高校生の時、貯めたお年玉で四トラックのMTRと機材を買い、自室で多重録音を試みました。で、お試しに、生まれて初めて録った曲が、なぜかエルガイムのテーマ(歌なし)。ドラムとか、ちゃんとリズムマシンにチマチマ打ち込んで録ったのです。あの頃はそういうことも頑張れるほどマメで、ヒマでした。


つたない録音でしたが、多重録音をやれたのが嬉しくて、高校の放送室で友達に聴かせたっけな。

このアニメは正直まったく観たことがありません。放送当時、同級生のアニメファンが主題歌とエンディングテーマをカセットダビングしてくれて、それをよく聴いてたのです。サビ終わりのハイトーンの叫び、《エルガーーーイム!》が聴きたくて、何度もカセットを再生したものでした。


ぶっちゃけ、エルガイムは筒美京平の曲にしては可も不可もない?とりたてて目立つところもない曲なのですが、《エルガーーイム!》があるからこそ名曲になったと思う。あそこの無敵感は何度聴いてもカタルシスがあります。

 

歌っているのはMIOさん。これはライブで生で聴けたらアガるだろうなぁ、と思ってたら、今ではYoutubeでライブヴァージョンも観れるのです。いい時代です。はたして《エルガーーーイム!》はライブでも再現できるのか?

(↑ライブは1:00から)高音、頑張ってます。素晴らしい歌唱です。高音をカッツーンと出せないと、あそこの無敵感はイマイチです。今だったら、まふまふとかが《歌ってみた》でカバーしてくれたら面白そうです。やってくれないかな。もちろんオリジナルのキーで。デーモン閣下もきっと上手に歌えそう。浜田麻里もいいな。

 

 

筒美京平氏の訃報を聞いて真っ先に浮かんだのがなぜかエルガイムでした。なんだかんだ、好きな曲なのです。

 

それと、スプーンおばさん。オープニングもエンディングも好き。飯島真理の歌声が素晴らしいです。

 「りんごの森の子猫たち」本当に良い歌。作詞は松本隆。黄金コンビの手による逸品です。


 

 タワレコで佐野元春のベストを購入したら、ポスターをもらいました。

ポスターなんていらんなーと思ったけど、この元春はカッコイイので、部屋に貼ろうと思います。ポスターを部屋に貼るなんて何年ぶりかしら。


天高く、帽子の乾く秋。


マシス

 

 

 

 

先ほどまで、浦沢直樹の『漫勉neo』を録画しといたのを見ていました。先週(初回)のちばてつやの回も面白かったけど、今週の岩本ナオは連れ合いがファンで、僕もたまに読ませてもらってたので、ちょっと楽しみにしていたのです。「金の国水の国」はとても良かったし、その前の天狗の女の子の話も好き。
放送は期待通り面白かったです。モノを作る人の手元を見るのってなんて楽しいのでしょうね。マロニエ王国、一度ちゃんと読んでみたくなりました。


子供の頃からマンガは好きですが、もう週刊も月刊も追っかけてないし、昔に比べたら全然マンガを買わなくなった。とはいえ、欲しくなったら買ってきます。僕がいま自分で新刊を買っているマンガは「BLUE GIANT」と「さよならクラマー」と「舞子さんちのまかないさん」の三つ。それくらい。

最近読んで気に入って衝動買いしたのは「ニュクスの角灯」高浜寛
ニュクスの角灯はネットで無料のを読んで、こいつは当たりだと速攻購入(値段高い)。絵がかわいくていいです。ハイカラな和テイスト。

あと、これも連れ合いの影響ですが、レンタルコミックで読んだ「パレス・メイヂ」(久世番子)が素敵に面白かった。読後の余韻が
本当に気持ちいい。コンパクトに綺麗に完結してるのが好みです。

「さよならクラマー」といい「舞子さんちのまかないさん」といい、最近はかわいい女の子が頑張ってるマンガばかり読んでるな、とも思います。



唐突ですが、明日の朝は、五輪真弓のCDを聴きながら仕事に行こう、と心に決めました。急に無性に「少女」や「煙草のけむり」が聴きたくなったのです。

ちなみに今週、昨日まで出勤時に聴いていたのはT.O.P。宇宙一のファンクバンドですぜ。

ああ、ロッコ。

週末の台風の具合はどんなものでしょう。ただでさえイベントが開催されにくい中、罪な台風です。


10月18日に戸田書店掛川西郷店の閉店、というニュースを聞いて、ここが無くなってしまったら、我が家はこれから一体どうしたらいいんだろう、と暫し戦々恐々となったのです。

