【マンガ感想】
『コーセルテルの竜術士物語 5巻 (石動あゆま)』
コーセルテルの竜術士物語 5 (5) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
石動 あゆま 一迅社 2007-07-25 by G-Tools |
過去記事はこちら → 『新装版 コーセルテル竜術士』 1巻 2巻 3巻 4巻
【あらすじ】
竜術士―それは竜の力を借りて術を使う代わりに、まだ弱く未熟な子供の竜を守り、育てる術士のことである。竜術士のマシェルは7つすべての術資質を持っていることから、7人の子竜を預かることに・・・。そんな彼の慌ただしくも賑やかな毎日は―。
ほのぼの子育てファンタジー。
早くも5巻目(実質9巻目)に突入しておりまして、サブキャラクターが増えてきました。
正直、7人の子竜はまだ子供なので、話のバリエーションが少ない状態なので、
魅力的なサブキャラクター達が作る物語の方が面白かったりします。
今巻は残念ながら、ロービィとエリーゼのエピソードはありませんでしたが、
ユウシィ・ノイ・ジュン・ラルカの『お姉さんズ』が大活躍。
なんか、この話で、ラルカの印象が大きく変わってしまったような気がしますが、
無口・無関心キャラよりも、こちらの方が私は好きです(^^ゞ。
以下、軽い感想。
第33話・第34話:『ないしょの恋の今昔』
水竜のクララの恋話から、エレの初恋話、リリックの家出、
リリックのミリュウへの嫉妬、そしてカディオの初恋話と盛りだくさん。
その中で一番の注目は、補佐竜の中でも苦労人のリリックのエレへの想いですね。
母親・・・というか手間のかかるお姉さんのようなエレだけに、
リリックの好みの対象外と思いきや・・・、やはり『リリック×エレ』も捨てがたい(笑)。
補佐竜の中でも主人公であるリリックの話だけに、こういう話がこれかも描かれてほしい。
第36話:『それぞれの英雄像』
『物語』になって以来、一気に地味になった火竜家とメオ。
そんなメオですが、やはりリリックとの漫才は健在で、面白い。
メオの芸術作品のルーツが判る話でもあり、メオファンは必見か。
あと、そのメオの芸術を『喜ぶ子竜』と『微妙な反応をする子竜』に別れているところが面白い。
水竜のマータが喜んでいたのは意外でした(リリックが嫌がっていたので)。
第37話:『おとめの心境』
『お姉さんズ』が大活躍する話。
今巻で一番面白く、この話だけで値段分の価値がある・・・と思う(笑)。
『ロービィ×エリーゼ』の関係以上に萌える展開が描かれる『ユーシィ×ランバルス』。
新装版の頃からずっと描かれ続けているユーシィの片思いラブコメでしたが、
やっとランバルスが彼女の魅力に(気付きたくなかったのに)気付いてしまった話です。
まあ、ランバルスが気付いてしまったとしても、話が進展することはないのだろうけど、
ユーシィの幸せそうな顔を見ていると、こっちも幸せな気分になりますな(^^ゞ。
しかし、ユーシィといい、ロービィといい、地竜家のラブコメ度は異常です(笑)。
本来は地味なポジションの地竜家ですが、この2人には作者の愛を感じます。
このまま、1巻に1話は、地竜家の話を描き続けてほしいです。
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【総評】
ほのぼのした雰囲気が素晴らしいですね。
相変わらず、面白かったですよ。
点数的には
90点
です。
過去の作品が楽しめた人なら、絶対に楽しめる作品だと思います。
では、ここまで。
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