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先週食された公開作品たち【4月7日からの週】

さて、今週もちょっとあれだし、かといってそのまま書かないのもあれだし。

なので、自分あてのメモ程度の感想を書きました。


HUNTERS ハンターズ

 森の要塞で繰り広げられるサスペンススリラー。まぁコテコテノ昔ながらの作 品。私の知っている俳優は、バーレスクやアイ・アム・ナンバー4にでていたディ アナ・アグロンぐらいかな。

誰も知らない基地のこと

 米軍基地による今の時代の植民地化についてのドキュメンタリー。まぁ日本は米に植民地化されて いるようなものなので、その辺の自覚がない人にとっては新鮮かも。

キリング・ショット

 売人の平凡なクライムサスペンスを時間軸を混ぜることによりスリリングに仕上げ た作品。タランティーノをリスペクトしたという感じで過去の音楽を操り意 見かっこよく見せかけているが、まだまだ未熟って感じです。これからの監督。時間軸パズル系が好きな方ならば。が、ちょっと物足りなく感じるかもです。ただし、この監督のストーリーのベースがもっと奇をてらった作品を作ったらぜひ次も見てみたい。それとは別に、それにしても、ブルースウィルスがおじいちゃんすぎた。

別離

 今年度のアカデミー賞、海外映画作品に受賞した作品。社会的にも精神的にも強い 女性と社会的にも精神的にも弱い女性が対比して描かれ現代のイラクにおかれた女性の 問題を問われる。この内容がイラクだけにとどまらず、現代の女性に対す る内容に共感できる部分が多く、そこがまた世界的に評価されたのだと思う。私は思っていた以上に素晴らしい作品だった。個人的にはかなりお勧めだが、色々 と考えさせられる作品であり気軽に楽しめる作品ではない。

 とうか時間の都合上、「アーティスト」はまだ鑑賞できていない。なんか映画のお 偉いさんが好きそうな匂いがぷんぷんしている感じです。それと寝坊し見れなかっ た「ヴァルハラ・ライジング」も鑑賞しに行かなくては。

ていうかですね。明日11日(水曜日)に15時から有楽町で「外国映画発足50 周年記念式」ってのがあり、そのペア入場券あるんですけど。外国映画についての トークショーがあり、「幸せの教室」の試写会もある。戸田奈津子も登場するよ!生の奈津子みれちゃうよ!M さんは無論、会社に休みをだした。で、平日なんでまたもやボッチだよ!!てことで急だ が、一人分枠空いています。もったいないので興味のある方はぜひー。

結論

映画の多く見るコツ、よく寝る事。

以上。

KOTOKO【映画の感想】

監督:塚本晋也
原案:Cocco
音楽:Cocco
脚本:塚本晋也
主演:Cocco(琴子)
   塚本晋也(田中)
   etc

ストーリー
 琴子は大事な息子・大二郎がいるシングルマザー。彼女は現実の世界と凶暴化された虚構が二つ見えてしまうのだ。歌っているときのみひとつの世界だけになれる。大事な息子を思うがあまりに脅迫概念が強くなり精神バランスを崩していくのだった。


$まろんぱんのあれ-KOTOKO


私はこの作品を去年の11月26日の第12回東京フィルメックスで鑑賞してきた。映画の前にはCOCCO自ら舞台挨拶をしてくれ、映画の前後に監督が作品について語ってくれた。その内容についてはすでに多くの方が語っているで端折ります。

この作品は、第68回ベネチア国際映画祭 オリゾンティ部門でグランプリ受賞を受賞した作品。息子を愛するあまりに精神バランスが壊れていく琴子を歌手のCOCCOが演じている。

 東日本大震災救援企画でCOCCOが出したDVD「Inspired movies」があります。この映像作品の中で塚本監督の作品もあります。監督自身がCOCCOを尊敬するあまりに、作品の内容を大幅に広げ、人々が思うCOCCOを映画として作り上げたのがこの作品だと思う。