例えば、これまで10回掛川に出かけたうち、7回は戸田書店に行っているってくらい、我が家にとって掛川市とは《戸田書店(西郷店)のある街》でした。気持ち的には7回どころか10回中9回は戸田書店だろう、と言いたいくらい。これは大げさに言ってるわけでなくて、連れ合いも同じ意見です。

戸田書店西郷店とはそれほどに我が家お気に入りの書店で、他の書店の棚があまりに面白味がなくなって行く中でも、ここだけは信用できる、とずっと思わせてもらえたのです。うちからの交通の便もわりと良く、ホントにずいぶんとお世話になったものでした。

なーんか、掛川市には申し訳ない言い方を許して頂けるなら、戸田書店が無くなると、僕はこれから掛川へ行く用事がほとんど無くなってしまうなぁ、ってのが偽らざる心境です。本屋の閉店とは街の文化の損失なのです。

そんな理由で数日前より、みんなでお別れの買い物に行こう、と計画を立てまして、本日行って来ました。娘も《これを図書カードにしてもらう》と貯めたお小遣いから一万円札を出して来ました。



およそ30分の店内滞在散策吟味を終え、結果、僕が4冊、娘が4冊、連れ合いが5冊の、計13冊を購入。三人ともいっぱい本を買えた幸福感を存分に味わって帰還しました。

一番値段の高かったのが娘の買った新刊のアナザー(Another 2001/綾辻行人)。僕も連れ合いも文庫本しか買わなかったのに、娘だけはこのハードブックを最初から大事に抱え込んで、これがずっと読みたくて欲しかった、と嬉しそうでした(その後《アナザー重すぎる!》とボヤいてましたが)。

僕の4冊は以下の通り↓

「図書館の殺人」はだけは、これはこの日に戸田書店で買う、と最初から決めてました。


で、以下の三冊は棚を見てからの衝動買いです。






戸田書店西郷店、長い間お世話になりました。うちの家族は貴店の棚が大好きでした。コロナ騒ぎがなければまだ営業できたのかな。それは静岡の葵ビルの戸田書店本店も同様だよな。戸田書店西郷店は店舗こそ小さいけど、葵ビル本店にいる時の楽しさに負けず劣らず楽しい時間を我が家にくれました。いかん、こんなん書いてたら泣きそうだ。18日までまだ時間があるので、お近くに行った皆さんはぜひ戸田書店の棚を見に寄ってくれたらと思います。最後まで掛川市の文化の灯火を美しく楽しく掲げてくださいますように。


棚が面白い本屋がどんどん消えてしまうのが淋しい。古くは袋井市のあつみ書店が消えて、今回は戸田書店が消えてしまう。もう僕の知るところでの棚が面白い本屋って、セノバのジュンク堂書店しか残ってないよ。本を買いに静岡まで行かなきゃならんのか。うーん。



十代の頃にどこかで耳にして、今は手に入らないという音源。時には誰が歌ってるかも不明瞭な唄。それが今ではインターネットで探すと割と簡単に見つかったりします。僕はテクノロジーにすこぶる奥手なので、検索をしてみようという発想が自然になったのは本当にここ数年のこと(連れ合いの影響と指導は大きいです)。記憶にはいつでもいくつでも探したいと思う歌があって、思い出すたびにパチパチとキーワードを打ち込んでみる昨今です。

 

 

原田真二の「プロポーズ」は80年代に高砂殿のCM曲として使われた歌ですが、未だ正式に音源化されておらず、ファンの間でもレアな一曲として話題になっていました。高砂殿を当時利用したユーザーにカセットで音源が配られたらしい、との噂ですが、原田真二自身がおそらく正式音源化に積極的でなかったのでしょう。これがなかなかフルで聴けなかった。


高砂殿に原田真二は「プロポーズ」と「SWEET HEART」の二曲を提供していて、「SWEET HEART」の方はすぐシングルになったので検索に引っ掛かるけど、「プロポーズ」は本当に見つからなかったです。「SWEET HEART」は歌詞に《プロポーズ》って出てくるので紛らわしい。

