松田のこれ知っとるか?~炎の1000本ノック。 -47ページ目

0480 albums of the year (4)

海岸線のホテル(DVD付)/ザ・タイツメン

これは楽曲云々よりも映画「GSワンダーランド」に敬意を表してセレクト。ストーリー的にはいろいろ粗が目立つところもあったけど、この映画は最高だったなー。興行的には失敗なのか近所の映画館ではガラガラで、3週間ほどで打ち切り。そんな状況で観るのもまたオツではあったが、これはもしかするとカルトムービー化するのでは?なんて思ってしまって珍しくパンフレットとかも買ってしまった。


このシングルには10分ほどのメイキング風景が収められたDVDがセットになっているのだが、そういうのがもっと観たい。なんだろな、この好き具合は。とにかく栗山千明が素晴らしかったなあ。「にぎにぎすんじゃねえよ」とか萌えだったなあ。アルバムともども大野ミク「ダイアモンド・ナイト」の未収録が心底悔やまれる。あ~ん。

0479 albums of the year (3)

ニカセトラ/二階堂和美

4年前に初めてこの人のライブを観て、結構な感銘を受けてしまって、終了後に本人から買った「ニカセトラ 夏模様編」というCDRを聴いて、特に「夏のお嬢さん」のカバーに衝撃を受けたものである。途中で間違えてるんだけどそんなの関係なくって暴走してる。もうどうにも止まらないその自由すぎる歌い方に私はやられたものである。


このアルバムに収録されている「夏のお嬢さん」は、なんとその4年前のテイクが使われているのだ。凡百のアーチストは普通、間違えてるところがあると直したがるものである。しかしこの人は間違えてるところよりもその疾走感の方を優先してるのだ。むしろそれを面白がってる。これ、録り直したら多分こういう風にならんでしょう。そういうことを自分でものすごくわかっているのだ。いいなと思う。


このアルバムは私が生で観た二階堂和美に最も近い作品だと思う。人の歌を通じて自分のオリジナリティを爆発させつつ、楽曲自体の良さも引き立てていて、何よりこの人の一番いいところが詰まってると思う。素晴らしいことです。

0478 albums of the year (2)

Thr33 Ringz/T-Pain

「オートチューンでロボ声とかいって、別に新しくもなんでもないんですよ。そんなもん昔からありましたよ、ダフト・パンクでしょユーミンでしょ。何がパヒュームですよ。無表情・無意識的な声で、それがなんだか切なく聴こえるって言うあれでしょ。イージーなんですよ。そんなもん、のっちだって自覚してやってます よ。でもこういうのがラジオで頻繁に流れているのを聴いていると私は感じるわけですよ。リアルってこれだな。なんてね、思うわけですよ。たとえ音楽を配信で聴くようになるのが主流になっても、こういうポップアップのバカ・ジャケットでリリースするT-Painが私は好きなんですよ。おそらくこういうのは真っ先に消耗される類いの音楽かもしれないけど、俺に言わせればそれこそが2008年のリアルなんですよ。なんだか切ないね。それだよ」


「ユーミンのあれは違うだろ」

0477 albums of the year (1)

A Hundred Million Suns/Snow Patrol

年末である。今年も例年に倣ってオレ的に2008年を象徴するであろう10枚を選んでみたい。しかし今年は特に前半、殆ど新譜を買っていなかった。買ってもハズレが多かった。そんなものだからレコード屋に行く機会も減る。6月までのオレは一体何を聴いてたんだろう?という1年である。しかし後半になってなかなか面白い音源と出会った感じがする。


スノウ・パトロールについてはジープスターからリリースされたデビューシングルの頃からチェックしていたグループなのである。03年の「ファイナル・ストロー」で大化けして以来、すっかり安定して中堅どころっぽい風格がでてきたものだなあとこのアルバムを聴いて私は感慨深くなった。乗ってるとはまさにこういう状態である。前作・前々作と比べると地味なところ行くなあと思ってしまったのだが、ミドルでいわゆる決め手に欠ける感じがありながらも捨て曲なしという手堅い作りのアルバムでありました。このバンド、ライブはわりとガッカリなんですけど、ここのところ出すアルバムはどれも良く出来ていて、しかもちゃんと売れてるというのがいいね。