 精神崩壊のためリストカットを繰り返す、妄想に騙され暴れだす、奇声をあげる琴子。監督はそれらのシーンを嫌になる感情を狙ったというが、あまりにぐろい。気持ちを落ち着かせるために歌を歌いだす。COCCOファンがにやりとする曲をアカペラで歌う。歌手だから当たり前かもしれないがその歌唱力に改めて驚かされる。ここで使われている曲は例えば、沖縄の民謡「月ぬ美しゃ」。ただし、こちらの曲はアルバムには入っていない。きらきらLive Tour 2007/2009のライブDVDの中には収録されています。COCCO自身の複視(両目で見たときに物が二重に見えてしまう症状)のネタをつかった幻想もいれたり、そして、実姉が登場していたりと何から何までCOCCOファンがにやりとすることがちりばめられている。

 どんどん壊れゆく琴子をCOCCOが熱演しているが、あまりに自然すぎて演技ではなくドキュメンタリーではないのかといやおうなしに思ってしまう。琴子はKOTOKOなのか?いやCOCCOのことではないのか。息子を愛するがゆえに起こってしまった精神バランスの崩壊。現実と非現実の融合。どこまでが現実でどこからが虚構なのか。現実という名の混沌、妄想という名の現実、歌うことが癒し、リストカットは死ぬためではなく存在してよいかと確認するための手段。

$まろんぱんのあれ-KOTOKO FILMEX


 さて、この映画はお勧めか?といわれれば難しいと言ってしまう。芸術性が高く、悲しくほど強く異常なまでの母親の愛の物語。女性の出産前後の危うい精神状態をリアルに描いている。人によりかなり共鳴され震える。そして、海外での高い評価。が、COCCOを知らない一般の日本人が鑑賞したらどうなのか?というところ。まず、リストカットについて強い嫌悪感を抱く人には無理。ちなみに、私はその行為について思うことは、自己の生を人一倍強く感じたい、周りに自己の生を強く感じてほしいと思う行為。だと思っているので嫌悪感はないですね。まぁ私自身、そんなことをすれば、私の趣味のひとつの献血ができなくなるからしないけどね。血がもったいなくてしょうがない。なんで、もったいないお化けがでちゃいますよ。って突っ込みをいれるぐらいです。それと子への愛がわからない人もつらいと思う。あとは、現実と虚構や精神崩壊系などがダークサイドの苦手な人も辛い。ハマる人にはハマる作品だし、いやな人はとことん嫌になる作品だと思います。

結論
COCCOをリスペクトして作られた作品。





カエル少年失踪殺人事件 【映画の感想】

原題:CHILDREN...
製作年度: 2011年
上映時間:121分
監督:イ・ギュマン
音楽:チェ・スンヒョン
脚本:イ・ヒョンジン 、イ・ギュマン
主演:パク・ヨンウ(カン・ジスン)
    リュ・スンリョン(ファン・ウヒョク)
    ソン・ドンイル(パク・キョンシク)
    ソン・ジル(ジョンホの父)
    キム・ヨジン(ジョンホの母)
    etc


ストーリー

 1991年3月26日、韓国のある村で、少年5人が行方不明になった。少年らはその日の午前中に、カエルを捕まえると言い出かけたまま戻らなかったのだ。
 主人公は視聴率のためならば多少事実を湾曲しようが問題ないと豪語するTVプロデューサーのカン・ジスン。そんな彼が事実を湾曲したことがばれて地方に飛ばされ、この事件の解明に翻弄されていくのだ。


まろんぱんのあれ-カエル少年失踪殺人事件



 この事件は、映画「殺人の追憶」の中でも語られ、追憶の事件と並ぶ韓国の3大未解決事件のひとつを元にサスペンス映画として作られている。


 韓国映画に多いエログロもなく、無論、純愛映画でもない。主演者を見てもらっても分かるが、はっきり言っておじさんたちばかりで、アイドルフェイスの若者はでてこない。結構一人ぐらいは出ていたりするのだが本作ではそれがないのです。それだけでもこの作品が如何に手堅く作られたのかがわかる。


