松田のこれ知っとるか?~炎の1000本ノック。 -49ページ目

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Entomology/Josef K

Crack the Shutters / Snow Patrol
Addicted to Drugs / Kaiser Chiefs
Rat Is Dead / CSS
Disco(Garden Mix) / Dee Dee Fever
七色のパラレル / Lou's Pale Horse
Calimero / Stereolab & Brigitte Fontaine
Fallin' / Teenage Fanclub & De La Soul
Part Time Punks / Television Personalities
It's Kinda Funny / Josef K
Cattle and Cane / The Go-Betweens
You Old Eccentric / Orange Juice
Love Und Romance / The Slits
Getting Nowhere Fast / Girls At Our Best
Ten Don'ts For Honeymooners / The Monochrome Set
Include Me Out / Young Marble Giants
Fairytail of the Supermarket / The Raincoats
Bull in the Heather / Sonic Youth
T'Hell With Me / Sammy
Stereo / Pavement
Thermal Treasure / Polvo
Is Chicgo, Is Not Chicago / Soul Coughing
Cornpone Brunch / Tortoise
Verginia Reel Around The Fountain / The Halo Benders
Speed Trials / Elliot Smith
Slow to Fade / The Red Guitars

0459 パエリア

週末はパエリャ名人/丸山 久美

「例えばこういう話です。5日後の日曜日、大切なお客様があなたの家に遊びに来ることになりました。つまりこれは成り行きで突然来ることになったという話ではありません。大切なお客様がわざわざあなたのおうちまでお起こしになるわけですから、せいぜい気持ちばかりは多少なりともでおもてなしをしたいものです。いや、おもてなし等と肩肘張るような事をされても却って遠慮しちゃうかもしれませんよね。でもお腹が空くことだってあるに違いありません。そこは察知して、しかるべき対応をしたいものです。仕事が忙しいとはいえ、準備する期間は十分にあるといえる状況です。でもあなたは全く料理が出来ません。そのことはお客様も薄々わかっておられるようです。となると比較的、これは楽なお話なのです。お腹が空いたらなんか適当なものをコンビニとかで買ってくればいいんじゃないかと思います。サッポロ一番・塩らーめんで良かったら多分、あと3袋くらいは残っているだろうから、それで済む話です。サッポロ一番・塩らーめんはもしかするとそのお客様も大好きかもしれないから、それでいいよね。


でもなあ、とあなたは思うでしょう。ここはきちっとしたおもてなしをしたい。なんたって大切なお客様がいらっしゃるわけですから。たとえばパエリアなんて作って差し上げちゃいましょうよ。パエリアってなかなか手のかかる難しい料理なんですけど、美味しいよね、私は好きだ。少なくともサッポロ一番・塩らーめんよりはいいと思う。でもパエリアなんて自分で作ったことなんか、もちろん無いのですよね。でもどうしてパエリアなのかといえば、そういえばSさんちに遊びに行った時にそれが出てきて、すごく美味しくって感動した事があったから。Sさんは調理師の免許を持っていて、料理なら何でもできる人で、あの人が作る料理といえば、その全てが美味しいのです。そういえば、にんじん1つ茹でたものでも、ものすごく美味しかったね。あなたはSさんに勢いで電話して、パエリアの作り方を聞いてみることにします。Sさん「何?突然。全然簡単だよ」と言って、すらすらとそのレシピを教えてくれます。あなたは慣れないメモを取って、必死に理解します。その作り方は実際、あなたにはとても簡単と思えるものではありませんでした。「ここが一番肝心な所なんだけど」と言ってSさんは、何度も何度も同じ言葉を繰り返します。これ、ほんとに簡単なのかな?とあなたは思ったことでしょう。そのメモを読み直して一度試しに自分で作ってみようと思ったけど、結局できないまま次の日曜日が来ます。正確に言えば、それは出来なかったのでは無い。面倒くさくなってやらなかっただけです。要するにそれが、今のあなたです。わかりますか?」


