マリリン7日間の恋 【普通に映画の感想】 | まろんぱんのあれ

マリリン7日間の恋 【普通に映画の感想】

原題:My Week With Marilyn 
上映時間:100分
監督:サイモン・カーティス
製作総指揮:ジェイミー・ローレンソン
サイモン・カーティス
イヴァン・マクタガード
クリスティーン・ランガン
ボブ・ワインスタイン
ケリー・カーマイケル
原作:コリン・クラーク
音楽:コンラッド・ポープ
脚本:エイドリアン・ホッジス
字幕翻訳:戸田奈津子
主演: ミシェル・ウィリアムズ(マリリン・モンロー)
    ケネス・ブラナー(ローレンス・オリヴィエ)
    エディ・レッドメイン(コリン・クラーク)
    ドミニク・クーパー(ミルトン・グリーン)
    ジュリア・オーモンド(ヴィヴィアン・リー)
    ゾーイ・ワナメイカー(ポーラ・ストラスバーグ)
    ダグレイ・スコット(アーサー・ミラー)
    エマ・ワトソン(ルーシー)
    ジュディ・デンチ(シビル・ソーンダイク)


ストーリー


 マリリンモンローが30歳の1956年に主演した「王子と踊り子」の新人助監督をした23歳青年クラークと秘められた恋の物語。マリリンは、監督兼共演者のローレンス・オリビエとの共演のため、イギリスに行くのだった。しかし自由奔放な彼女をローレンスは許すわけがなく、幾度となく衝突するのだった。そしてそんな彼女の見張り役を命じられたのがサード助監督という名の雑用係だったクラークだった。


まろんぱんのあれ-マリリン7日間の恋


 今作品でミッシェルは、マリリンモンローの魅力を存分までに引き出したと思う。それは、コピーというのではなく、モンローの観客の魅了させ方を真似ているのだ。確かにちょっとしたところではモンローと似ているが違う。しかしモンローだと強く思ってしまう。この限りない矛盾が快い。


 主演のミッシェルは、今年度の第八十四回アカデミー賞にもこの作品で主演女優賞にノミネートされた。去年も「ブルーバレンタイン」で主演女優賞にノミネートされていた。ブルーバレンタインでも演技もよかったく、体のはった役どころを見事に演じきったのがすばらしかった。綺麗な裸体を見せるならまだしも、醜態の体をさらすこの根性。ちなみに、この作品はMさんが選ぶ2011年度公開作品にも入った。が、まとめきらなかったので選んだ作品はプログに公開していません。


 ミッシェルは、若いころは主に海外ドラマやインディペンデント作品に主演していた。近年主演していた他の映画といえば、「シャッターアイランド」、「ブローン・アパート」「彼が2度愛したS」など。そして、なんと言っても、故ヒース・レジャーとの間に女の子をもうけているのだ。確かに今回は受賞しなく残念だったが、彼女なら受賞するのも時間の問題だと思う。


 ストーリーに関しては淡い青年の初恋の静かな大人のラブロマンス。単純にまとめれば、好青年が病んでいる色気のある年上の人妻に弄ばれる話を美談にまとめた物語。自分だけの前ではマリリンは一人の女性だったと、自慢していますが、どう考えてもそれは、ひとつのテクニックでしょう。といって突っ込みをいれずに若いころを思い出し、その気持ちを浸るのがベター。純粋な気持ちで見られれば、素晴らしい物語。大人の汚い視点で見れば、ただの勘違い自己満足話。青春映画ではありますが、若者の向けの作品ではないと思います。
 私はただただミッシェルの演技に感化しそして自然と目が潤んでいた。


結論
ミッシェルが好きかどうかでこの映画の評価は分かれるのではないでしょうか。