 ただ、主演者や、事件が韓国の失踪殺人であるため、日本側からすればこの作品は少しインパクトが薄いのかもしれない。しかしこの作品は、失踪したまま何もでてこないもどかしさ、犯人の捕まらないジレンマ、そんな被害者側の弱い気持ち、そして事件を名声に利用しようとする人々が描かれている。被害者家族の底知らぬ辛さが突きつけられる。サスペンスであり色々推測していく作品でありますが、被害者家族の気持ちを軸にした人の弱い部分を描いたヒューマンドラマと言っても過言ではないと思う。見終わった後、ただ無念さ悔しさが残る。もし自分が親の立場だったら、もし、その近くの住人だったら、警察側の立場だったら。

 映画作品としても面白いのだが、やはり日本ではインパクトが薄いためか、現在六本木のシネマート六本木のみで公開中。シネマート心斎橋でも公開されるそうですが、それ以外は決まっていない。韓国の話で日本は関係ないように思え、見終わった後もあまり良い気持ちになれない作品ではあるが、子供を失う辛さは、国は関係なく、その底知れぬ被害者の親の気持ちを少しでも知ることができる作品として鑑賞したらどうだろうか。


 ただ、サスペンスとしているためか、ちょっとばかり演出に韓国映画特有のくどさがある。


 結論はない。それは、未解事件の作品であり、犯人は捕まっていなく、失った子供は戻ってこないのだから。2006年に時効が成立された。5名の子供たちが失われているのにだ。そして被害者の父の声が胸に突き刺さる「もう処罰もできない・・・なぜ殺したのか、それだけでも知りたい」。

マリリン7日間の恋 【普通に映画の感想】

原題:My Week With Marilyn 
上映時間:100分
監督:サイモン・カーティス
製作総指揮:ジェイミー・ローレンソン
サイモン・カーティス
イヴァン・マクタガード
クリスティーン・ランガン
ボブ・ワインスタイン
ケリー・カーマイケル
原作:コリン・クラーク
音楽:コンラッド・ポープ
脚本:エイドリアン・ホッジス
字幕翻訳:戸田奈津子
主演: ミシェル・ウィリアムズ(マリリン・モンロー)
    ケネス・ブラナー(ローレンス・オリヴィエ)
    エディ・レッドメイン(コリン・クラーク)
    ドミニク・クーパー(ミルトン・グリーン)
    ジュリア・オーモンド(ヴィヴィアン・リー)
    ゾーイ・ワナメイカー(ポーラ・ストラスバーグ)
    ダグレイ・スコット(アーサー・ミラー)
    エマ・ワトソン(ルーシー)
    ジュディ・デンチ(シビル・ソーンダイク)


ストーリー


 マリリンモンローが30歳の1956年に主演した「王子と踊り子」の新人助監督をした23歳青年クラークと秘められた恋の物語。マリリンは、監督兼共演者のローレンス・オリビエとの共演のため、イギリスに行くのだった。しかし自由奔放な彼女をローレンスは許すわけがなく、幾度となく衝突するのだった。そしてそんな彼女の見張り役を命じられたのがサード助監督という名の雑用係だったクラークだった。


まろんぱんのあれ-マリリン7日間の恋


 今作品でミッシェルは、マリリンモンローの魅力を存分までに引き出したと思う。それは、コピーというのではなく、モンローの観客の魅了させ方を真似ているのだ。確かにちょっとしたところではモンローと似ているが違う。しかしモンローだと強く思ってしまう。この限りない矛盾が快い。


 主演のミッシェルは、今年度の第八十四回アカデミー賞にもこの作品で主演女優賞にノミネートされた。去年も「ブルーバレンタイン」で主演女優賞にノミネートされていた。ブルーバレンタインでも演技もよかったく、体のはった役どころを見事に演じきったのがすばらしかった。綺麗な裸体を見せるならまだしも、醜態の体をさらすこの根性。ちなみに、この作品はMさんが選ぶ2011年度公開作品にも入った。が、まとめきらなかったので選んだ作品はプログに公開していません。


 ミッシェルは、若いころは主に海外ドラマやインディペンデント作品に主演していた。近年主演していた他の映画といえば、「シャッターアイランド」、「ブローン・アパート」「彼が2度愛したS」など。そして、なんと言っても、故ヒース・レジャーとの間に女の子をもうけているのだ。確かに今回は受賞しなく残念だったが、彼女なら受賞するのも時間の問題だと思う。


