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母の頭痛はしばらく続きました。

吐く様子を見ると、

また脳腫瘍が暴れ始めたのかと

不安になるほどでした。

 

 

 

トラブル一家が退散してから、

1週間程が経過した日。

 

町内会長さんと副会長さんが、

我が家を訪れました。

 

 

 

絶対に違うと、

私達は分かってるんだけどねニヤニヤあせる

 

から始まった会長さんのお話は・・・

 

 

トラブル一家から呼び出され、

 

「石を蹴られた」

「ハサミで脅された」

「監視されている」

「孫娘に危害を加えられた」

 

と、ある事無い事、

いや、もう聞き飽きた、

あり得ない事ばかり、

町内会長さんと副会長さんに

一方的に訴えていたそう。

 

しまいには、

生活を脅かされているから、

この地区から追い出せムキー

と、あの老婆がお怒りだったとの事。

 

 

 

「実はね、事前にAさん(救世主)

から話は聞いていたんだよ。

畑仕事中に、雑談がてらにね。

何かあったら力になってあげてよ、

って言われてね。」

 

と、会長さん。

 

(町内会長さんとAさんは、

借りている畑が隣同士!

しかも、母とも面識あり!

トラブル一家はその事を知りません)

 

 

「それで、今日呼び出し食らって、

話を聞きに行ったら、

まぁ、酷いの何のってポーン

あの人たちが言っているような事、

一つも無いでしょう?」

 

と、副会長さんも仰りました。

 

 

「もちろん、無いです。」

 

 

「やっぱり、そうだよね~。」

 

と、お二人。

 

 

「私達、1時間も同じ話聞かされて、

あげく怒鳴られて

いや~、すごい婆さんだよ。」

 

「注意して来いと言われたけど、

注意する事は何もない訳で。

本当に大変だったね。

何かあったら、私か副会長に

いつでも連絡して下さいね。」

 

「大丈夫ですよ、黙らせてきますから。

そもそも、あの婆さんは

同居しておらず、隣の市に

住んでると言うじゃないですか」

 

「さて。行きますかね。」

 

 

と仰って、帰られました。

 

 

大丈夫だろうか・・・

と心配になりましたが。

とても恰幅が良く、

頭脳明晰な会長さん。

いつも冷静沈着な副会長さん。

 

さすがです。

 

 

うまく話をして下さったようで、

 

トラブル一家は、

二度と来ませんでした。

 

 

その後しばらくすると、

トラブル家を訪れていた

老夫婦の姿を、

全く見かけなくなりました。

 

 

孫娘さんの姿も、

全く見かけなくなりました。

 

 

 

 

先日、あるTV番組で、

 

 

「すすきの殺人初公判」

の事を放送していました。

 

「娘ファースト」

「ドライバーさん」

 

・・・

 

トラブル一家と重なりました。

 

 

小学校低学年の途中から、

毎日車で送迎、

 

成長してからも、

深夜でも父親がどこかに

送迎していました。

 

 

リクが高熱を出し、

喘息の症状が酷くなって、

朝まで様子を見るのは危険

と判断し、0時前に夜間診療所に

連れて行った事があるんです。

 

その帰りなので、

1時を回っていたと思いますが、

 

 

トラブル一家の父親の車に、

あの孫娘が乗り込むのを、

見た事があります。

具合が悪い感じでは

ありませんでした。

遠目に見ても派手な格好でしたから。

 

 

こんな深夜に?

 

と不思議に思った記憶があります。

 

 

また、本人は手ぶらで車を降り、

父親が大きな荷物を持ち、

母親が出迎えて手荷物を持ち、

玄関を開けてエスコートする

姿も、何度も見ています。

 

(見るつもりが無くても、

家同士の配列上、

駐車場の様子が見えてしまう)

 

 

珍しい親子関係だなぁ、

としか、その頃は思いませんでしたが、

今思えばかなり奇妙な光景でした。

 

 

作り話を信じ込ませ、

両親や祖父母を意のままに使い、

嫌がらせをして、

自分の欲求を満たす。

 

そんな娘さんでした。

 

嫌がらせを受けたのは、

我が家が三件目。

 

娘の要求ならば、

何でもする親達です。

 

 

殺人には至らないまでも、

歪んだ親子の構図には、

少なからずあの事件の親子との、

共通点を感じました。

 

 

 

何はともあれ、

そこから10年以上経った今。

とても平和に暮らしています。

 

地域に溶け込み、

良い人間関係を築いてきた

母の功績は大きかったと思います。

 

 

 

長くなってしまいましたが、

ご近所トラブルシリーズを

読んでいただき

ありがとうございました。