 

↑CMは二年前にようやくYouTubeにアップされて、おお、やっと出してくれた方がいた、快挙だと思ってたのです。が、

 

ついに、フルを見つけました。今日気づきました。やった。

 「SWEET HEART」もいいけど、「プロポーズ」だっていいじゃんと僕は思うのですが、真二は気に入ってないのでしょうね。もう30年以上経ってるんだから、音源化して頂きたいですよ。



原田真二の長年に渡る平和活動は素晴らしいことと思いますが、こと音楽に関しては、愛と平和とエコロジーな歌より、こういったシリーなラブソングを歌ってくれた方が個人的に好みです。聴いていて無条件で心が踊りますものね。


 

「プロポーズ」をYouTubeで見てたら、オススメに昨年のアーカイブライブが出てて、そのまま勢いで2時間見ちゃいました。これが素晴らしい選曲と演奏。弾き語り斯くあるべしと言わんばかりの天才っぷりです。まぁカッコいい。

ピアノもギターも上手いし楽曲も歌いっぷりもご機嫌ときてる。真二最高。



確か今年の3月くらいに、磐田だかどこかで原田真二と数人のアーティストがイベントに来るってポスターで知って、おお行きたいなーと思ってたけど、コロナ騒ぎで行くにも行けなかったのです。生で原田真二見てみたいですね

 

 

 

マシス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お知らせです。次回のフリーダムフォーク集会は11月7日(土)です。第一週の土曜日、夜19時半からです。第三土曜日じゃないです。くれぐれも第三土曜日の21日とお間違えなきよう、演者の皆様もお客様もご注意くださいませ。


9月の瓦版にも《次回は11月21日》と書いてしまいましたが、訂正。繰り返しますが次回は第一土曜日、11月7日です。時間と場所はいつも通り、袋井市マムゼルにて19時半開演です。



全然関係ないけど、11月7日は鍋の日だそうです。


何で鍋の日か、理由はよくわかりません。


話を戻して。実は、もともと予定していた第三土曜日の21日に、僕マシスに別の予定がぶつかりまして、アチャー、フリーダムあるしそっちは無理だなーと思ってたのです。が、一応相談してみることにしたのですね。11月フリーダムに誰かマシスの代わりに司会してくんないかって。ホントに私事で申し訳ないんですけど。

9月フリーダムの途中休憩の時に、ちょっと聞いてみたら、よしやすさんが、マァいざとなったらやるけどーって言ってくれた。夢華さんもいるしねーって。なんてありがたい。

で、煙草休憩に出てきたPAのよしひろさんも捕まえて、相談してみた。マシスは11月の第三土曜日は別用とバッティングしたんですけど、休んでいーい?って。そしたら、


《フリーダムの週、ずらせばいーじゃん》

!?


え、フリーダムの週って、ずらしていいの?


《いいさぁ。今までもお店の都合でズレたことあったじゃん》

確かに。でもそれはお店の都合で、司会者の都合でずらして良いものなの?と動揺しました。奇数月第三土曜日恒例!と謳っているフリーダムフォーク集会ですから。そんなコロンブスの卵な裏技。目から鱗でしたよ。

《マスターに聞いてみ》

と言うよしひろさんに従い、マムゼルのマスターに開催日の変更を相談してみました。で、調整検討の結果、第一土曜日の11月7日に移動させてもらうこととなったのです。ホント、わがまま聞いてもらってスミマセン。


マシス抜きでフリーダムやってもらおうとも思ったのですけど、どうやら休まずに済みます。3月も5月もフリーダム休んだし、今年はもう休むのは切ない。両方の用事に行くことが叶いそうでありがたいことです。

フリーダムフォーク集会はこれからも奇数月第三土曜日の開催が基本で、第一土曜日の開催は今回(11月)のみです。その次からはまた第三土曜日の開催となりますので、ご承知おきください。


11月7日(土)、袋井市マムゼルにて、フリーダムフォーク集会は19時半からです。今のところHeart Warm Company、砂風金さんの二組が出演内定してます。あと四組、誰に頼もうかしら。11月フリーダムへの出演希望がありましたら、出たいよーって連絡くださいね。


