5月16(土)に予定していた第170回フリーダムフォーク集会は開催を中止させて頂くことになりました。一次会出演をお願いしてあった皆さん、3月に引き続き本当に申し訳ありません。次回開催予定は7月の第三土曜日、7月18日になります。

現在の情勢はまだ、お客さんや演者さんに《いっぱい来てねー》って言えない状況です。正直、7月絶対大丈夫、とは誰にもわからないけど、そうなるよう祈ります。7月18日(土)に袋井市ライブ喫茶マムゼルにて大勢が気がねなく元気で集えますように🙇

第170回フリーダムフォーク集会 (予定)
【日時】2020年7月18日(土)19時半開演 
【場所】ライブカフェ mamselle 
袋井市堀越1802-1 
TEL 0538-42-6440http://mamselle.sakura.ne.jp/ 
【料金】music charge 500円 
【出演】一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き) 

 二次会(飛び入り枠)演奏時間一組10分  



暗いお知らせで終わるのもなんですので、一番最近買った本の紹介
「大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた」樋口毅宏。思いきったタイトルと帯の文句につい惹かれました。
面白かった。どのエピソードも、これは俺のことか?と思うほど身に覚えのあることばかり。この著者は何者だ?と思って調べたら、僕と同い年の小説家さんでした。納得。

目次を読むだけで笑っちゃいましたもの。

・僕は渡辺美里と結婚したかった
・「エコーズが好きでした」と告白することは罪ですか?
・佐野元春がどれだけ神だったか知ってますか
・BOΦWYと私
・30年目の大江千里
・中島みゆきに謝罪します
・『タッチ』とは『あしたのジョー』である
・村上春樹と握手したのは僕です(しかも高田馬場)
・異説・長州力

エトセトラ、エトセトラ。こんなんもう、もろに同期生トークですよ。著者と僕は中島みゆきのおんなじツアーを観てる。うわぁって思っちゃう。

正直、序盤は、著者が序文に書いてるように、こいつは軽薄なエッセイだな一度読めば十分だわ、くらいに思った(失礼)のですけど、この樋口毅宏さんの文章、軽く見えて実はとても達者な筆で、なかなかに読ませてくれる。プロなのだから当然といえば当然ですが、あまりに上手いので、連れ合いに《樋口毅宏って知ってる?》って聞いたら《「タモリ論」書いた人だよね》と即答。連れ合いも名前を知ってた(読んだことはないそうですが)。他の本もちょっと気になってきました。読んでみたい。

何度もパラパラと読み返して、その都度《ああーあのアルバム聴きてぇー》って思わされる。実際、これ読んで大江千里と中島みゆきの昔のアルバム聴き返してます。現在持ってないCDは中古サイトに注文しちゃったりして、ヤバイ。こういう、CD買わさちゃう系エッセイ、好き。


マシス

テレビのCMソングをふと耳にして、かっこいいな、誰のなんて曲だろう?と思うことはよくあることと思います。そんなCMソングの中でも、僕が昔からずーっと気になっていて忘れられなかった一曲がありました。いくら探そうとしても、タイトルも歌手も不明だった一曲。それが、つい先ほど分かったのです。すごく嬉しい。

 

高校生の頃にテレビで耳にして、これは誰の歌だろう?と思って、そのうちヒットチャートに上がってくるかしら、と期待してたけど、結局分からず終い。《結局あれは誰のなんだったのだろう?》と、逆に気になってしまって、30数年も頭から離れず、忘れられない一曲となってしまったのですね。

 

記憶の情報としては、車の走ってる映像。確か車のCMだったということ。僕は車は興味が薄かったので、車種は覚えてなかった。そして、聞き覚えた歌詞のワンフレーズ。でも、誰に歌って聴かせても、そんな歌は知らない、と言われるばかりでした(コードはEm→Am→D→B7)。

 

それが、先程、夜勤の出勤前に、YouTubeで何気なく、昔の車のCMばかり集めた映像を観ていたのです。ひょっとして《あの歌》に出会えないか、と思って(30年来の執念、習慣?)。もちろんそれほど期待するわけでもなく、そしたら、出てきた!