 ストーリーに関しては淡い青年の初恋の静かな大人のラブロマンス。単純にまとめれば、好青年が病んでいる色気のある年上の人妻に弄ばれる話を美談にまとめた物語。自分だけの前ではマリリンは一人の女性だったと、自慢していますが、どう考えてもそれは、ひとつのテクニックでしょう。といって突っ込みをいれずに若いころを思い出し、その気持ちを浸るのがベター。純粋な気持ちで見られれば、素晴らしい物語。大人の汚い視点で見れば、ただの勘違い自己満足話。青春映画ではありますが、若者の向けの作品ではないと思います。
 私はただただミッシェルの演技に感化しそして自然と目が潤んでいた。


結論
ミッシェルが好きかどうかでこの映画の評価は分かれるのではないでしょうか。

friends after 3.11【劇場版】  【ほぼ真面目に映画の感想】

監督:岩井俊二
主演:岩井俊二(映画監督)

    松田美由紀(女優・写真家、松田兄弟の母)
    藤波心(脱原発アイドル、自称B級)
    後藤政志(元原子力プラント設計技術者)
    鎌仲ひとみ(映画監督)
    田中優(環境活動家)
    山本太郎(たぶんまだ俳優、)
    上杉隆(社団法人自由報道協会代表)
    武田邦彦(中部大学総合工学研究所 教授)
    飯田哲也(認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所[ISEP]所長)
    小林武史(音楽プロデューサー/キーボーディスト)
    北川悦吏子(脚本家)
    岩上安身(ジャーナリスト)
    吉原毅(城南信用金庫 理事長)
    中島義童(医師)
    清水康之(NPO法人 自殺対策支援センター ライフリンク代表)
    タン・チュイムイ(映画監督)
    小出裕章(京都大学原理炉実験所 助教)
    FRYING DUTCHMAN(ミュージシャン)
    etc


ストーリー
 3.11後、に岩井俊二監督がネットで知り合いになった様々な専門家たち、旧友に会いに行き、これからの日本について考えていくドキュメンタリー作品。


まろんぱんのあれ-friends after 3.11【劇場版】


 この作品の元は、去年BSで放送され、それを再編集し、映画作品にしたのが本作品で、第62回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式招待されました。岩井監督といえば、「リリイ・シュシュのすべて」「花とアリス」など独創的な作品を作り上げてきた監督です。その監督が今作品では、監督自身が色々な専門家に今の日本の現状、そしてこれからを聞きにいったドキュメンタリーなのです。


 3.11と題名にあるが、このドキュメンタリーは主に、福島第一原発など原発についての内容が比重をしめています。原発問題、そしてそれに携った報道について、わかりやすくまとめている。今までこういったことをあまり知らなかった方々に特に見てほしい作品だが、残念ながら現状は、渋谷にあるオーディトリウム渋谷一点の上映にとどまっている。結局こういう一館公演のところに見にくる人たちってある程度知っている人や興味の強い人たちで本来見てほしい人たちと客層が違うのが残念だったりもします。正直、こういう作品こそ、西方面で公開してほしいのです。現在の日本の腐りきった報道のあり方についても言及していたりと、ちょっと一般TV放送などはまず無理だと思います。


 またこの作品は、脱原発であり原発に対する批判的なことを中心にまとめている。次回作品も製作中で原発推進派とインタビューをしたいが、まだできていないと書かれていた。結局このように、多才な人たちからのインタビューで多方面から攻めている様に見せてはいるが、結局は一本道であり、日本の未来を多様に考えるには到達していない。


 そしてこの映画の協賛は「シャボン玉石けん」。映画の公開初日に鑑賞しにいったのですが、お土産でシャボン玉石けんをいくつかもらった。いやー、うれしいです。私はシャボン玉石けんの愛用者なので特に。無添加に挑戦を科学するとう本とか、もうね、ファンにはたまらん本です。大興奮です。無添加って色々あるんですがここのはよいのですよ。。というか、シャボン玉石けんを語りだしたらとまらないのでこの辺で。


