【マンガ感想】
『黒子のバスケ 8巻 (藤巻忠俊)』
黒子のバスケ 8 (ジャンプコミックス)
藤巻 忠俊 集英社 2010-08-04 by G-Tools |
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【あらすじ】
WCに向け、誠凛は夏合宿に突入。新たなプレイスタイルへのきっかけをつかむ火神と黒子。そして、合宿の締め括りに、桐皇VS海常のI・H試合を観戦!! 最強のスコアラー・桐皇の青峰に、海常エース・黄瀬が挑む!!
バスケットボールをテーマとした作品です。
昨年の帝光中学校バスケットボール部は、10年に一人の天才が5人同時に存在し、
無敗のまま全中3連覇を成し遂げてしまったことから、『キセキの世代』と呼ばれている。
その5人の天才による『キセキの世代』には、ナント幻の6人目が存在していた、らしい。
という感じの作品でして、その幻の6人目・『黒子テツヤ』が誠凛高校へ入学するところから始まり、
アメリカからの帰国子女・『火神大我』や、誠凛高校バスケ部の学生監督・『相田リコ』などと共に、
全国制覇を目指すという青春バスケットボール漫画です。
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ここからは、8巻の感想。
8巻では、7巻から始まった地獄の夏合宿の続きが描かれたり、全国大会の準決勝のカード・
『海常高校vs桐皇学園高校』の試合が描かれることとなりました。
そんな8巻のメインとなるのが、『海常高校vs桐皇学園高校』の試合ですね。
この試合の特徴は、両チーム共に“キセキの世代”のスタメンメンバーが所属している点でして、
この試合がこの作品において、初めての“キセキの世代”同士の直接対決の試合となっております。
(海常高校は『黄瀬涼太』、桐皇学園高校は『青峰大輝』、共に主人公と対戦済み)
で、
肝心の試合ですが、『青峰大輝』が率いる桐皇学園高校が序盤から優位に試合を進めている状態で、
“キセキの世代”同士の戦いも、『青峰大輝』に『黄瀬涼太』が抑えられているという状態です。
海常高校としては、やはりエースである『黄瀬涼太』が『青峰大輝』に勝ってもらわない限りは打開策は
無いと判断しており、『黄瀬涼太』が試合中に才能の開花することを期待して、彼の才能が開花するで
あろう布陣で挑むこととなりました。 当然、桐皇学園高校としては、相手のペースに合わせることなく、
差を広げていくために一気に攻めることとなり、最大14点差まで広げることに成功し、完全に試合の
ペースを握ることとなりました。
しかし、第3Qで、ついに『黄瀬涼太』が才能の開花(『青峰大輝』のコピーに成功)することとなると、
徐々にペースが海常高校に移り始めます。 そして、『青峰大輝』がミスで4ファールをしてしまうと、
完全に海常高校のペースとなり、一気に9点差まで縮まることとなりました。
(↑才能が開花した『黄瀬涼太』が『青峰大輝』を抜き去っていくシーン)
この8巻では、その第3Qの終わりまでで終了してしまったので、その後の展開は不明ですが、
恐らく、9巻では『青峰大輝』が『黄瀬涼太』に対して、意地を見せていく展開になるのではないかな、と。
(さすがに、『青峰大輝』が『黄瀬涼太』のコピー能力に負けるとは思えないですし・・・)
いや~、なかなか面白かったですよ。
次巻も楽しみです。
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【総評】
今巻を読んで、「この作者はかなり絵が上手くなっているな~」と一番に感じました。
絵に関しては、もう他のバスケ漫画に負けないくらいのレベルに達したのではないかな、と。
ストーリーに関しても、段々と面白くなっているので、今後も期待できそうです。
点数的には
85点
です。
では、ここまで。