マシス

2020年9月19日、袋井市のマムゼルにて奇数月第三土曜日恒例のフリーダムフォーク集会が開催されました。この日が第171回目です。

前回の7月の時と同様、感染対策と換気休憩をマメにしながら今回も最後まで無事?に出来た。とりあえず終わってホッとしました。

↓写真はこの日の出演者名。名前の横の数字が演奏順番です。
演奏順番は当日の厳正なるじゃんけんで毎度決めてますが、僕はフリーダムのホストですので、もし良ければトップでやりますがいかが?と皆さんにお伺い立てたところ、《どーぞどーぞ》となった。皆さん一番手はイヤ?

と言うことで、一番手【マシス】よりフリーダム開始。名称は敬称略で失敬。
今年に作った歌を四曲、完成した順に歌いました。ようやくフリーダムでのネタ卸しが叶って嬉しかったです。

二番手、【大川忠人】。
「マークⅡ」「少しは私に愛をください」など、正しくフォーク集会っぽくて美しい選曲。素晴らしい。ナイーブな楽曲を男らしい歌声で歌ってくれました。

三番手、「ぷらっとほーむ」。
「糸」や「愛はかげろう」など、誰でも思わず口ずさんでしまう名曲を演奏。聴かせ処にタメを作ったり、曲紹介のお喋りも含めて、ステージの隅々まで考えた上での練習が伝わる演奏でした。

前半三組を終えて、換気休憩を取った後に後半スタート。

四番手は【NEW MOON】。
なんと、選曲すべてピアノ浦さんの作ったオリジナル曲。マッキーさんの声にも合っていて、詞もメロディーも洒落てて、どれもまるでスタンダードみたい。ぜひマムゼルでやってみたい、と今回が初の試みとのこと。よくぞやってくれました。

五番手、お馴染み【砂風金】。
すっかりフリーダムフォーク集会の良心といった風情の砂風金さん。クラフト、とんぼちゃん、阿呆鳥、等々、なかなか他所で聴けない歌を聴かせてくれました。「物語」が生で聴けたのは嬉しい。

この日のトリ、六番手は【きたよし】。
きたよしさんはお仕事を終えて駆けつけたその足で演奏してくださいました(慌ただしくさせちゃってごめんなさい)。「スイート・メモリーズ」から「ベサメムーチョ」まで、独特の間のお喋りを挟みながらのステージはなんとも可笑しくて楽しいものでした。間に合って良かったですよ。


お客さんも演者も含めて、この夜も良い雰囲気でユルユルとやれたと思います。皆さんありがとうございました!お疲れ様でした。

僕も久しぶりにマムゼルで歌えて楽しかった。歌いたかった新しい歌を人前で歌えるって嬉しいものです。でも、僕が一番手で歌詞をトチったせいか、この夜に皆さん連鎖で一回はヤラカシテた気がします。そこは申し訳ない気分ですスミマセン。


次回のフリーダムフォーク集会は11月、で、第三週の土曜日はちょっとまだ未確定。現在お店と相談して調整してもらってます。開催日は決まり次第発表しますので、何とぞよろしくお願いいたします。11月も無事に元気に開催できますように。フリーダム出たいよーって方は連絡くださいね。


マシス

タイトルや歌詞に地名の出てくる楽曲、というお題目で先日、アンケートを募集しました。が、集まりがちと少ないので、自分でも考えてみました。


一番にパッと頭に浮かんだのは、ベタですが「カナダからの手紙」。

 

カナダからの手紙/平尾昌晃&畑中葉子

 こうして聴くと畑中葉子の歌がとても上手いのに驚きます。


 

洋楽なら?と考えて、真っ先に思い付いたのはビリー・ジョエル。


ニューヨークの想い/ビリー・ジョエル

 ビリー・ジョエルは地名の歌がいっぱいあります。「さよならハリウッド」「グッドナイト・サイゴン」「ウィーン」「レニグラード」等々。中でもこの歌はビリーのふるさとニューヨークへの愛情がいっぱいって感じ。あたかもニューヨークの埃っぽい雑踏の匂いまで漂ってきそうな歌です。



