が使えない状態になっってしまったら、班を編制して現地に行かせることができても、行った先からどうやって本部に状況を連絡させることができるのか?


話し合いの最中に、自分の部署が衛星携帯電話を所有していることを初めて知った。ただ、1分間に数百円という途方もない回線使用料がかかるのだそうだ。でもその衛星携帯電話も2台しかない。この2台を誰に持たせるのか。


話し合う時間の制約があるなか、幹部が集まって対応を検討している姿を見ながら、実際に地震が起きたときも、これだけの頭脳が集まってそれぞれの問題を解決していくことになるんだよなあ、と思ったら、頼もしさを感じた。


何とか制約された時間内に妥当な案を導き出すことができた。


今回は係長以上だけの参集訓練で、本来の仕事の始まる定時前には訓練をすべて終了をしていた。地図を広げ、書類が散らかっていた会議机も仕事が始まる前にはすべて片付けられて、何もなかったように1日の仕事が始まる。


ちょうどこの日の午後に「MOSエクセル2010エキスパート」の試験があった。3時間ほど休んで、試験会場まで車を運転していく。


試験を受けるのは僕1人だったが、すぐそばでパソコンの研修を受けている人もいて、部屋に1人きりというわけではなかった。ただ「試験の解説を読んで、自分のタイミングで始めてください」なんて、随分優しいことを言われて「ふーん。」と思った。


受験料が1万円を超える高額な試験なので、落ちるわけにはいかない。試験自体はそれほど難しかったわけではなく、わからない問題は1問もなかった。自分が普段使っているキーボードではないので、キーの配列が微妙に違っていて、変換キーを何度も押し間違えて、そのたびに「まったくなあ」とは思ったが、特に不満というほどではなかった。


この試験はすぐにその会場で試験結果がわかる。「試験結果レポート」を出してもらって受け取る。僕は1000点満点で950点だった。わからない問題はなかったし、全問完璧に解いたつもりだったので、どこが間違いで減点されたのかがわからず「納得いかないよなあ」と合格はしたけれど不満が残った。


それからまた車を運転して、仕事に戻った。


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週末の日曜日は地元の若者(俺が加わるのはかなり問題がありそうだが、頼まれたので仕方がない)の集まりがあって、バウンドバレーボールというのをした。


変形したソフトバレーボールを使い、サーブ以外は自陣にワンバウンドさせてからでないと攻撃できない。最初は、ついついワンバウンドさせずに打ってしまい、迷惑をかけた。


そのうちにルールや動きが把握できて、それなりに楽しめたが、僕たちのチームの順位は下の方だった。
その後は飲み会だった。
注意はしていたが、なにしろ2時間30分のバレーボールの打ち上げを5時間もかけてするものだから、すごく量を飲んでしまい、2日酔いで筋肉痛の今(月曜の朝)は気持ち悪さと体の痛さでつらくて仕方がない。


また7月14日にも似たような飲み会がある。いろいろと大変だ。


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ガイ・リッチー製作総指揮の「ロック・ストック&ツー・スモーキング・バレルズ」という映画をDVDで観た。


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ブラッドピット主演の「スナッチ」に似た映画で、見る人を選ぶ映画だ。映画好きを名乗るなら、この映画を観て「面白かった」と言いたいところだが、正直、前半は欲の皮が突っ張った男達のバカさ加減にあきれてしまい、退屈だった。


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ただ、後半はそれこそ「スナッチ」のように全ての謎が解け、展開が突拍子もなく、また早くなり、「これはなかなかやる映画だ」と唸らせる映画になっていた。


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全編にわたってイギリスっぽさが満載。イギリスの男達はやたらとつるむが、この映画でも男同士がつるんでしかも女の話をしない。仲間うちだけで延々と話しをする。イギリスだよなあと思った。

月曜日に携帯電話を紛失した。


車で1時間ほどのところにある村に出張をして、会議をしたので、会場に忘れてきたのかと当初は思った。
夜8時頃まで残業をした後、家に急いで帰って、ネットで自分の携帯電話の現在位置を調べてみたら、そんな遠いところに携帯電話はなく、職場のあたりにあるようだった。


それで、火曜日は仕事の始まる2時間近く前から会社に行き、携帯電話を探した。僕の携帯電話は個人持ちだが、社用でも使っている。緊急の電話が入ってくる可能性も高い。1時間ほど探しても見つからず、月曜日に会議に一緒に出張をした上司に相談したら、「きっと車のなかだ」という。


社用車は既に、それこそマットの下まで探していたが、再び探しに行くことにした。途中で部下に会って「携帯電話を紛失したから、これから社用車に探しに行く」と伝えた。


社用車の中で可能性が高いのは運転席の座席の下だった。月曜日の出張の帰り、後部座席にカバンを置いていたのだが、急ブレーキをかけた際、中身が飛び散ったのだ。


その記憶があったので、真っ先に運転席の座席の下を探してみたが、見つからなかった。
「やっぱり、車のなかではないのか。」
諦めかけたとき、自分の携帯電話が鳴っているのに気がついた。
音を頼りに探したら、やはり運転席の座席の下から聞こえてくる。もう一度「ここに絶対にある」と思って探したら、見つかった。微妙に影になっていて、今まで見つからなかった。


このタイミングで、誰からの電話だろうと思って発信者を見たら、さっき「携帯電話を社用車に探しに行く」と伝言をした部下からだった。賢い部下を持つと本当に助かる、と思った。


上司と部下にお礼を言った。携帯電話が見つかるまで、気ばかりが焦っていた。車もついついスピードを出していた。本当に気をつけようと思った。


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エクセル2010エキスパートの試験は地元で受けるつもりだった。受験料を振り込み、それから試験の日程を詰めるために連絡をしたら、その会場ではエクセル2007までの試験しかできず、エクセル2010の試験は8月からだという。


