松田のこれ知っとるか?~炎の1000本ノック。 -45ページ目

0500 少年メリケンサック

少年メリケンサック オリジナル・サウンドトラック/サントラ

泥酔状態で「少年メリケンサック」を観てきました。クドカンってなんかこういうの苦手だなあと思ってしまうノリがあるんですけど、「チンコでかいのか?」がしつこくてツボでした。たぶんもう一回ちゃんと観るともっと面白いところに気がつくのかもしれない。宮崎あおいは困ってる時の表情が素晴らしいな。この人じゃなかったら全然違う映画になってるような気がします。

0499 肉労

Basher: The Best of Nick Lowe/Nick Lowe

BPAの「So It Goes」を聴いて、あれ?こんな曲だったっけ??なんて思ってこのアルバムを久しぶりに引っ張り出して聴いています。っていうかニック・ロウはこのアルバムしか持ってないですけど、これぞベストアルバムという感じでクオリティの高い楽曲がこれでもかと入ってたのでびっくりした。なぜだか聴いていると疲れてくる。いいもの見せていただきましたという感じの。堅苦しい類の音楽では全く無いんだけど、なんか肩に力が入ってくる。職人気質とはこういうことだと思う。おそれいります。

0498 フィーリーズ

Wheels In Motion/Glenn Mercer

いつだったか忘れてしまったのだけど割と最近の話で、新宿のタワーレコードに行くと「グレン・マーサー」のコーナーができていて、このCDが1枚だけ置いてあったことがあった。その時は買わなかったんだけど、次に行った時にはコーナーごと無くなっていて、あれはやっぱり夢だったのかなーなんて思っていたんですが、今頃になってアマゾンで発見。どんなんなんでしょうか、これ。


フィーリーズといえば去年くらいからひっそりと再結成してるみたいで、こんなこと もやってたんですねえ。おそらくこれは飛び入りっぽい感じで始まった演奏だと思われるのだが、「オンリー・ライフ」をリクエストしてる客がいたりして、なかなか微笑ましい。89年だったか、私はニューヨークでフィーリーズのライブを観たことがあるんですが、ライブ演奏なのにフェイドアウトで終わる曲がいくつかあったのが結構衝撃的だった(笑)。この映像 (会場はマックスウェルだ!)を見るとそりゃもう、さすがにいい年齢にもなってるわけで、しかしやってることはあんまり変わってなくて、なんだかたたずまいが若々しい。こういうの素敵だなと思います。

0497 イライラをエネルギーに(笑)

日本を守るために日本人が考えておくべきこと/中川 昭一

世界がどんだけ不景気なんだ¥という状況に直面したら、そりゃもうオレだって飲むだろうと思う。むしろ飲むしかないだろう。G7後の会見において目の覚めるような酔拳を披露した中川氏の映像は世界のマスコミに配信されたそうだが、私が今まで見てきたいかなる酔っ払いの醜態と比べてみても、あれは極めて紳士的な部類の酩酊状態であったと思う。もちろん、けしからんことではあるのだが¥それを前提にしても辞任は残念だなと思った私である。そりゃあね、せっかく遠くまできてる¥わけだから2時間くらい観光だってするだろう 。私は自民党のことをあんまり好きではないんですけども¥何かこう、ちょっとしたことで謝罪しろとか辞任しろだとか言い出す世の中の風潮って、それ以上に大っ嫌い¥なんですよ。私が知る限り、日本においてコンプライアンスという概念が知れ渡る大きなきっかけとなったのは、今思えばさしたる事件が起こったわけではないあの雪印の事件が大きなきっかけになってるような記憶があるんですけど、それは果たして社会において進化と言えるものだったのだろうか¥なんて思ってしまうわけである。なんつって酔うと真面目なことも考える私である。

0496 無題

ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫)/村上 春樹

このニュース 。私は言いたい。こういう行動こそが私の知っているロッキンロールである。いたく感銘を受けた。何も言えねえ。

0495 シェイクン・ベイブ・シェイク!

俺はロッキンローラー (廣済堂文庫)/内田 裕也

私よりもちょっと上の世代の方が内田裕也さんをリスペクトしていることがよくあるのだが、恥ずかしながらこの人がどのように偉くて、どのようにカッコイイのか、私はよくわかってなかったりする。毎年ニューイヤーロックフェスティバルを深夜のテレビで見ながら、なんか・・・ロックってこういうんじゃなかったと思うんだけどなあ、なんて思ってしまうわけである。いや、でも単にそれは私が知らないだけであって、実際はものすごく偉い人なのかもしれない。となんとなく私は思っていた。

これは74年に出た本の復刻版で、スタイルとしてはいわゆる当時のタレント本なのだが、最近まで古本市場では10万円とか高額で取引されていたものらしい。興味本位で手にとってみた。

面白かったのは、ロックに自らの人生を翻弄されながらも、自分でオリジナルを作ることについては全く関心がなく、「本物の曲」をカバーをすることによってその意義を見出していたことと、パフォーマー/プレイヤーとしての自分に限界があることを自覚しつつ、そのことを隠さない姿勢なのだった。