 

日産ラングレー!画面の片隅に出た《唄・佐伯博志》を頭に刻みなおして、再検索しました。そして、YouTubeでサビのフレーズを聴いて、ああ、これだ、とようやく、ようやく、見つけました。

 

僕が30数年探していた一曲です。「愛を染めて、リサ」 / 佐伯博志

 

作詞:大津あきら、作曲:鈴木キサブロー、歌っている佐伯博志さんは「愛と風のように」のバズのメンバー小出博志さんだそうです。

 

この歌のサビのフレーズを覚えてらっしゃる方、いるでしょうか?CMで使われたフレーズは最後のサビの部分、《踊りながら/好きと一言/愛を染めて/いま》。僕はずっと《愛を染めて》を《愛を込めて》と覚えていたので、いくら検索しても引っかからなかったわけです。


初めてフルコーラスを聴いて、なかなか良い歌、良い歌唱だと思いました。思い入れのバイアスがガッツリかかってるわりに、実際聴いた印象は思い出のそれに遜色なく良かった。30数年探した甲斐あったというものです。

 

 

マシス

 

 

CDはAmazonでも買いますが、店頭で棚を見て実際に商品を手にとって選ぶのが断然好きです。棚を見てる時間が楽しいってくらいに、買わなくても楽しい。

でも、店頭ではまずお目にかかれないアルバムとかは、ネットで検索をかけてみたりもします。中古CDで探すのがほとんどですけど、本っ当に欲しいアルバムだったら、諦めてネットで買っちゃうこともある。

ネットは危険ですね。もう、見てると舞い上がってしまって、これは最終手段だと思わなきゃいけない。こんなのきりがない。片っ端から欲しくなってしまいますから。ルールとしては、いくらレアでも定価より値が高くついてるのは手を出さないよう気をつけてます。
(ホントに、手に入らないCDほどビックリするような高値がついてて、ビックリします)


しかし、先日、中古CDのサイトを見ていて、頭の血が一気に沸騰した作品がありました。浅川マキの『灯ともし頃』です。

ええ、買っちゃいました。これはホントにずっと探していて、高値がついてるのは買わないぜーとか言ってられない。だって、ずーーっと、商品自体がぜんぜん出て来なくて、半ば諦めていたアルバムなのです。値段、3400円ですよ。許容範囲ですよ。速攻でカートに入れました。取られてたまるかってドキドキしました。


実際に配達されたCDを手に取った時は、ささやかな感慨がありましたねぇ。ずっと探していたジャケットが自分の手の中にあるのですから。

浅川マキという人は、僕は不勉強でこれまでちゃんと聴いて来なかったのですが、ロックな音でもジャニスみたいに叫ぶわけでなく、とてもクールに歌われる。ジャズシンガーっぽくもあるしシャンソンの雰囲気もある。日本的な歌謡曲の空気もなくはない、なんともジャンルレスな印象を受けます。

このCDのライナーには、とあるお店の一室にバンドのミュージシャンを集めて、何日もひたすらセッションしながら生まれた演奏を記録していった(ジャズのレコーディングのような録り方ですね)みたいに書いてあります。そのせいか、ある種の密室感もあるし、一発録り特有の躍動感がライブ感につながる作品だと思いました。

「あなたなしで」の《川を下って行く~》の歌い出しが、何ともいなたくて、耳に残ります。つのだひろのドラムもいい。「それはスポットライトではない」で見事なヴォーカルを聴かせてるのも多分、つのだひろ。知った名前ではサックス近藤等則も吹いています。バンドのメンバーはこの当時みんな20代半ばだったとか。一番若かったのがピアノの坂本龍一で23歳だったそうです(現代音楽を志す、と紹介されてます)。

イースタンユースの吉野寿が《このアルバム一枚あれば他のレコードはいらない》と言った『灯ともし頃』。これをじっくり聴くためだけにドライブしてきました。おつかいに行きがてら遠回りしたってだけですけど、最高の気分転換ができたな。

余談ですが、ここ二週間ほど毎日車で聴いていたのはビリー・アイリッシュでしたが、浅川マキによってようやくカーステ王座から降ろされました。

グラミー賞の騒ぎで珍しく気になって買ったビリー・アイリッシュですが、個人的にこれは久しぶりの大当たり。良いです。捨て曲が一切ない。聴いて聴いて聴いて、いまだに聴き飽きません。