0476 性悪説

マクドナルド化する社会/ジョージ リッツア

「ご注文はお決まりでしょうか?」

「はい、ええと、名前を度忘れしてしまったんですが、ええと・・」

「・・・はい」

「あの・・・何でしたっけ?ヤラセで行列の」

「・・・チーズ・クオーター・パウンダーで」

「そうですそれを1つ。持ち帰りで」

「単品でよろしいでしょうか?」

「あ、それとロッテシェーキ」

「・・・・。」

「バニラで」


0475 ウェディング・プレゼントがやって来る

Seamonsters/The Wedding Present

で、ウェディング・プレゼントのメンバーって誰よ?と気になっていろいろ調べていたんですが、なんと!ウェディング・プレゼントが来日するというニュースをたまたま知ってしまったではないか。な、なんだそれは!!しかもネストですって。ネストかよ!ソースはこちら 。今年最後のビックリだ。今更ながら復帰後のアルバムも聴いとかなくちゃである。その前に大そうじである。

0474 へフナーを久しぶりに聴く・2

Catfight/Hefner

年末である。午後の紅茶を飲みながら、同時購入したこのCDを引き続き聴いています。これも先のジョン・ピール・ショウ音源と同じく、2年前に出てたらしいのだが、こんなの出てたなんて全く知らなかったものである。ちなみにこれのほかにもベスト盤が出てたみたいで、2006年ってへフナー周辺になんらかのビジネス・チャンスを促す出来事でもあったのだろうか??ちなみにこれ、アマゾンのページには「Best of」なんて書いてあるけど、内容は未発表曲集です。2枚組、たっぷり43曲も収録。


曲は新しい順に並んでいて、2001年から1994年まで遡っていくように旧くなっていくのが面白いです。興味深いのは2001年の音源が9曲入っていて(って殆どアルバム1枚分じゃないすか)、そこではあくまで従来のバンドスタイルを保った上で、ほんのりキーボード類が利いた感じになっているのだ。しかも楽曲のクオリティはどれも高い。どっちが先かによって解釈は大きく異なるんだけども、どう考えてもあの不可思議なエレポップ路線の後でこういうのはやらんでしょう。つまりラスト・アルバムに至る拭き切れ具合みたいなのがこの両者の間にあるのではないかな。そうやって想像すると聴こえ方がちょっと変わってきます。


その前にヒューマン・リーグの曲とか「OMD」なんて曲もあって、ああなるほどなんて思ったりしながら、「モンキー・マン」(スカで有名な方ね)のカバーが非常にすばらしい。かつてジョナサン・リッチマンやファウンデーションの曲もやったりしていたけど、この何でもありかつ根底にある普段着なロックのスタンスは痺れてしまう。このグループは統一感のあるイラスト・ジャケットが好きなせいもあって、私はシングルもこまめにチェックしていたクチなんですが、こうやってまとめて聴くとちょっと眩暈がしてきます。後期の完成度が高いポップソング然とした楽曲に比して、初期の何かがありそうな雰囲気がブンブンに漂っている怪しい感じもまた良し。改めていいバンドだったと思う。さて、大そうじしますか。

0473 へフナーを久しぶりに聴く

Maida Vale/Hefner

年末である。さて大掃除でも始めるかと思っていたら、アマゾンからこのCDが届いた。早速かけてみたら、なんだか聴き入ってしまうではないか。


これは2年前にリリースされていたもので、「We Love The City」リリース時、2000年8月のジョン・ピール・ショウでの音源です。全10曲、やはりほとんど「We Love The City」からの選曲になっていて、ホーン・セクションを含む8人編成(!)での演奏は、豪華ながら肩の力が抜けていてなかなかいい感じのライブだなー。この後、へフナーは全編エレポップの不可思議なアルバムを残していつの間にか解散してしまうのだが、本来のバンドとしてのスタイルは、このあたりでやり尽くしてしまったということなのか?なんて思ってもしまうわけです。


ところでアマゾンのページには「This recording also features special guests from Talulah Gosh & The Wedding Present.」とあるのだけど、アメリア・フレッチャーはともかくウェディング・プレゼントのメンバーって誰のことだかわからんなー。これは誤認ということでOKか?

