壁いろいろ①
家づくりを真剣に考えだして、“我が家”というイメージが固まっていくにつれて、本当に壁紙でいいの?という思いが強くなってきました。というのも、量産クロスは下地を隠すためか表面の立体感が強く出ているものが多くてその中から好みのものを見つけるのは、私には難しかった、、取り寄せた白い壁紙の中で唯一、いいなと思ったものは量産クロスではなく、1000番クラス。それも、ほぼ凹凸のない、ペンキで塗ったようなもの。あ、私こうゆう塗り壁にしたいんだ。と気づきました。そうなると、無理に壁紙にこだわらなくとも他にも選択肢があるのではと、思って壁材について調べてみました。壁の仕上げの選択肢は大きく4つ。①壁紙②塗り壁③タイル壁④木材パネルそれぞれの特徴を私なりにまとめてみました。①壁紙1,000~2,500円/㎡一般的なビニールクロスの他に布クロス・紙クロスもあります。コストパフォーマンスに優れ、施工・手入れが比較的簡単です。★ビニールクロス【メリット】・コストパフォーマンスが良い・軽い汚れなら拭き取れる・色、柄の種類が豊富・張替え、上塗り等メンテナンスがし易い【デメリット】・素材感には欠ける・部分的な補修は難しい・化学物質を含有するビニールクロスについてはこちらに詳しく書いてます★布クロス(織物)1,200~10,000円/㎡【メリット】・布の素材感を感じられる・自然素材のものもある(綿・絹など)・給放湿性が多少ある【デメリット】・価格が高い・防火性がないのでキッチンなどには使えない・施工がやや難しい・汚れが落ちにくい★紙クロス1,500~15,000円/㎡紙だけでは弱いため、表面を樹脂コーティングしているものが多い【メリット】・色、柄が豊富・紙特有の優しい風合いがある・自然素材に近い【デメリット】・ビニールクロスに比べると高価・膨張、収縮するので剥がれやひび割れが起きやすい・立体感はないので下地に影響されやすい②塗り壁一般的なのは、漆喰や珪藻土をコテで仕上げる【左官】ですが、他に、ローラーや吹き付けで仕上げる【塗装】があります。クロスよりも高価ですが、長持ちします。上塗りで部分的に補修できるのも特徴です。≪左官仕上げ≫コテでわざと凹凸を付けたり、刷毛で箒で掃いたような跡を付けたり、いろいろな表情が出せます。★漆喰3,500~15,000円/㎡(仕上げ方法で変わる)消石灰に砂や糊を混ぜたもの。色のついたものもあります。 【メリット】・カビが発生しにくい・化学物質や二酸化炭素を吸着させる効果がある・吸放湿性があり、調湿効果がある・クロスと比べると長持ちする・不燃性がある・防音効果がある【デメリット】・施工に時間がかかる・施工技術が必要・材料が重い・強い力が加わると、ヒビが入りやすい・摩擦に弱い②珪藻土4,000~6,000/㎡(仕上げ方法で変わる)海や湖に住んでいるプランクトンが死んで蓄積されてできた土で、軽く断熱性のあるので、七輪に使われていた素材だそうです。 【メリット】・吸放湿性があり、調湿効果がある・クロスと比べると長持ちする・断熱性がある・一定期間脱臭効果がある・自然素材なので体にも優しい【デメリット】・汚れが付きやすい・摩擦に弱い③聚楽2,500~4,000円/㎡(厚くするともっと高くなる)和室に良く使われていた、いわゆる土壁です。特徴は漆喰に似ていますが、漆喰のような白はないみたいです。【メリット】・カビが発生しにくい・化学物質や二酸化炭素を吸着させる効果がある・吸放湿性があり、調湿効果がある・クロスと比べると長持ちする・不燃性がある・防音効果がある【デメリット】・施工に時間がかかる・施工技術が必要・材料が重い・強い力が加わると、脱落しやすい・摩擦に弱い長くなるのでいったん切ります。壁の種類がこんなにあることにびっくり。