まろんぱんのあれ-お土産



 映画の話に戻りますが、ただし、この作品でとても残念だったことがあります。東北の被害地に監督を含む一部のメンバーが東北の被災地を訪れるのです。が、訪れるときの藤波さんは、やっぱりいつものアイドルのトレンドマークの制服です。むしろずーーと、制服。破壊されてしまった町並みに、制服が合うと思ったのでしょうか。このことは、監督の意図が強いとは思いますが、虚構のドラマではこのような風景が絵になるかもしれません。が、悲惨な被災地を14歳の女の子が綺麗な白と紺の制服で短いスカートを気にしながら歩いていく。そして、声を立てずに泣く。綺麗な制服と破壊対とでも比したかったのでしょうか、こんなところで14歳の女の子が声を出さないで泣くことで、どんだけ悲惨なことか強く伝えたいためなのでしょうか。ごめんなさい、私は正直、ただただその風景にひきました。再度書きますが、虚構の中だとしたらそれは絵になっていると思いました。しかしここは去年大津波が起こりそしてまだその傷が多く残る荒地。残念ながら故意に強く悲惨さを優先させた演出にしか思えないです。確かにこういうことは当たり前に行われ、そういう意図は理解できるのですが、どうにも、報道を疑えと散々言っている人がいながら、これでは、残念です。あれ以上悲惨さを強める必要があったのでしょうか。そのため私は、たとえそこで心情があろうが、こういう故意的な事が強いとただの偽善にしか感じられないのです。また反原発活動中でも、ニコニコばかりしている藤波さん。元気を売りにしたいのはわかりますが、今作品からでは、残念ながら、この子は、売名行為に、脱原発を使用したにしか思えないです。ただし私としてはこのような売名行為は悪いとは思えません。こんな元気で若い女の子がしっかりとしたすばらしい考えを持っていると聞くだけで、一般的に注目を浴びやすく、またそれに感化される大人も多く、まさに、利害の一致でありWinWinの関係です。アイドルとしてみれば確かに今のままでもよいのですが、この子の活動がすばらしいからこそ、余計に一人の大人としてこの子を考えてしまうと、今作品での対応があれだと思ってしまいここまで強く書いてしまったわけです。ただのアイドルだからどんな活動でもどんな場所でも、いつもニコニコ、スカートひらひらっていうのもわかるんですがそういうところを目指してほしくはないと思いからです。
 またちょっと過激なあの人が出ていますが、この作品では控えめなのでその点は、ほっとした。



ちなみに、私は福島第一原発よりも高速増殖炉もんじゅの方が怖いのですが。


結論
日本の未来を考えるというより、脱原発を目指す人々の話し合い。

長ぐつをはいたネコ 【映画の感想だが、愚痴多し】

原題:PUSS IN BOOTS
上映時間90分
監督:クリス・ミラー
製作総指揮:アンドリュー・アダムソン
      ギレルモ・デル・トロ
音楽:ヘンリー・ジャックマン
脚本:トム・ウィーラー
主演:アントニオ・バンデラス(長ぐつをはいたネコ“プス”)
   サルマ・ハエック(キティ・フワフワーテ)
   ザック・ガリフィナーキス(親友の卵、ハンプティ・ダンプティ)
   ビリー・ボブ・ソーントン(ジャック)
   エイミー・セダリス(ジル)
   コンスタンス・マリー(イメルダ)
   ギレルモ・デル・トロ(コマンダンテ)


ストーリー

 シュレック2から登場した長靴をはいた猫プスのスピンオフ作品。プスの過去を描いた作品。プスとヒロインのメス猫、そして友達の卵が、テンポよく大冒険を繰り広げるCGアニメーション。物語はジャックと豆の木をアレンジした話になっている。



まろんぱんのあれ-長ぐつをはいたネコ




 先に書いておくが、私はこの作品はだめだった。私としては、同じドリームワークスのCGアニメ、ヒックとドラゴンが大好きで期待をしていたが、今作品は子供重視な傾向が強く本当に残念でたまりませんでした。またシュレックを未鑑なのも原因かもしれません。