「うるせえ。死ね」

0458 Fuckbook

Fakebook/Yo La Tengo

今年のマタドール・サンプラー がタダでダウンロードできるので聴いてます。ペイブメントの未発表曲がなかなかいい感じです。そうか「ブライトン・コーナーズ」のデラックス・エディションなんて出るんですか。ルー・リードの「ベルリン」ライブ音源とかモグワイの新曲とか聴くことができます。先のベルセバBBC音源も入ってる。


で最後に入ってるCondo Fucksってのは、ヨ・ラ・テンゴの変名バンドなんだそうな。来年出る「Fuckbook」からのマテリアルで、スモール・フェイセスのガレージ風カバーである。おもろい。例によってマニアックな選曲のカバー集みたいなんですが、悪ノリ上等である。


ヨラと言えばこの10月に台湾・韓国までツアーで来ていながら日本にはやって来なかったのは、さりげなくショッキングな出来事であった。おまいらフジロックでキュアーなんか観てるとこうなるんだぞ(八つ当たり)。


マタドールといえば、ソニック・ユースが移籍 したそうなんですが、なんかこれ不思議な話だと思ったなあ。

0457 Go-Betweens最高という気持ち

BBCセッションズ/ベル・アンド・セバスチャン

昔は大好きだったのだが、もはや新作が出たとしても買うかどうか今では怪しくなっているベル・アンド・セバスチャンである。でもBBCセッション集となれば、それはちょっと聴いてみたい。国内盤は限定5000枚とのこと。へんてこな邦題のついた曲目がズラリと並び、どの曲がそれの事なのかまったくピンと来ないんだけど、まあいいやと思いながら迷わず購入する。


宇野維正氏によるライナーでは、01年の11月に初めて来日し「想像以上にタフな」姿を見せた時がベルセバ第1期の終わりとしている。なかなか興味深い捉え方であると思う。でもその考え方を突き進めるならば、96年秋のシングル「3,6,9, Seconds of Light」までが第1期だったんじゃないかなと私は思ったりもする。


そこまでのベルセバは殆どメディアに露出することがなく、一切が謎につつまれたバンドだった。その実態はスチュワート・マードックがその殆どをコントロールしていたと思われるのだが、アルバム「If You're A Feeling Sinister」で知ることになった当時のベルセバは、96年になって3枚のシングルをリリースして、そのどれもがめちゃめちゃわくわくする内容なのだった。その音にはちょっとの隙も見えず、雄弁に感じられたものだった。とりわけ「Lazy Line Painter Jane」を初めて聴いた時の心のざわめきは忘れない。完璧だった。「Lazy Line Painter Jane」は試作段階のヴァージョンとしてこの盤でも聴くことが出来るのだが、アレンジは殆どそのままにもかかわらず、あのシングルにはやはり何らかのマジックが宿っていたことを再認識するのだ。


「The Boy With The Arab Strap」以降のベルセバは、他のメンバーが作曲しリードを取る曲が増え、作風も拡がっていった。インタビュー記事ではアルバムのコンセプト等が冗談交じりに語られ、なんとなくバンドの全体像がぶれてきてるような気がしたものであった。それでもシングルはアルバム未収の曲であり、それなりの期待には応える内容ではあったが、その正体が明らかになるにしたがって、元々からそんなものはなかったかもしれない魔法が徐々に解けていくような気分を感じたものだった。



ボーナス・ディスクは01年のベルファストでのライブ。いきなりビートルズのカバーで始まり、ベルベット・アンダーグラウンドやシン・リジーのカバーなんかも聴ける。赤坂ブリッツで観たあの感じに近いライブ。まあ何が悪いというわけではないんだけど。


でもBBCセッションの方に入ってる、同じく01年の「Shoot The Sexual Athlete」なんて曲を聴いてしまうと、やっぱりこのバンドは憎めない。何?と思って対訳を読んで私は泣いた。

0456 Tokyo swaying

NEON BOY(紙)/THE ROOSTERZ

先日、Lou's Pale Horseのいわゆるアー写というものを初めて撮った。私たちの知り合いには実に有能なカメラマンの方が何人かおられるのですが、思い切ってここはちんこ先生に撮影を依頼した我々である。快く引き受けていただいたので本当に嬉しかった。