アメリカ/サイモン&ガーファンクル

 「アメリカ」はS&Gの楽曲の中で僕が一番好きな歌。若さの虚無感をやるせなく歌う歌詞が素晴らしいです。



日本で異国歌といえば、ゴダイゴを忘れちゃいけません。


(カミング・トゥゲザー・イン)カトマンズ/ゴダイゴ

「ガンダーラ」のインドも良かったけど、「カトマンズ」がどんな国か説明もなにもよくわかんないのに、この妖しい魅力が素敵です。


 

海外ばかりで日本の地名がないのはいけません。日本の地名の歌といえば演歌です。有名曲はたくさんありますが、一番贅沢なのが「港町ブルース」だと思う。


港町ブルース/森進一

 北から南まで国内隅々まで行っちゃってます。御前崎が出てくるのが静岡県人には嬉しいところ。


番外編として、一曲に日本をくまなく網羅した唯一の楽曲。森高さん。

 

ロックンロール県庁所在地/森高千里

 これは旅の情緒はあまりないけど、これをやろうと思った潔さが素晴らしい。思い付いても他の誰にもやれないでしょう。



他にもビートルズなら「ノルウェーの森」とか、ビーチボーイズ「カリフォルニアガール」、イーグルスやママス&パパスのアレとか、いっぱいあります。他にも素敵な歌がありましたら、ぜひ教えてくださいね。音楽でゴートゥートラベルです。ああ、狩人の「コスモス街道」を挙げ忘れてた。元春の「バルセロナの夜」も。



 今週末は奇数月の第三土曜日の夜。袋井市のライブ喫茶マムゼルにて、フリーダムフォーク集会の開催が予定されています。

第171回フリーダムフォーク集会

【日時】2020年9月19日(土)19時半開演

【場所】ライブカフェ mamselle

袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440

http://mamselle.sakura.ne.jp/

【料金】music charge 500円

【出演】

一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)

・きたよし

・砂風金

・ぷらっとほーむ

・NEW MOON

・大川忠人

・マシス


9月出演者の皆さん、よろしくお願いいたします。


当日会場には消毒薬やマスク、使い捨てマイクカバーを用意します。小まめな手洗いとマスク着用をみんなで心がけましょう。参加予定の皆さんは体調に気をつけて、不調の時は無理して来ちゃダメですよ。




マシス 

友部正人さんの新譜『あの橋を渡る』が今日、手元に来ました。お休みの土曜日に、早速エンドレスで聴いていました。
傑作です。いきなり購入初日からそんな決めつけて、何をフカシてやがる、と呆れられそうですが、傑作は傑作。素敵なものは素敵さと無邪気に笑える心で傑作と言いたい。

たどたどしく、よれよれの、ゴツゴツとしてざらついた、頑固で優しい、まぎれもなく等身大の友部正人の歌たち。黙って万人に聴いてもらいたい、しかし誰にも教えたくない至宝。
と、書きながら、一回目、歌詞カードを見ながら聴いた時は、途中で寝ました(スミマセン)。まぁまぁいいじゃない、ってくらいの印象で、友部さんっぽいし、悪くはないけど、と思いながら途中で居眠りしてしまい、目覚めてから、おおどこまで聴いたっけ、と、もう一回聴いた。そしたら、ん?ちょっと待て、さっきと違う。ひょっとして、すごくいい?って思い始めました。三回目を聴く頃には一言一言に発見発見で鳥肌が立った。

実は、二回目以降は歌詞カードを見ずに聴いてたのです。そしたら、耳に飛び込んで来る言葉から立ち上るイメージ、情景が、歌詞カードとにらめっこの時とぜんっぜん違う。


友部さんが東北に行った時に作った歌を、その土地で録音したい、という思いから制作が始まり、東北各地の友部さん縁のお店にて、どの歌もほぼ一発録りで録音されたというこのアルバム。床の軋み、歌い終えた時の小さな笑い声など、演奏の音も含めて、目をつむって聴けば、友部さんがそこで演奏してるかのごとく臨場感です。


01 あの声を聴いて振り返る
アルバムタイトルのフレーズを含むこの歌からアルバムはスタート。南三陸を訪れた時に友部さんが感じ取った心象風景の世界。聴くだけでなく、一度この歌詞を口に出して朗読して欲しい。こんなストレートな思いまで歌になるのか、と驚かされます。幽玄に鳴り響くバックのギターが《あの声》を演出しているかのようです。