『灯ともし頃』を密室感というなら、ビリー・アイリッシュの密室感は浅川マキのそれに全く負けてない。こちらは自宅、全てベッドルーム・レコーディングで録ったという楽曲は、どれもシンプルで無機質な音が冷たくシリアスに響き、ビリーが目の前で囁きかけてくるような感覚に包まれます。


気だるいボーカルも魅力的で、決して朗々と歌いあげて上手さを主張したりしないけど、歌、とても上手いです。


 一般に「バッド・ガイ」のような不思議な曲がウケたのかと思いきや、アルバムをじっくり聴くと楽曲のメロディの美しさに驚かされます。この子は大したメロディメイカーですよ。そして、どの曲も3分程度で、有りがちにダラダラ長くないのが好みです。


僕はとにかくビリー・アイリッシュは《良い歌を作る》という一点で気に入りました。まだ19歳でしたっけ。すげー才能です。さすが最年少グラミー。

(訂正:18歳でした。てことはこのアルバムは17歳で発表したのか。マジか)

 

 いまのお気に入りは 「Ilomilo」良い曲だなー。

 

「Bad Guy」も、最初はただ呟いてるだけじゃんって聴いてたけど、静かなリフとか、リズムとか、本当に格好いい。《ダー》ってつい一緒に言っちゃう。詞の韻の踏み方もよくわかってるし、こういう曲をさらっと無理なく作れちゃう感覚が感心します。

 ビリー・アイリッシュは実のお兄ちゃんのフィネアス・オコネルが作曲から録音のパートナーで。となると《ビリー・アイリッシュ》って個人名であれど、チームプロジェクトといった形に近いのかしら、と想像します。それでも二人組のユニットとして活動しなかったのは、純粋に妹の才能のサポートに徹するためか、ビリー単体で推した方が世にウケるだろうという冷静なプロデュース判断か、その両方か。


お兄ちゃんもハンサムな顔立ちだから、バックにいてもさぞモテてるだろうな。

(調べたら、お兄ちゃんフィネアス・オコネルもシンガーソングライターとしてソロ活動してるようです。)




マシス

 

 

 

 

詳しいことは割愛しますが、先日、待ち時間をつぶしていたのです。それはそれは長い、いつ終わるともわからない待ち時間。いや、実際はそれほどでもなかったのですけど、べらぼうに長く感じた時間でした。

で、まぁ待つだろうと思っていたので、時間つぶしに本を何冊か携帯していきました。はたして、本なんて読む気になれるか、とも思ったけど、何もせずに待つよりは気が逸れていい。

待機場所となった一室にて、パッと掴んだ「王とサーカス」(米澤穂信著)を三時間で読了。これは一昨年より何度も読もうと思って、そのつど途中で止まってしまってた一冊で、ようやく読み終えました。本当に、何回目のトライだったのだろう。リタイアせず完走出来て嬉しいです。
フリージャーナリストの大刀洗万智が取材で訪れたネパールで巻き込まれた事件。《王族殺害事件の取材を開始した大刀洗万智を嘲笑うかのように、彼女の前に転がったひとつの死体。。。》という帯の文句が、話の骨格をほぼ伝えてます。

舞台が日本でなく異国の事件ということで、雰囲気に馴染むのに少し手こずりました。国王殺害というスケールの大きな話になって、政治絡みの面倒くさい展開になるのかと思いきや、謎は至ってシンプル。登場人物も決して多くないのに、どんでん返しには見事に引っ掛かって、しっかり驚かされました。そこは米澤穂信さすがの筆致。面白かった。

個人的にいえば、自分のその時の気分に正にピッタリの小説だった。シリーズの前作「さよなら妖精」と同様、重たく切ない余韻たっぷりのラストに、本を閉じた後もしみじみひたってしまいました。

そして、内容ももちろんですが、主人公の大刀洗万智の言葉や行動が、ひとつひとつ心地良く感じて、なんというか、読んでいて気持ちが持ち上がってゆくのを感じました。決して多くを話さず表情も変えない、静かなる意思。強く冷静で公正な視点。内心の怯えを認めつつも前に進む姿勢。待ち時間に読みながら、ああ、この娘で良かった、この長い時間を同伴してくれたのが大刀洗万智で良かった、と思いました。大刀洗万智の芯の強さに、僕も心を支えてもらった感じです。



昨年夏より、ずっと気にかかっていたプライベートでの悩みが、ようやく解決に向けての一歩を踏み出しました。曖昧な書き方でスミマセンが、ホッとしました。これから新しい戦いが始まるわけですが、心を強く持って、静かに強く公正でありたい。大刀洗万智のように。



