0471 Shine a light
・これは何となく映画館で大音量で見たいかなと思って観に行きました。むしろDVDで買ったとしてもそんなに見ないような気がする。
・面白いなーと思ったのは音のバランスが自在に動くところで、たとえばロン・ウッドのギターが大写しになるとバランスもヘッタクレもなくストラトのフェーダーがグワっと上がる。ここまで露骨に各音量を上げ下げしてるのって初めて見た気がするけど、なかなか臨場感が効果的で、これは見てるだけでアガる。
・演奏された曲目は奇しくも「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー 」とのかぶりが多かったけど、あれと比べてしまうとさすがにこっちは映画的過剰さが目立つ。特にセットリストが演奏直前までスコセッシに与えられないといった序盤の状況説明はちょっとヤラセっぽくて白けた。まあ実際ヤラセじゃないにしても、なんだか安っぽい演出になってしまっていて完全に蛇足な感じ。そういうことはパンフレットの隅にでも書いとけばええ事やん。
・しかしストーンズに翻弄されまくってる自身の姿を隠さないスコセッシ、という見方をすると、あら、なんだか好感が持てるじゃないか。
・演奏シーンは大変素晴らしかった。きつめの照明(シャイン・ア・ライトってそれの事か?)による極端なコントラストがストーンズの躍動感をシャープに捉えていると思われる。とにかく4人ともが奇跡的に若々しいのだ。
・今までミック・ジャガーについてはまあ普通にすごいな位は思ってたけど、この映画見て本当にこの人ってすげーんだなと思った。この男がストーンズをコントロールしてきたんだなというオーラがひしひしと感じとれる。真のプロフェッショナルとはこういうことである。
・反面、ちょっとお腹が出てきてるキースはなんか歳とったなーと思ってしまった。本来存在感だけでOKの人ではあるのだが、いくらなんでもあの「悪魔を憐れむ歌」のギターソロはナシなんじゃないのか。
・「オール・ダウン・ザ・ライン」演奏後のチャーリー・ワッツがヘトヘトになっていて
、かなり萌えである。
・ダリル・ジョーンズはダメだな。というよりもビル・ワイマンの存在って案外大きかったんだなーと思ったのは大きな発見であった。
・ゲスト陣ではバディ・ガイが圧巻で、いいところを全部持ってってしまってる印象。クリスティーナ・アギレラもきちんと自分の役割をわかっていて好感が持てました。ジャック・ホワイトは選曲をミスったか、あれだけの大役を受けてあまりいいところなし。
・結局のところローリング・ストーンズってすごい。というアホな感想に終始してしまうような映画であった。せっかくやってるんだしファンの人は映画館で観る方が良いよ。
・どうでもいいけど「シー・ワズ・ホッ、ホッ、ホッ」って、藤井隆の元ネタという説があるんですが、本当なんですかね。
