前回の続きです。
前回紹介した塗り壁は、
【左官仕上げ】と言われるもので、
コテや刷毛の跡を出すのが一般的。
凹凸の少ない、平坦な塗り壁を希望している
私の本命はこちらのローラーなどによる【塗装壁】です。
≪塗装≫
7,000~12,000円/㎡
(塗料による)
左官仕上げが立体感で風合いを出すのに対して、
こちらは色むらなどで表情が出ます。
表面にクセがないのが特徴。
【メリット】
・質感が良い
・色が豊富(オーダーで作ることも可能)
・クロスに比べると長持ちする
・上塗りで補修できる
【デメリット】
・材料費、施工費がかかる
・汚れ、傷がつきやすい
塗料の種類は本当に多い。
全部は紹介できないので、代表的な3種類を紹介します。
★EP(エマルジョン)塗料
アクリルエマルジョン、水性エマルジョンなどがあります。
添加物が少なく、ほぼ無臭なのが特徴。
防汚性が高い、シリコンエマルション樹脂を採用した塗料など、
いろいろなものがあります。
★自然素材塗料
珪藻土や植物など、天然素材で作った塗料です。
自然素材を材料にしているので高価なものが多いです。
★オイルステイン
下地を木材にした場合の木目を引き立てる上塗り塗料です。
水性の「水性ステイン」という塗料もあります。
③タイル壁
4,000~15,000円/㎡
(タイルの種類によってはもっと高い)
キッチン・トイレなどの水回りに良く使われていて、
最近では一部にアクセントとして使ってる方も多いです。
エコカラットなど調湿・脱臭効果のあるものもあります。
【メリット】
・耐久性がある(ほぼメンテナンスいらず)
・汚れに強い
・表情、風合いが豊か
・火、水に強い
【デメリット】
・施工や材料が高価
・目地が汚れる
・割れ、欠けが生じる
・冷たい
・素材によっては汚れやすいものもある
④木材仕上げ
5,000~15,000円/㎡
材料によって価格が全然変わります。
ただの合板なんかで良いなら、価格はぐんと抑えられます。
衝撃に強いので、衝突しやすい腰のあたりまで貼る場合もあります。
【メリット】
・木の表情が出せる
・衝撃に強い
・汚れが目立ちにくい
・大きなものなら施工が簡単
【デメリット】
・モノによっては価格が高い
・耐火性はないのでキッチンには使えない
私が見つけた壁材は以上です。
他にキッチンパネルなど特殊なものもありますが、
一般的に広い面積で使われるのはこの辺りかなと思います。
一番心惹かれているのは、
塗装
ですが、クロスに比べると、
なんせ、費用がかかる。
クロスでは見つけられなかった質感と風合いが
どうしても諦めきれず、
しばらく悶々とした日々を送っていましたが、
そこで、ひらめいた打開案があるので、
次回はそのことについて書こうと思います。