02 一月一日午後一時(高橋さん)
なんの解説も必要ないほど、歌詞がすべてを語ってる。挽歌を歌う友部さんの筆は冴えてます。ひとつとして言葉を無駄にすることなく、すべての行が切ない。エスケリータ68で昨年初めて聴いた時も泣けました。

03 モスラ
モスラだなんて、友部さんらしくない歌だな、ふざけて作ったのかしら、とライブで聴いた時は思ったけど、これはアルバムの歌詞カードを読んでみて正解。東北がモスラのように繭に包まれ、いままさに生まれようとしてる、と歌ってるなんて、知ってビックリ改めて感動。

04 ただそれだけのこと
アルバムで一番キャッチーな曲で、最もヘビーなストーリーを持つこの歌。トランプが大統領になった頃に書かれた歌のようだけど、黒人が白人警官に撃たれる事件はいまだに起こっていて、歌の生々しさが風化してないのがやるせない。以前も書きましたが、ブルース・スプリングスティーンの「アメリカン・スキン(41shot)」に通じる重たいテーマです。

05 ニューヨークの憂鬱
チャーミングな一曲。靴を頭に乗っけたように人が生きてるだなんて、なんて比喩か。コミカルにシニカルにイメージがニューヨークから天国まで転がってゆく。歌い終えた後の笑い声が微笑ましい。

06 ブルース
元気が出ます。暗い歌は元気がないと歌えない、ってのは本当にその通りで。ライブで初めて聴いた時から好き。その時はタイトルが分からなかったから、書きとめたセットリストに「ブルースは元気がないと歌えない」とメモしたっけ。

07 バレンタインデー
少し長尺の美しいラブソング。友部節の名フレーズの嵐。これピアノも入ってたらもっと素敵だったかも。歳をとって、側にいる相手に向かってこんな風に歌うことができたら、どんなに素敵でしょう。

08 電車の中では何もしない
短めの佳曲ですが、飄々としてて実にいい。ライブで聴いた時に僕が《タイトルは何ですか?》って聴いたら、ああ、電車の中では何もしないって歌です、と答えてくださって、そのまんまじゃんと笑ったのを覚えてます。

09 船長坂
これは実在の地名でしょうか。と言うことはポンポン船って民宿も実在するのかな。小樽?旅をテーマにした友部さんの歌は多いけど、これもまたいい。出だしのメロディーは友部さんの某曲にちょっと似てます。

10 空の鰯
ここまでアルバムを聴いてきて、最後にこの歌が来る。モスラの次はイワシかよ、と侮るなかれ。この歌がラストにあることで、このアルバムの傑作度数は跳ね上がっています。命が青い空を泳いでいく、空の鰯、とは鰯雲を見てのことかもしれません。


いつも言ってることですが、友部正人の作品に触れると、自分の感性の刃があたかも磨がれるような気分になれます。変な例えですが、映画「仁義なき戦い」を観た観客の喋りが菅原文太になってしまうように、「燃えよドラゴン」を観たあとの客はみんなブルース・リーになるように、友部正人の創造に感化されてしまうのです。


興味を持たれたら、とりあえず、ピンと来なくても二回以上、アルバム最後の「空の鰯」まで通して聴いて欲しい。できれば二回目からは歌詞カードを見ずに、耳で言葉のイメージを頭に思い浮かべて欲しいです。ぜひお楽しみくださいませ。


余談::
Amazonには友部正人の近年の作品を片っ端からレビューで貶して回る懐古怪人のファンが住んでますが、そいつはどうせこのアルバムを、ハイ駄作またまた駄作こんなの絶対に聴かないでとっとと引退しろ、とノタマウのでしょう。それはハラワタの煮え繰り返ることですが、そいつの病的なヘイトレビューも、きっと一般の音楽ファンを振り向かせることにちょっとは役に立ってると信じます。聴く価値なんてないって言いたいためだけに音楽を聴くなよ。