ヤマタツ、といえば山下達郎、ですが、達郎ほどでないにせよ、僕は山本達彦も好きでよく聴いていました。

(マンガ界のヤマタツ、山上たつひこのがきデカも好きでした)

ああ山本達彦、アーバンな楽曲の良さにシビレタのはもちろん、語尾が《モァッ》と丸くなるダンディな発声が大好きで、よく歌真似をしたものです。ハンサムなルックスに女性ファンも多かった。当時も今もきっとそうでしょう。

 

実は最近の自粛騒ぎで、避けるべきと挙げられた《3密》の語呂を見たとき、

 

そう言えば山本達彦のシングルで《密》が被ったことあったなぁ

 

、と、唐突に思い出したのです。

 

CMソングとしてスマッシュヒットした「夏の愛人」の次のシングルだったかと記憶してます。タイトルは「密室のTANGO」。同じくCMシングでした。

↓ 

 作詞は「夏の愛人」と同じく売野雅男。メロディに対しての独特の言葉の当て方が、売野だなーっって思う。《みっ、いしつだねー》ってサビのまぁ歌いにくいこと。平場の感性じゃ使えないですよ。内容からして《密室》も《タンゴ》もこじつけ臭い。それ使いたかっただけじゃん?ってセンス。こんなん書いてるとクサしてるようですが、僕は「密室のTANGO」は大変気に入ってました。

 

 

そして、「密室のTANGO」の次のシングルが「密会のHIGH NOON」。《密》シリーズです(この二つしかないけど)。こちらもCMソングに起用されたので、サビのキャッチーなフレーズを覚えておられる人もいるのでは。

 売野雅男のクセの強い文体で書かれた《伊達男》の歌詞のイメージが、山本達彦ととても相性が良かった。男女のモヤモヤした関係を書かせたら売野雅男の右に出るものはないですね(個人の好みはあるでしょうけど)。

 

 

売野&山本達彦コンビの出色の傑作といえば、やはり「夏の愛人」。そして「STARDUST MARMAID」も挙げたい。

 伊達男はやたら避暑地に行って酒を飲む。そして例外なく思わせ振りな女性に振り回される。

 

 えげつなくもキャッチーな売野節ここにあり、です。

 

 

知らない人に教えたくなる、初期の名曲といえば、誰もが大好き「l LOVE YOU SO」

WOWOWで放送されたライブのアンコールでしたね。歌いだしたとたんファンの歓声がすごい。

 

 

 僕が個人的に愛してやまない初期の傑作バラード「突風」。

《人はみな愛にさまよい歩く風なのでしょうか》

 

 山本達彦&来生えつ子コンビの名曲「ロンリー・ジャーニー」

 

 山本達彦、今でも元気に活動しているらしく、66歳なのが信じられないほどに、いまだにカッコイイ。

元気なうちに生のステージをぜひ観てみたいです。

 
 

 佐野元春が本日の21時に新曲を限定配信しました。パソコンに張り付いて観てました。チャーミングな佳曲です。ほっこりします。元春は愛犬ゾーイと一緒に映ってます。

 世界の自粛ムードを受けて、ここ数週間で録音した正真正銘の新曲だそうです。メンバーはそれぞれ自宅でデータを受け取って録音したのだとか。集まらずに録音した、ってのが、今はとても大事。そういうことも出来る時代なのですね。ビバ文明。

911の時に新曲「光」を個人で配信したのと同様、こういう時のフットワークの軽さはホントに流石というか、信用できるなぁって思えます。元春ありがとう。コヨーテバンドありがとう。来月発売のベストアルバムも俄然楽しみになってきた。



火曜日の4月7日、アルパカセブンスが進行役を務める配信番組【豊橋Live】にて、マシスを紹介して頂きました。勿体ない話です。ありがたや。

 番組中盤に、おすすめアーティストのコーナーと称して、僕のライブ映像をちょこっと流していただきました。自己紹介の動画は、実は今回、生涯初挑戦の自撮りを試みたものです。なぜこれを送った?と思わず、初めてのご愛敬ということで笑って受け止めていただけたら幸い。


