散歩していて起こった、ちょっと奇妙な出来事。

昨年の秋頃だったか、連れ合いと、ちょっと遠くのコンビニまで歩いてみよう、って話になって、県道の山道を歩いていたのです。

で、無事コンビニまで歩いて、所用を済ませた帰り道、前方の路肩で車が停車していたのが目に留まりました。

坂道の中腹にデーンと停まってるので、なんであんなところに停まってんだろうね、と連れ合いと話しながら、徒歩で追い越したのです。そしたら、しばらくしてその車がシャーと僕らを追い越して、また前方の路肩に停まった。え、なになに?と思ったら運転手が降りてきて、こちらに向かって歩いてくるのです。

えーって思ったけど、ああ道でも聞かれるんだろうな、と、とっさに構えました。身なりも特におかしなことないようだし、普通の印象(男性)だったので、スミマセン、と声をかけられた時、どうしましたか?と対応をしました。

男性、ポケットからメモを取り出して、一生懸命読み始めたのです。以下、うろ覚えですがだいたいこんなことを言われました。


自分はこれまで○○で開発の部署に勤めていた○○というもので、これこれこういうことをやってきました云々。これこれこういうことを得意としていて、希望としては、これからはこれこれこういうことをやっていきたい所存で云々、と。

え、なに?転職活動?頭の中にクエスチョンマークが浮かびました。山道の路肩で?なぜそれを僕に言うの?。言われたこちらはポカーンですよ。

しかもこの人、メモを読みながら話してるのに、ぜんぜん読めてないの。ところどころでつっかえてどもって、小さな紙に手書きでびっしりと書かれたメモを、必死の形相でやっとこさ最後まで読み終えたって感じ。マァ面食らいました。

数秒の沈黙。いきなりのことに、軽く動揺しつつも、それでも、できるだけ丁寧に、

《すいません。それを伺って、僕に、何か手伝えることあるのでしょうか》

と問うと、男性はあっさり《スミマセン、人違いのようです》と引き返していきました。

男性が去った後、残された僕と連れ合いは、今、我々にいったい何が起こったのか、と帰り道に話しました。

・あの男性は今日どういう約束があったのか

・なぜ山道を散歩してる夫婦が目的の相手だと思ったのか

謎はいまだに解けていませぬ。ひょっとして闇の取引の符丁だったのでは?とか。それでも意見が一致したのは、今の人に一人で会ってたら怖かったねー、ということ。はい。真相を知ったら、おそらく大した話でないのでしょうけどね。


この出来事に遭遇して、すぐ誰かに言いたかったけど、生々しいうちに喋るのはちょっと気持ち悪かったので、半年寝かせて今回書いた次第です。散歩の途中の話でした。

こんな話でも、歌の創作ネタになるかしら。泉谷しげるの「黒いカバン」の替え歌なら歌えるけどな。

嫁さんと二人でー歩いていーるーとー
知らない人にー呼び止めらーれーたー
スミマセンーと彼はー言うのだったー

最近は田んぼに水が入って、散歩をしていると風が気持ちいいです。水田がでっかい水鏡になって、空や山を写すのが壮観。

そう、実は連れ合いに誘われて、昨年の夏くらいから一日に30~40分の散歩を習慣にしています。健康のため日々の適度な運動が大事、と健康診断のたびに言われてたので、じゃあ無理のない程度に、と連れ合いの散歩について行くようになった。そしたら、これが結構に楽しくて続いてるのです。

二人で歩く、ってのがポイント。二人ですと、歩きながらお互いにずっと喋っていて、家に二人で居る時よりも集中して会話が出来たりします。普段でももちろん話してるけど、お互い本を読んだりタブレット見てたりして、ここまでは話さない。散歩中って会話が弾むよね、歩いてるといっぱい話せていいな、と二人の意見。

(あと、無理をしない、というのも継続のポイントです。身体がキツかったり雨降りの日は歩かない。プレッシャーにならないよう気楽に楽しむのがいい)

連休に入って、うちら以外にも散歩する人をよく見かけます。急に散歩人口増えてきたなーって思う。緊急事態宣言の中、連休どこへも遊びに行っちゃいけない、ってなると、確かにご近所を散歩するのが一番手軽ですものね。


↓ご近所の水鏡



連休に入って、野生の藤の花も見れるのが楽しいです。

歩道に花がはみ出してます。ここ一応県道ですよ。
道に花びらがいっぱい。

↓ここなんて、藤の蔦が電線を伝ってます。

スゲー生命力。



マシス