ヘイトレビュー命な自称友部ファンの懐古怪人の書くことより、マシスを信じてください。友部さんのアルバムはとても素敵なんですよ。


注意:懐古怪人とは、ああ昔は良かったーそれに比べて今はーとボヤく自称ファンのことだそうです。

注意2
先ほど確認したら、一連のヘイトレビューはすべて削除されてました。Amazonが消してくれたのか。良かったというべきか。結局あれは何だったのか。


マシス



9月6日(日)掛川のフリーダムというお店(袋井市マムゼルでやっているフリーダムフォーク集会とは別)にて行われた、無観客配信ライブ《FREEDOM On-Line Live》にマシスも参加させて頂きました。お誘いありがとうございました。


この日の出演者は以下の通り

・杉田哲康

・Heart Warm Company 

・空

・しょーぞー

・内山翔太

・atk

・マシス

・むらしん



良く知った顔でも、一年、それ以上も会ってなかった人もいます。こういう機会に会えて嬉しいです。

内山翔太君としょーぞー君のコンビ。この日のPAと配信を担当してくれました。真剣に機材に向き合うこの背中がこの日の全てを表してる一枚。お疲れ様でした。

せっかく動画があるのですから、この日の様子、雰囲気は、僕がごちゃごちゃ書くより、百聞は一見で。お時間のある方は以下の動画をチェックしてみてくださいね。

この日、Wi-Fiの電波状況のトラブルか、最初の方の数組の動画が不安定だったみたい。配信は怖いコンテンツです。でも、YouTubeやFacebookにアーカイブとしてこうやって映像を残してくれると、出演者も後から観ることができる。リアルタイムで観れない人にとてもありがたいです。

(正直に書けば、アーカイブは演奏の失敗も問答無用で残るのでオッカナイ。記念にはなるけど)


【追記】以下の張り付けた動画はこの日記上では観れないみたいです。申し訳ないですが、そのままYouTubeへ飛んでご覧くださいませ(この動画はYouTubeで~をクリック)。

 アーカイブ1(杉田哲康)

 

 アーカイブ2(Heart Warm Company)

 

 

 アーカイブ3(空、しょーぞー、内山翔太、atk、マシス、むらしん)

↑マシスのステージはアーカイブ3、だいたい59:00過ぎくらいから始まります。


【マシス演目】

①白い歌

②雨の惑星

③若者のすべて(フジファブリック)


持ち時間が転換時間込みで一組20分、ということだったので、僕は喋らなきゃ四曲歌えるかなって当初は考えてましたが、他のみんなが三曲だったので、僕も三曲にしました。《今日は誰も時間を押さない!(持ち時間をオーバーしないの意)》とatkが感心してた。




完全に無観客の配信ライブってのは、僕は今回が初の体験でした。

ライブの生配信は以前、浜北の駅前イベントと、浜松の焙煎屋さんでのライブで体験したことがありましたが、その時はお客さんが目の前にいた。お客さんのいない空間で歌うってのは、思ってた以上に集中するのが大変です。ついついそこにいる、他の出演者に向かって歌ってしまいそうになる。

後に映像も残るということなので、出演者が内輪ノリでイチャイチャだらだらやってるように思われちゃいけない。カメラの向こう側で観てくださってる人だけ意識するようにして、歌ってみたけれど、上手く出来たかわかりません。どうだったでしょう。

僕個人としては、スゲー楽しかった。久しぶりにマイクに向かって大声で歌えて、途中から自分の演奏に客観的になれないほどに楽しんでしまった。アーカイブを見返すまで、おかしな演奏をしてないかと心配でしたが、観たら思ってたより変じゃなかったのでホッとしました。

皆さんお疲れ様でした。配信ライブは今後も続けていくそうです。機会があったらぜひまたお声かけくださいませ。ありがとうございました。

しょーぞー君のCDを後れ馳せながら購入。やはり本人より手渡しで買いたかったので、この日ようやく買えた。早速帰り道で聴かせてもらいました。音がいい、ギターが上手い、歌声がいい、楽曲がいい。王道です。良いぞ。


帰り間際、石神atkより和紅茶げっと。こちらもゆっくり飲ませてもらいます。楽しみです。



マシス

神様がひとつ願いを叶えてくれるなら、自分に能力を一つだけ与えてくれるとしたら、何を望むでしょう。確かに、自分の足らないところに関しては、もう少しアレがこうだったら良かったなー、と夢想することはあるもので。

(夢想してるんなら少しは努力して近づこうとしなよ、と言うのは正論。これは《たられば》の夢想の話で、お遊びです)