 テンポや話の前後を優先させるために、納得いかないまたは生かされていない設定があったりとすることがありますが、まぁ子供向けってことでそこは納得。が、この作品もアニメでありながら、、声優ではなく、大事な主人公クラスにプスに竹中直人、卵に、勝俣邦和を採用。猫をダンディーな猫をイメージさせたかったのでしょうが、さすがに可愛い猫に50過ぎのおっさんを採用って。まぁシュレックの頃から吹き替えは竹中さんだったのですが鑑賞していないので、このミスマッチは理解していませんでした。このプスは、メス猫に弱く、誘いまくりと、おっさんがこんなんでは、、物語の前半ですでに、なんかプスがただのセクハラおやじにしか感じられなり、キャラに対して愛着がまったく持てなかった。そのため、たぶん、字幕でみたらまた違った感想をもてたと思うとそこは残念。またシュレックを見て少しでもプスに感情が入っていれば、、、が、もう見ることはないと思うでわかりませんが。ちなみに、竹中直人さん自身は好きな俳優さんです。


まろんぱんのあれ-設定



 そして、私ごとだが、卵が上司にそっくりorz。もうこれは登場するたんびにあれですよ!!



まろんぱんのあれ-ハンプティ



 良かった点は、とにかく、とにかくプスがかわいい。これにつきます。もう、まさにベロレロ状態ですよ。猫好きにはたまりません。ウルルン光線やられたら、もうね、失禁ですよ。が、、やっぱり声がセクハラおやじなので現実に戻されてしまうんですけどね。また、登場人物が人の話でうとうとしだすタイミングが私とリンクしており、私もウトウトしてなんか、私が怒られている気分になりました。


まろんぱんのあれ-ウルウル光線


 この作品は、子供向けアニメであり、テンポも快適で映像もとても素晴らしく、子供は十分に楽しめる作品ではないでしょうか。まぁ子供向けなのに妙に子供向けではない内容が入っていたりするのも納得がいかない点ですが。



結論
 家族連れが多いなか、ボッチで鑑賞しましたが捕まりませんでした。

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 【映画の感想、やっぱりぶっ壊れた】

原作:THE IRON LADY

上映時:105分
監督:フィリダ・ロイド
製作総指揮:フランソワ・イヴェルネル
      キャメロン・マクラッケン
      テッサ・ロス
      アダム・クーリック
音楽:トーマス・ニューマン
脚本:アビ・モーガン
字幕翻訳:戸田奈津子
主演:メリル・ストリープ(マーガレット・サッチャー)
   ジム・ブロードベント(デニス・サッチャー)
   オリヴィア・コールマン(キャロル・サッチャー)
   ロジャー・アラム(ゴードン・リース)
   スーザン・ブラウン(ジューン)
   ニック・ダニング(ジム・プライアー)
   ニコラス・ファレル(エアリー・ニーブ)
   イアン・グレン(アルフレッド・ロバーツ)
   リチャード・E・グラント(マイケル・ヘーゼルタイン)
   アンソニー・ヘッド(ジェフリー・ハウ)
   ハリー・ロイド(若き日のデニス)
   アレクサンドラ・ローチ(若き日のマーガレット)
   マイケル・マロニー(-)
   ピップ・トレンス(-)
   ジュリアン・ワダム(-)
   アンガス・ライト(-)




まろんぱんのあれ-マーガレット・サッチャー


 鉄の女として、イギリスの初女首相として知られたマーガレット・サッチャー。そんな彼女の表にでない一面を映し出した。弱い面を誇張するためか、現在を語るためか、痴呆症となってしまったマーガレット・サッチャーを軸に彼女の過去を振り返りながら語った作品。表舞台に関してはあまり深く触れておらず、そこに至る苦悩や、家庭での彼女が主に描かれている。そのため、この作品を鑑賞するならば、事前に彼女の過去の活躍などを一通り学習しておくほうがよいと思う。


 監督はマンマ・ミーアのフィリダ・ロイドではあるが、脚本がアビ・モーガン。正直、彼の同じ時期の脚本である「SHAME -シェイム-」とまったく別な物語ですが雰囲気が近いと思いました。