そんな人がロックを表現すると、どういうことになるかというと、つまりは映画を作ったリとか、遂にはそのために都知事選にまで立候補してみたりとか、メディアに出て変な事をしたりとか、そういうことになる。要するにこの人はそういった立ち振る舞いでロックを表現しているのだ。あるいはロックの初期衝動的なことを今でも追求してる人なのかも知れない。そう考えるとこの人の魅力がいくらかわかりやすくなると思う。

それにしてもこのタイトルとかこの表紙をはじめ、なんだか面白いことがいっぱい書かれてはいるんですけど、奇しくもYMO以前の日本の音楽シーンがそうであったかのように(いや実際はよく知らないですが)恐ろしいくらいにこの本は内容が無いのだ。要するに俺はロッキン・ローラー。それ以外のことはほんとになんにも言ってない。その行間から感じ取れるのは、当時の世の中は今よりも幾分シンプルで、日本は今よりもちょっとリアルに貧しい国だったんだなあという事だ。そんな中でロックすると言うことは、何かと戦うことだった。なんて考えるとこの人の偉業がなんとなくわかってくる。でも今でいうと、その何かってなんなのだろうか?なんて思ってもしまうわけである。

0494 リリー・アレンのセカンドアルバム

イッツ・ノット・ミー、イッツ・ユー/リリー・アレン

2回通して聴いてみて、こりゃダメな。と思ってしまった。UKクラブカルチャーならではのどこか陰鬱で雑食でダブでスカで、といったファーストで最も魅力的であったところがこのアルバムには一切無いのだなあ。妙にキラキラしたポップソング集になっているのだ。いや、ポップソングとしてのクオリティが高い感じは確かにある。一聴してリリー・アレンとわかるヴォーカル・スタイルが確立されているのも大きな進歩であると言えるのだが、でもなんだかこれは普通なポップアルバムすぎるなあ。リリー・アレンはは年齢のわりに妙に大人びてるところが面白いと私は思っているので、内本順一みたく「リリーちゃん」なんてキモいことは書かないぜ。愛をもって次作に期待します。

0493 要するに最高です。

I THINK WE’RE GONNA NEED A BIGGER BOAT/THE BPA

ノーマン・クックがイギー・ポップをボーカルにしてモノクローム・セットのカバーをしてるらしいという話を知った時は、なんだそりゃ!そんなん聴いてみたいに決まっとるわいなんてそりゃさすがに思う。それがファットボーイ・スリム名義でないとしたら尚更での話である。で、こんなん でました。なんだかジャンピング・ジャック・フラッシュみたいな「He's Frank」だけども、なかなかゴキゲンであった。


このグループには一応めんどくさいコンセプトがあるのだが、そのへんはいわゆるボケ芸として「はい、はい、はい」なんつって愛をもってスルーしたい。いや実際興味深いコンセプトではあるんだけどな。でアルバムは他にもデビッド・バーンとかマーサ・ウェインライトとか、なんだかわかってる感じの人選による(ほぼ)全編歌もの、というかほんのりニューウェイブなテイストのロック・アルバムになっていて、この人の最大の持ち味であるバカっぽさも炸裂している。なにしろこの写真 だ。たけし軍団かと思った。正直ここまでできる人だとは思っていなかった。そういえばビーツ・インターナショナルのシングルにはよく「Made in Brighton」って書いてあったなあとか、そのへんは一貫したものがあって、ノーマン・クック、超リスペクトという感じのアルバム。

0492 We have all the time in the world

swatch (スウォッチ) 腕時計 007 VILLAIN COLLECTION ブロフェルド - 女王陛下の007 YGB1001AG [正規輸入品]

気がつくと私の腕時計が止まってしまってたので、この機会に新しいの買うのも悪くないかなと思った。で、スウォッチのお店に行ってみると、007全作の悪役をモチーフにしたモデル なんてのが出ていて、へえ、おもしれーなんて思いながらいろいろと見ていた。いや、今回はあんまり遊びっぽいのを買うつもりではなかったんだけども、こういうのならまあいいかなー、なんて思ってディス・ワンを手にとって見ていた。


すると店員の人が来て「これは『女王陛下の007』のです。ショーン・コネリーが最後に出た007で、悪役はブロフェルドっていって・・・」なんて説明してくる。ちょっと待て、オレあんまり007には詳しくないんですけど、そんくらいは知ってるんだぜ。「女王陛下の007」つったらそれはジョージ・レーゼンビーだろう。昔、テレビで観たことがある。実はストーリーとか細かいところはあまり覚えてないのだが、スキーの場面とかよく覚えてるなあ。ボンド役のジョージ・レーゼンビーは当時は不評で結局、次作でショーン・コネリーが甲斐甲斐しくも復帰したのだった。要するに公開当時はあまり良い評判ではなかったシリーズである。それくらいは知ってる。実はサントラも持ってるのだ。ルイ・アームストロングが歌ってるやつ。超いい曲で、そういえばペイル・ファウンテンズとかマイブラもカバーしてたなあ。