配信をリアルタイムで観てましたが、自分を自分で観るって恥ずかしいものですね。たまたま横にいた娘がパソコン画面を覗き込んできて、Lilyさんのいいねボタン乱舞にウケてました(Lilyさんありがとう)。


流して頂いた歌は拙曲「垣根のない世界」の後半部分。僕はこれまで、自分の演奏動画の記録をいい加減にしてたもので(ライブ反省用のテレコ替わりで、自分が画面に映ってないものばっかり)、今回顔がちゃんと映ってるのを探して探して、やっと見つけたのがこの歌ということです。

 

僕は機械オンチなので、今回の動画も編集やらメール添付やらワタワタしてやっつけました。無事に電波に乗ったみたいで良かった。豊橋live、お時間があったらチェックしてみてくださいね。僕以外にもヨーヨーの達人の絶技や、豊橋のお店の紹介が楽しいです。アルパカセブンスのエリさんミッコさんありがとうございました。


他の演奏者の皆さんは動画の投稿をマメにされてて、編集も凝ってて、歌に字幕で歌詞とか載せてたりしてる。あれは羨ましい。どうやってるのか教えて欲しいですね。僕も覚えてみたい。面倒くさいのかな。面倒くさいのはいやだな。


本日、今月末に予定されていた掛川We+でのイベントが中止になったと連絡をもらいました。主宰すいかさんの悔しい心中心労お察しします。来年はきっとやれますように。5月フリーダムも大変な気がしてきたなー。

 


マシス

 

 

新しい歌を作りました。先月くらいのこと、やたらと雨が続いた時に、《ここはもう雨しか降らない星になってしまった》、とSFみたいなことをボーッと考えたのがきっかけ。

手をつけて、そのまま作りかけで放置していたのを、先週くらいからまた頭の中でフンフンやってたら、何とかまとまった。「雨の惑星」ってフレーズは、最初は歌詞にも入れようとしたけど、いらなくなってタイトルだけ残りました(2020/4/12追記訂正:やはり《雨の惑星》のフレーズを戻しました)。

当初のイメージに加えて、この一ヶ月で別のイメージが入り込んだ気がするのは致し方ないところ。ただただ、雨の歌です。

よく考えたらこれ、2020年になって初めて完成した歌です。前作「表彰状」がマシス名義で49作目で、作った時に僕は49歳だったので、50歳のうちに早く50作目を作りたいな、と、なんとなく思ってました。節目の自作歌50作目は「雨の惑星」です。

雨の歌、って世の中にいっぱいあって、個人的に好きなものも多くて、僕も一回ちゃんと腰をすえて《雨歌》を作ってみたかった。こういうのが作れて嬉しい。早く人前で歌いたい。

「雨の惑星」

週末に
雨ばかり降るもので
私たちはずっと 
うちの中にいる

借りてあった映画は
観てしまって
持ち帰った仕事は
手をつけようとして
やめた

私たちは
世界から
隔離されたみたいだわ

いつまでも
雨ばかり降るもので
どこへも行かないで
誰とも会えないままで

屋外のイベントは
中止になって
休みの予定が
ぜんぶ無くなって
やれやれ

私たちは
世界から
隔離された家族だわ

風の音が強くなる
部屋の明かりを消せないまま
朝になる

あまりにも
雨ばかり降るもので
この星はいつしか
雨の惑星になって
しまったとさ



2020/03/17/1:08
~04/05/0:20


マシス



余談。こういうのは今みたいな時、動画とかで音も紹介できたら、と思いもするけど、やり方がよくわかりません。スマホとかもってれば簡単に出来そうですけど、まぁ、出来ないことは無理しません。出来ることを頑張る。

僕の家にはレコードプレイヤーがありません。そもそも僕はレコードを買ったことがありません。学生の頃、同級生が自分の部屋にレコードプレイヤーがあって、遊びに行くとレコードを聴かせてもらったりしてました。おお、自分の部屋でレコードに自分で針を落として聴くなんて、優雅だな格好いいなぁって羨ましく思ったものでした。

その友人んちにはサザンのアルバム『綺麗』があって、そのうち『kamakura』を新譜で買って、ヤツの部屋の前に自転車で乗り付けると、よくドアの向こうから「愛する人とのすれ違い」や「樫の木の下で」が聴こえてきた。「愛する人とのすれ違い」の《だけど、一人で生きてたわけじゃない》ってフレーズが当時すごく好きで、そこが流れてくるのを心待ちにしてたな。
今でも『kamakura』を聴くと、その友人の部屋の風景が頭に甦ります。