 メリル・ストープがこの作品で2回目のオスカー主演女優賞を受賞した。さてこの演技だが、正直、きつい言い方をすれば、目新しさがない。確かにサッチャーとしての威厳もありすばらしい演技だったが、本物とはまた別な意味だが自然すぎた故か私には、あまり響いてこなかった。さらに言えば、彼女の演技というよりも彼女の役柄に助けられたのが大きいのではないかと思ってしまった。名女優でとてもすばらしかったが、どうにも、私が気に入っていた人が受賞しなかったためきつい書き方になってしまった。その私が残念に思ったのが、ミシェル・ウィリアムズ。「マリリンの7日間の恋」でノミネートされていた。私はこのマリリンのはミッシェルの方が心に響いたのだが、まぁ大人の事情で、メリルが受賞なのかな?と予想していたがやっぱり、メリルが受賞したため、正直落胆したのを隠せませんでした。



あぁ、久しぶりなのでまじめで終わろうかとおもったら、やっぱりね。久々だからこそ余計に、うん、妄想とまらんとですよ。

 つーか、原題「THE IRON LADY」。うは、そのまますぎる。アメコミのアイアンマンの原題は「IRON MAN」ですよ。もうね、次回作品はコラボで「THE IRON LADY 2」でも作って、アークリアクターを装着したサッチャー首相の超人ヒーローもんでも作れば大ヒット間違いなしですよ。

てことで、ちゃっかり先に私がチラシを作りました。



 

まろんぱんのあれ-THE IRON LADY 2



結論
 自伝映画ではあるが、エンタテイメント性よりもその裏側が軸なためおとなしめな作品であるため、人を選ぶ作品だと思う。


あけてしまっておめでうございました。

やぁ、元気かい。
そして、元気なのかい。
あけてしまっておめでとう。
ありがとう。

つーか、前回の更新してしばらくしたら
PCまたもやぶっ壊れた。
SSD。
で、SSDの修理にだして戻ってきたのが
1ヵ月後。
そして、お仕事忙しく。
プログなのかブログなのか
忘れで現世代に至ったわけです。

なので、あれですね。
脳みそどばんの私としては
また壱からするからやり直しかもです。

そういえば、今年度もまた12月末は。。


まろんぱんのあれ-TOEIプラザ


あぁTOEIプラザ。
さて、どこでしょうか。

でMさんは、そのままその地方都市から
旅に出かけたんです。


まろんぱんのあれ-丘



結論を先に書けば
Mさんがどーしてもいきたかった場所2箇所のうち
1箇所に行けたのだった。


まろんぱんのあれ-島


あ、まだ微妙に仕事忙しいので更新はあれなんですが
映画は鑑賞しているだわさ。

ちなみにこっそり家では
予約して購入したHMZ-T1
マウントヘッドディスプレを使用中。


まろんぱんのあれ-HMZ-T1



これで家でのDVD鑑賞の比率があがればいいが。。


なにはともあれ、
訪れてくれて
ありがとう。
そしてありがとう。


結論
年始一発目にみたのは「ひまわり」
やっぱり名作はすばらしいですね。

東京国際映画祭【特別招待作品で鑑賞した作品の感想その2】

サラリーマンNEO 劇場版(笑)


プロフにも書いているように私は、サラリーマンNEOの大ファンです。しかし、この映画作品にはがっかりをしたと書かざるをえない。

小池徹平が参加しているが、ファンには申し訳ないが、いらない。篠田麻里子もでているが、無論いらない。元々がコント番組で登場人物のキャラが濃かったのだが、この加わった二名は正直、キャラクターが薄すぎる。まぁ逆に言えば、濃い中に普通っぽいキャラを入れたかったのかもしれないが。とうのが私の正直な感想なのだが、この2名を加えたことにより、正直マイナーなサラリーマンNEOが、それぞれのファンにも知ってもらえて商業的にはよかったと思う。元がNHKだけに作品のみの広告が厳しかったらしいので特に。この作品をきっかけにファンが増えることを望む。