ちんこ先生って誰?と思われる方がいるかもしれないですが、実はルースターズの2代目ドラマーであった灘友正幸氏こそがちんこ先生その人である。どうだ、驚いたか!!灘友さんはいわゆるプロのカメラマンではないのだが、自身のブログで披露されている写真が実に味があったので、お願いした次第である。めざとくもそこに目をつけた我々の審美眼について、まずは自慢したいところである。

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フォトセッションはほぼ1日かけて、東京の人であればまず普段行くことは無いであろう都内の観光をスポットを連れまわす結果となってしまい、さしずめ「ちんこ先生と遊ぼう!ルース・ペイル・ホース東京クルーズの巻」といった趣の1日であったのだが、おかげさまで楽しい1日であった。


思えば私がかつてライブで観ていたルースターズは、殆どが灘友さんがドラムを叩いていたわけである。やはり前任であった池畑さんがなかなか凄い人だったので、しかも大江慎也という類い稀なフロントマンが脱退してしまったりもしたせいか、あの時期のルースターズについてはあまり語られる機会がないような気がするのだが、それはまた素晴らしかったのである。なんていうかな、個々のプレイヤースキルがどうのこうのといった次元を超えて当時のルースターズは他のどのバンドよりもバンドっぽかったと思うのだ。あんな音を出してるバンドなんて、どこにもいなかったのだマジで。とりわけ私は「KAMINARI」というアルバムが大好きだった。あんなに個々の音が雑味まで隠さずに激しくぶつかって、一塊になってスパークしているロック・アルバムなんて滅多に無いと今でも思う。バンド、かくありきというアルバムなのだ。でもこのCD、今はアマゾンとかだと普通に売ってないんだなあ。「NEON BOY」は買えるのか。このアルバムもオレは好きだったのでどさくさに紛れてすすめしたい。何しろタイトルがネオンボーイであって、要するにザッツ・オール・アイ・ノウなわけで、それは素晴らしいセンスだったわけである。ユーノウ?


で、写真はなかなか狙い通りのものが出来あがっていると思います。いずれ皆さんも目にすることがあるかと思うので、乞うご期待である。

0455 海千山千

オフ・ウィズ・ゼア・ヘッズ/カイザー・チーフス

カイザー・チーフス。名前は知ってる。わりと売れてるらしいUKのバンド。聴いたことはない。オアシスみたいな感じなんでしょ?と思っていた。これは3枚目のアルバム。マーク・ロンソンがプロデュースというので買ってみた。

内容はいかにもバンド、って感じの音になっていてマーク・ロンソンってこういうのもやるのねと思った。もっとイジっても良かったんじゃないかと思うけど、そこはやはりバンドなので、みたいな範囲内でやるだけのことはやってる感じだ。音の感じは普通だけど、良いんじゃないの。こういうの好きだ。

もっと大味なギターバンドなのかと思っていたのだが、どことなく80'Sなテイストを感じさせるところが持ち味かもしれない。わりとキーボードが印象的なパートを担っていて、XTCほどではないけどブラーくらいはひねくれてる感じの作風が印象に残る。後半にわりと面白い曲が入ってるけど、全体的にはちょっと弱いかなー。今ひとつバンドの軸が見えにくい感じはあるけれど、好感が持てるアルバムだった。 しかしこの記事 は面白いね。なかなかクレバーな連中なのでは。

0454 6巻は久しぶりに面白かったけどな。

デトロイト・メタル・シティ 6 (6) (ジェッツコミックス)/若杉 公徳

うちの近所に持ち帰りの鮨屋さんがあって毎日そこの前を通るのだが、CDラジカセから小さな音でいつもおんなじ歌をかけているのである。「オ~、アイラブ・オ~スシー、スシ、スシ、オスシー」というような歌詞である。


曲調は初期アンテナに通じるミニマムなラテン・ポップで、ボーカルもフランス語訛りのイエイエガール(多分)である。「お洒落な感覚でお寿司を召し上がっていただく、ソフィスティケイテッドなライフスタイルの提案」といったことが販売コンセプトであるのがなんとなく見えてくる。訴求方法が渋谷系的であり、奇しくも落としどころがサバービア・スイートに通じるものがある。というのは嘘です。適当。