ユーミンの『DA DI DA』も友人の部屋でよくかかってて、後年に僕もCDで買いました。これは本当に好きなアルバムで、今でもよく聴きます。

レコードを買ったことない、と冒頭で書きましたが、実は佐野元春の「シュガータイム」はシングルを中古ですが持ってます。
友&愛が懐かしい。これはB面の「wonderland」が目当て。当時はこれを聴くにはこのシングルでしか聴けなかったのです。プレイヤーもないのに、高校生の頃、レンタル落ちの中古で買いました。友達の家でテープに録ってもらいましたっけ。


僕が子供の頃には、我が家にもレコードプレイヤーがあったんです。けど、スピーカーから音を出してた記憶がほとんどない。親父もお袋も、そんなに日常的にレコードを聴く習慣があったわけではなかったようで、せっかくのプレイヤーも部屋のお飾りになってた感じでした。

覚えてるのは、マンガ日本昔話のレコード。小さい頃にそれはかけてくれたことがあった。あと、マンガのソノシートね。テレビアニメの主題歌とか、手に入るとせがんでかけてもらいました。

後から聞いた話では、僕が赤ん坊の頃に《お前は和田アキ子のレコードを聴かせると泣き止んだ》と言ってました。それはまったく覚えてない。和田アキ子のレコードは、確かにあったのを覚えてます。小学生の頃、フリスビーのように投げて割っちゃて、えらく叱られたことがあるので、よーく覚えてる。

まぁ、家族がレコードを聴かなかったので、僕もいまだにレコードっていうと音楽の授業のクラシックとか、敷居が高い感じがするのです。針とか、落とせませんもの。傷つけちゃいそうで、おっかない。


レコードじゃなくてお前は何を聴いてきたのだ、と問われれば、答えはカセットテープ。小学五年生の時に急に音楽に目覚めて、家にあったラジカセを自分のものにして、集めたカセットテープを抱き締めるように聴いていました。それこそ友達にレコードからテープにダビングしてもらったり、おこずかい貯めてレコード屋でカセットでアルバムを買ったりして、せっせと集めたものでした。


音楽好きの方がよく、《やはりレコードの音が一番!》と仰ってます、そういうのを耳にすると、いいなぁって思う。うらやましい話です。

レコードでしか手に入らないってアルバムも、確かにあるのです。数日前、浜松の中古CD屋さんで何気なくレコード棚を見てたら、さだまさしの『随想録』が800円であって、プレイヤーも持ってないくせにうっかり買いそうになりました。イヤー買っとけば良かったかな。

トニー・コジネクのセカンドアルバムもCD化されてなくって、欲しいんです。結構そういうの、あるんです。見つけたらレコードでも買っちゃいそう。

自分がおじいさんになったら、ちっちゃなプレイヤー買って、そうやって集めたレコードを聴こうかなって、ひそかに妄想したりします。



家にいて、音楽を聴いて、作りかけの歌に手をつけようとして、寝る。近頃はそんな感じです。自粛騒ぎの前とあんまり変わりません。昨年夏よりのナーバスな個人的案件が、もう少しで次のステージへ進めそうです。まだまだバタバタするけど、僕の座右の銘、足るを知る、と自分に言う。僕は十分に足りている。十分に足りているとも。グチやモンクは言うのも聞くのも大嫌い。笑顔で大丈夫と言おう。きっと大丈夫。


かなり今さらの話ですが、録画してあった第62回グラミー賞の授賞式の模様を、この週末ようやく観れました。不要不急の用事もなく家に居て、録画してあった番組がチマチマ消化されていきます。

正直なところ、グラミー賞を観ても知らない人ばかりで、おおーこれはCD買いたいって音楽に出会うのも稀なのですが、この授賞式が面白いので、毎年録画してしまいます。

グラミー賞やロックの殿堂って、会場のみんながみんな、受賞者を気持ち良く称えていて、そういう言葉や態度が観ていてモウ清々しく気持ち良い。欧米人の、他人の受賞をまるで自分のことのように喜べる美徳、そこのところって、ちょっと日本人に真似出来ないなぁと思う。