  NHKらしいなと感じたのはスポンサーのロゴは、映すが、スポンサー以外の商品は微妙にぼかしてわからなくなっている。

この作品を見終わったあと一番に感じたのがTVと比べてキャラクター達の緊張感の低下だった。監督の話を聞き納得したのだが、それは、テレビでは、5台のカメラを同時に用いて一気に撮影していたそうだが、今回の映画では、1カメラで撮影したそうだ。元がコントだけにそれをドラマにする難しさはあると思うが、テレビでの面白いテンポが崩れ、笑えた箇所といえば、テレビでもしていたネタばかり。これでは、映画館にいく必要があったのかと思ってしまった。


結論
 こう文句ばかり書いたが、好きだからこそ余計に強く書いています。

で、次回作品は「祝女 」とのコラボを願う。
*同じ撮影チームが作っている女性を題材としたコント



マネーボール

メジャーリーグで弱小球団だったアスレチックスが数式を用いて選手を獲得し強くなっていく実話を基にした話。要は、もしドラは、この実話を元にぱくったてことです。この作品は、大人向けのヒューマンドラマで、ソーシャル・ネットワークの脚本家アーロン・ソーキンが参加している。そのためか、この作品は良くも悪くもソーシャル・ネットワークと似ている。なのでソーシャルが好きか嫌いかで評価は分かれるのではないでしょうか。
GMという重く辛い立場をその苦痛との葛藤をブラッド・ピットが迫真の演技をしている。そしてそれの支える娘がなんともいえない花を添えている。ブラッド・ピットがこれを映画化したかったという強い想いが痛いほど伝わってくる。事実を元に淡々と進むためか、ドキュメンタリー風味であり、対話がメインで派手なこともないので、人により苦手な人も多いと思う。

結論
男の生き様を見ろ。


私の観た特別招待作品の総論

以上、特別招待作品で鑑賞したのは4作品。特別招待は日本で普通に公開される作品たちなので、今回見なくとも問題ないので、そこまで興味のないジャンル。メリットは通常公開より早く見れること、そして何より舞台挨拶が行われることが多い点。言い換えれば、ミーハーな方々でも楽しめる作品たち。私も今回みた4作品共に舞台挨拶がありそれは面白かった。

東京国際映画祭【特別招待作品で鑑賞した作品の感想その1】

東京国際映画祭(TIFF)で鑑賞してきた作品をいくつかまとめて
さらさらっと書いていきます。

特別オープニング作品
1911

先に書いておく。私は中国歴史なんて興味ない。そもそも世界の近代史以外はあまり興味ありません。てことで、思いのほかつまらなかった。唯一よかったのは、ジャッキーの生の舞台挨拶が見れたぐらい。
 確かに映像は綺麗だったが、登場便人物が多く、見た目も結構似ているのでまったく覚えられず。黄興の歴史背景などを知っていれば、その場面、場面を映像化しており、なおかつジャッキーが演じているため、楽しめる作品ではないでしょうか。

 正直、ジャッキーはよかったが、帰り際に微妙だったよね。と言っている人々がぱらぱらいたのが救われた。これを見て中国歴史を知りたくなりました。というのがまぁべたな褒め方。

結論
 この作品で一番伝わってくる言葉は、未来の子供たちへ。あぁ、せっかく偉人たちがこんな思いしているに現代の彼らは、、そう思うと無性に悲しくなった。


公式オープニング
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船


三銃士とありながら、ミラ・ジョヴォヴィッチの存在感がありすぎたため、彼女が登場しなくなるとだれる。そのため作品として見た場合は微妙といわざるをえない。

また空挺がクライマックスと宣伝しているわりに、空挺でのCGがしょぼすぎる。
ミラさんのシーンは安定して面白くてよいのですが。これはミラさん主人公で見たかった。

とうかさ、なんでだ。なんでなんだ。アラミスが!!三銃士といえば、何はともあれMさんにとってはアニメ三銃士なわけです。アラミスといえば、男装だろうが!!とうことはですね、ミラさんが、アラミスをして男装をすれば、オールグットだったわけなんですよ!!アニメ三銃士は、翻案がモンキー・パンチでオープニング酒井法子ですよ!!


結論
てことで、今は夢冒険聞いています。