右手の動きが悪いと言い始めたのは、

2014年の夏頃の事。

 

グーパーしながら、

首をかしげていました。

 

このまま動かなくなるのは嫌。

そう言って、グーチョキパーを

して動きが悪くならないよう、

自己リハビリをしていました。

 

この頃はまだ、日常の動きは、

右手を使ってできていました。

 

 

そのうち徐々に、左手を使う頻度が

増えていきました。

元々器用な人なので、

麻痺が無い左手を使った方が

楽だったのでしょう。

 

定期的に撮っていたMRI画像では、

少しずつ造影剤に写る部分が

濃くなってきていましたが、

再発と断定するには至らず。

 

 

 

そして、2014年の冬の事です。

 

右目が二重に見えるという、

訴えがありました。

また、ふらつきも出てきたので、

四点杖を使い始めました。

 

2014年12月

 

定期検診の時の画像から、

腫れの部分が大きくなっている事が

分かりました。

 

主治医は、

そろそろ次の一手を考えましょう!

と仰って、説明をはじめました。

 

次に受けた治療は、

 

「ニドラン動注」

です。

 

「ニドラン」は、

歴史ある抗がん剤の一つです。

副作用軽減のため、

カテーテルを通して、

ピンポイントで腫瘍に届けます。

 

 

この時、正直なところ、

新しい抗がん剤の方が

効くイメージがありました。

 

でも、そんなイメージは、

あっという間に

払拭される事になったのです。