今年の僕の一番の興味は、ロッキンオン誌で2019年のベストアルバムに選ばれた新星、ビリー・アイリッシュが動き喋るところを観れることでした。そして正にビリー・アイリッシュが四部門受賞。ビリー・アイリッシュ・イヤーでしたね。こういう新しいスターが出てくる瞬間ってのは痛快なものです。「Bad Guy」のYouTubeはつい何回も観てしまう。


ビリー・アイリッシュの受賞コメント《アリアナ・グランテこそふさわしいのに!彼女の歌に救われたから!》こういうの、いいですね。客席での様子だけ見ると今どきの小娘だけど、可愛らしい。

昨年だったか一昨年だったか?最優秀アルバム賞を取ったアデルが《もらえないわ!だってビヨンセの『レモネード』は素晴らしい作品なのよ!》と、自分のスタッフに叱られそうなこと言ったのを思い出しました。賞のライバルであったビヨンセが好きすぎて褒めちぎるアデル、良い人です。

自分以外の受賞を喜ぶ、と言えば、これも思い出深いシーン。
テイラー・スウィフトって、グラミー賞の授賞式の会場でいつも本っ当に楽しそうにしてるのが微笑ましかったです。それはあたかも昔、ザ・ベストテンやヒットスタジオで中森明菜が他の人の歌唱を楽しそうに一緒に歌う姿と重なったものでした。今年のテイラーは影が薄かったな。

影が薄いと言えば、アリシア・キースが司会になってから(昨年に続いて二回目か)、男性ミュージシャンがどうも元気がない気はします。アリシアはMCでウーマンリヴな発言をバシバシ言うし、番組宛に投書でもあったのかしらって勘繰ってしまいます。例えば《グラミー賞は男性重視的な番組作りだ》とか何とかね。

でも、本当に男性ミュージシャンは誰がいた?ってくらい元気なかったな。ルイスキャパルディの「Someone You Love」はスタンダードになりそうなくらい素敵なメロディの曲で、数年前なら絶対どれか賞が取れたんじゃ?と思うけど。リゾとかHERのパフォーマンスのインパクトに掻き消されちゃってた。

オープニングでアリシア・キースが弾き語りしたグラミー賞ソング?(ノミネート者の名前を織り込んだ替え歌)は面白かった。自分で《アリシア・キースが皆を導くわ~》って歌うのも欧米人らしいですね。《ビリー・アイリッシュが会場にいるわ。彼女は私の妹みたいに思ってるのよ!》って言うのも実に抜け目ない。

じっと家にいて、大人しくグラミー賞を観てるだけのはずが、今年は珍しくビリー・アイリッシュのCDを欲しくなった。テイラースウィフトやレディー・ガガをグラミー賞で知った時はCD欲しいとまで思わなかったけど、ビリー・アイリッシュは久しぶりに面白そう。トム・ミッシュとサンダーキャット、レモン・ツゥイッグス以来の当たり作品となるか。

そう、あと、ノミネートされてなかったけどブリタニー・ハワード(アラバマシェイクスのヴォーカル)のソロアルバムはちょっと聴いてみたい。ああ、新しいCDを買いに外へ行きたい、とウズウズしてきます。


外へ出たのは、密室、密集、密接と関係ない、犬の散歩くらい。
ウグイスが鳴いていて、カエルも田んぼから飛び出して、春の訪れをヒシヒシ感じるこの頃です。
枯れ木が稲妻が走ってるような枝振りでいい感じ。

↑ご近所の面白看板。ここが何屋さんかは知らない。


グラミー賞以外にも、土曜日に佐野元春のトリビュート的な【SONG  & FRIENDS】も観れました。これはもう、無事に録画出来てて嬉しい。ノーカットで放送してくれて、こうして観れて嬉しい。アルバム『カフェ・ボヘミア』全曲演奏はもちろん、ゲストが選ぶ元春ナンバーも興味深いものでした。小坂忠のアレはいいね。中にはやはり元春が歌う方が全然いいなってのもあった(個人的感想)。内容はてんこ盛りにいろいろありすぎて、感想書きおおせない。


不要不急な外出とはいかないけれど、イオンに食材を買いに行ったら、マスクと消毒薬が棚に少しあって、買えました。一人一つと限定だったけど、ぼちぼち生産が追い付いて買えるようになってきたのかしら。そうなるといいですね。もちろん、マスクなんて用がない状況になればもっといいけど。



マシス