「8月ですか…。」


とても8月までは待っていられない。ほかに受験場所があるか聞いたら、車で1時間ほど離れた会場でなら受験ができるという。調べたら試験ができるのは平日のど真ん中の時間帯だった。来週の午後、休みを取って行かなければならないが、仕方がない。


「現地まで行って、申込書を明日の夜9時までに提出して、受験料も払ってください。」なんて向こうの人が言うので慌てた。仕事が終わった後、急いで高速道路を運転して会場に向かう。


なんとか8時前に辿り着いて、それから申込書を記入する。受験日が来週の水曜日に確定した。それでノートにそのスケジュールを記入した。


夕食を食べてから帰ろうと思い、帰る途中でラーメン店に寄って食事をした。食事をしながら、スケジュールを見直そうと思ったら、カバンのなかにノートがない。


「また紛失かよ。」


ラーメンを食べ終わった後、再び試験会場に行く。ノートはさっき僕が広げたままの状態で、そのまま置いてあった。「やれやれ」と思いながらノートを持って、いろんな人に謝って、家に帰った。そして、その日の夜、本当にいろいろと反省をした。


でも、大失敗をしたあと、微妙にツイているような気もしていた。結果から見るとすべて取り戻すことができている。


携帯電話も夜の間は、着信を拒否していたが、朝になって探すときには着信を可能に設定し直していた。いろんなことが重なって、なんとか見つけることができた。ノートもそうだ。あのまま高速に乗って帰ってしまうこともできたのに、とりあえず食事をしようと思ったから、まだ引き返せるところにいた。


ミスしても、ツキで取り返している。こういうツキは大切にしようと思った。


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週末は8月に僕が企画・運営を任されたイベントのために、チラシを作った。この仕事はいろんな人の思惑が絡んでいてやっかいだ。いずれにしろ成功させなければならないので、今できることを順番にやっていくしかない。


チラシは2時間ほどでできた。前の職場で、かつては毎月、新聞を発行していたので、こういうチラシ作りの仕事はそんなに苦手ではない。でも、無事に作ることができて、少しほっとした。


週末は問題集についているエクセル2010エキスパートのランダム試験を何度もした。でも、もうほとんど問題を覚えてしまい、10回ほどチャレンジしたが、正答率が9割を下回ることはまずない。


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007の最新作(といっても半年も前の映画だが)「007 スカイ・フォール」をDVDで見た。


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自宅の一部分をDVD視聴専用の区画にしてロッキング機能のあるイスを運び込んだら、それなりの視聴室ができた。


スカイ・フォールのオープニングからのアクションは派手で、なかなかスリルがあった。さすが007、という感じだった。でも「老い」、「世代交代」、「組織の不要論」などがテーマとなった中盤からは間延びしてしまい、退屈だった。


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それにしても、久し振りに映画を見たということだけでも興奮して、楽しかった。


それから、俺は映画を見ることでいろいろと救われているんだなあ、とも思ったし、映画なんかをしょっちゅう見ているから、ついつい余計な仕事を引き受けちゃうんだよなあ、とも思った。

引っ越してきてから、映画を見ていない。
映画を見ない生活なんて、かつては考えられなかったけれど、普段、寝ている部屋にDVDの機器がなく、それを理由にすっかり見なくなった。


本もあまり読んでいないし、マンガもほとんど読んでいない。
ゴミ捨てのルールがやたらと面倒なので、雑誌すら読まなくなった。


それでいったい俺は何をしているんだろう?確かに仕事を家まで持ち帰ってきているし、最近はEXCELの勉強もしているけれど、それほどの達成感もないうちに、いつの間にか時が過ぎてしまい、気がつくと1日が終わっている。時間の使い方がへたくそになっているんだと思う。


土曜日はクリーニングや髪を切るために外出をしたが、日曜日は1日中家にいた。日曜日の午前中には一通りEXCELの問題を解き終わった。


僕のoffice2010は、中国からの輸入品なので言葉通り「桁違い」に安い。


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インストールをきちんとすれば、ほとんどの機能は日本語で動かすことができるけれど、アドインなどの処理になると日本語では動かせず、英語のバージョンを使うしかない。問題集は日本語で動くEXCELを対象としてできているので、アドインの出てくる問題は、例え英語で解いても不正解になってしまう。まあ、仕方がないことだとは思う。


試験だけのことを考えれば、運がよければ受かるレベルにはもう達していると思う。
でも、まだまだ財務の関数や、文字列操作に不安があるので、次の1週間を大切に、知識の上積みをしていこうと思う。


日曜日の午後には、結婚紹介所の人が営業でやってきた。紹介するのに50万円、お見合いの成功方法を教えるのに40万円かかるという。「高いなあ」と思ったけれど、会員数はどんどん伸びているのだという(具体的な数字は秘密なのだそうだ。)。


「昔は男性が尊重されたけれど、今はそういう時代ではない。」なんて、その話しこそ、いつの時代の話だよ、なんて思うようなうんざりする話しが長くて、帰った後、どっと疲れた。


家の庭の木の上に、鳩が巣を作って暮らしている。僕が近づいていっても逃げようとしない。草むしりを少しして、鳩の巣を見上げると「ここは俺んちだけど何か?」って顔をしている。勝手に住み着いたくせに。でも、まあいいか、と思う。


ときどき、巣のあたりから鳴き声が聞こえる。窓を開けてみたら、鳩が巣のなかで歌っているみたいだった。ジャグジーに入ったおっさんのようで、少し笑った。