ブロフェルド役はそう、テリー・サバラス。彼がモチーフになってる時計なのだ。これは超クールなんじゃないすかと思った。文字盤のオクトパスもこの写真で見るほどにはくっきりと見えなくて、銀板の質感がなかなかいい感じである。これはすっかり気に入ってしまったので即購入してしまった。衝動買いも甚だしいけど新しい腕時計ってなかなか良いものである。

0491 family affair

Sensuous/Cornelius
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私事ではありますが、先週の日曜日に親父が亡くなって、葬儀で福岡に行ってました。67歳は若かったですよねと人は言う。


昨年春のこと、医者いわく父は肝臓癌の末期に達していて、余命1年も無いと言う。父はそれでいろいろと考えたらしく、昨年11月に小手指にあったマイホームを適当に引き払って、生まれ故郷であった福岡県の山奥に戻り、好きだった釣りでもしながらわずかな余命を好きなように過ごすことにしたらしい。実際に引越した時は、正月にでも顔見せに行くからと言う私に「いや無理して来なくても良い、春先になって暖かくなって休みが取れるようなら、ゆっくり温泉でも行こう」だとかなんとか、そういえば殊勝なことを言っていたのだった。しかし昨年の暮れになっていきなり大事な話があるから来れるか?なんて電話で父が言い出すので、ありゃりゃ、これはもしかしたらちょっとヤバイってことなのかしら?なんて薄々と察しながら、私は急遽正月2日目に慣れない「実家」へ帰ったのだった。


その夜は近くに住んでいる数人の親戚を招いて適当にお酒でも飲みながら慎ましくも楽しい夜を過ごしたものであった。なんだか父も元気そうだったので、少なくともあと半年くらいはOKなんじゃないかなんてその時に私は思ったものである。大事な話とやらはまた明日でいいよな。時間はたっぷりある。なにしろ明日は何も予定なんか無いのだ。


しかし次の朝、親父は布団からなかなか起きてこない。声をかけてもあれ?全然起きてこない。昨夜はちょっと無理させてしまったのかしら。やっぱり疲れてたのかな。いや大丈夫、しばらく様子見てみようよ。でも1時間たって2時間たって起こしてみても、全然全然起きてこない。っていうかですよ、もしかしてこれ、意識が無い状態っていうものなんじゃないか?なんて思って、勢い余って病院に電話してみた。でも正月だし病院、やってるのかしら?すると電話に出た看護婦さんは、今すぐ病院まで連れてきてくださいなんていう。え、そうなの?やっぱり?っていうか、そうなの??なんて思いながら私は少し冷静になって、救急車を呼ぶことにした。ええー。


結局父はそのまま、最期まで意識を戻すことはなかった。誰か会わせたい人がいるならば今すぐ会わせた方が良いですなんて先生がいうので、何も知らずのんびりと寝正月を堪能している姉へ電話すると、次の昼間には東京から飛んできた。


私はその後、2日間ほどをその病室で過ごし、やむを得ず仕事があるので母と姉3人を残して東京に戻ることになった。そんなこんなで結局「大事な話」は聞くことが出来なかったのである。毎夜、母親に電話をすると父の状態は落ち着いてきてるみたいというのだが、それは要するに意識が戻ったりすることは無いという意味でもあるのだった。もしかするとこれは長くなるかもしれないなんて私は思ったりもした。


ある日、実家に紐で簡単に吊るしてあった掛け軸がポトッと床に落ちたことがあったらしい。その掛け軸の裏側にはどうやら遺言らしきものが忍ばせてあったという話を姉から聞いた。これがもし映画のワンシーンだったならば、さぞかし安っぽい演出である。結局3週間とちょっとたって、ついに父が息を引き取ったという連絡があった。



葬儀なんてものには慣れていないので、それなりに大変だった。でもあれですね、やってみてわかった。香典とかご弔儀とかって、本当にありがたいものなのですね。あれって亡くなった者に対してのものなのだろうけど、それよりもむしろ残された遺族に対して「まああれだ、がんばっていこうや」というメッセージが含まれているものだと言うことが今頃になってやっとわかった。いろいろしてくださった方には心からお礼の言葉を申し上げたいです。私の場合はかろうじて去年の春からその覚悟が出来ていたことは比較的幸いな事であったと言えるかもしれない。実感なんてあるようでないようで、でも例えば告別式やその他全てが終わって、親戚一同が集まってワイワイやっているその中に父がそこにいないということで、じわじわとカジュアルに実感が湧いてきたりしている。


帰りの飛行機の中でなんとなくこのアルバムを聴いていた。これは私と同世代の人ならではの、わかるところがあるかもしれない音楽だと思った。ちょっと奇妙なところがあるけれど中身はあくまで純粋で、ヘッドフォンから染みるものがあった。