お金持ち、とか、永遠の若さ、とかは、あまりに俗過ぎるから神頼みは無しとする。顔が横浜流星だったら、ってのは、マァ望まない(そもそも横浜流星さんの顔を覚えてないし)。今さら自分の顔は、シワや白髪も含めて(増えたらイヤだけど)改めて神様にどうこうしてもらいたいとは特に思わない。こんな顔でも長い付き合いですし。朝起きて自分がいきなり横浜流星や佐藤健の顔になってても、困る。


音楽を作って、歌を歌ってると、やはり音楽の能力はもっと欲しいと思います。神頼みして叶うなら、声域をもっと広げたいし、楽器の演奏能力だって欲しい。けど、これもやはり俗っぽいですね。そりゃ、欲しいですよ。万人を唸らせる歌声と演奏力ってやつ。そんなの、あるに越したことないですもの。

でも、もし、マシスがもともと声がもっと出てたとして、ギターがメチャクチャ上手かったとしたら、絶対に今やってる音楽はやってないと思う。逆を言えば、僕は歌唱力も演奏力も足りない分、今のスタイルに特化しようと思った。そこは間違ってなかったと信じてるので、それを思うと、現状もまんざらじゃないのか、と思えてきます。ないなりに、有るものを駆使して頑張ってきたから。


強いて神様に望むなら、《作詞センス》が欲しいです。歌詞を書くのは大の苦手なので。まるで呼吸をするかのように自然にバンバン素敵な言い回しを思い付ける作詞能力。これはスゲー欲しい。

何でもない他愛のないことを詩的に美しく紡げる力。メロディと有機的に絡んであくまで自然に説得力を持つ言葉を紡げる能力。僕がずーっと欲しくて焦がれてるものです。僕は文才に乏しいので特に強く思います。

でも一応、そこは日々精進。センスってのは方程式はなくて、とにかく書いて書いて身体に覚えこませるしかない(と思う)。自転車に乗るのと同じで、身に付いてさえしまえば、きっとどんな言葉を使っても紡げるようになるはず(と思う)。

センスを身につけるって、その身に言葉の神様を降ろして住まわせるようなもの。持ってる人ってのは、ミモフタモナイ言い方をすれば、天才のことです。

このセンスに長けている人、《持ってる人》の筆頭といえば、やはり忌野清志郎と中島みゆきでしょう。どんなに憧れても真似すらできない。この二人は詞を書くとき完全に言葉の神様を降ろしてるなって思う。作品を聴くだに、次から次へと繰り出される言葉づかいの一つ一つがもう、ニクい。さりげなく自然なのに上手すぎますから。

持ってる人、他には誰がいるでしょう。谷山浩子は絶対で、山田稔明や平井正也も完全に神様を持ってます。

でも、そんなところでしょうか、パッと思い付くのは。職業作詞家では、松本隆、あと僕の大好きな山川啓介。そうはいないですよ、持ってるなーって人。BUMP OF CHICKENの藤くんや椎名林檎も神様に愛されてますけど、この二人は世間の価値観を自分たちに力業で寄せちゃった印象。それはそれで凄い才能です。


僕が愛してやまない佐野元春や友部正人は?そこは実はちょっと系統が違う気がします。乱暴に言えば、この二人が宿してる神様はボブ・ディランですので、文法は現代詩寄りの印象。二人の作る歌詞は死ぬほど好きですし、憧れてますけどね。


理想としたら、自分の作る歌が、自分の好きな歌に仕上がってほしい。それだけです。他はいらない。もし知らないところで聴いたら思わずその歌のファンになっちゃうような、そのくらいの歌を作れるようになりたいですし、作れる技術を身につけたい。神様どうかお願いします。


限られた時間ですが、掛川で歌ってきます。今年作った歌をいくつか歌おうと思ってます。


第171回フリーダムフォーク集会
【日時】2020年9月19日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・きたよし
・砂風金
・ぷらっとほーむ
・NEW MOON
・大川忠人
・マシス

皆さんよろしくお願いします。

二次会の飛び入りコーナーは当面なしとさせていただきます。7月の時の要領で、途中に室内換気のための休憩を挟みます。消毒薬やマスク、使い捨てマイクカバーも用意します。


マシス