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ベガーズ・バンケット(紙ジャケット仕様)/ザ・ローリング・ストーンズ

カジノ・ジョーカーズのテーマ / サリー久保田とカジノ・ジョーカーズ
ムスタング・ベイビー / ムスタング
Dancing Seventeen / Tokyo's Coolest Combo
In Crowd / Afro Blues Quintet Plus 1
Comanche / Thee Headcoats
Love You / Little Barrie
Dessert Drought / Cast
13th Disciple / Five Thirty
Going Up The Coutry / Kitty, Daisy & Lewis
Most Likely You Go Your Way (Mark Ronson Remix)/ Bob Dylan
Serious / Duffy
Salt of The Earth / The Rolling Stones

0471 Shine a light

ザ・ローリング・ストーンズ×マーティン・スコセッシ「シャイン・ア・ライト」O.S.T./ザ・ローリング・ストーンズ

・これは何となく映画館で大音量で見たいかなと思って観に行きました。むしろDVDで買ったとしてもそんなに見ないような気がする。


・面白いなーと思ったのは音のバランスが自在に動くところで、たとえばロン・ウッドのギターが大写しになるとバランスもヘッタクレもなくストラトのフェーダーがグワっと上がる。ここまで露骨に各音量を上げ下げしてるのって初めて見た気がするけど、なかなか臨場感が効果的で、これは見てるだけでアガる。


・演奏された曲目は奇しくも「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー 」とのかぶりが多かったけど、あれと比べてしまうとさすがにこっちは映画的過剰さが目立つ。特にセットリストが演奏直前までスコセッシに与えられないといった序盤の状況説明はちょっとヤラセっぽくて白けた。まあ実際ヤラセじゃないにしても、なんだか安っぽい演出になってしまっていて完全に蛇足な感じ。そういうことはパンフレットの隅にでも書いとけばええ事やん。


・しかしストーンズに翻弄されまくってる自身の姿を隠さないスコセッシ、という見方をすると、あら、なんだか好感が持てるじゃないか。


・演奏シーンは大変素晴らしかった。きつめの照明(シャイン・ア・ライトってそれの事か?)による極端なコントラストがストーンズの躍動感をシャープに捉えていると思われる。とにかく4人ともが奇跡的に若々しいのだ。


・今までミック・ジャガーについてはまあ普通にすごいな位は思ってたけど、この映画見て本当にこの人ってすげーんだなと思った。この男がストーンズをコントロールしてきたんだなというオーラがひしひしと感じとれる。真のプロフェッショナルとはこういうことである。


・反面、ちょっとお腹が出てきてるキースはなんか歳とったなーと思ってしまった。本来存在感だけでOKの人ではあるのだが、いくらなんでもあの「悪魔を憐れむ歌」のギターソロはナシなんじゃないのか。


・「オール・ダウン・ザ・ライン」演奏後のチャーリー・ワッツがヘトヘトになっていて

、かなり萌えである。


・ダリル・ジョーンズはダメだな。というよりもビル・ワイマンの存在って案外大きかったんだなーと思ったのは大きな発見であった。


・ゲスト陣ではバディ・ガイが圧巻で、いいところを全部持ってってしまってる印象。クリスティーナ・アギレラもきちんと自分の役割をわかっていて好感が持てました。ジャック・ホワイトは選曲をミスったか、あれだけの大役を受けてあまりいいところなし。


・結局のところローリング・ストーンズってすごい。というアホな感想に終始してしまうような映画であった。せっかくやってるんだしファンの人は映画館で観る方が良いよ。


・どうでもいいけど「シー・ワズ・ホッ、ホッ、ホッ」って、藤井隆の元ネタという説があるんですが、本当なんですかね。