思えば映画の「デトロイトメタルシティ」は、そういった渋谷系的なうわずみを完全にアウトであるかのように否定しながら、驚くほど軽薄に描かれていたのだが、渋谷系というのはもしかすると90年代のGSだったのかもしれないですね。適当。

0453 Snowflake Midnight

スノーフレイク・ミッドナイト/マーキュリー・レヴ

久しぶりのアルバム。最初聴いた時は「ダメダこりゃ」と思ってしまった。約1ヶ月間寝かせて何度か聴いてみても、やはりエンジェルは降りてこない。これは多分ライブを観ないとわからない世界なのかもしれない。これ聴いてるだけだと、なかなかピンと来ないのである。


でも前作のダメさとは違って、わりとこう緻密に作られてる感じはしっかり伝わってくる。このアンビエントでテクノ風味+隠し味的にコクトー・ツインズな音作りは、どこまでがマーキュリー・レブでどこからがデイブ・フリッドマンの意向でできてるのだろうか。ちょっと気になります。


同時リリースのアルバム「Strange Attractor」も聴いてみた。これは公式ページ からメーリングリスト登録すると折り返しメールが来るので、そこからダウンロード(無料)して聴くことが出来ます。こっちはまだ1回聴いただけなんですけど、なんだかSnowflakeのアウトテイク集インストみたいな印象で、今マーキュリー・レブは確信的にこういうモードに入っているんだろうな、ということを受け入れざる得ない内容である。むー。前にもどっかで書いたような気がするけど、この人達はもっとベタにメロウで生楽器フィーチャーなんかして歌モノのど真ん中を追求して欲しいですねえ。やれば出来る。でもきっとそういうのはもうやらないんだろうな。

0452 トラウマ

ミストライアル(紙ジャケット仕様)/ルー・リード

乾燥肌が痒い季節になってきました。私は頬をぽりぽり掻いてると、なぜかこのPV を思い出してしまいます。20年経ってなお見た者に軽く傷跡を残しているPVである。

0451 9 P.M. Jullandar Shere in Shibuya

Woman’s Gotta Have It/Cornershop

中古レコ屋に行くとコーナーショップのCDが不本意に安いので「へえ」と思ってしまう。そうか、もはや一発屋というポジションに属してしまっているアーチストなのかもしれない。でもコーナーショップは今聴いてもカッコいいんだけどな。ていうか私は渋谷のクアトロで観たあのライブが忘れられないのだ。


そのライブは途中までは、まあ普通だった。ところどころ打ち込みやDATの音が被ってくるような、いわばレコードの再現、みたいな演奏だった。どちらかというとそういうのはあまり好きなライブではない。しかし最後に演奏された「6 A.M. Jullandar Shere」がやたら強烈だったのだ。

ん、なんか長いぞ?どれくらいやってんのこれ?と気がついて時計を見た時点でそうとう経っていたと思うが、その時間から数えてその後も延々と20分くらい、ずーとその曲を演奏してたのである。とはいっても時間の感覚は完全に麻痺していて、どんどんその「長さ」が感じられなくなってくる。後から聴いた話では、結局40分近く演奏されていたらしい。ちなみにこの曲はコードが2つしかないような、わりと淡々とした曲なのだけど、なんかお祈りみたいなフレーズがあって、それが延々と繰り返されるものだから頭の中が本当にグルングルンになってくるのである。

もちろんその異常な「長さ」は周りのお客さんも気がついていて、客席一体が次第にざわざわし始めるのだ。ハイな感覚というのは超個人的なものであると私は思うのだが、観客全員が完全に同じ質の「ハイ」を共有してるという確かな手ごたえがあって、あるいはそれは、なんていうか音楽的テロ行為みたいな感じでもあって、それはそれは不思議な体験だったのである。

どうでもいいけどこのPV は、ipodのCMに先駆けること10年は早かったんじゃないだろうか。安くCDが売っていたならば、ぜひ買ってみて聴いてみるといいと思います。